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三谷商事の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

三谷商事の企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

この3つ、実は「稼ぎ方を増やし続ける」という一つの経営哲学でつながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

正直、なぜこの会社を受けるべきか、うまく言葉にできません…。

編集部

実は三谷商事、「セメント商社」で語り切れない会社なんです。3分読めば、その理由が分かりますよ。

結論から言うと、この会社の正体は「祖業のセメント・生コン販売で稼ぎながら、IT・エネルギー・生活インフラへ稼ぎ方を増やし続けてきた地方発の複合商社」だ。

業界の基礎

就活生

専門商社って業種が幅広すぎて、どこを見て会社を比較すればいいのか分かりません…。

編集部

ポイントは「特定分野を極めるか、複数分野を組み合わせるか」。三谷商事は建設資材で稼ぎながらIT・エネルギーにも広げる複合型で、ここを軸にすると立ち位置が見えてきますよ。

専門商社は、特定分野の商品・サービスの調達から販売までを担う業態である。

建設資材(セメント・生コン)の流通に強い会社もあれば、情報システム(IT)機器の販売・保守に特化した会社もあり、大半は一つの分野を深く掘り下げる。

その中で三谷商事は、セメント・生コン、情報システム、エネルギーの3事業を組み合わせるという珍しいポジションにある。

代表的なプレイヤーを並べると、三谷商事の特異さが見えてくる。

  • 建材専業型: JKホールディングス(住宅設備商社国内1位、建材卸売が売上の8割超)
  • IT専業型: 大塚商会(独立系SIer最大手)、SCSK(住友商事グループ)
  • 複合型: 三谷商事(建設資材+IT+エネルギー+生活インフラ)、三谷産業(金沢本社・資本関係のない別会社。情報システム・化学品・空調設備等の複合商社)

事業内容

三谷商事の事業内容: 情報システム関連事業、企業サプライ関連事業、生活・地域サービス関連事業

ビジネスモデル

祖業のセメント・生コンクリート等建設資材販売(商社取扱高で全国トップクラス)を基盤に、情報システム(IT機器販売・ソフト開発・保守)、エネルギー・風力発電、ケーブルテレビ・介護・カーディーラーなど生活密着型サービスまでM&Aで多角化してきた地方(福井)発祥の専門商社。単にモノを右から左に流すのではなく、買収先事業を自社で運営する「事業会社の集合体」としての性格が強い。

  • 情報システム関連事業

    情報機器の販売・ソフトウェアの開発・機器/設備の保守サービス。3セグメント中もっとも高い営業利益率(約16.8%)を誇り、GIGAスクール構想の端末更新特需やWindows10サポート終了に伴う買い替え特需を取り込んだ。

    三谷コンピュータクワンタム・テクノロジーページワン自治体パッケージソフト
  • 企業サプライ関連事業

    建設資材(セメント・生コン)、石油製品・LPガス、ゴンドラの製造・販売・レンタル、風力発電、プラスチック製品、スパイス加工・販売、リース事業などを展開。3セグメント中最大の売上高(1,674億円)を持つ中核事業。

    日本ビソー〔ゴンドラ〕ウィンド・パワー・いばらき睦栄風力発電フェニックスリース
  • 生活・地域サービス関連事業

    最終消費者向けのケーブルテレビ・インターネット、介護、カーディーラー、生コン製造・販売、ガソリンスタンド、LPガス・住宅設備機器販売などを展開。地域生活インフラを面で押さえる事業群。

    福井ケーブルテレビミテネインターネットネッツトヨタ福井スプリングライフ金沢

多くの専門商社が一つの分野に特化するのに対し、三谷商事は祖業を軸に稼ぎ方を横に増やしてきた

1914年にセメント・石炭販売として始まり、1969年には情報処理センター(現・三谷コンピュータ)を設立してIT事業に参入。2010年には洋上風力発電に参入し、ケーブルテレビや介護など生活インフラ事業もM&Aで取り込んできた。

3セグメントの売上構成を見ると、企業サプライ関連事業(建設資材等)が1,674億円と最大だが、情報システム関連事業は営業利益率約16.8%と全社で最も稼ぐセグメントになっている。

この会社の強み

三谷商事の強み: セメント・生コンで商社トップクラスの実績、隠れた高収益事業、情報システム部門、日本初の外洋洋上風力発電のパイオニア、生活インフラを面で押さえる地域複合体、シンガポール拠点のアジア域内トレーディング網
  1. セメント・生コンで商社トップクラスの実績

    1914年創業の祖業であるセメント・生コンクリートの販売量は「商社では日本一」と公式が一貫して説明する。企業サプライ関連事業セグメントの売上高は1,674億円(2026年3月期)と3セグメント中最大を占める。

  2. 隠れた高収益事業、情報システム部門

    情報システム関連事業は売上高314億円・営業利益52.9億円(営業利益率約16.8%)を計上し、企業サプライ関連事業(同15.6%)や生活・地域サービス関連事業(同2.9%)より高い利益率を叩き出す。Apple正規販売店として25年以上の実績を持ち、GIGAスクール構想の端末更新特需も取り込む。

  3. 日本初の外洋洋上風力発電のパイオニア

    2010年、茨城県神栖市で日本初の本格的な外洋洋上風力発電事業を開始(「ウィンド・パワー・いばらき」2,000kW×7基)。同年12月には隣接する「かみす第2洋上風力発電所」を運営する「ウィンド・パワー」(2,000kW×8基)を子会社化し、2014年には青森県六ヶ所村に陸上風力の「睦栄風力発電」(5基稼働)を設立。単なる建材商社に終わらない発電事業者としての実体を持つ。

  4. 生活インフラを面で押さえる地域複合体

    福井ケーブルテレビ(CATV)、ミテネインターネット(ISP)、ネッツトヨタ福井(自動車販売)、鶴見石油・クリーンガス福井(ガソリンスタンド・LPガス)、スプリングライフ金沢(介護付有料老人ホーム)など生活密着型の子会社群を持つ。生活・地域サービス関連事業として独立セグメント化され、売上高1,402億円(2026年3月期)を計上する。

  5. シンガポール拠点のアジア域内トレーディング網

    Mitani Singapore Holdings Pte. Ltd.を持株会社に、ベトナムのスパイス加工輸出Son Ha Spice & Flavorings、シール・ガスケット流通KLT Group、動物飼料原材料MJI Universal、タイヤ流通Hoe Guan Pin Kee Sdn. Bhd.など計6社超の海外トレーディング子会社を展開する。

就活生

三谷商事の強みって、結局「セメントに強い」ということですよね?

編集部

そこが落とし穴。本当の強みは祖業の規模ではなく、祖業で得た資金と信用を元手に、高収益のIT事業・先進的なエネルギー事業・生活インフラ事業へ投資を広げ続けてきたことにあります。

5つの強みは個別の事業に見えて、実は「祖業の稼ぐ力を、次の稼ぎ方への投資に回し続ける」という一つの経営哲学でつながっている。

セメント・生コンで築いた業界内の信用と資金力(①)を土台に、1969年という早い時期からIT事業を育て、いまや全社最高収益のセグメントに仕立て上げた(②)。さらに2010年には日本初の外洋洋上風力発電に参入し(③)、ケーブルテレビや介護施設などの地域生活インフラをM&Aで面として押さえ(④)、シンガポールを起点にアジアの商流にも手を伸ばしている(⑤)。

つまり本当の強みは「セメントに強い」ことではなく、祖業の稼ぎを絶えず次の事業へ再投資し続ける経営の運動そのものにある。

業績の推移(売上高)

3,203億2023/3期3,248億2024/3期3,390億2025/3期3,390億2026/3期
売上高(日本基準・連結)。2026年3月期は売上高がほぼ横ばい(+0.0%)の一方、営業利益+2.8%・経常利益+9.0%・純利益+23.3%と増益。GIGAスクール端末更新特需やスパイス事業の売価上昇が寄与した一方、建設資材の販売量減少や前期特需(POS新紙幣対応)の反動が減収要因となった。

決算期は3月(日本基準・連結)。

決算期営業利益経常利益純利益
2023年3月期216億74百万円243億47百万円148億64百万円
2024年3月期259億38百万円297億19百万円181億67百万円
2025年3月期315億08百万円336億21百万円190億22百万円
2026年3月期323億87百万円366億34百万円234億53百万円

売上高はほぼ横ばい(+0.0%)だが、営業利益+2.8%・経常利益+9.0%・純利益+23.3%と増益した。情報システム関連事業のGIGAスクール特需やスパイス事業の売価上昇が寄与した一方、建設資材の販売量減少や前期特需の反動が売上を押し下げた。

次期(2027年3月期)は原油価格下落や中東情勢の影響、当期にあった為替差益・保険金収入の反動により減益予想(純利益212.2億円、-9.5%)。最新はIRページで要確認。

競合の中での立ち位置

三谷商事 のポジショニングマップ
建設資材・IT関連商社の業界マップ(2軸で見る)

同じ専門商社でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプ三谷商事との違い
三谷商事建設資材+IT+エネルギー複合/福井発祥祖業の資金力を元手に高収益IT事業・洋上風力へ多角化
三谷産業情報システム+化学品+空調等複合/金沢発祥資本関係のない別会社。三谷商事よりさらに事業数が多い複合商社
JKホールディングス建材・住宅設備専業建材卸売が売上の8割超を占める実質専業
大塚商会IT専業(独立系SIer最大手)連結売上高1兆円超。IT単体の事業規模で三谷商事を大きく上回る
SCSKIT専業(住友商事グループ)売上高約6,000億円のITメガベンダー
内田洋行IT+オフィス什器・教育ICTITと什器を組み合わせるが、建設資材・エネルギーは持たない

考え方として、複合商社という点では三谷産業が近いが、三谷産業とは資本関係のない別会社であり、事業構成の重心も異なる。

今後の展望

三谷商事の数値目標(2027/3期)

ビジョン

ミッション「付加価値を創出し、成長し続けることで未来のグローバル社会へ貢献する。」

三谷商事は数値目標付きの中期経営計画を公表していない。有価証券報告書では代わりに「付加価値(総利益額)を増やし持続的に成長すること」を目標に掲げ、ROIC(純利益÷EV)を今期30%程度と開示する。社是「開拓者精神」のもと、環太平洋地域(東南アジア・北米・豪州)や人口集積都市部への投資を志向する。

数値目標

売上高(2027/3期)3,300億円(予想)
営業利益(2027/3期)314億円(予想)
経常利益(2027/3期)351億円(予想)
親会社株主に帰属する当期純利益(2027/3期)212.2億円(予想)

注力施策

  • 情報システム事業の特需の取り込み

    GIGAスクール構想の端末更新特需やWindows10サポート終了に伴う買い替え特需、自治体パッケージソフトの標準化改修需要を取り込み、3セグメント中最高の利益率を維持する。

  • 風力発電・再生可能エネルギー事業の拡大

    国内で風力発電20基(発電能力40,000kW)・太陽光発電1,000kWを運営し、低炭素社会への貢献を環境戦略の柱に据える。2024年3月期からCO2排出量計測プロジェクトを開始し戦略策定を検討中。

  • 海外・環太平洋地域への投資拡大

    シンガポール・ベトナム・マレーシア等の海外トレーディング子会社を軸に、海外事業のEV(投下資本)は128億円でEV全体の16%を占める。今後も環太平洋地域や大都市部サービス業を投資基準の柱に据える。

ロードマップ

  1. 1914

    三谷弥平がセメント・石炭販売「三谷商店」を個人営業で創業

  2. 1946

    三谷商事株式会社として再発足

  3. 1963

    大阪証券取引所市場第二部上場

  4. 1969

    福井情報処理センター(現・三谷コンピュータ)設立でIT事業へ参入

  5. 2010

    茨城県神栖市で日本初の本格的な外洋洋上風力発電事業に参入

  6. 2014

    睦栄風力発電(青森県六ヶ所村)を設立し風力発電事業を拡大

  7. 2022

    東証再編でスタンダード市場へ移行

三谷商事の将来性を読むうえで核になるのは、数値目標付きの中期経営計画を持たないという開示スタイルだ。

代わりに「付加価値(総利益額)を増やし持続的に成長すること」を目標に掲げ、ROIC(純利益÷EV)を今期30%程度と開示する。有報では総利益・営業利益の直近3年成長率がEVの成長率を上回っており、投資効率の改善局面にあると自己評価している。

投資の方向性は環太平洋地域(東南アジア・北米・豪州)や人口集積都市部への展開。海外事業のEVは128億円でEV全体の16%を占め、今後の拡大方針が示されている。数値目標という「答え」よりも「開拓者精神」という経営哲学そのものが、事業領域を広げ続けるこの会社の推進力になっている。

こんな人にピッタリ

三谷商事が合う人・合わない可能性がある人の早見表

建設資材・IT・エネルギーなど複数事業を横断しながら、地方拠点も含めた全国規模でじっくりキャリアを築きたい人。

  • 地方拠点(福井・北陸など)での勤務に抵抗がなく、地域に根差した腰の据わったキャリアを志向する

    全国32都道府県に拠点を持ちながら福井発祥の土着性を残す三谷商事が合う

  • 一つの事業に縛られず、建設資材・IT・エネルギーなど複数事業を横断して視野を広げたい

    3セグメント複合経営でジョブローテーションの幅が活きる三谷商事が向く

  • ニッチ分野で圧倒的シェアを持つ安定企業で、堅実に長く働きたい

    セメント・生コンで商社トップクラスの実績を持つ三谷商事の安定基盤が合う

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 東京など都心勤務に限定したい・転勤を避けたい

    総合職は全国転勤があるため、拠点が都心に集中する企業の方が合う場合があります。

  • IT一本で専門性を極めたい

    三谷商事のIT事業は売上314億円と中堅規模のため、大塚商会やSCSKなどIT専業大手の方が合う場合があります。

  • 数値目標を伴う中期経営計画のもとで会社の方向性を確認しながら働きたい

    三谷商事は定量目標付きの中期経営計画を非公開としているため、開示情報の見えにくさを感じる可能性があります。

求める人物像

  • 開拓者精神で現状に満足しない人

    社是「開拓者精神」を筆頭に掲げ、採用コンセプトは「現状に満足せず、高い目標を持ち行動する」。1914年創業以来、セメント→情報システム→風力発電と新規事業を広げてきた姿勢を体現できる人。

  • 誠実にお客様・仲間と向き合う人

    行動指針に「お客様の信頼や期待に応える商品・サービスを提供します」を明記。採用サイトでは「真面目で素直で実直、そして何よりも人とのつながりを大切にする」を先輩社員の共通項として挙げる。

  • まず一歩踏み出して挑戦する人

    採用メッセージ「挑戦は、ワクワクから始まる」を掲げ、「まずは一歩踏み出してやってみること。そしてそれを全力で応援する」姿勢を明示する。

  • 社内外でコミュニケーションを取れる人

    社是に「働きがいのある職場達成」を掲げ、募集要項では明るく活発でチームワークよくコミュニケーションが取れる人材を歓迎する。

入社後のキャリアパス

  1. 入社前〜新人研修期

    入社前に語学研修・簿記教育を実施。入社直後は新人研修でビジネスマナー・営業研修・コンプライアンス基礎を習得します。

  2. 1〜3年目

    配属後はOJT中心。3年目まで個別の育成担当者(メンター)がサポートし、集合フォローアップ研修も行われます。入社1年目から新規エリアの営業先・仕入先開拓を任される例もあります。

  3. 3〜5年目以降

    事業部専門研修・管理者研修へ移行。高ポテンシャル人材には早期からマネージャー職の経験機会があり、事業部間の異動や海外留学など多様なキャリア展開の実例があります。

  4. 6年目以降

    「営業・技術のスペシャリスト」「マネージャー」「コーポレートスタッフ」「経営人材」の複線キャリアパスが用意されており、部長職に就任する例もあります。

総合職はジョブローテーションを前提とした長期育成型のキャリアが基本だ。1〜3年目はOJT中心で、メンター制度のもと入社1年目から新規エリアの開拓を任される例もある。3〜5年目以降は事業部専門研修・管理者研修へ移行し、事業部間の異動や海外留学など多様なキャリア展開の実例がある。

全国転勤があるため、福井⇔東京を含む拠点間異動は前提として理解しておきたい。

年収・待遇

三谷商事は有価証券報告書で単体の平均年間給与を開示している。ここでは公式値(有報・募集要項)と社員クチコミ(体験談)ベースの数値を出典を分けて整理する(2026年8月時点)。

初任給

大学(学部)卒(公式・2026年4月実績)月額325,000円
大学院修了(公式・2026年4月実績)月額338,000円

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2026年3月期・単体)約922.9万円(前期比+5.5%・平均年齢41.2歳・平均勤続16.3年)
OpenWorkクチコミ(体験談)約683万円(回答者53名・平均年齢29歳)。有報値との差は回答者の年齢構成が約12歳若いことが主因

年次・役職別の目安

営業職(クチコミ)約686万円が目安(OpenWork・体験談、450万〜1,000万円)
エンジニア・SE職(クチコミ)約597万円が目安(OpenWork・体験談、400万〜800万円)

待遇の特徴

  • 賞与は年2回(7月・12月)、昇給は年1回(4月)(公式募集要項)
  • クチコミでは「基本給は控えめで賞与比重が高い」との声が複数(OpenWork・体験談)
  • 借り上げ社宅制度・住宅補助(クチコミでは給与換算で年200万円超との声もある)など福利厚生を評価する声がある(公式募集要項・クチコミ)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議(jobtalk)・就活会議等の社員クチコミ) 20代のうちから裁量ある仕事を任され成長できる環境や、住宅補助・賞与など待遇面を評価する声が多い一方、人事評価の透明性や契約社員の雇用ルール、営業職の拘束感を課題に挙げる声も共存します(いずれも傾向)。

月平均残業(OpenWorkクチコミ)約25.1時間
有給消化率(OpenWorkクチコミ)60.0%
総合評価(OpenWork)3.47/5.0(回答者83名)

評価する声

  • 20代から裁量ある仕事やサプライチェーン全体を経験できる成長環境という声
  • 住宅補助(借り上げ社宅・家賃補助)や賞与など待遇面の手厚さを評価する声
  • 決算期以外は定時退社しやすく有給も取りやすいという声

気になる声

  • 人事評価が年功序列的・属人的で基準が分かりにくいという声がある
  • 一般事務等の契約社員には更新上限のルールがあり不満の声がある
  • 営業職は飲み会や早朝対応など拘束感が強いとの声がある

三谷商事って実際、働きやすいの?

評判では「20代からの裁量」「住宅補助・賞与などの待遇」を評価する声が多いです(社員クチコミ・傾向)。

就活生

正直、営業職って激務なんじゃないかと不安なんですが…実際どうなんですか?

編集部

クチコミでは月平均残業約25.1時間・有給消化率約60.0%(OpenWork・体験談)で、突出して激務というほどではありません。ただ営業職は飲み会や早朝対応など拘束感が強いという声もあり、部署差はある前提で見ておくとよいでしょう。

沿革

三谷商事は、創業者・三谷弥平が1914年にセメント・石炭販売の個人営業「三谷商店」を福井で始めたのが起源である。戦後の1946年に「三谷商事株式会社」として再発足し、1963年に大阪証券取引所市場第二部に上場した。

就活で混同されやすいのが、社名の似た「三谷産業」(金沢本社・証券コード8285)だが、両社は資本関係のない別の上場企業である。ともに「三谷」を名乗る北陸発祥の複合商社という共通点があるため、企業研究の際は取り違えないようにしたい。同様に、持分法適用関連会社の「三谷セキサン」(東証5273)も「兄弟会社」と俗称されるが、法的には子会社ではなく独立した別法人である。

採用・選考

三谷商事の選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース総合職(営業・システムエンジニア・コーポレートスタッフの3区分)。文理不問で応募でき、配属は建設資材・エネルギー・情報システムなど各事業部から決定される。
勤務地福井本社・東京本社(丸の内)のほか、全国32都道府県に支店27・営業所23などの拠点を持つ。総合職は全国転勤あり。
選考難易度・特徴就活会議に倍率15.6倍という記載があるが算出根拠は不明で非公式。明確な学歴フィルターは無いとみられる(非公式推計)。文理不問の総合職一括採用で、ES(課題形式の意見記述)とグループディスカッション・複数回の面接が中心。

採用人数の推移

2025年入社36名(男性25名・女性11名)
2027年3月卒予定約36〜40名(予定)

選考フロー

  1. エントリー・エントリーシート(ES)提出
  2. 適性検査(Webテスト)
  3. グループディスカッション(Web実施)
  4. 個別面接
  5. 社員座談会(任意参加)
  6. グループ面接(Web)
  7. 内々定

選考で聞かれること

  • なぜ商社の中で三谷商事なのか

    面接官が見ているポイント

    総合商社ではなく建設資材・エネルギー・ITを併せ持つ中堅商社を選ぶ必然性を、規模感の違いまで踏み込んで語れているかを見ている

  • 三谷商事で挑戦したいことは

    面接官が見ているポイント

    裁量重視の社風を理解し、20〜30代で部長・責任者になる抜擢文化の中で早期に挑戦する覚悟があるかを見ている

  • なぜ営業職を志望するのか

    面接官が見ているポイント

    若手のうちから商流を自分で構築する三谷商事の営業スタイルに即した、提案型営業への具体的な動機があるかを見ている

  • 志望する事業部とその理由

    面接官が見ているポイント

    建設資材・エネルギー・情報システムという主力3事業のどこに関心があるか、企業研究の深さと配属後の解像度が伴っているかを見ている

  • 三谷商事の3事業の強みは

    面接官が見ているポイント

    主力3事業の業界環境・取扱商材・ビジネスモデルまで自分の言葉で説明できる企業理解力があるかを見ている

  • 自分の個性・強みは何か

    面接官が見ているポイント

    抽象的な自己認識で終わらず、社会人としてどう活かすかまで接続して言語化できているかを見ている

  • 周囲を巻き込み動かした経験は

    面接官が見ているポイント

    経験や知識を活かして周囲を納得させ行動を促した実績を、具体的なエピソードで裏付けられるかを見ている

  • 文系なのになぜSE志望なのか

    面接官が見ているポイント

    技術未経験でもIT事業への適性・学習意欲を論理立てて説明できるかを見ている

  • 大学で学んでいることは何か

    面接官が見ているポイント

    専攻内容と志望動機・仕事内容の接続を無理なく語れる論理構成力があるかを見ている

  • 課題1・課題2で意識した点は

    面接官が見ているポイント

    ES提出後に400字程度の意見記述を2段階課す独自選考で、テーマに対する論理的な思考力を示せているかを見ている

  • 集団面接で他学生との違いは

    面接官が見ているポイント

    学生複数・面接官複数名の集団形式かつ限られた発言時間の中でも、自分の強みを的確に伝えられるかを見ている

  • ガクチカで何を目標にしたか

    面接官が見ているポイント

    結果だけでなく思考のプロセスと目標設定を簡潔に説明できるかを見ている

  • 挫折経験とその乗り越え方

    面接官が見ているポイント

    逆境への向き合い方と、そこから得た学びに再現性があるかを見ている

  • 周りからどう呼ばれているか

    面接官が見ているポイント

    取り繕わない素の人柄やチーム内での立ち位置を自然体で語れるかを見ている

  • アルバイトで学んだことは

    面接官が見ているポイント

    実務に近い経験から得た気づきを仕事にどう活かすか具体的に語れるかを見ている

  • 将来どのように働きたいか

    面接官が見ているポイント

    20〜30代で部長・責任者になる抜擢文化を踏まえ、若手からの成長イメージを具体的に描けているかを見ている

  • 希望部署で成し遂げたいことは

    面接官が見ているポイント

    配属後のキャリアパスを企業研究に基づいて具体的に描けているかを見ている

  • 就活の軸は何か

    面接官が見ているポイント

    業界・企業選びの一貫した基準を持ち、三谷商事がその軸に合致する必然性を示せているかを見ている

  • 他に受けている業界・企業は

    面接官が見ているポイント

    併願状況から入社意欲の本気度と、軸のブレのなさを確認しているかを見ている

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    逆質問の質で入社後の解像度と入社意欲の高さを示せているかを見ている

インターンシップ

夏(1〜2day・総合職対象)・冬インターン等を実施。選考優遇の有無は媒体で見解が分かれており要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

三谷商事は「総合職」の中で営業・システムエンジニア・コーポレートスタッフの3区分を軸に採用し、配属は建設資材・エネルギー・情報システムなど各事業部から決定される。選考はES・適性検査からグループディスカッション、複数回の面接まで進む。

  • 「なぜ三谷商事なのか」を、建設資材・IT・エネルギーという複合事業のどこに関心があるかまで具体化しておく
  • ES課題(400字程度の意見記述)は結論から簡潔に書く練習をしておく
  • 「三谷商事の課題・弱点」も問われうるため、批判ではなく当事者として考えた答えを用意する

編集部

三谷商事だけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

三谷商事の年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年間給与(単体)は約922.9万円(2026年3月期・平均年齢41.2歳)、社員クチコミベースでは約683万円(回答者平均年齢29歳・体験談)です。初任給は大学卒32.5万円・大学院修了33.8万円(2026年4月実績・公式)とされています。

三谷商事の採用大学・学歴フィルターは?

採用大学の公式な一覧は開示されていませんが、明確な学歴フィルターは無いとの媒体評価です。文理不問の総合職一括採用で、企業理解の深さと人柄が重視される傾向です。

三谷商事は激務ですか?評判は?

月平均残業はクチコミで約25.1時間、有給消化率は約60.0%とされます(OpenWork・体験談)。20代から裁量ある仕事を任される成長環境や待遇面を評価する声が多い一方、営業職は飲み会や早朝対応などの拘束感を課題に挙げる声もあります。

三谷商事と三谷産業は関係がありますか?

三谷商事(福井市・証券コード8066)と三谷産業(金沢市・証券コード8285)は、社名が似ていますが資本関係のない別の上場企業です。就活情報でもしばしば混同されるため注意が必要です。

三谷商事のインターンは選考に有利ですか?

夏(1〜2day・総合職対象)・冬インターン等がありますが、選考直結・優遇の有無は媒体によって記載が割れており要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。

基本情報

創業1914年3月(三谷弥平が個人営業でセメント・石炭販売「三谷商店」を創業)
設立1946年3月20日(三谷商事株式会社として再発足)
上場区分東京証券取引所スタンダード市場(証券コード8066)。1963年12月に大阪証券取引所市場第二部上場、2000年2月に東証第二部上場、2022年4月にスタンダード市場へ移行
グループ子会社150社・関連会社16社(金融商品取引法上の親会社等は存在しない独立系)。持分法適用関連会社の三谷セキサン(東証5273)とは相互取引・役員兼任のある別法人で、資本上の親子会社ではない
本社福井県福井市豊島一丁目3番1号(本店)/東京都千代田区丸の内1-6-5(東京本社・1990年開設の二本社体制)
代表者三谷聡(代表取締役社長)
資本金50億8百万円
従業員数連結2,102名(うち契約社員1,230名は外数)/単体442名(いずれも2026年3月31日時点)
売上高連結3,390億31百万円(2026年3月期・前期比+0.0%)
事業領域建設資材(セメント・生コン等)・情報システム・エネルギー(風力発電等)・生活関連サービスを手がける専門商社

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-17