UR都市機構の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
企業分析・就活ガイド
編集部
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結論から言うと、この組織の正体は利益より公共性を優先する非営利の都市開発機関だ。3分で仕組みを整理する。
業界の基礎
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都市開発・住宅の担い手には、大きく3つのタイプがある。
- 民間デベロッパー(三井不動産・三菱地所等): 自社採算で開発・分譲・賃貸を行い、株主への利益還元が目的
- 公的住宅供給機関(地方住宅供給公社等): 都道府県・政令市単位で住宅を供給する地域限定の組織
- 国レベルの独立行政法人(UR都市機構): 国土交通省所管で全国規模の都市再生・住宅セーフティネットを担う非営利組織
UR都市機構はこの中で唯一、都市再生(まちづくり)と住宅管理(大家業)の両方を全国規模で担うという珍しい立ち位置にある。前身は1955年設立の日本住宅公団で、2004年の統合を経て現在の姿になった(詳しくは沿革で解説する)。
事業内容

ビジネスモデル
土地を仕入れ自社で開発・分譲する民間デベロッパーとは異なり、地権者・自治体・民間事業者の間に立って市街地再開発を推進する「コーディネーター」役と、全国約69万戸のUR賃貸住宅を保証人不要・更新料なしで貸し出す「大家」役を、独立採算の非営利組織として一体で担う。
都市再生事業
市街地再開発・土地区画整理・密集市街地整備などの事業制度を使い分け、自ら施行者になる・組合施行へコーディネート参画する・公共団体施行を受託するという3方式で再開発を推進する。
うめきた2期(グラングリーン大阪)虎ノ門一丁目東地区(TORANOGATE・2027年10月竣工予定)大手町連鎖型都市再生UR賃貸住宅事業
全国約69万戸(令和6年度末時点)を管理。礼金・仲介手数料・更新料・保証人不要という独自制度に加え、子育て世帯の家賃減額や高齢者向け改修支援など属性別の制度を持つ。
子育て割(コソダテUR)U29割健康寿命サポート住宅DIY型賃貸災害復興支援事業
東北震災復興支援本部を設置し26自治体と協定、復興市街地1,570ha整備・災害公営住宅5,932戸建設等を実施。能登半島地震でもリエゾン派遣・応急仮設住宅建設を継続支援する。
復興市街地整備災害公営住宅応急仮設住宅海外展開支援
海外インフラ展開法に基づき、シドニー・バンコク・ジャカルタに事務所を開設。インド・フィリピン・ベトナム・中国等で都市開発ノウハウの技術支援・事業受託を進める。
シドニー事務所バンコク事務所ジャカルタ事務所
UR都市機構の事業は、性格の異なる3つの業務が並走する構造になっている。
都市再生業務は、土地を自社で仕入れて開発する民間デベロッパーとは違い、地権者・自治体・民間事業者の間に立って合意形成を進める「コーディネーター」としての性格が強い。
一方、賃貸住宅業務は全国約69万戸のUR賃貸住宅を保証人不要・更新料なしで貸し出す、いわば「日本最大級の大家業」だ。
この2つに、東日本大震災以降本格化した災害復興支援業務が加わり、平時のまちづくりと非常時の復興を同じ組織が担うという他に類を見ない構造ができている(具体的な事業内容は上のカードを参照)。
この会社の強み

保証人不要・更新料なしの独自賃貸制度
全国約69万戸(令和6年度末694,940戸)のUR賃貸住宅で礼金・仲介手数料・更新料・保証人を不要とする契約を運用。公式制度「子育て割」(愛称コソダテUR)は子育て世帯の家賃を最大2割減額し、新婚世帯から継続する世帯では最長9年間(通常は6年間)適用するなど、属性別の独自定期借家制度を重層展開する。
高齢化社会を実装する専門部署の存在
「ミクストコミュニティ」構想を主導するウェルフェア総合戦略部を設置。「健康寿命サポート住宅」は2015年に厚生労働省「健康寿命を伸ばそう!アワード」優秀賞を受賞し、家賃3か月相当額を施工費に充当できるDIY型賃貸も運用する。
東日本大震災で培った復興専門本部の実行力
「東北震災復興支援本部」を設置し、26の被災自治体との協定に基づき最大時約460人体制で運営。復興市街地1,570ha整備・災害公営住宅5,932戸建設等を令和3年度に完了させ、能登半島地震でも同じ体制で支援を継続する。
施行者にも調整役にもなる都市再生スキーム
自ら施行者になる・組合施行へコーディネート参画する・公共団体施行を受託する、という3方式を使い分け「都市再生パートナーシップ協議会」を運営。虎ノ門一丁目東地区「TORANOGATE」(2027年10月竣工予定)等、民間と行政の間に立つ調整役を担う。
財投前提でも独立採算を追う巨大バランスシート運営
設立時(2004年)に16.3兆円あった有利子負債を令和6年度末までに約6.7兆円(41%)削減。2010年の国交省検討会は「財政投融資を前提として初めて成り立つモデルで民営化は困難」と結論づけたが、着実な負債圧縮で独立採算を維持し続けている。
上の5つの強みは、個別の制度に見えて実は「民間ではペイしない公共的な機能を、非営利の立場だからこそ抱え込む」という一つの思想でつながっている。
礼金・保証人不要の賃貸制度(①)や高齢化対応の専門部署(②)は、営利企業なら採算が合わないため縮小しがちな機能だ。UR都市機構はここに住宅セーフティネットとして正面から投資する。
震災復興の専門本部(③)と都市再生の合意形成スキーム(④)も、危機対応や多数の利害調整という「時間がかかり儲かりにくい」領域を、財投を前提にした特殊な財務構造(⑤)が下支えする形で担っている。
業績の推移(経常収益)
法人単位の決算(国土交通大臣承認)は次の通り推移している。
| 決算期 | 経常収益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 8,587億円 | 1,186億円 | 239億円 |
| 2023年3月期 | 8,172億円 | 1,412億円 | 82億円 |
| 2024年3月期 | 8,468億円 | 1,357億円 | 24億円 |
| 2025年3月期 | 9,368億円 | 1,179億円 | 74億円 |
2025年3月期(令和6年度)の増収は、都市再生セグメントの事業収益が前年度比+1,067億円と急伸したことが主因で、うめきた2期(グラングリーン大阪)の先行まちびらきが寄与した。
当期純利益は毎期黒字を維持しているが金額は数十億円規模と小さい。これは営利最大化ではなく、賃貸家賃を低廉に保ちながら財政投融資に基づく有利子負債の返済を優先する、独立行政法人特有の経営姿勢の表れだ。
競合の中での立ち位置

同じ都市開発・住宅領域でも、各社・各組織の立ち位置は大きく異なる。
| 組織 | タイプ | UR都市機構との違い |
|---|---|---|
| UR都市機構 | 国レベルの独立行政法人・非営利 | 都市再生とUR賃貸住宅(約69万戸)を全国規模で一体運営 |
| 三井不動産・三菱地所 | 民間デベロッパー | 自社採算で開発・分譲・賃貸を行い、株主への利益還元が目的 |
| 大東建託・積水ハウス不動産 | 民間賃貸管理最大手 | 管理戸数ではURを上回るが、礼金・保証人ありの営利モデル |
| 地方住宅供給公社 | 地域単位の公的住宅供給機関 | 都道府県・政令市単位の組織で、URより規模・広域性が小さい |
規模で見ると民間の賃貸管理最大手(大東建託126万戸等)の方が戸数は多いが、保証人不要・更新料なしという制度で住宅弱者を受け入れるセーフティネット機能を全国規模で持つのはUR都市機構ならではだ。
今後の展望

ビジョン
第五期中期計画(2024年4月〜2029年3月)/事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。」
国土交通大臣認可の第五期中期計画のもと、都市再生・住宅セーフティネット・脱炭素・防災など分野別に定量目標を設定する。2025年7月には新たな事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。」を発表し、UR賃貸住宅を核とした地域コミュニティ形成を前面に打ち出した。
数値目標
| 都市再生コーディネート・事業実施地区数(第五期中期計画(〜2029/3期)) | 330地区程度 |
|---|---|
| 医療福祉拠点形成団地数(第五期中期計画(〜2029/3期)) | 70団地程度 |
| 脱炭素CO2削減効果(第五期中期計画(〜2029/3期)) | 年間累計1万トン |
| 有利子負債削減(令和15年度末目標) | 設立時比3兆円以上 |
注力施策
うめきた2期地区(グラングリーン大阪)の始動
大阪駅北側の大規模都市再生プロジェクト。2024年9月に先行まちびらきし、環境認証SITES GOLD予備認証を取得。都市再生セグメントの事業収益は令和6年度2,142億円(前年度比+1,067億円)と急伸した。
団地再生・ストック活用
「UR賃貸住宅ストック活用・再生ビジョン」(2019〜2033年度)のもと、ヌーヴェル赤羽台・浜甲子園団地の建替え、港南台かもめ団地のMUJI×URリノベーションなど、既存ストックの価値を再生する。
東日本大震災・能登半島地震の復興支援
東北震災復興支援本部が26自治体と協定を結び、市街地整備1,570ha・災害公営住宅5,932戸の建設等を実施(令和3年度に主要事業完了)。2024年1月の能登半島地震でもリエゾン派遣・応急仮設住宅建設支援を継続する。
都市開発ノウハウの海外展開
海外インフラ展開法に基づき、シドニー(2021)・バンコク(2024)・ジャカルタ(2024)に事務所を開設。インド・フィリピン・ベトナム・中国等で都市開発の受託実績を積む(2025年8月時点5件)。
ロードマップ
1955
日本住宅公団発足(戦後の住宅不足271万戸に対応)
1981
日本住宅公団と宅地開発公団を統合し住宅・都市整備公団設立
1999
都市基盤整備公団に再編
2004/7
都市基盤整備公団と地域振興整備公団の地方都市開発整備部門を統合し都市再生機構(UR都市機構)設立
2006
大手町連鎖型都市再生プロジェクト第1次まちびらき
2011
東日本大震災発生、震災復興支援業務を開始
2024/1
能登半島地震、復興支援業務を開始
2024/4
第五期中期計画スタート(〜2029年3月)
2024/9
うめきた2期地区(グラングリーン大阪)先行まちびらき
UR都市機構の将来性を読む軸は、財政投融資を前提にした特殊な財務構造だ。
2010年の国土交通省の検討会では「財政投融資を活用して初めて成り立つビジネスモデルであり、現時点の民営化は多大な財政負担を招くため困難」と結論づけられた経緯がある。この結論のとおり、UR都市機構は株式会社化・民営化ではなく、独立行政法人として有利子負債を着実に圧縮する道を選び続けている(設立時16.3兆円→令和6年度末までに約6.7兆円削減)。
2024年4月に始まった第五期中期計画(〜2029年3月)では、都市再生330地区程度・医療福祉拠点70団地程度といった分野別の定量目標を掲げる一方、2025年7月には新事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。」を発表し、UR賃貸住宅を核にした地域コミュニティ形成を今後の重心として打ち出している。
こんな人にピッタリ

営利より公共性を重視し、都市再開発の合意形成から住宅管理・災害復興まで幅広い業務を長期的なスパンで担うことにやりがいを感じられる人。
売上・利益より住宅セーフティネットやまちづくりという公共ミッションにやりがいを感じたい
独立行政法人として非営利の公共性を追求するUR都市機構が合う
都市再開発の合意形成から住宅管理・災害復興まで幅広い業務を横断的に経験したい
都市再生・UR賃貸住宅・災害復興の3事業を巡るジョブローテーションが活きる
独立行政法人らしい安定した雇用で長期スパンの都市経営に携わりたい
財政投融資を前提に独立採算を追求するUR都市機構の安定性が向く
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
業績連動賞与など高い年収・成果報酬型のインセンティブを重視したい
民間デベロッパーなど成果報酬型の給与体系の会社の方が合う場合があります。
自社ブランドの開発を自らハンドリングし採算を主導したい
施行者やコーディネーターとしての調整役の色が強いため、三井不動産や三菱地所など事業主体として動く会社の方が合う場合があります。
スピード感のある意思決定や積極的な海外案件への関与を求めたい
独立行政法人特有の意思決定プロセスがあるため、案件フェーズによっては物足りなさを感じる可能性があります。
求める人物像
自ら考え、自分の言葉で語り、行動できる人
URが新卒採用で掲げる人物像の1つ目。都市再生・UR賃貸住宅・災害復興という幅広い事業の現場で、地権者や自治体など多様な関係者と向き合いながら自ら判断し行動する姿勢が求められる。
様々なことを吸収し、学び続けられる人
事務系・技術系ともにジョブローテーションで複数の業務区分を経験するため、常に新しい知識・専門性を吸収し続ける学習意欲が重視される。
円滑なコミュニケーションを図り、チームのために頑張れる人
再開発の合意形成や住宅管理の現場対応など単独では完結しない業務が多く、チームや関係者との協働を前提とした人物像が採用メッセージで明確に打ち出されている。
入社後のキャリアパス
入社〜4〜6年目
「育成型ジョブローテーション」で複数の業務区分を経験する。事務系総合職は「企画・計画」「設計・工事」「UR賃貸経営・管理運営」の3区分、技術系総合職は「企画・計画」「設計・工事」の2区分を回り、適性を見極める期間。
6年目以降
ローテーションの幅を狭めつつ概ね2〜3年に1回の人事異動へ移行する。「専門性とマネジメント力を総合的に高めるキャリア」と「特定業務で高度専門性を高めるキャリア」の2方向に分岐する。
継続的な人材育成
OJT・OffJT・自己啓発支援の3本立てで育成する。技術系は研修シラバスに基づく体系的な技術継承の仕組みを持つ。
総合職は「育成型ジョブローテーション」が基本で、最初の4〜6年で複数の業務区分を経験させる仕組みになっている。事務系は「企画・計画」「設計・工事」「UR賃貸経営・管理運営」の3区分、技術系は「企画・計画」「設計・工事」の2区分を回り、6年目以降は異動の幅を狭めながら専門性を深めるか、マネジメントへ進むかの2方向に分岐する。
全国転勤が前提の総合職のため、地域に根ざしたキャリアより幅広い事業・地域を横断する経験を積みたい人に向く制度設計だ。
年収・待遇
UR都市機構は独立行政法人のため、ガイドラインに基づき役職員の給与水準を公表している。公式のモデル給与・平均給与実績と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値は出典を分けて整理する(2026年7月時点)。
初任給
| 大卒初任給(22歳モデル・公式) | 月額268,400円(年間約445.3万円) |
|---|
平均年収(出典別)
| 公式(令和7年度・常勤職員2 | 890.9万円(平均年齢45.2歳) |
|---|---|
| OpenWorkクチコミ(体験談) | 約621万円(回答者167人・平均年齢33歳)。公式値との差は回答者の年齢構成が若いことが主因 |
年次・役職別の目安
| 35歳・主査モデル(公式) | 月額389,021円(年間約663.2万円) |
|---|---|
| 50歳・課長モデル(公式) | 月額699,889円(年間約1,156.4万円) |
待遇の特徴
- 給与制度は職能給・加算給・諸手当(扶養手当・地域間調整手当・住居手当・単身赴任手当等)で構成される(公式)
- 国家公務員の給与水準と比べて「若干高い状況」にあると法人自ら検証結果を公表している(公式・令和7年度公表資料)
- 支出総額に占める給与・報酬等支給総額の割合は1.9%(令和6年度決算・給与総額275億円/支出総額1兆4,407億円)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork(社員クチコミ)・公式給与公表資料)。 OpenWorkの総合評価スコアは3.44(回答者216人・掲載企業上位4%)で、「良くも悪くも公務員的」という評が多い。公共性の高い業務とワークライフバランスの両立を評価する声が目立つ一方、年功序列や意思決定の遅さといった組織の硬直性を指摘する声も共存する。
| 総合評価スコア(クチコミ) | 3.44(回答者216人・掲載企業約8万社中上位4%) |
|---|---|
| 月間平均残業時間(クチコミ) | 約21.4時間 |
| 有給休暇消化率(クチコミ) | 71.2%(業界平均62.1%を上回るとの記載) |
評価する声
- 社会貢献度の高い仕事に携われるという評価(まちづくり・賃貸住宅供給という公共性の高さ)
- 独立行政法人としての安定性・倒産リスクの低さに関する言及
- テレワーク・時差出勤など柔軟な働き方の制度が整い、有給も比較的取得しやすいという声
気になる声
- 年功序列的な人事制度や「良くも悪くも公務員的」という組織風土に関する指摘
- 意思決定プロセスの遅さ、組織の硬直性を指摘する声
- 2〜3年に1度のジョブローテーションで専門性が身につきにくいとの声
就活生
編集部
給与面では、法人自身がガイドラインに基づき公表する検証結果で「国家公務員に比べて若干高い状況にある」と説明している(2025年度公表資料)。安定志向で腰を据えて働きたい人には好相性だが、若手のうちから大きな裁量や成果報酬を求める人はクチコミの傾向も踏まえて要確認だ。
沿革
UR都市機構の起点は、戦後の深刻な住宅不足(271万戸)に対応するため1955年に設立された日本住宅公団である。
その後、1981年に住宅・都市整備公団、1999年に都市基盤整備公団へと組織を改編し、2004年7月1日に都市基盤整備公団と地域振興整備公団の地方都市開発整備部門が統合され、現在の「都市再生機構(UR都市機構)」が発足した。半世紀以上にわたり形を変えながら住宅・都市政策の担い手であり続けてきた組織だ。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 事務系総合職(企画・立案や経営管理業務)と技術系総合職(建築・電気設備・建築設備・土木・造園の5専門領域)の2区分。 |
| 勤務地 | 首都圏・西日本・中部・九州の本部・支社・事務所等(全国転勤が前提で地域限定採用はない) |
| 選考難易度・特徴 | 独立行政法人(準公務員的な位置づけ)として就活生からの人気が高く、就活口コミサイトでは「難易度が高い」との評価が多い(媒体の主観評価・非公式)。具体的な倍率の公式開示はないが、2026年度の採用予定は120名(2025年度実績91名)と少数採用のため高倍率とみられる。就活会議等の体験談では「URが関わった物件を実際に訪れたか」という現地訪問を前提にした深掘り質問が定番とされる。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリー(公式サイトから登録)
- エントリーシート提出+総合能力検査
- 書類選考
- 面接試験(複数回)
選考で聞かれること
なぜ民間デベロッパーではなくURなのか
面接官が見ているポイント
独立行政法人として公共性の高さと事業としての採算性を両立するURの立ち位置を、民間デベロッパーとの違いまで踏み込んで理解しているか
都市再生とUR賃貸住宅どちらに惹かれるか
面接官が見ているポイント
都市再生(まちづくり・土地区画整理等)とUR賃貸住宅の管理・団地再生という性格の異なる二大事業を理解し、志望動機を使い分けて語れるか
公務員や住宅公社ではなくURなのはなぜか
面接官が見ているポイント
公務員や住宅金融支援機構など類似の公的機関との役割の違いを整理し、UR固有の理由を語れているか
入社後にやりたい仕事を具体的に
面接官が見ているポイント
抽象的な公共貢献論に終わらず、部署名や実際の事業例を挙げて志望の解像度を示せているか
専攻・研究内容と学業以外で力を入れたことは
面接官が見ているポイント
200字前後という短い字数制限の中で専門性と人物像を一貫したストーリーに凝縮できる要約力があるか
あなたの強みを300字でまとめると
面接官が見ているポイント
強みを具体的なエピソードで裏付け、入社後URでどう再現・発揮できるかまで簡潔に示せているか
URが関わったまちや団地の改善点は
面接官が見ているポイント
実際に現地へ足を運んで観察したかという当事者意識と、公共的立場から改善案を具体的に提案できる思考力
建築士など関連資格は持っているか
面接官が見ているポイント
技術系総合職(建築・土木・造園・設備系)で資格の有無以上に実務経験や専門知識の深さを重視する採用方針への適合
この大学・学科を選んだ理由は
面接官が見ているポイント
都市・住まいへの関心がいつから育ってきたか、学問選択との一貫性を確認する視点
技術者としてどの事業に携わりたいか
面接官が見ているポイント
技術系総合職も都市再生・UR賃貸住宅・災害復興と幅広い事業に配属されうることを理解し、自分の専門性をどこで発揮したいか具体的に語れるか
URが手掛けた物件に行ったことは
面接官が見ているポイント
一次・最終面接双方で問われる定番質問。現地に足を運んで問題点まで具体的に指摘できる観察力と本気度
都市再生志望だが賃貸配属でも平気か
面接官が見ているポイント
都市再生・UR賃貸住宅・災害復興のいずれに配属されても前向きに取り組める柔軟性と適性を、最終面接で確認する狙い
所属団体での活動を深掘りされたら
面接官が見ているポイント
一次面接のガクチカ回答を土台に二次面接でさらに深掘りされる。表面的なエピソードでなく意思決定の過程まで一貫して説明できるか
あなたの強みと弱みを教えて
面接官が見ているポイント
強みだけでなく弱みも自覚し、組織の中でどう補い協働していけるかという自己理解の深さ
挫折経験はあるか
面接官が見ているポイント
困難に直面した際の受け止め方と、そこから何を学び行動を変えたかという回復力・成長力
コミュニケーションで大切にしていることは
面接官が見ているポイント
住民・自治体・民間事業者など多様な関係者と調整するURの実務を見据え、対人での配慮や姿勢を具体的に語れるか
出身地での経験について聞かれたら
面接官が見ているポイント
エントリーシートに記載した出身地・地域経験を掘り下げ、地域社会への当事者意識が一貫しているかを確認する視点
内定を出したら入社するか、併願状況は
面接官が見ているポイント
志望度の一貫性と、他の公的機関・民間デベロッパーとの比較を経た上での意思決定の速さ
5年後・10年後どうなっていたいか
面接官が見ているポイント
総合職としてジョブローテーションを重ねるUR特有のキャリア形成を理解した上で、長期的な成長イメージを描けているか
最後に何か質問はありますか
面接官が見ているポイント
面接で得た情報を踏まえた深掘り力と、入社意欲の本気度を最後の機会でどう示せるか
インターンシップ
事務系総合職・技術系総合職向けに夏季・秋冬インターンを実施。UR沿革・事業説明からグループワーク(団地の新間取り提案等)、社員座談会までを行う。選考直結の有無は公式に明記がなく要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。
UR都市機構は「事務系総合職」と「技術系総合職(建築・電気設備・建築設備・土木・造園)」の2区分で採用する。選考はエントリーシート・総合能力検査から書類選考、複数回の面接まで進む。
- URが関わった再開発地区やUR賃貸住宅を実際に訪れ、気づいた点を自分の言葉で語れるようにしておく
- 「都市再生」「UR賃貸住宅」「災害復興」という性格の異なる3事業のどこに惹かれるか、志望動機を整理しておく
- 技術系はどの専門領域(建築・土木等)で何をしたいかを具体的に語れるようにする
よくある質問
UR都市機構の年収・初任給はどのくらいですか?
- 公式のモデル給与では大卒初任給(22歳・扶養親族なし)は月額268,400円(年間約445万円)。令和7年度の常勤職員平均給与は890.9万円(平均年齢45.2歳)で、法人自身は「国家公務員に比べて若干高い状況」と説明している。社員クチコミ(OpenWork)ベースでは約621万円(回答者平均年齢33歳・体験談)という数値もある。
UR都市機構の就職難易度・採用倍率は?
- 独立行政法人として就活生からの人気が高く、就活口コミサイトでは「難易度が高い」との評価が多い(媒体の主観評価・非公式)。具体的な倍率の公式開示はないが、2026年度の採用予定は120名(2025年度実績91名)と少数採用のため高倍率とみられる。
UR都市機構に学歴フィルターはありますか?
- 応募資格は「四年制大学卒業見込みまたは大学院修士課程修了見込み、職歴のない方」で、特定大学に限定する公式情報はない。学歴フィルターの有無について公式な言及は確認できず、断定できる情報はない。
UR都市機構は激務ですか?評判はどうですか?
- 社員クチコミでは月平均残業約21.4時間・有給消化率71.2%と、業界平均を上回る水準が報告されている。「良くも悪くも公務員的」という評が多く、公共性の高さやワークライフバランスを評価する声がある一方、年功序列や意思決定の遅さを指摘する声もある(クチコミ・傾向)。
UR都市機構のインターンは選考に有利ですか?
- 事務系総合職・技術系総合職向けに夏季・秋冬インターンを実施しており、事業説明やグループワーク、社員座談会などが行われる。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、最新の情報は公式マイページで確認が必要。
基本情報
| 法人形態 | 国土交通省所管の独立行政法人(独立行政法人都市再生機構法に基づく・株式会社ではない) |
|---|---|
| 設立 | 2004年7月1日に都市基盤整備公団と地域振興整備公団の地方都市開発整備部門を統合(前身は1955年設立の日本住宅公団) |
| 所管官庁 | 国土交通省 |
| 本社 | 神奈川県横浜市中区本町6-50-1(横浜アイランドタワー) |
| 理事長 | 石田優 |
| 資本金 | 9,880億円(政府出資金・2026年3月末時点) |
| 職員数 | 3,225名(2026年4月1日時点・常勤) |
| 経常収益 | 9,368億円(令和6年度・2025年3月期決算) |
| 事業領域 | 都市再生(市街地整備・再開発)/UR賃貸住宅の管理運営(全国約69万戸)/災害復興支援 |
同じ「公務員・団体職員」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-07-24