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阪和興業の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

阪和興業の企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約18

編集部

3つの強み、実は系列を持たない自由さという1本の糸でつながっています。本文で確かめてみてください。

就活生

商社ってたくさんあって、正直「鉄鋼専門商社」って地味なイメージで、何がすごいのか分かりません…。

編集部

実は阪和興業、鉄鋼専門商社の中で唯一どこの系列にも属さない独立系なんです。系列を持たない自由さが、EV電池の資源開発から北米M&Aまでの機動力の源泉なんですよ。

結論から言うと、阪和興業の正体は「鉄鋼を核に、非鉄金属・食品・エネルギーまで機動的に広げる独立系専門商社」だ。

業界の基礎

鉄鋼専門商社は、鉄鋼メーカーと需要家(建設・製造業等)の間に立ち、在庫・与信・物流の機能を担う業界だ。どの会社も似たように見えるが、総合商社系・メーカー系・独立系という出自で色が分かれる。

  • 総合商社系: メタルワン(三菱商事×双日)、伊藤忠丸紅鉄鋼(伊藤忠×丸紅)
  • メーカー系: JFE商事(JFEグループ)、日鉄物産(日本製鉄グループ)
  • 独立系: 阪和興業(特定の資本系列を持たない)

その中で阪和興業は、財閥系列にも製鉄メーカーにも属さない独立系という唯一の立ち位置にある。仕入れ先や投資判断を自社の裁量だけで決められる分、環境資源やEV電池材料といった新領域への機動力が生まれやすい構造だ。

事業内容

阪和興業の事業内容: 鉄鋼事業、リサイクルメタル・プライマリーメタル事業、食品事業、エネルギー・生活資材・その他事業

ビジネスモデル

鉄鋼を中核に、非鉄金属・食品・エネルギー・住宅資材・機械まで扱う独立系の専門商社。メーカーでも財閥系列の総合商社でもない立場から、仕入れ・在庫・与信・物流の機能を担い、川上の資源開発から川下の加工・小口供給までをカバーする「サプライチェーン創造型商社」を志向する。

  • 鉄鋼事業

    条鋼・鋼板・鋼管・線材特殊鋼等の国内外トレーディングを担う中核事業。連結売上高の約4割・営業利益の約7割を占める(2026年3月期)

    条鋼鋼板鋼管線材特殊鋼
  • リサイクルメタル・プライマリーメタル事業

    鉄スクラップ等の資源循環に加え、EV電池材料となるニッケル・コバルト・リチウムの上流資源確保に投資する

    鉄スクラップニッケルコバルトリチウム
  • 食品事業

    エビ・カニ・サケ等の水産物輸入が中心。米国・オランダ・チリに専用の海外現地法人を持ち、多数の品目で国内トップシェアを握る

    エビカニサケ水産加工品
  • エネルギー・生活資材・その他事業

    鉄鋼・化学メーカー向け重油・軽油供給や化成品、住宅資材(木材)、機械(産業機械等)を扱う

    重油化成品木材産業機械

阪和興業は鉄鋼専門商社と呼ばれるが、実態は鉄鋼を稼ぎ頭にしつつ非鉄・食品・エネルギーまで広げた多角商社だ。稼ぎの柱は鉄鋼事業(売上高の約4割・営業利益の約7割)だが、それだけで会社を語ると半分しか理解したことにならない。

見落とされがちなのが、リサイクルメタル・プライマリーメタル事業と食品事業だ。前者は鉄スクラップの資源循環にとどまらず、EV電池材料の上流資源開発という鉄鋼商社らしからぬ領域に踏み込んでいる。後者は水産物輸入で多数の品目が国内トップシェアを握る、専業商社顔負けの調達網を持つ。

この会社の強み

阪和興業の強み: EV電池材料の上流資源に本気投資、北米への大型M&Aで海外比率50%へ、「そこか戦略」で川下をM&Aで内製化、水産物で多数のトップシェア品目を持つ食品機能、独立系ゆえの機動的なポートフォリオ経営
  1. EV電池材料の上流資源に本気投資

    2021年に専門組織「電池チーム」を新設し、インドネシアのQMBニューエナジーマテリアルズ(ニッケル・コバルト、年産3万トン体制)やメキシコのバカノーラ・リチウムに出資。資源国から直接調達する体制を築く

  2. 北米への大型M&Aで海外比率50%へ

    2026年6月、日本政策投資銀行と共同で米鉄鋼構造物メーカーAssociated Steel Groupを約561億円で買収決定。海外売上高比率を2026年3月期の38%から50%へ引き上げる目標を掲げる

  3. 「そこか戦略」で川下をM&Aで内製化

    即納・小口・加工を掲げる「そこか戦略」のもと、2025年に兼松トレーディング(協和スチール等)を買収するなど、地域密着の鋼材加工・販売子会社を継続的にグループ化する

  4. 水産物で多数のトップシェア品目を持つ食品機能

    米国・オランダ・チリに食品専用の海外現地法人を持ち、水産物の輸入で数多くの品目が国内トップシェア。鉄鋼専門商社の看板の裏で独自の食品調達網を築く

  5. 独立系ゆえの機動的なポートフォリオ経営

    2024年に非中核のアミューズメント運営子会社ハローズをGENDAへ売却するなど、系列に縛られない独立系商社として事業の入れ替えを機動的に行う

5つの強みは個別の投資に見えて、実は「系列を持たない自由さ」を使い倒すという一つの経営思想でつながっている。

親会社を持たない独立系だからこそ、儲かる領域には大胆に張り、儲からない領域は機動的に手放せる。EV電池材料の上流資源(①)や北米の大型M&A(②)は「攻め」の投資、非中核事業の売却(⑤)は「守り」の規律だ。両者は矛盾するようでいて、実は同じ経営判断の自由度から生まれている。

さらに「そこか戦略」(③)や食品の海外現地法人網(④)に見えるのは、鉄鋼という本業の看板の裏で、川下の加工・小口供給から食品の海外調達までサプライチェーンを縦に伸ばし続ける姿勢だ。系列に属さないという一見不利な立場を、投資判断の速さという武器に変えているのが、阪和興業固有の強さである。

業績の推移(売上高)

2兆6,682億2023/3期2兆4,319億2024/3期2兆5,545億2025/3期2兆6,626億2026/3期3兆(予想)2027/3期
2026年3月期は増収も、リサイクルメタル事業の採算悪化や人件費増で営業利益・経常利益・純利益は減益。2027年3月期第1四半期は商品市況の高騰を追い風に増収増益基調で推移している(会社予想)。

決算期は3月。直近5期(連結・会社予想含む)の推移は次のとおり。

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2023年3月期2兆6,682億円641億円643億円515億円
2024年3月期2兆4,319億円497億円483億円384億円
2025年3月期2兆5,545億円615億円597億円455億円
2026年3月期2兆6,626億円584億円523億円383億円
2027年3月期(予想)3兆円570億円400億円

2026年3月期は増収ながら、リサイクルメタル事業の採算悪化と人件費増で減益となった。一方、2027年3月期第1四半期(4〜6月)は商品市況の高騰を追い風に、売上高・営業利益とも前年から2桁増と増収増益に転じている。

競合の中での立ち位置

阪和興業 のポジショニングマップ
鉄鋼専門商社業界マップ(2軸で見る)

同じ鉄鋼専門商社でも、出自によって戦い方は大きく異なる。

会社タイプ阪和興業との違い
阪和興業独立系・鉄鋼+多角化親会社を持たず、非鉄・食品・環境資源まで機動的に展開
メタルワン総合商社系(三菱商事×双日)鉄鋼専業に近く、67カ国96拠点と5社中最もグローバル
伊藤忠丸紅鉄鋼総合商社系(伊藤忠×丸紅)鉄鋼専業に近く、53カ国81拠点。売上規模は業界最大級
JFE商事メーカー系(JFEグループ)鉄鋼中心+資機材・化学品。20カ国58拠点で中程度の展開
日鉄物産メーカー系(日本製鉄グループ)鉄鋼+産機インフラ・食糧・繊維の複合商社。多角化度は阪和興業に近いが海外はやや小規模

総合商社系2社が海外拠点数で先行する一方、阪和興業は独立系ゆえの意思決定の速さで、電池材料の資源開発やM&Aを機動的に進める立ち位置にある。

今後の展望

阪和興業の数値目標(2028年度)

ビジョン

中期経営計画2028「Go Beyond ~殻を打ち破れ~」(2026〜2028年度)

前計画「中期経営計画2025」は経常利益700億円・ROE12%以上を掲げ、さらに前々計画(2020〜2022年度)は目標の経常利益300億円を大幅に超過達成し、2030年ビジョンとして掲げた経常利益500億円も前倒しで達成した経緯がある。この実績を土台に、現行の中期経営計画2028は最終年度(2028年度)に経常利益750億円を掲げ、非連続的成長に向けた攻めの事業投資への転換を打ち出す。

数値目標

経常利益(2028年度)750億円
海外売上高比率(中期目標)50%

注力施策

  • 電池材料・非鉄資源への上流投資

    「電池チーム」を軸に、インドネシアのニッケル・コバルト製錬会社QMBやメキシコのリチウム開発への出資を通じ、EV電池材料の資源確保を進める。

  • 北米への大型M&A

    2026年、日本政策投資銀行と共同で米鉄鋼構造物メーカーAssociated Steel Groupを約561億円で買収決定。海外売上高比率を38%から50%へ引き上げる。

  • 「そこか戦略」によるM&A

    即納・小口・加工を掲げ、兼松トレーディング(協和スチール等)買収など国内の鋼材加工・販売子会社を継続的にグループ化する。

  • 事業ポートフォリオの磨き上げ

    非中核事業(アミューズメント運営子会社ハローズ等)を機動的に売却し、資本を成長領域に再配分する。

ロードマップ

  1. 1946

    北二郎が「阪和商会」を大阪で創業

  2. 1947

    阪和興業株式会社設立

  3. 1971

    東京・大阪両証券取引所第一部に上場

  4. 2010

    昭和メタルを統合しメタルリサイクル事業を強化

  5. 2021

    「電池チーム」新設。EV電池材料の資源確保に着手

  6. 2024

    非中核のハローズをGENDAへ売却

  7. 2025

    兼松トレーディング(協和スチール等)を買収し「そこか戦略」を強化

  8. 2026

    中期経営計画2028始動。米Associated Steel Groupの買収を決定(約561億円)

阪和興業の将来性を読む軸は、過去の中期経営計画をいずれも前倒しで達成してきた実績にある。

2020〜2022年度の計画では目標だった経常利益300億円を大幅に超過し、2030年ビジョンとして掲げていた経常利益500億円すら前倒しで達成した。この「目標を上回り続ける」実績を土台に、現行の中期経営計画2028では最終年度に経常利益750億円という、さらに高い水準を掲げている。

テーマ「Go Beyond ~殻を打ち破れ~」が示すとおり、鉄鋼専門商社という枠を超え、非連続的な成長領域(電池材料・海外M&A)への投資に軸足を移しつつある局面が、いまの阪和興業だ。

こんな人にピッタリ

阪和興業が合う人・合わない可能性がある人の早見表

特定の資本系列を持たない独立系商社として、資源開発から国内外M&Aまで自分の裁量で事業の幅を広げることにやりがいを感じられる人。

  • 総合商社ではなく専門商社で、特定分野を軸に多角的に事業を広げたい

    鉄鋼を核に非鉄・食品・エネルギーまで扱う阪和興業の事業ポートフォリオが合う

  • 財閥系列に縛られず、独立した立場で商売の裁量を得たい

    親会社を持たない独立系商社である阪和興業の自由度が活きる

  • 若手のうちから現場の商売に深く関わり、早いスピードで成長したい

    「他社の七年は阪和の三年」と語られる成長スピードが向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 総合商社のような幅広い産業・巨大な海外ネットワークを最初から求める

    阪和興業は海外拠点数で総合商社系の鉄鋼専門商社(メタルワン・伊藤忠丸紅鉄鋼等)に及ばないため、総合商社やそちらの方が合う場合があります。

  • 整った制度・マニュアルの中で着実に業務を進めたい

    独立系ゆえ個の力への依存度が高く、ナレッジ共有が発展途上という声もあるため、体系だった育成制度を重視する人には案件・部署によっては物足りなさを感じる可能性があります。

  • ワークライフバランスを最優先し、部署による差が少ない環境を求めたい

    営業部門を中心に体育会系の社風や部署差が大きいという声があるため、配属によっては働き方に差を感じる可能性があります。

求める人物像

  • 自分の頭で考え、道を切り拓く自主性

    創業者・北二郎の「商社は人なり」を受け継ぎ、独立系ゆえ若手のうちから自ら考え行動しビジネスを創造できる人材を求める。人材育成のキーワードは「Professional & Global」。

  • 予測の難しい挑戦に物怖じしない姿勢

    資源開発や海外M&Aなど、正解の見えないテーマに主体的に取り組む姿勢を重視する(採用メッセージの要約・傾向)。

  • 学び、成長し続ける意欲

    「他社の七年は阪和の三年」と語られるほどの成長速度が求められる環境で、学び続ける意欲の高さが問われる。

  • チームワークを重んじる協調性

    自由闊達な社風の一方、「チームワークを企業活動の第一義」とする協調性も同時に求められる。

入社後のキャリアパス

  1. 1〜3年目

    配属後は現場で商売の基礎を学び、出張は2〜3年目から任される場合があるとされる。独立系ゆえ意思決定が速く、「他社の七年は阪和の三年」と言われるほどの成長速度が特徴(クチコミ・傾向)。

  2. 5年目以降

    海外駐在は5年目以降が目安とされ、資源国での直接調達や海外現地法人の実務に関わる機会が広がる(クチコミ・傾向)。

  3. 中堅以降

    個の力に依存する現場経験を土台に、部門の中核として鉄鋼・非鉄・食品などの商売を主導する立場を担う。

現場での商売経験を積みながら裁量が段階的に広がっていく、実務先行型のキャリアが基本とされる。独立系ゆえに意思決定が速く、出張・駐在といった実務経験も比較的早い年次から任される傾向があるとされるが、公式に制度化された年次別ローテーションの詳細は公開されておらず、体験談ベースの情報である点には留意したい。

年収・待遇

阪和興業は有価証券報告書で平均年収を開示している(一次)。社員クチコミ(OpenWork等)ベースの数値とは母集団が異なり水準差があるため、出典を分けて整理する(2026年8月時点)。

初任給

初任給(公式・2026年3月期時点)月額32万円(学歴別内訳は非公開)

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2026年3月期)約997万円(平均年齢37.4歳・平均勤続11.3年)
公式(有価証券報告書・2024年3月期)849万円(平均年齢37.8歳・平均勤続12.0年)
OpenWorkクチコミ(体験談)約707万円(回答172人)。鉄鋼・非鉄金属業界平均より高い水準とされる

年次・役職別の目安

管理職(クチコミ)約804万円が目安
総合職(クチコミ)約781万円が目安
一般職(クチコミ)約463万円が目安

待遇の特徴

  • 2025年11月、2026年4月1日付で普通株式1株を5株に分割することを決議(公式)
  • クチコミでは「基本給が他社比で高い」との声や、5年目で年収1,000万円規模との個別体験談もある(一般化はできない体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議・就活会議等の社員クチコミ) 親会社を持たない独立系ゆえの自由度や現場での裁量、給与水準の高さを評価する声が多い一方、部署間の労働環境格差や、個の力への依存度の高さ(ナレッジ共有の課題)を挙げる声もあります。

月平均残業(クチコミ)約28.7時間(集計により約27.5時間との数値もあり、部署差が大きい)
有給消化率(クチコミ)約71.6%(集計により差がある)
離職率(2024年度・二次集計)6.6%(一次資料未確認のため要確認)

評価する声

  • 親会社を持たない独立系ゆえ「大手が撤退した案件も自社で拾える」自由度と現場力があるという声
  • 業界平均を上回るとされる給与水準(クチコミベース。鉄鋼・非鉄金属業界平均より高い傾向)
  • 営業職では「風通しの良さ」「20代の成長環境」の評価が高いという声

気になる声

  • 部署間で労働環境の差が大きい傾向(管理部門と営業部門で有休の取りやすさに差があるとの声)
  • 個の力への依存度が高く、ナレッジ共有が発展途上との声
  • デジタル化・システム対応の遅れを指摘する声もある

就活生

正直、体育会系のイメージがあって、激務って本当ですか…?

編集部

クチコミの数字で見ると、月平均残業は約28.7時間・有給消化率は約71.6%です。部署による差がかなり大きいというのが実態に近いですね。

管理部門は比較的落ち着いている一方、営業部門は顧客対応が優先されがちで有休を取りにくいとの声もある。独立系ゆえの自由度と裁量を評価する声と、個の力への依存度の高さを課題視する声が同居しているのが、阪和興業のクチコミの特徴だ。

沿革

阪和興業は1946年、安宅産業出身の北二郎らが大阪で「阪和商会」を創業したのが始まりである。翌1947年4月1日に阪和興業株式会社として法人化された。

創業以来、鉄鋼流通を軸に香港・ニューヨーク事務所の開設(1960年代)で早くから国際化を進め、1971年には東京・大阪両証券取引所第一部に上場した。以降、昭和メタルの統合(2010年)によるメタルリサイクル事業の強化、電池チーム新設(2021年)によるEV電池材料への布石など、鉄鋼専業から多角商社へと事業領域を広げ続けている。

採用・選考

阪和興業の選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース総合職(鉄鋼・非鉄・食品・エネルギー等の国内外トレーディング。転勤あり)とコーポレート総合職(財務・経理・法務・人事・システム等。営業配属なし)の2区分。一般職採用もある(職務詳細は要確認)。
勤務地大阪本社・東京本社・名古屋支社を中心に国内拠点、海外は北米・中南米・アジア・欧州中東アフリカ・オセアニアに拠点網
選考難易度・特徴独立系の専門商社として就活人気が高く、媒体推計の採用倍率は約17〜27倍程度とされる(算出方法により差があり非公式)。学歴フィルターは明確には無いとみられ、難関国立から幅広い私立大学まで採用実績があるとされる(媒体分析・非公式)。選考では過去-現在-未来を一貫したストーリーで語れるかが重視される傾向。

採用人数の推移

2022年度111名(総合職59・一般職52)
2023年度109名(総合職54・一般職55)
2024年度132名(総合職80・一般職52)
2025年度97名(総合職58・一般職39)

選考フロー

  1. エントリーシート(ES)提出
  2. Webテスト・適性検査(SPI等)
  3. 1次面接(オンライン)
  4. 2次面接(オンライン)
  5. 3次面接(オンライン)
  6. 4次面接(最終・対面)

選考で聞かれること

  • なぜ商社の中でも阪和興業か

    面接官が見ているポイント

    グループも親会社も持たない独立系専門商社を数ある商社から選ぶ必然性まで語れるか

  • なぜ鉄鋼分野に惹かれるのか

    面接官が見ているポイント

    鉄鋼を中核に据えた実需密着型の事業構造をどこまで理解した上での志望かを見極める

  • 阪和興業を志望する理由(ES)

    面接官が見ているポイント

    在庫を抱え顧客ごとに最適提案する現場密着型の営業スタイルへの理解度と当事者意識

  • 総合商社でなく専門商社を選ぶ理由

    面接官が見ているポイント

    総合商社との違いを踏まえ専門特化のビジネスモデルに納得して志望しているか

  • 阪和興業でチャレンジしたいこと(ES)

    面接官が見ているポイント

    入社後に自分がどう貢献するか具体的な事業イメージを描けているか

  • アルバイト経験の内容(ES・100字)

    面接官が見ているポイント

    短い字数制約の中でも要点を絞り込んで伝えられる文章構成力

  • 困難を乗り越えた経験(ES)

    面接官が見ているポイント

    逆境への向き合い方と、そこから得た行動原則の一貫性

  • 大学での研究・学んだ学問の内容(ES)

    面接官が見ているポイント

    専門外の面接官にも伝わるよう論理立てて説明できるか

  • その研究テーマを選んだ理由

    面接官が見ているポイント

    探究の動機の深さと、掘り下げ質問への耐性

  • 阪和興業のダメなところ・弱みは

    面接官が見ているポイント

    個の力への依存度の高さなど組織課題まで踏み込んで理解しているか

  • 専門商社業界が抱える弱みは

    面接官が見ているポイント

    グループを持たない独立系ゆえの経営リスクと生き残りに必要な機能への理解

  • あなたの強み・弱みは(二次面接)

    面接官が見ているポイント

    ES回答と矛盾なく具体的なエピソードで裏付けられるか

  • 阪和興業の社員との共通点は

    面接官が見ているポイント

    体育会系で風通しの良い、お互いに頼り合う組織文化とのカルチャーフィット

  • 女性総合職が少ないことをどう思うか

    面接官が見ているポイント

    商社特有の組織構造や課題を当事者意識を持って捉えられているか

  • 最近気になったニュースは

    面接官が見ているポイント

    経済・業界動向への日常的な関心と時事感度

  • 入社したらどんな部署に行きたいか

    面接官が見ているポイント

    配属への柔軟性と事業内容への理解の具体性

  • 今後のキャリアプランは

    面接官が見ているポイント

    学生時代・現在・未来を一貫したストーリーで語れるか。面接官が最も重視する評価軸

  • 海外駐在・出張への意欲は

    面接官が見ているポイント

    出張は2〜3年目、駐在は5年目以降が目安という同社特有のキャリアパスを理解した上で語れるか

  • 他社の選考状況・志望順位は

    面接官が見ているポイント

    併願先との比較軸が一貫しており阪和興業を選ぶ理由に矛盾がないか

  • 最後に何か質問は(逆質問)

    面接官が見ているポイント

    事業投資や統合報告書等を踏まえた質問で企業研究の深さを示せるか

インターンシップ

「Hanwaプログラム」等、8〜10月開催の少人数制(10〜30名程度)2日間プログラム。ES提出と動画選考(30秒程度の自己紹介)を経て参加する。早期選考案内等の優遇があるとされるが、直結の有無は公式に明記が無く要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

選考はES・Webテストから複数回の面接(最大4次程度)まで進む。定番の質問は「なぜ商社の中でも阪和興業か」で、独立系という立ち位置を理解した上での志望動機が問われる。

  • 「総合商社ではなく専門商社」「その中でも独立系」という二段階の立ち位置を、自分の言葉で説明できるようにしておく
  • 「阪和興業のダメなところ」も問われやすいので、批判ではなく当事者として考えた答えを用意する
  • 学生時代・現在・志望動機を一貫したストーリーとして語れるよう整理しておく

編集部

阪和興業だけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

阪和興業の年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年収は約997万円(2026年3月期・平均年齢37.4歳)で、2024年3月期の849万円から上昇しています。社員クチコミベースでは約707万円(回答172人・体験談)とやや差があります。初任給は月額32万円(2026年3月期時点・学歴別内訳は非公開)です。

阪和興業の採用倍率・選考難易度は?

独立系の専門商社として就活人気が高く、媒体推計では採用倍率は約17〜27倍程度とされます(算出方法により幅があり非公式)。選考はES・Webテストから複数回の面接まで進み、過去-現在-未来を一貫したストーリーで語れるかが重視される傾向です。

阪和興業に学歴フィルターはありますか?採用大学は?

明確な学歴フィルターは無いとみられ、難関国立大から幅広い私立大学まで採用実績があるとされます(媒体分析・非公式)。総合職は全学部対象で、企業理解と一貫したキャリアプランが重視される傾向です。

阪和興業は激務ですか?「やばい」と言われるのはなぜ?

月平均残業はクチコミで約28.7時間、有給消化率は約71.6%とされ、部署による差が大きい傾向があります(体育会系の社風や個の力への依存度の高さを指摘する声も)。一方で独立系ゆえの裁量の大きさや給与水準を評価する声も多くあります。

阪和興業のインターンは選考に有利ですか?

8〜10月開催の少人数制プログラム「Hanwaプログラム」等があり、ES提出と動画選考を経て参加します。早期選考案内などの優遇があるとされますが、公式に明記された直結の有無は要確認です。最新情報は公式採用ページで確認してください。

基本情報

上場区分上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード8078)
グループ独立系(親会社なし)。国内外に連結子会社等85社(2026年時点)を擁する
創業・設立1946年に北二郎らが「阪和商会」を大阪で創業/1947年4月1日に阪和興業株式会社を設立
本社大阪本社(大阪市中央区伏見町)・東京本社(東京都中央区築地)の二本社制
代表者中川洋一(代表取締役社長)
資本金456億5,127万6,790円
従業員数単体1,820名/連結6,079名(2026年3月31日時点)
売上高連結2兆6,626億円(2026年3月期)
事業領域鉄鋼・鉄鋼原料・各種金属・食品・エネルギー・生活資材・木材・機械等の国内販売及び輸出入

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-18