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【2026最新】日産自動車の就活企業分析|事業・強み・選考対策

日産自動車の企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

編集部

この3つの強み、実は「経営危機でも技術投資は止めない」という一本の線でつながっています。本文で確かめてみてください。

就活生

日産って正直、リストラのニュースばかり目にして不安なんですが、それでも受けて大丈夫でしょうか…?

編集部

その不安、正直に持ったまま読んでほしいんです。実は日産は2万人規模の再建計画の裏で、世界初の量産EVを生んだ電動化技術には投資を止めていません。3分で「危機の実態」と「変わらない強み」の両方を整理しましょう。

結論から言うと、日産自動車は「経営再建中の巨人」と「電動化のパイオニア」という二つの顔を同時に持つ会社である。

基本情報

上場区分上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード7201)
グループ独立系(親会社なし)。ルノーと株式相互保有比率15%のアライアンスを形成し、三菱自動車へ26.67%出資(2026年3月末時点)。日産フィナンシャルサービス等の国内子会社を持つ
創業・設立1933年12月26日設立
本社神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
代表者イヴァン・エスピノーサ(代表執行役社長兼最高経営責任者、2025年4月就任)
資本金6,058億1,300万円
従業員数単独24,413名/連結132,790名(2025年3月31日時点。再建計画による人員削減が進行中)
売上高連結12兆79億円(2026年3月期)
事業領域乗用車・小型商用車の製造・販売、電動化技術(e-POWER・EV)、販売金融事業

業界の基礎

自動車業界は、開発・生産・販売までを自社で一気通貫するメーカーが、系列部品会社・ディーラーを巻き込みながら規模の経済を競う産業だ。

国内では長年「トヨタ・日産・ホンダ」の3社が販売台数の上位を占め、その下にスズキ・マツダ・SUBARU・三菱自動車が続く構図が続いてきた。

その中で日産は、トヨタに次ぐ規模を持ちながら収益力で苦しむ「規模はあるが稼げていない」立ち位置にある。2026年3月期の営業利益率はわずか0.5%で、9.9%のスズキや7%台のトヨタと大きな差がある。

一方で、世界初の量産EV「リーフ」(2010年発売)やシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」など、技術面では他社に先駆けた実績を持つ。規模の勝負では苦戦しつつ、技術の勝負では独自色を出す——このねじれが、いま日産を理解するうえでの最大のポイントだ。

事業内容

日産自動車の事業内容: 自動車事業(乗用車・小型商用車)、電動化(EV・e-POWER)、金融事業、グローバル・アライアンス

ビジネスモデル

乗用車・小型商用車の製造・販売を主軸に、独自のシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」と純EV(リーフ・アリア・サクラ)を電動化の両輪に据え、日産フィナンシャルサービスによる販売金融で購入・利用を支える製造小売+金融の複合モデル。現在は再建計画「Re:Nissan」のもとで生産体制・商品ラインの立て直しを進めている。

  • 自動車事業(乗用車・小型商用車)

    セダン・SUV・ミニバンなど主力の量産車を製造・販売する中核事業。ミニバン「セレナ」、SUV「エクストレイル」に加え、GT-R・フェアレディZなどスポーツカーの二枚看板も抱える。

    セレナエクストレイルフェアレディZGT-R
  • 電動化(EV・e-POWER)

    世界初の量産EV「リーフ」から続く電動化の柱。独自のシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」は第3世代でSTARC燃焼技術により熱効率42%を実現し、フラッグシップEV「アリア」・軽EV「サクラ」を展開する。

    リーフアリアサクラe-POWER
  • 金融事業

    日産フィナンシャルサービスが自動車ローン・カーリース・クレジットカード等を提供し、車両の購入・利用を金融面から支える。

    日産フィナンシャルサービス
  • グローバル・アライアンス

    ルノー・三菱自動車との3社アライアンスで研究開発・設備投資を分担。北米・欧州向け高級車ブランド「インフィニティ」、新興国向け「ダットサン」も展開する。

    インフィニティダットサンNMKV

日産の稼ぎ方は「乗用車・小型商用車の製造販売」を主軸に、傘下の日産フィナンシャルサービスによる販売金融で顧客の購入・利用を支える構造だ。

近年の力点は、「エンジンは発電専用、モーターのみで駆動する」独自方式のe-POWERと、リーフ・アリアに代表される純EVの2本柱にある。2025年に投入された第3世代e-POWERは、独自燃焼技術「STARC」で熱効率42%を達成し、日本燃焼学会の技術賞を受賞するなど、社内エンジニアリングの結晶といえる技術だ。

もう一つの顔が、GT-R・フェアレディZという1969年生まれの「二枚看板」。量産車の効率性とスポーツカーの情熱、両方を抱えているのも日産の事業構造の特徴である。

この会社の強み

日産自動車の強み: STARC燃焼技術のe-POWER第3世代、軽EV「サクラ」で国内EV販売3年連続首位、危機下でも止めない全固体電池投資、世界初の量産EV「リーフ」というEVの原点、GT-R・フェアレディZという半世紀の二枚看板
  1. STARC燃焼技術のe-POWER第3世代

    独自の燃焼コンセプト「STARC」で熱効率42%を達成した第3世代e-POWER用エンジンが2025年度日本燃焼学会「技術賞」を受賞。自動車用エンジンとして世界初のコールドスプレー工法バルブシートも採用し、2025年9月に欧州「キャシュカイ」へ搭載を開始した。

  2. 軽EV「サクラ」で国内EV販売3年連続首位

    三菱自動車との50:50合弁会社NMKVが企画した軽EV「日産サクラ」が2022〜2024年度の3年連続で国内EV販売台数No.1を獲得。国内累計EV販売の約4割を1車種が占める。

  3. 危機下でも止めない全固体電池投資

    2028年度の実用化を目指し、横浜工場に全固体電池のパイロット生産ラインを2024年4月に公開。大規模リストラと同時並行で、従来比約2倍のエネルギー密度を狙う次世代電池に投資を続けている。

  4. 世界初の量産EV「リーフ」というEVの原点

    2010年発売のリーフは5人乗り量産EVとして世界初。2023年7月にグローバル累計EV販売100万台を達成し、EV領域で世界トップクラスの実績を蓄積してきた。

  5. GT-R・フェアレディZという半世紀の二枚看板

    ともに1969年発売のGT-R系譜とフェアレディZが、50年以上にわたり日産のスポーツカー文化を支えてきた。GT-R(R35型)は2007〜2025年に約48,000台を生産し2025年8月に生産終了、次世代モデルへの含みを残す。

就活生

日産の強みって、正直「リーフを最初に出した」くらいしか思いつきません…。

編集部

そこが惜しいところです。実は経営が苦しくても技術投資だけは止めていない領域があって、そこにこそ本当の強みが眠っています。

上の5つの強みは個別の技術・実績に見えて、実は「経営が苦しくても技術投資は止めない」という一つの姿勢でつながっている。

e-POWER第3世代の熱効率42%(①)も、軽EV「サクラ」の3年連続国内首位(②)も、全固体電池のパイロットライン(③)も、いずれも大規模リストラと同時並行で進められてきた投資だ。世界初の量産EVという原点(④)とGT-R・フェアレディZという半世紀の遺産(⑤)が土台にあるからこそ、いまの苦境でも技術者としての誇りが保たれている、という構造が見えてくる。

業績の推移(売上高)

10兆5,967億2023/3期12兆6,857億2024/3期12兆6,332億2025/3期12兆79億2026/3期13兆(予想)2027/3期
売上高(連結)。2025年3月期・2026年3月期は巨額の特別損失(減損・リストラクチャリング費用)計上により2期連続の最終赤字(それぞれ▲6,709億円・▲5,331億円)となった。2027年3月期は会社予想で3年ぶりの黒字転換を見込む。

2025年3月期・2026年3月期は2期連続の最終赤字という、就活生にとって見過ごせない事実がある。

決算期売上高営業利益当期純利益
2023年3月期10兆5,967億円3,771億円2,219億円
2024年3月期12兆6,857億円5,687億円4,266億円
2025年3月期12兆6,332億円698億円▲6,709億円
2026年3月期12兆79億円580億円▲5,331億円
2027年3月期(予想)13兆円2,000億円200億円

2025年3月期・2026年3月期の巨額赤字は、いずれも減損損失・リストラクチャリング費用など特別損失が主因で、本業の稼ぐ力(売上高自体)は12兆円規模を維持している。2027年3月期は会社予想で3年ぶりの黒字転換を見込む。

競合の中での立ち位置

日産自動車 のポジショニングマップ
国内主要自動車メーカー業界マップ(2軸で見る)

同じ国内大手自動車メーカーでも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプ日産との違い
日産自動車中間規模・電動化先行型e-POWER・EVで独自色を出すが収益力に課題
トヨタ自動車総合・世界最大級HV世界最大手。売上・利益率とも圧倒的な規模の強さ
ホンダ四輪+二輪の多角経営二輪・パワープロダクツも持つ多角的ポートフォリオ
スズキ新興国ボリューム型インド市場で圧倒的シェア。小型車・軽自動車が主戦場
マツダプレミアムブランディング型"Kodo"デザインで欧州を中心に高付加価値路線
SUBARU北米特化・AWD専門型売上の約7割が北米。安全性能とAWDでニッチ首位
三菱自動車ASEAN・PHEV先駆型東南アジアでのPHEV・SUV展開に強み

トヨタが「規模と総合力」、スズキが「新興国のボリューム」で戦うのに対し、日産はe-POWERとEVという技術の独自性で立ち位置を作ろうとしている。ただし、その技術力を収益にどう転換するかが、いまの経営課題そのものでもある。

座標は各社の公開実績(EV販売実績・地域売上構成・技術特性等)をもとにした編集部の合成評価で、企業の公式指数ではない。

今後の展望

日産自動車の数値目標(2026年度)

ビジョン

中期経営計画「The Arc」/再建計画「Re:Nissan」

2024年3月発表の中期計画「The Arc」(2024〜2026年度)を土台に、2025年5月発表の再建計画「Re:Nissan」で立て直しを加速している。世界17工場のうち7工場を閉鎖して10工場体制に集約し、人員は2024年11月発表分を含め全従業員の約15%にあたる約2万人を削減、固定費・変動費で5,000億円のコスト削減を目指す。2026年度に自動車事業の営業利益・フリーキャッシュフロー黒字化を掲げる。

数値目標

世界販売台数(2026年度)2023年度比+100万台
営業利益率(2026年度)6%以上
営業利益(2027/3期予想)2,000億円
当期純利益(黒字転換)200億円

注力施策

  • 再建計画「Re:Nissan」

    2027年度までに世界17工場中7工場を閉鎖し10工場体制に集約。2024年11月発表分を含め全従業員の約15%にあたる約2万人を削減し、固定費・変動費で5,000億円のコスト削減を目指す。

  • 第3世代e-POWERの展開拡大

    STARC燃焼技術で熱効率42%を実現した新エンジンを2025年9月に欧州「キャシュカイ」へ搭載開始。2026年度には国内新型「エルグランド」にも展開する。

  • 全固体電池の実用化準備

    2028年度の実用化を目指し、横浜工場に全固体電池のパイロット生産ラインを2024年4月に公開。従来比約2倍のエネルギー密度を狙う。

  • ルノー・三菱とのアライアンス強化

    研究開発・設備投資に年間150億ドルを投じる3社連合で、プラットフォーム共用化率を2026年に80%以上へ引き上げ、次期リーフを三菱へOEM供給するなど協業を加速する。

ロードマップ

  1. 1933

    日産自動車株式会社設立

  2. 1969

    フェアレディZ・スカイラインGT-R発売(スポーツカー2枚看板の原点)

  3. 2010

    世界初の量産EV「リーフ」発売

  4. 2016

    三菱自動車へ出資し筆頭株主に

  5. 2023

    ルノーとの資本関係を相互15%に再構築

  6. 2024/12

    日産・ホンダ・三菱自動車が経営統合検討の基本合意書を締結

  7. 2025/2

    日産・ホンダの経営統合協議が破談

  8. 2025/4

    イヴァン・エスピノーサが社長兼CEOに就任

  9. 2025/5

    再建計画「Re:Nissan」発表(7工場閉鎖・2万人削減)

日産の将来性を読むうえで核になるのは、「The Arc」から「Re:Nissan」への計画の性格変化だ。

2024年3月の「The Arc」は成長を志向する中期計画だったが、業績悪化の加速を受けて2025年5月に発表された「Re:Nissan」は、7工場閉鎖・2万人削減という守りの再建計画に性格を変えた。この間、ホンダとの経営統合協議破談(2025年2月)とCEO交代(同年4月)も重なり、経営の非連続な転換点が短期間に集中している。

2026年度に自動車事業の黒字化を掲げる中、再建の痛みと電動化投資の両立が実現できるかが、この会社の今後数年を左右する。

こんな人にピッタリ

日産自動車が合う人・合わない可能性がある人の早見表

経営再建の渦中でも、e-POWERや全固体電池といった独自の電動化技術への投資と、モノづくりの現場に情熱を持って向き合えること。

  • e-POWERやEVなど独自の電動化技術に関わりたい

    世界初の量産EV「リーフ」やSTARC燃焼技術のe-POWER第3世代を持つ日産が合う

  • GT-R・フェアレディZなどスポーツカー・モノづくりへの情熱に触れたい

    半世紀以上続くスポーツカー遺産を持つ日産の現場が向く

  • 経営再建・変革の当事者として主体的に関わりたい

    「Re:Nissan」再建計画の渦中にある日産で、変革をリードする経験が積める

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 業界最大手の圧倒的な安定・スケールを求める

    売上・利益率でトヨタなど上回る会社の方が合う場合があります。

  • 短期的な雇用の安定を最優先したい

    大規模な人員・拠点再編が進行中のため、安定志向が強い人には不安に感じられる可能性があります。

  • 若手のうちから急成長企業のスピード感を求める

    再建局面でプロセス整理を優先するフェーズのため、案件・部署によってはスピード感に物足りなさを感じる可能性があります。

求める人物像

  • 事実を直視し行動する姿勢

    Nissan Wayの「事実を示し、現実を直視する」「プロ意識を持って自発的に行動する」を体現し、経営再建の局面でも当事者として動ける人。

  • 既成概念にとらわれない挑戦

    「他のやらぬことを、やる」という企業DNA。e-POWERや世界初の量産EVリーフなど、他社が踏み込まなかった領域に挑んできた歴史に共感できる人。

  • グローバルなものづくりへの誠実さ

    「人に誠実に、社会に誠実に」を掲げ、ルノー・三菱との3社アライアンスなど多国籍プロジェクトで信頼関係を築ける人。

  • 変革をリードする当事者意識

    「Re:Nissan」再建計画下での工場再編・組織変革を他人事とせず、立て直しに主体的に関わろうとする人。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜配属

    新入社員研修の後、専門性・キャリア開発・適性を踏まえて配属される。事務系・技術系ともに勤務地の希望は申告できるが確約されない。

  2. 専門性の形成期

    「シフトキャリア制度」「オープンエントリー制度」で希望職務に挑戦できる仕組みがあり、技術系は電動化・運転支援技術・デザインなど各領域のプロフェッショナルとして育成される。

  3. グローバルリーダーシップ

    海外業務やクロスファンクショナルな異動・プロジェクトを経験するリーダーシッププログラムがあり、ルノー・三菱とのアライアンス実務など国際的な舞台で裁量を広げていく。

技術系は「シフトキャリア制度」「オープンエントリー制度」により、電動化・運転支援技術・デザインなど各領域のプロフェッショナルとして育成される仕組みがある。

海外業務やクロスファンクショナルな異動を経験するリーダーシッププログラムもあり、ルノー・三菱とのアライアンス実務など国際的な舞台で裁量を広げていくキャリアが描ける。

年収・待遇

有価証券報告書の公式値(単体)と社員クチコミ(体験談)ベースの数値は出所を分けて整理する(2026年7月時点)。再建計画「Re:Nissan」の影響もあり、公式平均年収は直近期で減少に転じている。

初任給

学部卒(公式・2026年度)月額260,000円
修士了(公式)月額280,000円
博士了(公式)月額300,000円

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2026年3月期・単体)857万円(平均年齢40.9歳・平均勤続14.9年)。前年895万円から減少
OpenWorkクチコミ(体験談)約799万円(回答者1,633名・平均年齢35歳)

年次・役職別の目安

企画職(クチコミ)約1,045万円が目安(体験談)
管理職(クチコミ)約866万円が目安(体験談)
営業職(クチコミ)約853万円が目安(体験談)

待遇の特徴

  • 平均年収は2023年3月期850万円→2024年3月期877万円→2025年3月期895万円→2026年3月期857万円と推移し、直近期で減少に転じている(公式値・再建計画の影響が示唆される)
  • 採用人数は就活メディア推計で2021年約230名台から2025年約570名台まで増加した後、Re:Nissan後の2027年卒は201〜300名規模に縮小予定(非公式)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・エン カイシャの評判等の社員クチコミ) モノづくりへの誇りや柔軟な休暇制度・待遇水準を評価する声が多い一方、経営陣への信頼や組織の活気については課題を指摘する声が目立ち、2024〜2026年の経営再建・大規模人員削減が社員の将来不安として表れている傾向があります。

月平均残業(OpenWorkクチコミ)約25.0時間
有給消化率(OpenWorkクチコミ)約84.2%
自己都合離職率(公式サステナビリティデータ・2024年度)約2.8%

評価する声

  • 日産の象徴的な車種・EVの開発に携われ、車好きにとってモチベーションが高い環境という声
  • スーパーフレックスや在宅勤務制度が整い、有給休暇を取りやすいという声
  • 自動車業界の中でも高水準とされる待遇・福利厚生への評価

気になる声

  • 経営再建・大規模人員削減が続く中、将来への不安を挙げる声がある傾向
  • クチコミでは「経営陣の手腕」への評価が相対的に低く、意思決定への信頼感に課題を感じる声がある傾向
  • 「社員の士気」「組織の活気」を課題に挙げる声があり、年功色や評価制度の透明性を指摘する声もある傾向

就活生

実際、日産に入って大丈夫なんでしょうか…将来的にリストラの対象にならないか心配です。

編集部

正直に答えると、クチコミでも「経営陣の手腕」への評価は相対的に低く、将来への不安を挙げる声はあります。ただモノづくりへの誇りや休暇の取りやすさは変わらず評価されているんです。

月平均残業は約25.0時間、有給消化率は約84.2%(いずれもOpenWorkクチコミ)と、働き方の制度面は悪くない評価が多い。変革の当事者になる覚悟がある人には手応えのある環境、安定志向が強い人は要確認だ。

沿革

日産自動車は1933年12月26日に設立された。1969年に発売したスカイラインGT-RフェアレディZは、いずれも半世紀以上を経た現在まで続くスポーツカーの二枚看板である。

2016年には経営再建中だった三菱自動車へ出資し筆頭株主となり、ルノーとあわせた3社アライアンスを形成した。2023年にはルノーとの資本関係を株式相互保有15%へ再構築し、より対等な関係へと転換している。

直近では、2024年12月のホンダ・三菱自動車との経営統合検討の基本合意が2025年2月にわずか約50日で破談し、同年4月にイヴァン・エスピノーサが社長兼CEOに就任、5月に再建計画「Re:Nissan」を発表するという非連続な転換が短期間に集中した。

採用・選考

日産自動車の選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース事務系(商品企画・マーケティング&セールス・購買・コントロール&ファイナンス・人事等、文理共通)と技術系・技能系(R&D・生産技術・IE・グローバル品質保証等、理系)の2コース。併願不可。
勤務地横浜(グローバル本社)、厚木(テクニカルセンター)、追浜工場、栃木工場、座間事業所 ほか
選考難易度・特徴就活メディアの推計(非公式)ではES通過率約64%・Webテストボーダー約50%・総合倍率約4.1倍とされ、自動車業界平均(推計8.7倍)よりやや低めとされる。採用大学は幅広いが、九州大学・東京工業大学・慶應義塾大学・横浜国立大学などが上位に挙がる傾向。明確な学歴フィルターは無いとされる。

採用人数の推移

2023年約447名
2024年約568名
2025年約574名
2027年卒予定201〜300名(非公式)

選考フロー

  1. Webテスト
  2. エントリーシート提出(事務系はグループディスカッション参加も)
  3. 書類選考
  4. 職種別面接(複数回)
  5. 最終面接(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • なぜ自動車業界なのか

    面接官が見ているポイント

    数ある業界の中でクルマ・モビリティを選ぶ理由を産業構造の理解も含めて語れるか

  • 他社じゃなく日産な理由

    面接官が見ているポイント

    トヨタやホンダなど競合と比較した上で日産固有の魅力を語れるか

  • 経営再建中でも日産でいいか

    面接官が見ているポイント

    2万人規模の人員削減や工場再編が続く再建計画Re:Nissanの局面を理解した上で覚悟を持って入社を選べるか

  • 「他がやらぬことを」体現エピソード

    面接官が見ているポイント

    日産の企業理念を自分の経験に引きつけて語れるか

  • 日産への志望動機(200字で)

    面接官が見ているポイント

    短い字数制限の中で専門性や強みと日産の技術・理念を論理的に結びつける構成力

  • 志望する部門・職種の理由

    面接官が見ているポイント

    自身の専門性や経験を配属先でどう活かすか具体的にイメージできているか

  • CASE時代に活かせる知識・スキル

    面接官が見ているポイント

    電動化やSDVなど業界の構造変化を理解し自分の学びを次世代技術に接続して語れるか

  • 研究内容と工夫した点

    面接官が見ているポイント

    専門外の面接官にも伝わる言葉で考え方の筋道と苦労を論理的に説明できるか

  • 目指すエンジニア像は

    面接官が見ているポイント

    技術者としての将来像を具体的に描き日産で実現する道筋を語れるか

  • 研究を電動化・SDVにどう活かす

    面接官が見ているポイント

    自分の専門性をe-POWERやSDVなど日産が注力する技術領域に接続する発想力

  • 技術力・リーダー経験をプレゼンで

    面接官が見ているポイント

    事前提出のPPT資料で技術力・リーダーシップ・キャリアビジョンを筋道立てて示せるか

  • TOEIC等の英語スコアは

    面接官が見ているポイント

    ルノー・三菱とのアライアンスで求められる英語基準を満たしグローバルに働く準備があるか

  • 意見が衝突した時どう対応したか

    面接官が見ているポイント

    チームの中で対立を建設的に解消する調整力

  • リーダーシップを発揮した経験

    面接官が見ているポイント

    役職の有無に関わらず周囲を動かした経験を具体的に語れるか

  • 納得できず怒られたらどうするか

    面接官が見ているポイント

    理不尽な状況でも感情的にならず建設的に対処できるか

  • 自分を車に例えると

    面接官が見ているポイント

    日産の車種・技術への理解と自己分析を結びつけて表現できるか

  • 入社後にやりたい仕事は

    面接官が見ているポイント

    配属後の働き方を具体的に描けているか

  • 希望と違う配属でもいいか

    面接官が見ているポイント

    量産開発か先行開発かなど配属の裁量が会社側にある中で柔軟に適応できるか

  • 5年後10年後のキャリアビジョン

    面接官が見ているポイント

    海外赴任も視野に入れた中長期のキャリア像を描けているか

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    質問の質から入社意欲の本気度と情報収集力を測れるか

インターンシップ

事務系・技術系それぞれにインターンシップ・イベントが公式に用意されている。就活メディアでは「グローバルリーダー養成塾」(事務系)「グローバルエンジニア養成塾」(技術系)等の名称で紹介されるが、選考直結・優遇の有無は公式に明記が無く要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

事務系と技術系・技能系の2区分で採用し、併願はできない。選考はWebテスト・エントリーシートから複数回の面接まで進む。

  • 「経営再建中でも日産でいいか」という覚悟を問う質問に、Re:Nissanの内容を理解した上で答えられるようにしておく
  • e-POWER・EV・SDVなど日産が投資を続ける技術領域への関心を、自分の専門性と結びつけて語れるようにする
  • ルノー・三菱とのアライアンスを踏まえ、英語力やグローバルに働く意欲を問われる場面に備える

よくある質問

日産自動車の年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年間給与は約857万円(2026年3月期・単体・平均年齢40.9歳)で前年895万円から減少しており、社員クチコミベースでは約799万円(回答者平均年齢35歳・体験談)です。初任給は学部卒26万円・修士了28万円(2026年度・公式)とされています。

日産自動車の採用倍率・選考難易度は?

就活メディアの推計(非公式)では総合倍率約4.1倍・ES通過率約64%とされ、自動車業界平均(推計8.7倍)よりやや低めです。採用人数は近年増加傾向でしたが、再建計画「Re:Nissan」を受け2027年卒は201〜300名規模に縮小予定です。

日産自動車に学歴フィルターはありますか?採用大学は?

明確な学歴フィルターは存在しないとされ、幅広い大学から採用されていますが、就活メディアの集計では九州大学・東京工業大学・慶應義塾大学・横浜国立大学などの名前が上位に挙がる傾向があります。

日産自動車は経営危機・大規模リストラの影響で「やばい」と言われていますか?

2025年5月発表の再建計画「Re:Nissan」で2027年度までに世界7工場閉鎖・約2万人の人員削減を進めており、2026年3月期も最終赤字(▲5,331億円)でした。社員クチコミでも将来への不安や経営陣への信頼低下を指摘する声がある一方、モノづくりへの誇りや休暇の取りやすさを評価する声も多く、二面性があります。

日産自動車のインターンは選考に有利ですか?

事務系・技術系それぞれにインターンシップ・イベントが公式に用意されています。選考直結・優遇の有無は公式に明記が無く要確認で、最新の情報は公式マイページで確認してください。

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-07-09