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【2026最新】セコムの就活企業分析|事業・強み・選考対策

セコムの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

編集部

研究所で磨いた技術を、ドローンや海外へ次々に移植していく会社です。この線をぜひ本文で辿ってください。

就活生

セコムって「家に警備員が来る会社」というイメージしかなくて、志望動機に困っています…。

編集部

実はセキュリティは入り口に過ぎません。防災・医療・保険・研究開発まで抱え、自ら「社会システム産業」と名乗る会社なんです。3分で全体像を掴みましょう。

結論から言うと、セコムの正体は「警備会社」ではなく、社会のリスクを丸ごと引き受ける巨大インフラ企業である。

基本情報

上場区分上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード9735)
グループ独立系(親会社なし)。能美防災・ニッタン・セコム損害保険・セコムトラストシステムズ・アット東京・パスコ等の子会社・関連会社を擁する
創業・設立1962年7月7日に「日本警備保障株式会社」として設立(日本初の警備保障会社)/1983年12月に「セコム株式会社」へ社名変更
本社東京都渋谷区神宮前一丁目5番1号
代表者吉田保幸(代表取締役社長)
資本金664億円(2026年3月末時点)
従業員数連結72,400名/単体15,991名(2026年3月末時点)
売上高連結1兆2,568億9,600万円(2026年3月期・前期比4.7%増)
事業領域セキュリティ・防災・メディカル・保険・地理空間情報・BPO/ICTの6事業を統合する「社会システム産業」

業界の基礎

警備・セキュリティ業界は、法人の常駐警備・機械警備から、家庭用ホームセキュリティ、防犯機器の販売まで、「安全・安心」を商品にする業界だ。

国内市場規模は約3兆4,537億円(2022年)で、セコムと綜合警備保障(ALSOK)の2強で業界シェアの約4割を占める寡占構造にある。

主要プレイヤーはこう棲み分けている。

プレイヤータイプ代表
多角化・最大手警備+防災・医療・保険等セコム
総合・2位警備+介護・海外綜合警備保障(ALSOK)
鉄道系専業警備単体志向セントラル警備保障(JR東日本系)
人的警備志向「体温のあるセキュリティ」を掲げ対人サービスを重視。主要株主に東海旅客鉄道(JR東海)全日警

その中でセコムは、警備を起点に防災・医療・保険・研究開発まで抱え込むという、同業他社にない多角化度で突出している。

事業内容

セコムの事業内容: セキュリティ事業、防災事業、メディカル(医療)事業、保険事業、地理空間情報サービス事業、BPO・ICTサービス事業

ビジネスモデル

日本初の警備保障会社として創業し、巡回警備から「機械警備(オンライン・セキュリティシステム)」へ転換したことで成長。1989年に「社会システム産業」構築を宣言し、セキュリティを中核に防災・メディカル・保険・地理空間情報・BPO/ICTへ多角化する複合サービス産業モデル。

  • セキュリティ事業

    セコムグループの中核事業。法人向け機械警備・常駐警備に加え、家庭用「セコム・ホームセキュリティ」、個人向け位置情報サービス「ココセコム」まで展開する連結売上最大のセグメント(2026年3月期6,606億円)。

    セコム・ホームセキュリティオフィスセキュリティココセコム機械警備・常駐警備
  • 防災事業

    能美防災・ニッタンを中心に、火災報知設備から消火設備、ビル向け防災システムまで提供する(2026年3月期1,869億円)。

    自動火災報知設備消火設備防災システム
  • メディカル(医療)事業

    セコム医療システムを中心に、在宅医療サービスや総合的な医療・介護サービスを提供する(2026年3月期921億円)。

    在宅医療サービス医療・介護関連サービス
  • 保険事業

    セコム損害保険を中心に、セキュリティと連動した保険商品を提供する(2026年3月期654億円)。

    セコム安心マイホーム保険火災保険セキュリティ割引
  • 地理空間情報サービス事業

    パスコが人工衛星・ドローン等を活用した空間情報サービスを展開する(2026年3月期606億円)。

    衛星・ドローン測量地理空間情報サービス
  • BPO・ICTサービス事業

    セコムトラストシステムズ・アット東京が情報セキュリティ・データセンター事業を提供する(2026年3月期1,299億円)。

    情報セキュリティサービスデータセンター運営

セコムは「巡回警備」からスタートし、1966年に日本初のオンライン・セキュリティシステム「SPアラーム」を実用化したことで、警備を「人」から「システム」へ転換させた。

このシステム化の発想は、その後もセキュリティの外側に広がり続けている。1989年に「社会システム産業」構築を宣言して以降、防災・メディカル・保険・地理空間情報・BPO/ICTへと事業を伸ばし、非セキュリティ事業が連結売上の4割超を占める構造になった(各事業の詳細は上のカードを参照)。

この会社の強み

セコムの強み: 「警備業」を超えた社会システム産業、自社研究機関セコムIS研究所への投資、警備用ドローンのパイオニア、警備会社では稀有な地理空間情報事業、現地上場合弁を育てる海外展開力
  1. 「警備業」を超えた社会システム産業

    1989年に「社会システム産業」構築を宣言し、防災(能美防災・ニッタン)・メディカル・保険(セコム損害保険)・地理空間情報(パスコ)・BPO/ICTの6事業を統合。2026年3月期は連結売上高1兆2,569億円・営業利益1,603億円まで拡大した

  2. 自社研究機関セコムIS研究所への投資

    あんしんインフォマティクス・センシングテクノロジー・ビジョンインテリジェンスなど6ディビジョン制の研究組織を保有し、画像認識AI・センシング技術を内製で研究開発する

  3. 警備用ドローンのパイオニア

    2015年に自律飛行で侵入者を追跡する警備用ドローンを日本初のレベル3飛行商用サービスとして実用化。2023年には人・車両検知の画像AIを搭載した「セコムドローンXX」を発表した

  4. 警備会社では稀有な地理空間情報事業

    1999年にGIS国内最大手パスコへ出資し地理空間情報サービス事業に参入。衛星・ドローンを使った測量技術は、子供見守り「ココセコム」等の位置情報サービスの基盤にもなっている

  5. 現地上場合弁を育てる海外展開力

    台湾の中興保全科技(1993年台湾証券取引所上場)、韓国のエスワン(1996年韓国上場)など、技術供与に留まらず現地企業を上場に導く海外事業モデルを持つ。セキュリティ事業だけで15の国・地域に展開する

就活生

セコムの強みって、結局「警備員をたくさん抱えていること」ですよね…?

編集部

そこが誤解されがちな点です。実はセコムの強みは人手の量ではなく、警備で培った「異常を検知し先回りする」技術を、他分野へ転用し続ける力にあります。

上の5つの強みは、個別の事業に見えて実は「警備の技術を他分野へ移植する」という一つの構造でつながっている。

1966年のオンラインセキュリティ開発を起点に、社内研究機関セコムIS研究所が画像認識AI・センシング技術を内製し、それが警備用ドローンという新しい現場に応用される。同じセンシング・位置情報の技術基盤は、地理空間情報事業(パスコ)や子供見守り「ココセコム」にも転用されている。

さらに、この技術移植力を海外でも再現し、台湾・韓国などで技術供与に留まらず現地上場企業を育てるという独自の海外展開モデルを築いてきた。

業績の推移(売上高)

1兆1,013億2023/3期1兆1,547億2024/3期1兆1,999億2025/3期1兆2,569億2026/3期
売上高(連結)。4期連続で増加し、2026年3月期は売上高1兆2,569億円・営業利益1,603億円(利益率12.7%)といずれも過去最高を更新。中期経営計画「Road Map 2027」の2027年度目標(売上高1兆2,500億円以上・営業利益1,600〜1,800億円)は、2026年3月期時点ですでに射程圏に入っている。

決算期は3月(日本基準・連結)。

決算期売上高営業利益営業利益率
2023年3月期1兆1,013億円1,367億円12.4%
2024年3月期1兆1,547億円1,406億円12.2%
2025年3月期1兆1,999億円1,443億円12.0%
2026年3月期1兆2,569億円1,603億円12.7%

売上高は4期連続で増加し、2026年3月期は売上高・営業利益とも過去最高を更新した。中期経営計画「Road Map 2027」が掲げる2027年度目標(売上高1兆2,500億円以上・営業利益1,600〜1,800億円)は、2026年3月期時点ですでに射程圏に入っている。

競合の中での立ち位置

セコム のポジショニングマップ
警備・セキュリティ業界マップ(2軸で見る)

同じ警備・セキュリティ業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプセコムとの違い
セコム多角化・最大手/上場警備を核に防災・医療・保険・地理空間情報まで統合
綜合警備保障(ALSOK)総合・2位/上場介護(HOME ALSOK・Care Services)や海外(東南アジア)に展開するが、非警備比率はセコムより低い傾向
東洋テック警備・ビル管理の複合型/上場(東証スタンダード)大阪発祥。機械警備からビル総合管理・ATM管理まで手がける中堅企業。売上規模はセコムの数十分の一
全日警人的警備志向/非上場「体温のあるセキュリティ」を掲げ人的警備を重視。主要株主に東海旅客鉄道(JR東海)を持ち、鉄道・催事警備に実績
セントラル警備保障(CSP)鉄道系専業/上場JR東日本グループ。売上の97%が警備で鉄道警備に強み

規模ではALSOKが唯一の同規模ライバルだが、非警備事業への展開度でセコムが頭一つ抜けている——これが業界内での立ち位置だ。

今後の展望

セコムの数値目標(2027年度)

ビジョン

セコムグループ2030年ビジョン「あんしんプラットフォーム」構想/中期計画「Road Map 2027」

2017年策定の「セコムグループ2030年ビジョン」は、事件・事故/サイバー犯罪/自然災害/病気・老化という4大リスク領域に対し「いつでも・どこでも・誰にとっても切れ目のない安心」を提供する社会インフラ=あんしんプラットフォームの構築を掲げる。中期計画「Road Map 2027」(2023〜2027年度)はその通過点で、2026年3月期時点で数値目標の射程圏に入っている。2026年5月には次期長期ビジョン「セコムグループ2040年ビジョン」を新たに策定し、インシデント前の予兆を捉える「先回りの安心」へ軸足を移す方向を打ち出した。

数値目標

連結売上高(2027年度)1兆2,500億円以上
連結営業利益(2027年度)1,600〜1,800億円
ROE(2027年度)10%
配当性向(2027年度)45%前後

注力施策

  • 見守り・セキュリティ領域の深化

    「みまもりクラウド」で高齢者見守りを、法人向け「AZ」でクラウド型セキュリティを強化。VSaaS/ACaaS/IoTaaSとしてSaaS化を進め、他警備会社への「警備DX Supported by SECOM」提供も推進する。

  • 海外事業の拡大

    台湾・韓国など15の国・地域に展開するセキュリティ事業を軸に、インドでの病院事業(SAKRA WORLD HOSPITAL)などメディカル領域の海外展開も進め、将来的な海外売上比率10%を目指す。

  • BPO・ICT基盤の強化

    データセンター新設・クラウド接続サービス拡大に加え、中小企業向けHR系SaaSを拡充し、24時間365日運用体制を核にしたインフラ事業への投資を続ける。

  • 生産性向上

    新サービスの継続投入とAI・DX活用で社員のポテンシャルを引き出し、業務効率を高める。

  • 「セコムグループ2040年ビジョン」の始動

    2026年5月に新たな長期ビジョンを策定。インシデント前の予兆を捉える「プロアクティブ」な「先回りの安心」を次の成長軸に据える。

ロードマップ

  1. 1962

    「日本警備保障株式会社」を設立。日本初の警備保障会社として発足

  2. 1966

    日本初のオンライン・セキュリティシステム「SPアラーム」を実用化

  3. 1978

    台湾に合弁会社を設立し海外進出第1号(現・中興保全科技)

  4. 1983

    社名を「セコム株式会社」に変更

  5. 1989

    「社会システム産業」構築を宣言

  6. 1998

    東洋火災海上保険(現・セコム損害保険)へ資本参加し保険事業に参入

  7. 2006

    能美防災を連結子会社化し防災事業を強化

  8. 2015

    自律飛行の警備用ドローンを実用化(日本初のレベル3飛行商用サービス)

  9. 2026/5

    次期長期ビジョン「セコムグループ2040年ビジョン」を策定

将来性を読む軸は、2017年策定の「セコムグループ2030年ビジョン」が掲げる「あんしんプラットフォーム」構想だ。

事件・事故、サイバー犯罪、自然災害、病気・老化という4大リスク領域に対し、「いつでも・どこでも・誰にとっても切れ目のない安心」を提供する社会インフラを目指す。中期計画「Road Map 2027」はその通過点で、前述のとおり2026年3月期時点で数値目標の射程圏に入っている。

2026年5月には、この2030年ビジョンをさらに更新する形で「セコムグループ2040年ビジョン」を新たに策定した。異常が起きてから駆けつける従来型の警備から、インシデント前の予兆を捉える「先回りの安心」へ——事後対応から予防へと軸足を移す局面に、いまのセコムはある。

こんな人にピッタリ

セコムが合う人・合わない可能性がある人の早見表

警備という枠を超え、防災・医療・保険・研究開発まで社会インフラを丸ごと支えることに情熱を持てる人。

  • 警備だけでなく防災・医療・保険・BPOなど複数事業を横断して社会インフラを支えたい

    「社会システム産業」を掲げ6事業を統合するセコムが合う

  • 業界最大手の安定性とスケール、海外(アジア中心)でのキャリアも見据えたい

    シェア約4割・2位に大差をつけるセコムの規模と海外展開が活きる

  • 警備を起点に新しい社会インフラを自ら作るパイオニア精神に共感する

    日本初のオンラインセキュリティを開発した挑戦の系譜にあるセコムが向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 警備という現場業務そのものを突き詰め、人的警備の価値にこだわりたい

    機械化より対人サービスを重視する警備会社の方が合う場合があります。

  • 鉄道など特定インフラの警備に特化したキャリアを歩みたい

    鉄道警備に強みを持つ警備会社の方が合う場合があります。

  • 大企業の多層的な組織構造よりも、少人数でのスピード感ある意思決定を求めたい

    業界最大手ゆえの組織規模があるため、部署・案件によってはスピード感に物足りなさを感じる可能性があります。

求める人物像

  • 「社会にとっての正しさ」を判断基準にできる人

    「セコムにとって正しいか」ではなく「社会から見て正しいか」を唯一の判断基準とする企業理念を、日々の業務判断でも実践できる誠実さを持つ人。

  • 誰かの役に立つことを喜びと感じ挑戦意欲が高い人

    採用サイトが掲げる求める人材像。周りの人々の役に立つことを喜びと感じ、資格取得やスキルアップに挑戦する意欲も評価対象になる。

  • 知的好奇心が旺盛で時代の変化を先読みできる人

    「社会システム産業」という自己定義を体現するため、時代の変化を先読みし新たな社会システムを構想できる想像力を持つ人。

  • 現状打破の精神を持つ人

    創業以来「常に革新的であり続けるための現状打破の精神」を掲げ、日本初の警備会社として前例のない事業を切り拓いてきた社風に合う人。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜1年目

    セコムグループ合同新入社員研修・基礎技術研修を約1か月実施し、理念・職務基礎知識・法定基礎教育を習得する。その後、配属先で上司・先輩によるOJTを約6か月実施し、業務別・職種別のグレード教育を受ける。

  2. 若手〜中堅(資格級体系による昇級期)

    セコム独自の「資格級体系」(6階級)により、期待される役割に応じて昇級する。1階級ずつ上がる通常ルートに加え、階級を飛び越える「飛び級」制度もある。半期ごとの育成面談・評価面談で目標の進捗を共有し、自己申告制度・チャレンジサポート制度で異動やキャリアの希望を意思表示できる。

  3. 中堅〜マネジメント・専門職

    コースごとに複数のキャリアモデルがある。営業系はビートエンジニア/営業からマネージャー・地域統括へ、研究開発系は研究員から主任研究員・グループリーダーへ、財務・グローバル系は海外MBA留学を経て経営戦略部門へ進む例など、職種を越えたキャリア形成の事例が公式に示されている。

セコムのキャリアは、独自の「資格級体系」(6階級)による昇級ルートが基本だ。1階級ずつ上がる通常ルートに加え、階級を飛び越える「飛び級」制度もあり、年次より実力・役割で評価される仕組みが用意されている。

半期ごとの育成面談・評価面談に加え、自己申告制度やチャレンジサポート制度で異動・職種転換の希望を能動的に示せる。現場のビートエンジニアから本社オペレーション部門へ、あるいは財務職から海外MBA留学を経て経営戦略部門へ——コースを越えたキャリア形成の事例も公式に示されている。

年収・待遇

有価証券報告書ベースの公式値と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値は水準・出所が異なるため、分けて整理する(2026年7月時点)。

初任給

警備職(体験談・2025年4月)月額263,500円(三大都市圏)/219,300〜248,300円(その他地域)
営業職・事務職(体験談・2025年4月)月額254,300円

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2025年3月期)約655万円(平均年齢44.7歳・平均勤続18.2年)
OpenWorkクチコミ(体験談)約509万〜621万円(媒体・集計時点により差)

待遇の特徴

  • 賞与は7段階評価(S〜E)に応じて決定され、目安は基本給の概ね5か月分とされる(クチコミ・体験談)
  • 基本給は業界内で低めとの声があり、夜勤手当・残業代等を合算して初めて水準を維持できるという体験談が複数サイトで見られる
  • 平均年収は出典(有報・クチコミ)で数値差があり、記事化の際は出所を必ず併記する運用とする

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議・就活会議等の社員クチコミ) 業界最大手としての安定性や研修制度の充実、有給・産休育休の取りやすさを評価する声が多い一方、基本給の低さ(残業代・各種手当込みで生活水準を維持)や、緊急対処員など現場職の勤務負荷の大きさを課題に挙げる声が目立つ(いずれも体験談)。

月平均残業(クチコミ)約21.6〜28.5時間(調査により差・職種差が大きい)
有給消化率(クチコミ)61.7〜72.9%(調査により差)
離職率(クチコミ集計・2024年度)5.9%

評価する声

  • 業界トップクラスの安定性とネームバリューがあり、法令順守意識の評価も高いという声
  • 研修制度が充実し、入社1年で複数の国家資格を取得できたという体験談
  • 有給休暇や産休・育休は取得しやすいという声が多い

気になる声

  • 基本給の水準が低く、夜勤手当・残業代を合算してようやく生活水準を維持できるという声がある
  • 緊急対処員など現場職では夜勤や急な出勤要請があり、職種間でワークライフバランスの差が大きい
  • 規律・ルールが厳格で年功序列の色が残るという声がある

セコムって実際、働きやすいの?

評判では「業界最大手としての安定性」「研修制度の充実」「有給・産休育休の取りやすさ」を評価する声が多いです(社員クチコミ・体験談)。

一方で「基本給の水準が低く、残業代・各種手当を合算してようやく生活水準を維持できる」「緊急対処員など現場職は夜勤・急な出勤要請があり負荷が大きい」という声もあります。内勤・法人営業などデスクワーク中心の職種は比較的安定、現場対応が中心のコースは体力面の覚悟が要る、と捉えておきたい。

沿革

セコムの始まりは1962年、飯田亮・戸田壽一の両氏が設立した「日本警備保障株式会社」に遡る。日本初の警備保障会社として巡回・常駐警備からスタートし、1964年の東京オリンピックで選手村警備を担当したことが飛躍のきっかけになった。

飯田氏の原体験は、戦後に酒問屋を営んでいた父の姿にある。統制下で商売ができず苦しむ父の傍らで、闇取引で羽振り良く暮らす人々がいたが、父は「社会の役に立たないことなんだから、そのうちみんなつぶれる」と語り、実際にその通りになった。この経験が、社会に役立つ仕事以外に事業は成立しないという飯田氏の哲学、ひいてはセコムの企業理念「正しさの追求」の原点になったとされる。

1966年に日本初のオンラインセキュリティシステムを開発し、1983年に社名を「セコム株式会社」に変更。1989年には「社会システム産業」構築を宣言し、警備の枠を超えた多角化路線を歩み始めた。

採用・選考

セコムの選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コースセキュリティコース(ビートエンジニア/営業/管理/管制)、コーポレートコース(会計・法務・DX等)、研究・開発コース(理系)、設備管理・施工管理コース、ICTコース、メディカルコース、インシュアランスコースの7区分。地域限定型・全国型の勤務形態も選択できる。
勤務地全国(本社は東京都渋谷区神宮前)に加え、台湾・韓国・タイ等海外18の国・地域に展開。地域限定型・全国型の勤務形態がある。
選考難易度・特徴業界最大手・知名度と待遇の高さから応募者が多く、選考難易度は高めとされる(媒体評価)。ES・適性検査(SPI+クレペリン)通過後、複数回の面接で人物面を重視する。倍率の公式発表数値は非公開のため「要確認(最新は公式採用ページで確認)」。

採用人数の推移

2023年度193名
2024年度217名
2025年度204名

選考フロー

  1. 会社説明会・エントリーシート(ES)提出
  2. 適性検査(SPI形式・言語/非言語+クレペリン検査)
  3. 一次面接
  4. 二次面接
  5. 最終面接(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • 数ある業界の中でなぜ警備業界か

    面接官が見ているポイント

    「社会システム産業」を掲げ警備に留まらないセコムを、同業ALSOKとの違いまで踏まえて選ぶ必然性を語れているか

  • なぜセコムか

    面接官が見ているポイント

    1989年に自ら宣言した「社会システム産業」という自己定義を理解し、多角化の意図まで踏み込んで語れているか

  • セコムのどの事業に興味があるか

    面接官が見ているポイント

    警備だけでなく医療・保険・BPOまで広がる事業ポートフォリオを企業研究できているか

  • 安全・安心をどう考えるか

    面接官が見ているポイント

    形のない機械警備サービスの価値を自分の言葉で説明できるか

  • 学業・ゼミ・研究室の内容(ES・300字程度)

    面接官が見ているポイント

    限られた字数で要点を圧縮し論理的に伝える文章構成力があるか

  • 学生時代に力を入れたこと(ES・400字程度)

    面接官が見ているポイント

    課題発見から成果までを筋道立てて説明できるか

  • 志望動機(ES本文)

    面接官が見ているポイント

    抽象的な「安心を届けたい」で終わらず、セコム固有の事業内容と接続できているか

  • 研究内容を説明してください(プレゼン形式)

    面接官が見ているポイント

    専門外の面接官にも伝わるよう研究を構造化して短時間で語れるか

  • 研究で直面した課題とどう解決したか

    面接官が見ているポイント

    困難への向き合い方から入社後の課題解決力を推し量れるか

  • プログラミングやデータ解析の経験は

    面接官が見ているポイント

    研究・開発コースで実務に使える技術力を具体的なエピソードで裏付けられるか

  • 研究職と開発職どちらを志望するか

    面接官が見ているポイント

    IS研究所(研究)と技術開発本部(開発)というコース内の役割の違いを理解し進路を語れるか

  • 希望と違う配属になったらどうするか

    面接官が見ているポイント

    セキュリティコース(地域限定型・全国型)など複数コースに分かれる採用の枠組みを理解した上で柔軟に対応できるか

  • 志望する職種の仕事内容を説明して

    面接官が見ているポイント

    セキュリティ・コーポレート・研究開発・ICT等コースごとの業務内容を正確に理解しているか

  • 小学生時代から今までの経歴を聞かれる

    面接官が見ているポイント

    一貫した価値観の形成過程を掘り下げて語れる、地に足のついた自己理解があるか

  • 周りからどんな人だと思われているか

    面接官が見ているポイント

    自己認識と他者評価にズレがないか、客観的な自己分析ができているか

  • 強みと弱みをエピソードで

    面接官が見ているポイント

    抽象論でなく具体的な行動事実に基づいて自己PRできるか

  • 挫折した経験を教えて

    面接官が見ているポイント

    困難にどう向き合い立て直したかから現場対応力を推し量れるか

  • 体力面や不規則な勤務への適性は

    面接官が見ているポイント

    機械警備・緊急対処に伴う夜勤や現場対応という勤務実態を理解し覚悟できているか

  • 入社後のキャリアプランは

    面接官が見ているポイント

    現場配属から将来の管理職・専門職へと成長するイメージを具体的に描けているか

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    表面的な情報でなく事業構造や配属後のキャリアまで踏み込んだ質問で入社意欲の高さを示せるか

インターンシップ

緊急対処員(BE)体験コース、研究・開発体験コース、IS研究所コース、セコムトラストシステムズコース、営業体験コース等(例年夏・2日間形式等)。選考直結・優遇の有無は公式に明記が無く、体験談ベースの情報のため要確認。最新は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

選考はES・適性検査(SPI形式+クレペリン検査)を経て複数回の面接に進む。定番の質問は「数ある業界の中でなぜ警備業界か、なぜセコムか」で、「社会システム産業」という自己定義まで理解した志望動機が問われやすい。

  • セコムを「警備会社」で終わらせず、防災・医療・保険まで含めた事業ポートフォリオを自分の言葉で説明できるようにしておく
  • セキュリティコース(地域限定型/全国型)など複数コースに分かれる採用形態を理解し、希望と異なる配属になった場合の対応も考えておく
  • ビートエンジニア等の現場職は夜勤・不規則な勤務が伴うため、体力面・生活面の適性を自分なりに言語化しておく

編集部

現場のビートエンジニアだけが強調されがちですが、コーポレートやICTなど文系職種の間口も広い会社です。自分に合うコースを丁寧に選びましょう。

よくある質問

セコムの年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年収は約655万円(2025年3月期・平均年齢44.7歳)、社員クチコミベースでは約509万〜621万円(体験談・媒体により差)です。初任給は警備職で月26.35万円(三大都市圏・2025年4月)、営業職・事務職で月25.43万円とされています(体験談ベース)。

セコムの採用倍率・選考難易度は?

業界最大手として応募者が多く、選考難易度は高めとされます(媒体評価・倍率の公式発表は非公開)。ES・適性検査(SPI+クレペリン検査)を経て複数回の面接に進み、人物面が重視される傾向です。

セコムは激務ですか?「やばい」と言われるのはなぜですか?

月平均残業はクチコミで約21.6〜28.5時間(調査・職種により差)、有給消化率は約61.7〜72.9%とされます。基本給が業界内で低めとの声があり、夜勤手当・残業代を合算してようやく生活水準を維持できるという体験談や、緊急対処員など現場職では夜勤・急な出勤要請があるという声もあります。

セコムのインターンは選考に有利ですか?

緊急対処員(BE)体験コースや研究・開発体験コース、IS研究所コースなど複数のプログラムがあります。選考直結・優遇の有無は公式に明記が無く、就活メディアの情報は体験談ベースのため要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。

セコムとALSOK(綜合警備保障)の違いは何ですか?

両社とも警備業界の最大手2社ですが、セコムは防災・メディカル・保険・地理空間情報・BPO/ICTまで6事業を統合する「社会システム産業」を志向し、非警備事業の比率がより高い傾向にあります。ALSOKは介護(HOME ALSOK・Care Services)や海外(東南アジア)にも展開しますが、多角化の度合いはセコムの方が大きいとされます。

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-07-12