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JR東日本はなぜ「やめとけ」と言われるのか|受けるべき人・やめておくべき人【27卒・28卒】

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JR東日本の就活が「やめとけ」と言われる理由を配属・転勤・労使紛争から整理し、受けるべき人・やめておくべき人を先に示します。平均年収767万円や離職率1.21%の中身も一次情報で確認します。

読了目安 約14

「JR東日本 就職 やめとけ」と検索したあなたが知りたいのは、たぶん2つだけです。

自分は受けるべきなのか。そして、なぜ「やめとけ」と言われているのか。

先に、両方に答えます。読み進めるかどうかは、それから決めてください。

JR東日本を受けるべき人・やめておくべき人

受けるべき人

  • 社会インフラを支えるという使命感に、はっきり価値を感じられる
  • 配属・転勤は会社の総合判断に委ねられることを、制度として受け入れられる
  • 駅や乗務員など、現場からキャリアが始まることを遠回りだと思わない
  • 昇進や裁量の拡大が長期戦になることを前提に、安定と引き換えに割り切れる
  • 夜勤や交代勤務がある部署に配属される可能性を織り込める

迷ったら、この一点で決めていい

JR東日本の「やめとけ」の中身は、激務や薄給の話ではありません。配属・転勤が会社主導で決まり、自分でコントロールできない範囲が大きいことです。

総合職は全国(および海外事業エリア)が異動範囲。地域総合職も県単位が基本とはいえ、エリア外への転勤があり得ます。これを「安定と引き換えの前提」と受け止められるか、「読めないことが不安」と感じるかが、入社後の納得感を分けます。

なぜ「やめとけ」と言われるのか——理由は3つ

ネットでは「従業員の不満ランキング1位」「コロナ禍の経営危機」「2018年の労働組合の大量脱退」といった話もよく見かけます。

これらは会社の外部評価や過去の出来事としては裏付けが取れますが、今のあなたの入社後の働き方を直接左右する話ではありません。ここでは、配属・待遇の判断に関わる根っこの理由を3つに絞って整理します。

理由1:配属・転勤の範囲を、自分で最後まで選べない

総合職は「当社エリア全域」が雇入れ直後からの勤務地です。業務上の必要があれば、グループ会社への出向もあります。

地域総合職は13エリアから第5希望まで選べますが、勤務地変更の範囲には「業務上の必要がある場合、雇入れ直後の勤務地外に転勤・出向することがあります」と明記されています。

公式FAQによれば、配属・転勤は年1回の自己申告と個人面談を経て、本人の希望ではなく「能力や適性などを総合的に勘案して」決まります。希望が必ず通る仕組みではありません。

理由2:100%出資子会社で、過労死ラインを超える労基法違反が報じられた

2026年2月、東洋経済オンラインが独自報道を出しました。JR東日本が100%出資する中核子会社、JR東日本ビルディング(JEBL)の現場部門で、月100時間超という過労死ラインを超える時間外労働が発覚したという内容です。

サービス残業も常態化していたとされ、問題を指摘した社員への叱責もあったと報じられています。これはJR東日本本体ではなく、子会社の現場部門における事案です。本体の労働時間実態と混同しないよう注意してください。

理由3:労働組合を巡る労使紛争が、今も係属中

2026年3月、東京都労働委員会はJR東日本輸送サービス労働組合(JR東労組)八王子地方本部が申し立てた事案について、駅長らの発言を労働組合法が禁じる「支配介入」と認定しました。

さらに2025年9月には、JR東労組大宮地方本部の組合員が、組合脱退を強要されたとしてさいたま地方裁判所へ提訴。埼玉県労働委員会にも救済を申し立てており、2026年9月時点で審理が続いています。

これらはパワハラ告発のような一方的な主張ではなく、労働委員会や裁判所という第三者機関が関与する客観的な労使紛争です。会社と労働組合の関係に、緊張が続いていることを示しています。


ここまでが要点です。この3つを読んで「配属も労使関係も気にしない」と思ったなら、あとは数字を確認するだけです。

以下は、それぞれを数字と一次情報で確かめていきます。よく見る「平均年収767万円」が、実は駅係員も含む全社員平均だという話も、この後で説明します。

編集部

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参考になるデータ

判断材料になる数字を、出どころつきで並べます。

先に注意してください。JR東日本の数字は、単体(提出会社)なのか連結(グループ)なのかがバラバラに引用されがちです。同じ会社の話に見えて、対象人数がほぼ倍近く違うことがあります。

平均年収767万円は、単体39,660人・全社員の平均

第38期有価証券報告書(2025年3月期)によれば、提出会社(単体)の平均年間給与は7,670,057円です。賞与・基準外賃金を含み、平均勤続年数は16.6年、平均年齢は39.2歳です。

対象は単体の従業員39,660人。駅係員や乗務員などの現場職を含む全社員平均であり、総合職だけを切り出した数字ではありません。

連結従業員は69,559人で、別途臨時従業員が21,775人います。767万円という数字は、この連結従業員全員には対応していません。

総合職と地域総合職で、初任給は月1.5万円差

2026年4月入社の初任給(月給)は、総合職の大学卒で31万円です。地域総合職は首都圏エリアの大学卒で29.5万円、東北・甲信越エリアなどでは26万円まで下がります。

つまり総合職と地域総合職の差だけでなく、地域総合職の中でも勤務エリアによって初任給が変わる制度です。「総合職か現業職か」という単純な二分法ではありません。

なお、駅係員や運転士といった現場業務は独立した採用区分ではなく、地域総合職の「地域ソリューション・駅・乗務員」分野に含まれます。

離職率1.21%、有給取得率89.3%はホワイト寄り

公式の人的資本開示ページによれば、2024年度の離職率(単体、定年退職等を除く)は1.21%です。前年度の1.29%からわずかに下がっています。

有給取得率は2024年度で89.3%(平均17.6日)。2022年度の94.9%からは3年連続で微減していますが、水準自体は高いままです。

平均残業時間は、この開示ページには記載がありません。代わりに公式採用サイトが「2024年度の平均的な時間外勤務実績は年間186時間程度」と示しており、月換算では約15.5時間です。

配属・転勤の仕組みを、制度として確認する

総合職は全国転勤が前提

総合職の勤務地は「国内外における当社事業エリア内のすべての事業所」と説明されています。将来的な経営・管理業務を見据えた採用であり、全国(および海外事業エリア)への転勤が制度上の前提です。

口コミサイトには、総合職で入社した人の「入社前は早期にマネジメントに関わる仕事を想定していたが、実際は現場配属が長い」という趣旨の声が複数投稿されています。個別の投稿なので断定はできませんが、期待とのギャップとして繰り返し語られている論点です。

地域総合職は県単位が基本、ただしエリア外もあり得る

地域総合職は、青森・岩手・宮城など13エリアから応募時に第5希望まで選択できます。雇入れ直後の勤務地は希望エリア内です。

ただし「業務上の必要がある場合、雇入れ直後の勤務地外に転勤・出向することがあります」と公式に明記されています。「エリア職=転勤なし」と単純化はできません。

「配属ガチャ」という言葉自体を裏づける報道や公式発信は見つかりませんでした。断定的な体験談を引用するのではなく、総合職は全国転勤、地域総合職は県単位が基本という制度事実として理解しておくのが実態に近い書き方です。

子会社と労働組合を巡るトラブルを、もう一段深く見る

JEBL(100%出資子会社)の労基法違反

JR東日本ビルディング(JEBL)は2005年設立の中核子会社で、TAKANAWA GATEWAY CITYなどのオフィスビル管理運営を担っています。

東洋経済オンラインの独自報道(2026年2月9日)によれば、この会社の現場部門で2022年3月ごろ、月100時間超という過労死ラインを超える時間外労働が発生していました。

繰り返しになりますが、これはJR東日本本体の話ではありません。ただし100%出資の子会社であり、グループ全体の労務管理体制を考える材料にはなります。

JR東労組を巡る2件の労使紛争

1件目は、東京都労働委員会が2026年3月に「支配介入」を認定した事案です。駅長が組合員に組合脱退を促すような発言をし、副長が昇進試験と組合加入を結びつけるような発言をしたと認定されました。

2件目は、JR東労組大宮地方本部の組合員が2025年9月にさいたま地方裁判所へ提訴した事案です。組合側は約7年間で40件以上の不当労働行為があったと主張しており、埼玉県労働委員会にも救済を申し立てています。

いずれも2026年9月時点で係争中です。行政・司法という第三者機関が関与している客観的な事案として、配属・転勤の話とは別軸の判断材料になります。

選考の流れと採用規模

選考は、エントリーシート・作文・適性検査を経て、複数回の面接に進む流れです。公式FAQは「セミナーや説明会は選考には関係なく、キャリア支援の一環」と明記しており、インターン参加の有無は本選考に影響しないとしています。

学歴についても、公式FAQで「文理不問」「出身学部で有利・不利はない」と明言されています。就活メディアの集計でも、採用実績校は幅広い大学に分散しています。

採用人数は2025年度実績で729名、2026年度計画では約950名まで拡大する方針が報じられています。採用の間口は広く、選考通過そのものの難易度は他社ほど高くないという見方と整合します。

同じ交通インフラで、働き方が違う会社

「鉄道・交通インフラに興味がある」ことと「JR東日本の配属・転勤の仕組みが合う」ことは、別の話です。

前者が理由でここを受けようとしているなら、同じ交通インフラでも異動の設計がまったく違う会社を先に見てから決めても遅くありません

企業働き方の違い
JR東海東海道新幹線1路線に事業が集中し、運輸利益の約9割を稼ぐ超高収益企業。エリアが東海道沿線に絞られる分、異動の広がり方がJR東日本とは異なる
ANA空という異なるインフラ。総合職・専門職の区分があり、勤務地は空港・支社を含め全国・海外に広がる
JAL経営破綻・再建を経た航空会社。安全運航と収益改善を両立させてきた歴史があり、配属・キャリアの考え方を比較する材料になる

同じ「社会インフラを支える仕事」でも、事業の集中度や異動の範囲は会社ごとに大きく異なります。

比較対象を持つことは、志望度を下げる行為ではありません。自分がどこまで配属・転勤の不確実性を引き受けられるかを、内定前に言葉にする作業です。

よくある質問

JR東日本の平均年収767万円は本当ですか?

数字自体は有価証券報告書に記載された実在の値です。第38期(2025年3月期)の平均年間給与は7,670,057円で、賞与・基準外賃金を含みます。

ただしこれは提出会社(単体)の従業員39,660人の平均で、総合職だけの数字ではありません。駅係員や乗務員を含む全社員の平均です。連結の従業員は69,559人おり、単体767万円がそのままグループ全体に当てはまるわけでもありません。

離職率が1.21%と低いのに、なぜ「やめとけ」と言われるのですか?

会社公式の開示では、2024年度の離職率(単体)は1.21%、有給取得率は89.3%、平均的な時間外勤務実績は年間186時間程度(月換算約15.5時間)です。

この数字だけを見れば「激務だから辞めるべき」という話は成立しません。「やめとけ」と言われる理由は、残業の多さではなく、配属・転勤の読めなさ、現場業務特有の負担、子会社の労基法違反や労働組合を巡る労使紛争という、数字に出にくい要因が中心です。

配属ガチャは本当にありますか?

「配属ガチャ」という言葉自体を裏づける一次資料は見つかりませんでした。ただし制度としての事実はあります。

総合職は当社エリア全域が異動範囲で、全国転勤が前提です。地域総合職は13エリアから勤務地を選べ、県単位の異動が基本ですが、公式FAQは「意欲に応じて配属エリア外で勤務する場合もある」としています。地域総合職を選べば転勤の範囲を狭められますが、完全な地元固定を保証するものではありません。

まとめ

JR東日本が「やめとけ」と言われる理由は3つでした。配属・転勤の不確実性、子会社の労基法違反、労働組合を巡る労使紛争です。

そして数字を確かめると、見え方が少し変わります。離職率1.21%、有給取得率89.3%、平均残業年間186時間程度は、いずれもホワイト寄りの水準です。「平均年収767万円」も、あなたが総合職として受け取る数字とは限りません。

そのうえで、問いは一つです。配属・転勤を、会社の判断に委ねられるか。

委ねられるなら、社会インフラを支えながら安定した待遇を得られる、十分に合理的な選択肢です。

委ねられないなら、地域総合職を含めて範囲を絞る方法を検討するか、受けないほうがいい。「離職率が低いから安心」という理由だけで、配属や転勤の話を後回しにすることだけが、一番避けたい結末です。

よくある質問

JR東日本の平均年収767万円は本当ですか?
数字自体は有価証券報告書に記載された実在の値です。第38期(2025年3月期)の平均年間給与は7,670,057円で、賞与・基準外賃金を含みます。ただしこれは提出会社(単体)の従業員39,660人の平均で、総合職だけの数字ではありません。駅係員や乗務員を含む全社員の平均です。連結の従業員は69,559人おり、単体767万円がそのままグループ全体に当てはまるわけでもありません。
離職率が1.21%と低いのに、なぜ「やめとけ」と言われるのですか?
会社公式の開示では、2024年度の離職率(単体)は1.21%、有給取得率は89.3%、平均的な時間外勤務実績は年間186時間程度(月換算約15.5時間)です。この数字だけを見れば「激務だから辞めるべき」という話は成立しません。ネットで「やめとけ」と言われる理由は残業の多さではなく、配属・転勤の読めなさ、駅や乗務員といった現場業務特有の負担、そして子会社の労基法違反や労働組合を巡る労使紛争という、数字に出にくい要因が中心です。
配属ガチャは本当にありますか?
「配属ガチャ」という言葉自体を裏づける一次資料は見つかりませんでした。ただし制度としての事実はあります。総合職は当社エリア全域が異動範囲で、全国転勤が前提です。地域総合職は13エリアから勤務地を選べ、県単位の異動が基本ですが、公式FAQは「意欲に応じて配属エリア外で勤務する場合もある」としています。地域総合職を選べば転勤の範囲を狭められますが、完全な地元固定を保証するものではありません。

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