【2026最新】第一生命保険の就活企業分析|事業・強み・選考対策
企業分析・就活ガイド
まとめ
日本生命・明治安田・住友生命と並ぶ4大生保の一角で、その中で唯一の上場会社という独特の立ち位置にある。1902年に日本初の相互会社として創立したが、2010年に相互会社から株式会社へ転換して上場し、その資本を武器に米プロテクティブ・豪TALなどの海外M&Aを重ねてきた。いまや海外保険がグループ利益の約4分の1を稼ぎ、ベネフィット・ワン買収で福利厚生など「保険サービス業」へも多角化。2026年4月には持株会社を「第一ライフグループ」へ商号変更した。FY2024(2025年3月期)はグループ修正利益4,395億円と過去最高益を更新。新卒の入社先は非上場の第一生命保険で、基幹職などコース別に採用される。
基本情報
| 上場区分 | 第一生命保険は非上場/持株会社が東証プライム上場(8750・2026年4月より第一ライフグループ) |
|---|---|
| グループ | 持株会社=第一生命HD。中核子会社に第一生命保険・第一フロンティア生命・第一ネオ生命(旧ネオファースト)。海外にプロテクティブ生命・TAL |
| 創業・設立 | 1902年創立(矢野恒太が日本初の相互会社として設立)/2010年に株式会社化・上場 |
| 本社 | 東京都千代田区有楽町 |
| 代表者 | 隅野俊亮(第一生命保険社長)/持株会社グループCEOは菊田徹也 |
| 資本金 | 600億円(第一生命保険) |
| 従業員数 | 第一生命保険 約47,502名(内勤約10,716名/営業職員=生涯設計デザイナー約36,786名・2025年3月末) |
| グループ修正利益 | 4,395億円(2025年3月期・第一生命HD連結・過去最高) |
| 決算期 | 3月期 |
| 事業領域 | 国内生命保険(3ブランド)/海外保険/資産運用/非保険(福利厚生等) |
業界の基礎
第一生命は、日本生命・明治安田生命・住友生命と並ぶ4大生保の一角だ。
生命保険業界は、会社の「形」によって戦略が大きく分かれる。
- 相互会社(非上場): 日本生命、明治安田生命、住友生命(株主がおらず契約者を重視)
- 上場の株式会社: 第一生命、かんぽ生命、ライフネット生命(資本市場を活用できる)
その中で第一生命の最大の特徴は、**4大生保で唯一、相互会社から株式会社へ転換して上場した会社**だという点だ。
1902年に「日本初の相互会社」として生まれた第一生命が、2010年に株式会社化・上場し、その資本を武器に海外M&Aや多角化へ動いてきた。
「生保会社」という言葉だけでは、その姿をとらえきれない。
事業内容

ビジネスモデル
国内3つの生命保険ブランドをチャネル別に展開しつつ、海外保険・資産運用・非保険(福利厚生など)へ多角化する保険サービスグループ。4大生保で唯一の上場会社という形態を活かし、資本市場を使ったM&Aと株主還元を機動的に進める。利益面では海外保険がグループの約4分の1を稼ぐ柱に育っている。
国内生命保険
対面の第一生命、銀行窓販の第一フロンティア生命、代理店・通販の第一ネオ生命の3ブランドをチャネル別に展開する。
第一生命(生涯設計デザイナー)第一フロンティア生命第一ネオ生命海外保険
米プロテクティブ生命・豪TALなどを通じ、北米・豪州・アジアで展開。グループ利益の約4分の1を稼ぐ。
プロテクティブ生命(米)TAL(豪)アジア資産運用
アセットマネジメントOne(みずほFGと共同・AUM約70兆円)などを通じた資産運用。
アセットマネジメントOne非保険(保険サービス業)
ベネフィット・ワン(福利厚生)など、保険の枠を超えたサービス事業へ多角化する。
ベネフィット・ワンヘルスケア
第一生命のビジネスを理解する鍵は、3ブランド+海外+非保険という広がりだ。
国内3ブランドのチャネル棲み分け
国内の生命保険は、3つのブランドをチャネル別に使い分ける。
- 第一生命: 対面営業(生涯設計デザイナー約3.7万名)による主力ブランド。
- 第一フロンティア生命: 銀行の窓口販売に特化し、貯蓄性商品を提供。
- 第一ネオ生命(旧ネオファースト): 代理店・通販で第三分野(医療等)を扱う。
最適な商品を、最適なチャネルで届ける「マルチブランド」戦略だ。
海外と非保険への多角化
そして第一生命は、国内生保にとどまらない。
米プロテクティブ生命、豪TALなどの海外保険が、いまやグループ利益の約4分の1を稼ぐ。
さらに2024年にはベネフィット・ワン(福利厚生)を買収し、「保険サービス業」への進化を打ち出した。
2026年4月には、持株会社の名前を「第一ライフグループ」へと改めている。
グループと採用の構造
就活で押さえておきたいのが、会社の構造だ。
- 第一生命ホールディングス(2026年4月より第一ライフグループ): 東証プライム上場の持株会社(8750)。
- 第一生命保険: 国内生保を担う中核子会社で、新卒の主な入社先。非上場。
新卒は第一生命保険に、基幹職などコース別で採用される。
この会社の強み

4大生保で唯一の上場会社という資本機動力
日本生命・明治安田・住友生命が相互会社(非上場)であるのに対し、第一生命は2010年に株式会社化・上場した4大生保で唯一の上場会社。その資本を原資に海外M&Aや株主還元(配当性向40%以上)を機動的に進められる
海外M&Aでグループ利益の約4分の1を稼ぐ
FY2024のグループ修正利益4,395億円のうち海外保険が約1,146億円(約26%)。米プロテクティブ574億円、豪TAL等のオセアニア421億円が柱で、海外利益は初めて1,000億円を超えた
米プロテクティブの大型買収
2015年に米プロテクティブ生命を約57億ドル(約5,800億円)で完全子会社化し、北米を海外の中核に。豪TALは2011年に完全子会社化し、豪州の保障性保険で上位に立つ
国内3ブランドのチャネル棲み分け
第一生命(対面・生涯設計デザイナー約3.7万名)、第一フロンティア生命(銀行窓販・貯蓄性)、第一ネオ生命(代理店・通販)と、最適な商品を最適なチャネルで届けるマルチブランド戦略を採る
「保険サービス業」への多角化
2024年にベネフィット・ワン(会員約1,000万人)を約2,920億円で完全子会社化し、福利厚生など非保険へ進出。中期計画で「保険にとどまらない保険サービス業」を掲げ、2026年4月に持株会社を第一ライフグループへ改称した
「4大生保の一角」というイメージの一段下に、第一生命の本当の差別化がある。
それは「上場会社という形を活かした、攻めの経営」だ。
① 4大生保で唯一の上場会社という資本機動力
日本生命・明治安田・住友生命は、いずれも相互会社(株主がいない非上場)だ。
その中で第一生命は、2010年に**相互会社から株式会社へ転換して上場**した、4大生保で唯一の上場会社である。
株式を対価にしたM&Aや、機動的な株主還元(配当性向40%以上)ができるのは、この形だからこそだ。
② 海外M&Aでグループ利益の約4分の1を稼ぐ
上場で得た資本を、第一生命は海外M&Aに投じてきた。
FY2024のグループ修正利益4,395億円のうち、**海外保険が約1,146億円(約26%)**を占める。
米プロテクティブ(574億円)、豪TAL等のオセアニア(421億円)が柱で、海外利益は初めて1,000億円を超えた。
③ 米プロテクティブの大型買収
海外戦略の象徴が、米プロテクティブ生命の買収だ。
2015年に**約57億ドル(約5,800億円)**で完全子会社化し、北米を海外の中核に据えた。
豪TALも2011年に完全子会社化し、豪州の保障性保険で上位に立っている。
④ 国内3ブランドのチャネル棲み分け
国内では、ひとつのブランドに頼らない。
対面の第一生命、銀行窓販の第一フロンティア生命、代理店・通販の第一ネオ生命と、チャネルごとに最適なブランドを使い分ける。
顧客の接点に合わせて売り方を変える「マルチブランド・マルチチャネル」が強みだ。
⑤ 「保険サービス業」への多角化
第一生命は、保険の枠を出ようとしている。
2024年にベネフィット・ワン(会員約1,000万人)を**約2,920億円**で完全子会社化し、福利厚生という非保険領域へ進出した。
中期計画では「狭義の保険業から保険サービス業へ」を掲げ、2026年4月の「第一ライフグループ」への商号変更にもその意志が表れている。
業績の推移(グループ修正利益)
第一生命の業績は、近年の最高益更新が際立つ。
| 決算期 | グループ修正利益 | 修正ROE |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 3,185億円 | 8.2% |
| 2025年3月期 | 4,395億円 | 10.7% |
| 2026年3月期(予想) | 約4,700億円 | 10%超 |
FY2024(2025年3月期)に、グループ修正利益は**4,395億円と過去最高**を更新した。
株高・円安と、海外保険の伸びがこの最高益を支えている。
FY2025(2026年3月期)も約4,700億円へ上方修正された(純利益は株式売却益の剥落で減益見通し)。
「グループ修正利益」は第一生命独自の経営指標だ。生保は基礎利益やEV(エンベディッド・バリュー)など独特の指標も使うため、複数の数字を見ておきたい。
競合の中での立ち位置

同じ生保でも、各社の戦い方は大きく異なる。
| 会社 | 形態 | 第一生命との違い |
|---|---|---|
| 第一生命 | 上場株式会社・海外M&A型 | 4大生保で唯一の上場会社。資本を使った海外M&Aと多角化が軸 |
| 日本生命 | 相互会社・国内最大 | 業界最大の規模と営業職員ネットワーク。株主より契約者を重視 |
| 明治安田生命 | 相互会社・団体保険に強い | 団体保険・企業年金など法人(B2B)領域に強み |
| 住友生命 | 相互会社・健康増進型 | 「Vitality」など健康増進型保険を推進 |
| かんぽ生命 | 上場・国内特化 | 全国郵便局網が募集。事業はほぼ国内 |
| ライフネット生命 | 上場・ネット専業 | 無店舗のネット直販に特化 |
考え方として、規模なら日本生命、団体保険なら明治安田が近いが、第一生命は上場会社としての資本機動力と海外M&Aで独自のポジションにある。
今後の展望

ビジョン
グローバルトップティアに伍する保険グループ
パーパス「共に歩み、未来をひらく」のもと、ブランドメッセージ「一生涯のパートナー」を掲げる。中期経営計画(2024〜2026年度)では「狭義の保険業から保険サービス業へ」進化を打ち出し、2030年度にグループ修正利益7,000億円・修正ROE14%以上をめざす。海外・非保険の二刀流で成長を図る。
数値目標
| グループ修正利益(2026年度(目標)) | 4,500億円〜 |
|---|---|
| 修正ROE(2026年度(目標)) | 12%以上 |
| 配当性向(中計期間) | 40%以上(還元重視) |
| グループ修正利益(2030年度(ビジョン)) | 7,000億円・修正ROE14%以上 |
注力施策
海外保険の拡大
プロテクティブ(米)・TAL(豪)・アジアを軸に海外利益を伸ばす。海外利益比率はすでに約26%。
非保険領域への多角化
ベネフィット・ワン買収で福利厚生事業に参入し、保険×非保険の二刀流で「保険サービス業」へ進化する。
資本効率の改善
政策保有株を3年で約1.2兆円規模で削減し、修正ROEの引き上げと株主還元の強化を進める。
健康・ウェルビーイングの強化
健康増進型保険や「第一生命アプリ」など、健康をテーマにした価値づくりを進める。
ロードマップ
1902
矢野恒太が日本初の相互会社として第一生命を創立
2010
相互会社から株式会社へ転換し東証に上場(大手生保で初の上場規模)
2015
米プロテクティブ生命を完全子会社化し本格的な北米進出
2016
持株会社体制へ移行し第一生命ホールディングスを設立
2024
ベネフィット・ワンを完全子会社化し非保険へ/FY2024に過去最高益
2026/4
持株会社を「第一ライフグループ」へ商号変更
めざす姿
第一生命のパーパスは「共に歩み、未来をひらく」、ブランドメッセージは「一生涯のパートナー」だ。
中期経営計画(2024〜2026年度)では「狭義の保険業から保険サービス業へ」進化を打ち出し、2030年度にはグループ修正利益7,000億円・修正ROE14%以上をめざす。
海外保険と非保険(福利厚生・健康)の二刀流で、「グローバルトップティアに伍する保険グループ」を目標に掲げる。
最近の主要トピック(面接ネタ)
- 2026年4月: 持株会社を「第一ライフグループ」へ商号変更(保険サービス業への進化を表明)。
- 2024年: ベネフィット・ワンを完全子会社化し、福利厚生など非保険へ多角化。
- 継続中: 政策保有株を3年で約1.2兆円規模で削減し、資本効率と株主還元を強化。
こんな人にピッタリ

生保の枠を超えて、海外M&Aや資本市場の活用、新事業へのダイナミックな挑戦に関わりたい人に向く。
海外M&Aやグローバルな保険・資産運用にダイナミックに関わりたい
海外利益が約4分の1の第一生命が活きる
上場企業として資本効率・株主還元を意識した経営に関心がある
4大生保で唯一の上場会社である第一生命が合う
保険にとどまらず福利厚生・健康など新事業の変革に挑みたい
保険サービス業へ多角化する第一生命が向く
- 海外M&Aやグローバルな保険・資産運用にダイナミックに関わりたい人
- 上場企業として資本効率・株主還元を意識した経営に関心がある人
- 保険にとどまらず、福利厚生・健康など新事業の変革に挑みたい人
一方で、株価や四半期業績のプレッシャーが少ない環境を求める人や、国内・対面でじっくり顧客と向き合う仕事に集中したい人は、相互会社の生保など別のタイプの会社の方が合う場合がある。
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
株価や四半期業績のプレッシャーが少ない環境で働きたい
上場会社のため、相互会社(非上場)の生保の方が文化的に合う場合があります。
国内・対面でじっくり顧客と向き合う仕事に集中したい
グローバルM&A主導の色が強いため、国内中心の会社の方が合う場合があります。
転居を伴う転勤を避けたい
基幹職のG型は転勤が前提のため、R型や地域限定の選択が必要になる場合があります。
求める人物像
果敢に挑戦する人
お客さま・マーケット視点を持ち、失敗を恐れず柔軟な発想と勇気で変革に挑む人。バリュー「We innovate(まっさきに、変革を実現する)」に通じる。
圧倒的な当事者意識を持つ人
強い志を持ち、自分ごととして業務を最後までやり遂げる責任感のある人。
つながりを活かし価値を創造する人
互いを尊重して個性を高め合い、人や組織のつながりから新たな価値を生み出せる人。
主体的にキャリアをひらく人
会社任せにせず「なりたい姿」を自ら描き、主体的に成長し続けられる人。ブランドメッセージ「一生涯のパートナー」を体現する使命感を持つ。
入社後のキャリアパス
入社初期
支社・営業現場での法人営業(企業向け団体保険・年金提案)や、本社の企画・管理部門に配属され、基礎を習得します。
キャリア飛躍期間
4年目以降に、新人育成からマネジメントを目指す道と、ジョブローテーションで多様な経験を積む道を選べます。
専門・本社展開
海外事業・資産運用・商品開発・DX・経営企画など本社の専門部署で専門性を深めます。スペシャリティコースは業界の第一人者をめざせます。
働き方
G型/R型で転勤の有無を選べ、専門人材向けのジョブ型人事も導入。フルリモートやフレックスなど柔軟な働き方も整備されています。
基幹職のキャリアは、支社・営業現場での法人営業や、本社の企画・管理部門への配属からスタートする。
4年目以降には、新人育成からマネジメントを目指す道と、ジョブローテーションで多様な経験を積む道を選べる。
その後は、海外事業・資産運用・商品開発・DX・経営企画など本社の専門部署で専門性を深め、スペシャリティコースなら業界の第一人者もめざせる。
働き方では、G型(転勤あり)/R型(転勤なし)を選べ、専門人材向けのジョブ型人事も導入されている。
なお、対面営業を担う生涯設計デザイナー(営業職員)は、基幹職とは別の枠で採用される。
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(公式平均年収は有価証券報告書、クチコミはOpenWork(体験談)。持株会社・事業会社内勤・営業職員で水準が大きく異なる点に注意)。 業界最大手の一角としての安定性・ブランド力・福利厚生・法令順守意識を評価する声が多い一方、大組織ゆえの意思決定の遅さや、営業職員の目標達成プレッシャー、全国転勤の負担を挙げる声もあります(いずれも体験談・傾向)。
| 平均年収(第一生命HD・有価証券報告書) | 約1,044万円(持株会社・約490名の少数精鋭で高めに出る値) |
|---|---|
| 平均年収(第一生命保険・内勤/有価証券報告書) | 約534万円(平均46.1歳。営業職員を含む全体平均で個人差が大きい) |
| 平均年収(OpenWorkクチコミ・体験談) | 約470万円(総合職約714万円・営業約393万円・事務約543万円/回答者平均32歳) |
| 月平均残業(クチコミ) | 約21時間(体験談)。内勤職は公式で約6.5時間(2024年度) |
| 有給消化率(クチコミ) | 約64%(体験談)。内勤職は公式で約78.5%(2024年度) |
評価する声
- 業界最大手の一角としての安定性・ブランド力を評価する声(体験談)
- 福利厚生・各種制度の手厚さに言及する声(体験談)
- 法令順守意識の高さを評価する声(体験談)
- 研修・人材育成や、保険を通じた社会貢献性を挙げる声(体験談)
気になる声
- 大組織・縦割りで意思決定が遅いと感じる声がある(体験談)
- 営業目標・達成プレッシャーが厳しいという声がある(特に営業職員・体験談)
- 全国転勤の負担を挙げる声がある(基幹職G型・体験談)
- 年功的な評価や、職種・コース間の給与差を指摘する声がある(体験談)
評判では「業界最大手の一角としての安定性・ブランド力」「福利厚生の手厚さ」「法令順守意識の高さ」を評価する声が多い。
一方で、「大組織ゆえの意思決定の遅さ」「営業目標のプレッシャー(特に営業職員)」「全国転勤の負担」を挙げる声もある(いずれも社員クチコミ・傾向)。
年収は集計対象で大きく異なる点に注意したい。
有価証券報告書では第一生命保険の平均が約534万円(営業職員を含む全体平均)だが、クチコミ(体験談)では基幹職(総合職)が約714万円、持株会社の第一生命HDは約1,044万円(少数精鋭)とされる。
内勤職は公式で月平均残業約6.5時間・有給取得率約78.5%(2024年度)と、働き方改革も進んでいる。
沿革
第一生命は、1902年に矢野恒太が「日本初の相互会社」として創立した生命保険会社だ。
相互会社は、株主ではなく契約者を重視する形態で、長く生保の主流だった。
その第一生命が大きく舵を切ったのが、2010年の株式会社化・上場だ。
4大生保の中でいち早く相互会社から株式会社へ転換し、資本市場を活用できる形に変わった。
この資本を武器に、2015年に米プロテクティブ、2011年に豪TALを買収して海外へ展開し、2016年には持株会社体制(第一生命ホールディングス)へ移行した。
2024年にはベネフィット・ワンを買収して非保険へ多角化し、2026年4月には持株会社を「第一ライフグループ」へと改称した。
就活で押さえておきたいのは、上場しているのは持株会社で、入社先は子会社の第一生命保険だという点である。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 基幹職(オープンコース/スペシャリティコース=アクチュアリー・クオンツ&データサイエンティスト・IT・デジタル・資産運用・建築不動産・海外・会計税務)。働き方区分はG型(転勤あり)/R型(転勤なし)。ほかに機関経営職、営業職員=生涯設計デザイナー(ライフプロフェッショナル職)は別採用。 |
| 勤務地 | 基幹職は基準勤務エリアを8区分(都心・札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡・その他)から選択。G型は転居を伴う転勤あり、R型はなし |
| 選考難易度・特徴 | 就活人気上位の難関。倍率は媒体推計で約14倍とされるが非公式。学歴フィルターは公表されていないが上位大学からの採用が中心とされる。初任給は基幹職オープンコースで大卒354,530円・院了366,840円(勤務手当含む)。選考はES・適性検査・座談会・複数回の面接で進む。 |
選考フロー
- エントリーシート提出+Web適性検査
- 個別座談会(複数回)
- テストセンター
- 個人面接(複数回)
- 内定
ES・自己分析でよく問われること
- 志望動機(業界・企業・コース)
- 学生時代に力を入れたこと
- インターン志望理由・入社後にやりたいこと
- 自分の強み・弱み
面接で聞かれた質問例
- 志望動機・第一志望か・なぜ生命保険か
- 入社後にやりたいこと、10年後のキャリアビジョン
- 自分の強み・弱み、ストレス耐性
- 生命保険という仕事への向き合い方
インターンシップ
基幹職はコース別(オープン/アクチュアリー/資産運用/クオンツ&データサイエンティスト/IT・デジタル等)にインターンを実施。早期選考や案内につながる場合があるが、本選考優遇の有無は要確認。
第一生命の基幹職は、オープンコース(幅広いキャリア)とスペシャリティコース(アクチュアリー・資産運用・IT・海外など専門特化)に分かれる。
選考はES・Web適性検査・座談会・テストセンター・複数回の面接で進む。
第一生命の選考で問われやすいのは、**「なぜ生命保険か、なぜ第一生命か」**と、入社後のキャリアビジョンだ。
- 4大生保で唯一の上場会社という独自性と、海外・非保険への多角化を理解しておく
- オープン/スペシャリティのコース選択の理由を、自分のキャリア観と結びつけて語れるようにする
- パーパス「一生涯のパートナー」に、自分の価値観を重ねて説明する
締切・選考フロー・インターンの最新情報は公式採用ページ(dai-ichi-saiyo.jp)で要確認。基幹職と営業職員(生涯設計デザイナー)は別採用である点にも注意。
よくある質問
第一生命の年収はどのくらい?「低い」と言われるのはなぜ?
- 有価証券報告書では第一生命保険の平均年収は約534万円ですが、これは営業職員(生涯設計デザイナー)を含む全体平均で、歩合制の営業職員が多いため低めに出ます。社員クチコミ(OpenWork・体験談)では基幹職(総合職)は約714万円、持株会社の第一生命HDは有報で約1,044万円(少数精鋭)と、職種・集計対象で大きく異なります。基幹職の初任給は大卒354,530円(勤務手当含む)です。
第一生命の就活の難易度・倍率は?
- 就活人気上位の難関で、倍率は媒体推計で約14倍とされますが非公式です。基幹職の選考はES・Web適性検査・座談会・テストセンター・複数回の面接で進みます。「なぜ生命保険か、なぜ第一生命か」や入社後のキャリアビジョンが問われる傾向です。最新は公式採用ページで確認してください。
第一生命に学歴フィルターはありますか?採用大学は?
- 学歴フィルターの有無は公表されていませんが、上位大学からの採用が中心とされます。基幹職はオープンコースと専門性を極めるスペシャリティコースに分かれ、コース選択の理由や志望度、人物面が重視される傾向です。最新は公式採用ページで確認してください。
第一生命の総合職と営業職員(生涯設計デザイナー)の違いは?
- 基幹職(総合職)は経営幹部・専門職候補で、本社企画や海外・資産運用などへキャリアを広げ、G型(転勤あり)/R型(転勤なし)を選べます。営業職員=生涯設計デザイナーは対面でのコンサルティング営業を担い、転居を伴う異動はなく、給与は安定部分+成績比例部分の二本立てです。新卒採用では別の枠で募集されます。
第一生命は他の生保と何が違う?なぜ上場しているの?
- 日本生命・明治安田・住友生命が相互会社(非上場)であるのに対し、第一生命は2010年に株式会社へ転換して上場した、4大生保で唯一の上場会社です。資本市場を活用して米プロテクティブや豪TALなどの海外M&Aを進め、海外保険がグループ利益の約4分の1を稼ぐ点が大きな違いです。
最終更新: 2026-06-16