【2026最新】株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)の就活企業分析|事業・強み・選考対策
企業分析・就活ガイド
まとめ
1980年に澤田秀雄が格安航空券販売で創業した、海外旅行のパイオニア。日本発の海外旅行を中核に、ホテル(変なホテル)・九州産交グループ(バス)へ多角化した旅行・サービスグループ。コロナ禍で売上が激減し巨額赤字に陥ったが、ハウステンボスなどの資産売却で財務を再建し、2024年10月期に5期ぶりの黒字転換を果たした。2025年10月期の売上は3,731億円(コロナ前は約8,000億円規模)。東証プライム上場(9603)。なおJTBとは別企業。
この記事でわかることスワイプ →
基本情報
| 上場区分 | 東証プライム上場(証券コード9603) |
|---|---|
| 創業 | 1980年(澤田秀雄が格安航空券販売で創業/旧称インターナショナルツアーズ) |
| 本社 | 東京都新宿区西新宿(2026年に虎ノ門から移転) |
| 代表者 | 澤田秀太(代表取締役社長・2026年1月就任/創業者の長男) |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 連結12,710名(2025年10月期) |
| 売上高 | 連結3,731億円(2025年10月期) |
| 決算期 | 10月期 |
| 拠点網 | 国内146拠点・海外58カ国110都市145拠点(2024年10月末) |
| 事業領域 | 旅行事業/ホテル事業/九州産交グループ(バス)の3セグメント |
業界の基礎
旅行会社と一口に言っても、何を得意とするかで各社の色は大きく分かれる。
- 総合・最大手型: JTB(法人・国内・海外すべてで最大規模)
- 海外旅行・多角化型: H.I.S.
- 国内・団体・シニア型: KNT-CT(近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム)、日本旅行
- オンライン特化型(OTA): 楽天トラベル、エクスペディア
その中でH.I.S.は、日本発の海外旅行を最大の強みとする。
1980年に格安航空券の販売で創業し、「安く海外へ」を切り拓いた業界の風雲児だ。
鉄道系をルーツとするJTBとは出自が異なる、価格破壊型の後発ベンチャーである。
なお、就活生が混同しやすいがH.I.S.とJTBは別企業だ。H.I.S.は海外旅行と多角化、JTBは総合力という違いを押さえておきたい。
事業内容

ビジネスモデル
日本発の海外旅行を中核に、店舗・Web・法人の各チャネルで旅行を販売しながら、自社ホテル(変なホテル)や九州の交通インフラ事業を抱える旅行・サービスグループ。1980年創業の格安航空券のパイオニアで、海外旅行に強みを持つ。
旅行事業
売上の大半を占める中核事業。海外旅行・国内旅行・訪日(インバウンド)を店舗・Web・法人で展開する。日本発の海外旅行が主力で、シニア層向けの添乗員同行ツアーやダイナミックパッケージ「AirZ」が伸びている。
海外旅行訪日旅行AirZ法人営業(BTM)ホテル事業
HISホテルホールディングスが統括。世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を代表ブランドに展開し、訪日需要と大阪・関西万博の効果で国内ホテルが過去最高益を記録した。
変なホテルウォーターマークホテル九州産交グループ
熊本県最大のバス事業者・九州産業交通ホールディングスを2012年に子会社化。路線・高速バスや桜町再開発など約50事業を手がけ、訪日増で乗降客が伸びている。
九州産交バス桜町(SAKURA MACHI Kumamoto)
H.I.S.の事業は、現在3つのセグメントで構成される。
- 旅行事業: 売上の大半を占める中核。海外・国内・訪日旅行を店舗・Web・法人で展開。
- ホテル事業: 「変なホテル」を代表ブランドに展開。
- 九州産交グループ: 熊本県最大のバス事業者。
かつてはハウステンボス(テーマパーク)やエネルギー事業も手がけていたが、コロナ禍を経て売却・撤退し、現在は上記3事業に集約されている。
主力は「日本発の海外旅行」
旅行事業の柱は、創業以来の海外旅行だ。
シニア層向けの欧州・中東の添乗員同行ツアーといった高付加価値商材に加え、後述するダイナミックパッケージ「AirZ」が伸びている。
多角化の象徴「変なホテル」
ホテル事業の代表が、ロボットが接客する「変なホテル」だ。
世界初のロボットホテルとしてギネス世界記録に認定された、H.I.S.らしい挑戦の産物である。
この会社の強み

海外格安航空券のパイオニアという原点
1980年に新宿西口の机2つ・電話1本から創業し、海外旅行が憧れだった時代に業界に先駆けて格安航空券販売を開始した。鉄道系のJTBとは出自の異なる「価格破壊型」の後発ベンチャーで、創業者・澤田秀雄は孫正義・南部靖之と並び「ベンチャー三銃士」と称された。
海外売上業界トップ級の拠点ネットワーク
1985年の香港支店開設以来、自前で海外網を構築。2024年10月末時点で海外58カ国110都市145拠点(国内146拠点)を展開し、現地法人による直接仕入れと日本語サポートを武器に海外旅行で業界トップ級の手配力を持つ。
旅行会社が異業種を生む「多角化のDNA」
単なる旅行代理店に留まらず、1995年にスカイマークを設立して航空に参入、2010年にハウステンボスを子会社化し約10年で黒字化、2015年には世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を開業(ギネス世界記録認定)した。旅行で得た知見を異業種へ転用する企業文化が際立つ。
危機からの財務再建力
コロナ禍で3期連続の最終赤字に陥るも、2022年にハウステンボス全株式を香港PAGへ666億円で売却して財務を立て直した。結果、2024年10月期に純利益約87億円で5期ぶりの黒字転換(売上前期比+36%)を実現した実行力を持つ。
海外特化のダイナミックパッケージ「AirZ」
2024年12月に始動した新ブランド「AirZ(エアーズ)」は、世界400社以上の航空会社と約7万軒のホテルを予約時点の在庫から動的に組み合わせ、リアルタイム価格で即時確定する。海外格安航空券のパイオニアの強みをデジタルで再武装した中核商材だ。
「旅行会社」というイメージの一段下に、H.I.S.ならではの凄みがある。
① 海外格安航空券のパイオニアという原点
H.I.S.は1980年、新宿西口の机2つ・電話1本から創業した。
海外旅行が憧れだった時代に、業界に先駆けて格安航空券販売を始めたのが原点だ。
鉄道系のJTBとは出自の異なる「価格破壊型」の後発ベンチャーで、創業者・澤田秀雄は孫正義・南部靖之と並び「ベンチャー三銃士」と称された。
② 海外売上業界トップ級の拠点ネットワーク
1985年の香港支店開設以来、自前で海外網を構築してきた。
2024年10月末時点で海外58カ国110都市145拠点(国内146拠点)を展開する。
現地法人による直接仕入れと日本語サポートを武器に、海外旅行で業界トップ級の手配力を持つ。
③ 旅行会社が異業種を生む「多角化のDNA」
H.I.S.は単なる旅行代理店に留まらない。
1995年にスカイマークを設立して航空に参入し、2010年にハウステンボスを子会社化して約10年で黒字化、2015年には世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を開業した。
旅行で得た知見を異業種へ転用する企業文化が際立つ。
④ 危機からの財務再建力
コロナ禍で3期連続の最終赤字に陥ったが、ただ耐えただけではない。
2022年にハウステンボス全株式を香港PAGへ666億円で売却して財務を立て直した。
結果、2024年10月期に純利益約87億円で5期ぶりの黒字転換(売上前期比+36%)を実現した。
⑤ 海外特化のダイナミックパッケージ「AirZ」
2024年12月に始動した新ブランド「AirZ(エアーズ)」は、世界400社以上の航空会社と約7万軒のホテルを予約時点の在庫から動的に組み合わせ、リアルタイム価格で即時確定する。
海外格安航空券のパイオニアの強みを、デジタルで再武装した中核商材だ。
業績の推移(売上高)
H.I.S.の業績は、コロナ禍で激しい谷を経験した。
| 決算期 | 売上高 |
|---|---|
| 2021年10月期 | 1,186億円 |
| 2022年10月期 | 1,427億円 |
| 2023年10月期 | 2,522億円 |
| 2024年10月期 | 3,433億円 |
| 2025年10月期 | 3,731億円 |
コロナ前の2019年10月期は売上高約8,085億円と過去最高だった。
それがコロナ禍で旅行需要が蒸発し、2021年10月期には約1,186億円と7分の1以下まで激減、巨額赤字に陥った。
その後、海外旅行の回復で2024年10月期に5期ぶりの黒字転換を果たした。
ただし売上はまだコロナ前の半分程度。完全回復に向けた海外旅行の本格復調が今後の鍵だ。
競合の中での立ち位置

旅行各社は、得意とするチャネルと旅行領域が大きく異なる。
| 会社 | タイプ | H.I.S.との違い |
|---|---|---|
| H.I.S. | 海外旅行・多角化型 | 海外旅行に強く、ホテル・バスへ多角化 |
| JTB | 総合・最大手型 | 法人・国内・海外すべてで最大規模の総合型 |
| KNT-CT | 国内・団体・シニア型 | 近畿日本ツーリスト+クラブツーリズム。団体・会員組織に強い |
| 日本旅行 | JR系・国内型 | 鉄道との親和性が高く、法人・教育旅行に強い |
| 楽天トラベル | 国内OTA | オンラインの国内宿泊予約が中心 |
| エクスペディア | 海外OTA | グローバルなオンライン予約に特化 |
考え方として、同じ大手でもJTBが「総合力」であるのに対し、H.I.S.は「海外旅行と多角化」に独自性がある。OTA各社とは、店舗・対面のコンサルティング力で差別化する。
今後の展望

ビジョン
海外旅行の回復と収益構造の再構築
コロナ禍の巨額赤字から、ハウステンボスなどの資産売却で財務を立て直した。回復局面では、主力の海外旅行(シニア層の高付加価値ツアー、ダイナミックパッケージAirZ)、訪日・国内ホテル(変なホテル)、九州産交グループを成長ドライバーに据える。2026年1月には創業者の長男・澤田秀太が社長に就任し、AI・テクノロジーを使った「攻めの戦略」へ移行している。
数値目標
| 売上高(2026年10月期(会社予想)) | 4,200億円 |
|---|---|
| 営業利益(2026年10月期(会社予想)) | 140億円 |
| 売上高(実績)(2025年10月期) | 3,731億円 |
| 配当(2025年10月期) | 年20円(復配) |
注力施策
海外旅行の受客拡大
シニア層向けの欧州・中東の添乗員同行ツアーや、ダイナミックパッケージ「AirZ」で主力の海外旅行を伸ばす。
訪日・国内ホテル事業
訪日需要と万博効果を取り込み、変なホテルなど国内ホテルの稼働率・収益を最大化する。
選択と集中
不採算の海外法人を整理し(トルコ法人の縮小など)、収益構造を改革する。
経営体制の刷新
2026年1月に澤田秀太が新社長に就任。AI・DX・M&Aを活用した「攻めの戦略」へ移行する。
ロードマップ
1980
澤田秀雄がインターナショナルツアーズを創業(格安航空券)
1990
商号を「エイチ・アイ・エス」に変更
2010
ハウステンボスの再建に着手(約10年で黒字化)
2015
世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を開業
2022
ハウステンボスを香港PAGへ売却し財務を再建
2024
5期ぶりの最終黒字に回復
2026
澤田秀太が新社長に就任(次世代体制)
再建から成長へ
H.I.S.は、コロナ禍の巨額赤字からハウステンボスなどの資産売却で財務を立て直した。
回復局面の成長ドライバーは3つだ。
- 海外旅行: シニア層の高付加価値ツアーと、ダイナミックパッケージ「AirZ」。
- 訪日・国内ホテル: 変なホテルなど。万博効果も追い風。
- 九州産交グループ: バス・流通事業。
新体制での「攻めの戦略」
2026年1月、創業者・澤田秀雄の長男である澤田秀太が新社長に就任した。
AI・DX・M&Aを活用した「攻めの戦略」へ移行し、2026年10月期は売上4,200億円(前期比+12.6%)を見込む。
2025年10月期には無配から復配(年20円予想)に転じており、業績回復が株主還元にも表れ始めている。
こんな人にピッタリ

「安く海外へ」を切り拓いた挑戦の社風の中で、海外・グローバルに関わりながら若手から裁量を持って挑戦したい人に向く。
海外・グローバルに関わる仕事がしたい
海外旅行に強く海外拠点網を持つH.I.S.が合う
ベンチャー精神で新しいことに挑戦したい
格安航空券から多角化を続けるH.I.S.の社風が向く
若手のうちから裁量を持って成長したい
少人数で事業を切り拓いてきたH.I.S.の環境が活きる
- 海外・グローバルに関わる仕事がしたい人
- ベンチャー精神で新しいことに挑戦したい人
- 若手のうちから裁量を持って成長したい人
一方で、法人・MICEや大型団体の中核に携わりたい人はJTBやKNT-CTが、オンライン予約プラットフォームに軸足を置きたい人はOTA各社が合う場合がある。安定した給与水準を最優先する人は、旅行業界の特性を踏まえて検討したい。
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
法人・MICE・大型団体や官公庁案件の中核に携わりたい
その領域が厚いJTBやKNT-CTの方が合う場合があります。
テクノロジー主導のオンライン予約プラットフォームに軸足を置きたい
楽天トラベルやエクスペディアなどのOTAの方が合う場合があります。
安定した給与水準を最優先したい
旅行業界は給与水準が高くない傾向のため、他業界の方が合う場合があります。
求める人物像
大きな夢・目標を持つ人
公式が掲げる求める人財像「大きな夢・目標を持ち、失敗を恐れず、挑戦しつづける人」。世界をつなぐ仕事に大きな志を持てる人。
失敗を恐れず挑戦し続ける人
創業者・澤田秀雄の「失敗を恐れず何度でも挑戦してほしい」という澤田イズムを体現できる人。挑戦こそがH.I.S.の歴史だ。
世界視野でグローバルに勝ち抜く人
「日本で勝つ」ではなく「世界で勝ち抜く」視野を持ち、世界で活躍できるリーダーを志向できる人。
自分で考え行動する人
少人数で事業を切り拓いてきた社風のもと、若手のうちから自律的に考え動ける人。
入社後のキャリアパス
入社時
約1か月の新人研修(社会人マナー+システム操作)の後に配属されます。職種別・階層別の育成体系が用意されています。
1〜3年目
旅行コンサルタント(店舗カウンター)や営業として、ヒアリング・旅行設計・手配・接客の基礎を習得します。法人配属の場合は関東法人営業本部などで基礎を学びます。
3〜6年目
セールスチーフやSV、所長代理など現場マネジメントの入口に立ちます。社内公募での部門横断異動や職種転換も起こります。
6年目以降
所長・チームリーダー級として店舗や事業を率います。所長到達の時期は成果や本人の希望により幅があります。
中堅以降
複数店を統括するエリアリーダーや本部役職へ。海外勤務は社内公募制度を経て道が開けます。
入社後はまず約1か月の新人研修を受け、店舗カウンターや営業に配属される。
1〜3年目は、ヒアリング・旅行設計・手配・接客の基礎を現場で習得する。
3〜6年目にはセールスチーフやSVなど現場マネジメントの入口に立ち、社内公募での部門横断異動や職種転換も起こる。
その後は所長・エリアリーダーとして店舗や事業を率いる。
海外勤務は社内公募制度を経て道が開け、グローバル志向を実現できる環境がある。
年収・待遇
H.I.S.は有価証券報告書で平均年間給与を公表している。なお旅行業界は給与水準が他業界比で高くない傾向にある。ここでは公式の初任給・有報の平均年収(媒体転記を含む)と、社員クチコミ(体験談)を出所を分けて整理する(2026年6月時点)。
初任給
| 全職種コース(公式・2027年度/東京) | 月額235,000円(基本給215,000円+地域手当) |
|---|---|
| ネクストビジネスリーダーズ・エンジニア(公式・2027年度/東京) | 月額265,000円(基本給245,000円+地域手当) |
平均年収(出典別)
| 公式(有価証券報告書・2024年10月期・単体/媒体転記) | 約417万円 |
|---|---|
| 参考(コロナ前・2019年10月期・単体) | 約503万円(コロナ後は未回復の傾向) |
年次・役職別の目安
| 媒体推計(非公式) | 媒体間で367万〜549万円と幅が大きい(信頼度は低い) |
|---|
待遇の特徴
- 平均年収はコロナ前の2019年約503万円から2021年約368万円へ落ち込み、緩やかに回復したがコロナ前水準には未回復(傾向)
- 2023・2024年10月期は無配だったが、2025年10月期に復配(年20円予想)
- 旅行業界の給与水準は他業界比で高くない傾向にある(業界特性)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(有価証券報告書(公式)+OpenWork等の社員クチコミ(体験談))。 「旅行が好き」「若手でも裁量・キャリアアップの機会がある」「グローバルに挑戦できる」と成長志向の社風を評価する声がある一方、給与水準の低さ・繁忙期の残業・コロナ後の業績の不安定さを課題に挙げる声もあります。挑戦と多忙が表裏一体の傾向です。
| 月平均残業(クチコミ) | 約30時間前後(繁忙期は増える傾向) |
|---|---|
| 有給取得(クチコミ) | 以前より取得しやすくなったとの声 |
| 平均年間給与(公式・単体) | 約417万円(2024年10月期) |
評価する声
- 旅行が好きなら知識がつき仕事が楽しく、顧客の「ありがとう」にやりがいを感じる
- 若手でも裁量があり、意欲を示せばキャリアアップを後押ししてくれる
- 平日に休みが取りやすく、自分自身も旅行を楽しめる
- グローバルに挑戦できる成長機会が多い社風
気になる声
- 業務量に対して給与水準が低めという声が多い(業界特性とも整合)
- 繁忙期は残業が多くなる時期があるとの声
- コロナ・円安で業績が不安定で、賞与が低水準だった時期があるとの声
- 部署・時期による負荷の偏りが大きいとの声
評判では「旅行が好きなら楽しい」「若手の裁量」「グローバルな挑戦」を評価する声が多い。
一方で「給与水準の低さ」「繁忙期の残業」「コロナ後の業績の不安定さ」を課題に挙げる声もある(いずれも社員クチコミ・傾向)。
月平均残業はクチコミで約30時間前後とされ、繁忙期は増える傾向がある。
挑戦と多忙が表裏一体で、「旅行が好き」という思いがやりがいの源泉になりやすい会社だ。
沿革
H.I.S.は、1980年(昭和55年)に澤田秀雄が創業した「インターナショナルツアーズ」を源流とする。
新宿西口の小さなオフィスから、業界に先駆けて格安航空券の販売を始めた。
1990年に商号を「エイチ・アイ・エス」に変更し、1995年に株式を店頭公開、2004年に東証一部(現プライム)へ上場した。
旅行で得た知見を生かし、スカイマーク(航空)、ハウステンボス(テーマパーク)、変なホテルと多角化を続けてきたのが歴史の特徴だ。
しかしコロナ禍で旅行需要が蒸発し、巨額赤字に直面する。
ハウステンボスなどを売却して財務を再建し、2024年10月期に黒字転換。2026年には創業者の長男・澤田秀太が社長に就任し、新たな成長を目指している。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認)。2027年4月入社の採用を実施。 |
|---|---|
| 募集職種・コース | 2027年度は8コース制(併願不可・学部不問)。ネクストビジネスリーダーズ(経営幹部候補・TOEIC600点以上が必須)、全職種コース(個人旅行営業・法人営業・訪日旅行営業・コーポレート等)、法人営業、地域活性プロジェクト、各種エンジニア、コーポレート(経理・法務)など。 |
| 勤務地 | 本社(東京・西新宿)、全国の店舗、海外拠点。全コースで転居転勤の可能性があり、全職種コースは7地域から初期配属地を選択できる。 |
| 選考難易度・特徴 | 旅行業界でJTBに次ぐ人気とされる。倍率は出所により推計11〜28倍と幅がある(いずれも非公式)。学歴フィルターは弱く、全国の幅広い大学から採用実績がある。語学要件はコースにより異なり、ネクストビジネスリーダーズのみTOEIC600点以上が必須。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリーシート提出
- Webテスト(SPI/自宅受検)
- 面接(複数回・旅行プレゼン等あり/過去傾向)
- 最終面接・内々定
ES・自己分析でよく問われること
- H.I.S.に応募した率直な想い・きっかけ
- 情熱を持って頑張って取り組んできたこと(トップ3)
- 忘れられない旅のエピソード
- あなたにとって「旅」とは何か
面接で聞かれた質問例
- なぜ他社ではなくH.I.S.なのか・なぜ旅行業界か
- 一番記憶に残った旅先
- 海外旅行先を1か国選び1分でプレゼン(過去傾向)
- 学生時代に力を入れたこと・接客経験
インターンシップ
HISハッカソン2026(IT系・10Days)、HIS Next Business Leaders(ビジネス系・3Days)、オープン・カンパニー(1Day系・選考なし)を実施。早期選考につながるとの体験談もあるが、本選考への優遇は公式に明記されておらず要確認。
H.I.S.の新卒採用は、2027年度は8コース制(併願不可)で行われる。
選考はES・Webテスト(SPI)から複数回の面接へと進み、面接では旅行に関するプレゼンが課されることもある。最大の関門は面接で、定番の質問が「なぜ他社ではなくH.I.S.か」「一番記憶に残った旅先」だ。
- 「H.I.S.でなければならない理由」を、海外旅行の強み・多角化の社風として語れるようにしておく
- 自分の旅の経験を具体的に語れるようにする(一次面接で海外旅行先のプレゼンを課された例もある)
- 「失敗を恐れず挑戦する」という澤田イズムに、自分の経験を結びつける
締切・選考フロー・インターンの最新情報は公式採用ページで要確認。倍率・コース構成は年により変わる。
よくある質問
H.I.S.の年収・初任給はどのくらいですか?
- 有価証券報告書による平均年間給与は約417万円(2024年10月期・単体)で、コロナ前の2019年(約503万円)からは未回復の傾向です。初任給は全職種コースで月235,000円、経営幹部候補のネクストビジネスリーダーズで月265,000円(いずれも2027年度・東京勤務)です。旅行業界は給与水準が他業界比で高くない傾向にあります。
H.I.S.の採用倍率・選考難易度は?
- 旅行業界でJTBに次ぐ人気とされ、倍率は出所により推計11〜28倍と幅があります(いずれも非公式)。学歴フィルターは弱く、全国の幅広い大学から採用実績があります。2027年度は8コース制で、経営幹部候補のコースのみTOEIC600点以上が必須です。
H.I.S.の採用人数・採用大学は?
- コロナ前は約700名規模を採用していましたが、コロナ禍の2021年度は新卒採用を中止しました。近年は約300名規模へ回復しています。採用大学は立教・青学・中央・上智・信州大・東京都立大など全国の幅広い大学に及び、学歴フィルターは弱いとされます。
H.I.S.は「やめとけ」と言われるのはなぜですか?激務ですか?
- 業務量に対して給与水準が低めという声や、繁忙期の残業、コロナ後の業績の不安定さを指摘する声があるためとみられます(いずれもクチコミ・傾向)。月平均残業はクチコミで約30時間前後とされます。一方で「旅行が好きなら楽しい」「若手でも裁量がある」と評価する声も多く、挑戦と多忙が表裏一体の傾向です。
H.I.S.とJTBの違いは何ですか?
- H.I.S.は1980年に格安航空券販売で創業した「海外旅行のパイオニア」で、海外旅行・直販・多角化に強みがあります。一方JTBは鉄道系をルーツとする業界最大手で、法人・MICE・国内・店舗網すべてで最大規模の総合型です。出自も得意領域も異なる別企業です。
同じ「旅行・観光」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-06-20
