株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
企業分析・就活ガイド
業界の基礎
就活生
編集部
旅行会社と一口に言っても、何を得意とするかで各社の色は大きく分かれる。
- 総合・最大手型: JTB(法人・国内・海外すべてで最大規模)
- 海外旅行・多角化型: H.I.S.
- 国内・団体・シニア型: KNT-CT(近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム)、日本旅行
- オンライン特化型(OTA): 楽天トラベル、エクスペディア
その中でH.I.S.は、日本発の海外旅行を最大の強みとする。
1980年に格安航空券の販売で創業し、「安く海外へ」を切り拓いた業界の風雲児だ。
鉄道系をルーツとするJTBとは出自が異なる、価格破壊型の後発ベンチャーである。
なお、就活生が混同しやすいがH.I.S.とJTBは別企業だ。H.I.S.は海外旅行と多角化、JTBは総合力という違いを押さえておきたい。
事業内容

ビジネスモデル
日本発の海外旅行を中核に、店舗・Web・法人の各チャネルで旅行を販売しながら、自社ホテル(変なホテル)や九州の交通インフラ事業を抱える旅行・サービスグループ。1980年創業の格安航空券のパイオニアで、海外旅行に強みを持つ。
旅行事業
売上の大半を占める中核事業。海外旅行・国内旅行・訪日(インバウンド)を店舗・Web・法人で展開する。日本発の海外旅行が主力で、シニア層向けの添乗員同行ツアーやダイナミックパッケージ「AirZ」が伸びている。
海外旅行訪日旅行AirZ法人営業(BTM)ホテル事業
HISホテルホールディングスが統括。世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を代表ブランドに展開し、訪日需要と大阪・関西万博の効果で国内ホテルが過去最高益を記録した。
変なホテルウォーターマークホテル九州産交グループ
熊本県最大のバス事業者・九州産業交通ホールディングスを2012年に子会社化。路線・高速バスや桜町再開発など約50事業を手がけ、訪日増で乗降客が伸びている。
九州産交バス桜町(SAKURA MACHI Kumamoto)
旅行・ホテル・バスの3事業を並べると総合グループに見えるが、構造の核心は「日本発の海外旅行」という1本の太い幹にある。
売上の大半を稼ぐのは創業以来の海外旅行で、ホテル(変なホテル)も九州産交グループも、もとはと言えば旅行で得た知見・需要・キャッシュフローを異業種へ転用して生まれた枝だ。かつてはハウステンボスやエネルギー事業まで広げていたが、コロナ禍を経て売却・撤退し、いまは「海外旅行を軸に、稼げる多角化だけを残す」形へ集約されている。広げては選別するこの伸縮こそ、H.I.S.の事業構造を読む鍵になる。
この会社の強み

海外格安航空券のパイオニアという原点
1980年に新宿西口の机2つ・電話1本から創業し、海外旅行が憧れだった時代に業界に先駆けて格安航空券販売を開始した。鉄道系のJTBとは出自の異なる「価格破壊型」の後発ベンチャーで、創業者・澤田秀雄は孫正義・南部靖之と並び「ベンチャー三銃士」と称された。
海外売上業界トップ級の拠点ネットワーク
1985年の香港支店開設以来、自前で海外網を構築。2024年10月末時点で海外58カ国110都市145拠点(国内146拠点)を展開し、現地法人による直接仕入れと日本語サポートを武器に海外旅行で業界トップ級の手配力を持つ。
旅行会社が異業種を生む「多角化のDNA」
単なる旅行代理店に留まらず、1995年にスカイマークを設立して航空に参入、2010年にハウステンボスを子会社化し約10年で黒字化、2015年には世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を開業(ギネス世界記録認定)した。旅行で得た知見を異業種へ転用する企業文化が際立つ。
危機からの財務再建力
コロナ禍で3期連続の最終赤字に陥るも、2022年にハウステンボス全株式を香港PAGへ666億円で売却して財務を立て直した。結果、2024年10月期に純利益約87億円で5期ぶりの黒字転換(売上前期比+36%)を実現した実行力を持つ。
海外特化のダイナミックパッケージ「AirZ」
2024年12月に始動した新ブランド「AirZ(エアーズ)」は、世界400社以上の航空会社と約7万軒のホテルを予約時点の在庫から動的に組み合わせ、リアルタイム価格で即時確定する。海外格安航空券のパイオニアの強みをデジタルで再武装した中核商材だ。
就活生
編集部
上の5つの強みは、たどっていくと創業の「机2つ・電話1本」から続く一本の遺伝子に行き着く。
「安く海外へ」を切り拓いた価格破壊のベンチャー精神(①)が、自前の海外拠点網(②)と異業種への多角化(③)を生み、危機のときには資産を躊躇なく売って立て直す胆力(④)として現れる。AirZ(⑤)も、パイオニアの手配力をデジタルで再武装し直したものに過ぎない。バラバラの武器ではなく、「挑戦と選別を繰り返す澤田イズム」が形を変えて並んでいる――そう読むと、JTBのような総合最大手とは別種の強さが見えてくる。資産規模で勝つのではなく、動きの速さと割り切りで勝つ会社なのだ。
業績の推移(売上高)
H.I.S.の業績は、コロナ禍で激しい谷を経験した。
| 決算期 | 売上高 |
|---|---|
| 2021年10月期 | 1,186億円 |
| 2022年10月期 | 1,427億円 |
| 2023年10月期 | 2,522億円 |
| 2024年10月期 | 3,433億円 |
| 2025年10月期 | 3,731億円 |
就活で見るべきは「右肩上がり」よりも、その手前にあった落差だ。コロナ前のピークは**2019年10月期の売上高約8,085億円で、そこから2021年10月期には7分の1以下**へ蒸発し巨額赤字に沈んだ。いまの増収トレンドは、この谷からの回復線だと理解しておきたい。
直近2025年10月期でも売上はコロナ前の半分程度にとどまる。「回復した会社」ではなく「回復の途上にある会社」で、海外旅行の本格復調が完全回復の鍵を握る。
競合の中での立ち位置

同じ「大手旅行会社」でも、得意なチャネルと旅行領域で立ち位置は大きく分かれる。
| 会社 | タイプ | H.I.S.との違い |
|---|---|---|
| H.I.S. | 海外旅行・多角化型 | 海外旅行に強く、ホテル・バスへ多角化 |
| JTB | 総合・最大手型 | 法人・国内・海外すべてで最大規模の総合型 |
| KNT-CT | 国内・団体・シニア型 | 近畿日本ツーリスト+クラブツーリズム。団体・会員組織に強い |
| 日本旅行 | JR系・国内型 | 鉄道との親和性が高く、法人・教育旅行に強い |
| 楽天トラベル | 国内OTA | オンラインの国内宿泊予約が中心 |
| エクスペディア | 海外OTA | グローバルなオンライン予約に特化 |
考え方として、同じ大手でもJTBが「総合力」であるのに対し、H.I.S.は「海外旅行と多角化」に独自性がある。OTA各社とは、店舗・対面のコンサルティング力で差別化する。
今後の展望

ビジョン
海外旅行の回復と収益構造の再構築
コロナ禍の巨額赤字から、ハウステンボスなどの資産売却で財務を立て直した。回復局面では、主力の海外旅行(シニア層の高付加価値ツアー、ダイナミックパッケージAirZ)、訪日・国内ホテル(変なホテル)、九州産交グループを成長ドライバーに据える。2026年1月には創業者の長男・澤田秀太が社長に就任し、AI・テクノロジーを使った「攻めの戦略」へ移行している。
数値目標
| 売上高(2026年10月期(会社予想)) | 4,200億円 |
|---|---|
| 営業利益(2026年10月期(会社予想)) | 140億円 |
| 売上高(実績)(2025年10月期) | 3,731億円 |
| 配当(2025年10月期) | 年20円(復配) |
注力施策
海外旅行の受客拡大
シニア層向けの欧州・中東の添乗員同行ツアーや、ダイナミックパッケージ「AirZ」で主力の海外旅行を伸ばす。
訪日・国内ホテル事業
訪日需要と万博効果を取り込み、変なホテルなど国内ホテルの稼働率・収益を最大化する。
選択と集中
不採算の海外法人を整理し(トルコ法人の縮小など)、収益構造を改革する。
経営体制の刷新
2026年1月に澤田秀太が新社長に就任。AI・DX・M&Aを活用した「攻めの戦略」へ移行する。
ロードマップ
1980
澤田秀雄がインターナショナルツアーズを創業(格安航空券)
1990
商号を「エイチ・アイ・エス」に変更
2010
ハウステンボスの再建に着手(約10年で黒字化)
2015
世界初のロボット接客ホテル「変なホテル」を開業
2022
ハウステンボスを香港PAGへ売却し財務を再建
2024
5期ぶりの最終黒字に回復
2026
澤田秀太が新社長に就任(次世代体制)
将来性を読むうえでの最大のトピックは、2026年1月の世代交代だ。
創業者・澤田秀雄の長男である澤田秀太が社長に就いたこの交代は、「守って耐える再建フェーズ」を抜け、AI・DX・M&Aを使った「攻めの戦略」へ舵を切る意思表示と読める。資産を売って身軽になった会社が、次に何を買い、どこへ投資するか――その選別眼が問われる局面に入った。無配から復配(年20円予想)への転換は、回復が株主還元にも届き始めたサインで、攻めへの自信の表れでもある。
こんな人にピッタリ

「安く海外へ」を切り拓いた挑戦の社風の中で、海外・グローバルに関わりながら若手から裁量を持って挑戦したい人に向く。
海外・グローバルに関わる仕事がしたい
海外旅行に強く海外拠点網を持つH.I.S.が合う
ベンチャー精神で新しいことに挑戦したい
格安航空券から多角化を続けるH.I.S.の社風が向く
若手のうちから裁量を持って成長したい
少人数で事業を切り拓いてきたH.I.S.の環境が活きる
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
法人・MICE・大型団体や官公庁案件の中核に携わりたい
その領域が厚いJTBやKNT-CTの方が合う場合があります。
テクノロジー主導のオンライン予約プラットフォームに軸足を置きたい
楽天トラベルやエクスペディアなどのOTAの方が合う場合があります。
安定した給与水準を最優先したい
旅行業界は給与水準が高くない傾向のため、他業界の方が合う場合があります。
求める人物像
大きな夢・目標を持つ人
公式が掲げる求める人財像「大きな夢・目標を持ち、失敗を恐れず、挑戦しつづける人」。世界をつなぐ仕事に大きな志を持てる人。
失敗を恐れず挑戦し続ける人
創業者・澤田秀雄の「失敗を恐れず何度でも挑戦してほしい」という澤田イズムを体現できる人。挑戦こそがH.I.S.の歴史だ。
世界視野でグローバルに勝ち抜く人
「日本で勝つ」ではなく「世界で勝ち抜く」視野を持ち、世界で活躍できるリーダーを志向できる人。
自分で考え行動する人
少人数で事業を切り拓いてきた社風のもと、若手のうちから自律的に考え動ける人。
入社後のキャリアパス
入社時
約1か月の新人研修(社会人マナー+システム操作)の後に配属されます。職種別・階層別の育成体系が用意されています。
1〜3年目
旅行コンサルタント(店舗カウンター)や営業として、ヒアリング・旅行設計・手配・接客の基礎を習得します。法人配属の場合は関東法人営業本部などで基礎を学びます。
3〜6年目
セールスチーフやSV、所長代理など現場マネジメントの入口に立ちます。社内公募での部門横断異動や職種転換も起こります。
6年目以降
所長・チームリーダー級として店舗や事業を率います。所長到達の時期は成果や本人の希望により幅があります。
中堅以降
複数店を統括するエリアリーダーや本部役職へ。海外勤務は社内公募制度を経て道が開けます。
キャリアの軸は「現場で稼ぐ力を付けてから、公募で道を広げる」点にある。最初の数年はカウンターや営業の現場で旅行設計・手配・接客の基礎を叩き込まれ、そこから先のマネジメントや海外勤務は、与えられるのではなく社内公募を勝ち取って進む形が多い。
つまり「海外で働きたい」を志望動機に掲げるなら、入社直後に海外へ行けるわけではなく、まず国内現場で成果を出すことが前提になる点は押さえておきたい。手を挙げる人にチャンスが開く一方、待ちの姿勢では機会が回ってきにくい環境だ。
年収・待遇
H.I.S.は有価証券報告書で平均年間給与を公表している。なお旅行業界は給与水準が他業界比で高くない傾向にある。ここでは公式の初任給・有報の平均年収(媒体転記を含む)と、社員クチコミ(体験談)を出所を分けて整理する(2026年6月時点)。
初任給
| 全職種コース(公式・2027年度/東京) | 月額235,000円(基本給215,000円+地域手当) |
|---|---|
| ネクストビジネスリーダーズ・エンジニア(公式・2027年度/東京) | 月額265,000円(基本給245,000円+地域手当) |
平均年収(出典別)
| 公式(有価証券報告書・2024年10月期・単体/媒体転記) | 約417万円 |
|---|---|
| 参考(コロナ前・2019年10月期・単体) | 約503万円(コロナ後は未回復の傾向) |
年次・役職別の目安
| 媒体推計(非公式) | 媒体間で367万〜549万円と幅が大きい(信頼度は低い) |
|---|
待遇の特徴
- 平均年収はコロナ前の2019年約503万円から2021年約368万円へ落ち込み、緩やかに回復したがコロナ前水準には未回復(傾向)
- 2023・2024年10月期は無配だったが、2025年10月期に復配(年20円予想)
- 旅行業界の給与水準は他業界比で高くない傾向にある(業界特性)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(有価証券報告書(公式)+OpenWork等の社員クチコミ(体験談))。 「旅行が好き」「若手でも裁量・キャリアアップの機会がある」「グローバルに挑戦できる」と成長志向の社風を評価する声がある一方、給与水準の低さ・繁忙期の残業・コロナ後の業績の不安定さを課題に挙げる声もあります。挑戦と多忙が表裏一体の傾向です。
| 月平均残業(クチコミ) | 約30時間前後(繁忙期は増える傾向) |
|---|---|
| 有給取得(クチコミ) | 以前より取得しやすくなったとの声 |
| 平均年間給与(公式・単体) | 約417万円(2024年10月期) |
評価する声
- 旅行が好きなら知識がつき仕事が楽しく、顧客の「ありがとう」にやりがいを感じる
- 若手でも裁量があり、意欲を示せばキャリアアップを後押ししてくれる
- 平日に休みが取りやすく、自分自身も旅行を楽しめる
- グローバルに挑戦できる成長機会が多い社風
気になる声
- 業務量に対して給与水準が低めという声が多い(業界特性とも整合)
- 繁忙期は残業が多くなる時期があるとの声
- コロナ・円安で業績が不安定で、賞与が低水準だった時期があるとの声
- 部署・時期による負荷の偏りが大きいとの声
H.I.S.って実際どうなの?やめとけと言われるのはなぜ?
評判を一言でいえば、「好きを仕事にできるやりがい」と「その対価としての給与・多忙」が同居しています。
若手の裁量やグローバルな挑戦機会を評価する声と、給与水準の低さ・繁忙期の残業・コロナ後の業績の不安定さを挙げる声は、同じ会社の表と裏だ。「旅行が好き」という動機がやりがいの源泉として効く人ほど満足度が高く、待遇や安定を最優先する人ほど不満が募りやすい――合う・合わないがはっきり分かれるタイプの会社だと理解しておきたい(いずれも社員クチコミ・傾向)。
沿革
H.I.S.は、1980年(昭和55年)に澤田秀雄が創業した「インターナショナルツアーズ」を源流とする。
新宿西口の小さなオフィスから、業界に先駆けて格安航空券の販売を始めた。
1990年に商号を「エイチ・アイ・エス」に変更し、1995年に株式を店頭公開、2004年に東証一部(現プライム)へ上場した。
旅行で得た知見を生かし、スカイマーク(航空)、ハウステンボス(テーマパーク)、変なホテルと多角化を続けてきたのが歴史の特徴だ。
しかしコロナ禍で旅行需要が蒸発し、巨額赤字に直面する。
ハウステンボスなどを売却して財務を再建し、2024年10月期に黒字転換。2026年には創業者の長男・澤田秀太が社長に就任し、新たな成長を目指している。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認)。2027年4月入社の採用を実施。 |
|---|---|
| 募集職種・コース | 2027年度は8コース制(併願不可・学部不問)。ネクストビジネスリーダーズ(経営幹部候補・TOEIC600点以上が必須)、全職種コース(個人旅行営業・法人営業・訪日旅行営業・コーポレート等)、法人営業、地域活性プロジェクト、各種エンジニア、コーポレート(経理・法務)など。 |
| 勤務地 | 本社(東京・西新宿)、全国の店舗、海外拠点。全コースで転居転勤の可能性があり、全職種コースは7地域から初期配属地を選択できる。 |
| 選考難易度・特徴 | 旅行業界でJTBに次ぐ人気とされる。倍率は出所により推計11〜28倍と幅がある(いずれも非公式)。学歴フィルターは弱く、全国の幅広い大学から採用実績がある。語学要件はコースにより異なり、ネクストビジネスリーダーズのみTOEIC600点以上が必須。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリーシート提出
- Webテスト(SPI/自宅受検)
- 面接(複数回・旅行プレゼン等あり/過去傾向)
- 最終面接・内々定
ES・自己分析でよく問われること
- H.I.S.に応募した率直な想い・きっかけ
- 情熱を持って頑張って取り組んできたこと(トップ3)
- 忘れられない旅のエピソード
- あなたにとって「旅」とは何か
選考で聞かれること
なぜ旅行業界か、その中でもHISか
面接官が見ているポイント
二次面接で「HISでなければならない理由」を深掘りされる定番設問。海外旅行のパイオニアという出自まで理解した志望度の高さがあるか
HISとJTBの違いは何か
面接官が見ているポイント
面接での頻出比較質問。鉄道系ルーツのJTBと格安航空券発の後発ベンチャーという出自の違いを自分の言葉で説明できる企業研究の深さがあるか
HISで実現したい夢・目標は
面接官が見ているポイント
ESの実設問。「大きな夢・目標を持ち、失敗を恐れず挑戦しつづける人」という求める人財像に、自分の志向を重ねて語れるか
入社後に携わりたい仕事とその理由
面接官が見ているポイント
8コース制の職種理解と、まず店舗カウンター等の現場で稼ぐ力を付けるキャリア構造を踏まえた上で語れているか
情熱を持って取り組んできたことトップ3
面接官が見ているポイント
ESの実設問。単発の成功体験でなく、複数の挑戦を積み重ねてきた持続力があるか
忘れられない旅のエピソードは
面接官が見ているポイント
ESの実設問かつ面接頻出。旅行が趣味の域を超え仕事の原動力になっている熱量が伝わるか
あなたにとって「旅」とは何か
面接官が見ているポイント
ESの実設問。旅行を自分なりに抽象化・定義できる思考の深さと旅行業への適性
一番記憶に残った旅先はどこか
面接官が見ているポイント
一次・二次面接で最頻出の質問。具体的なエピソードから旅行への解像度と、接客・提案に活かせる感受性があるか
海外旅行先を1つ選び1分でプレゼン
面接官が見ているポイント
一次面接で課される過去傾向のプレゼン形式。制限時間内で伝えたいことを構成する瞬発力と海外旅行への知見
HISが世界一を目指すには何が必要か
面接官が見ているポイント
グループディスカッションの出題テーマ。正解を出すことより周囲と協調して議論を前に進められるか(リーダーシップよりも協調性を重視)
HISをどんな会社か友人に説明するなら
面接官が見ているポイント
表面的な「旅行・ホテル・バスの会社」理解で止まらず、海外旅行を軸にした多角化という構造を自分の言葉に落とし込めているか
学生時代に力を入れたことの深掘り
面接官が見ているポイント
動機・規模・役割・乗り越えた困難まで深掘りされる。挑戦を継続できる素地があるか
リーダーシップを発揮した経験は
面接官が見ているポイント
求める人財像に紐づく評価軸。役職の有無でなく周囲を動かした具体的な行動があるか
あなたの強み・弱みは
面接官が見ているポイント
弱みを避けず、改善に向けてどう行動しているか。失敗を恐れず挑戦する社風との相性
就職活動の軸は何か
面接官が見ているポイント
業界・企業選びに一貫した基準があるか。海外・グローバル軸ならHISへの接続を語れるか
最近ぶつかった壁は何か
面接官が見ているポイント
挫折への向き合い方から「失敗を恐れず何度でも挑戦する」という澤田イズムが本物かを見る
AI化が進む中で対面接客はどう変わるか
面接官が見ているポイント
ダイナミックパッケージ「AirZ」などデジタル化が進む中でも、対面接客の価値を自分なりに考えられる当事者意識があるか
10年後どうなっていたいか
面接官が見ているポイント
現場経験を積んだ後に社内公募で道を切り拓くキャリア構造を理解した上での展望があるか
併願状況・第一志望かどうか
面接官が見ているポイント
通過率3割ともされる最終面接での意思確認。ここまでの志望度・熱意と一貫した回答ができるか
最後に何か質問はあるか
面接官が見ているポイント
逆質問。志望度の高さと、自分なりの視点で企業を理解しようとする姿勢
インターンシップ
HISハッカソン2026(IT系・10Days)、HIS Next Business Leaders(ビジネス系・3Days)、オープン・カンパニー(1Day系・選考なし)を実施。早期選考につながるとの体験談もあるが、本選考への優遇は公式に明記されておらず要確認。
最大の関門は面接で、定番の質問が「なぜ他社ではなくH.I.S.か」「一番記憶に残った旅先」であることからも分かるとおり、「旅行好き」を超えた志望理由と自分の旅の物語が問われる。対策の軸は3つだ。
- 「H.I.S.でなければならない理由」を、海外旅行の強み・多角化の社風として語れるようにしておく
- 自分の旅の経験を具体的に語れるようにする(一次面接で海外旅行先のプレゼンを課された例もある)
- 「失敗を恐れず挑戦する」という澤田イズムに、自分の経験を結びつける
よくある質問
H.I.S.の年収・初任給はどのくらいですか?
- 有価証券報告書による平均年間給与は約417万円(2024年10月期・単体)で、コロナ前の2019年(約503万円)からは未回復の傾向です。初任給は全職種コースで月235,000円、経営幹部候補のネクストビジネスリーダーズで月265,000円(いずれも2027年度・東京勤務)です。旅行業界は給与水準が他業界比で高くない傾向にあります。
H.I.S.の採用倍率・選考難易度は?
- 旅行業界でJTBに次ぐ人気とされ、倍率は出所により推計11〜28倍と幅があります(いずれも非公式)。学歴フィルターは弱く、全国の幅広い大学から採用実績があります。2027年度は8コース制で、経営幹部候補のコースのみTOEIC600点以上が必須です。
H.I.S.の採用人数・採用大学は?
- コロナ前は約700名規模を採用していましたが、コロナ禍の2021年度は新卒採用を中止しました。近年は約300名規模へ回復しています。採用大学は立教・青学・中央・上智・信州大・東京都立大など全国の幅広い大学に及び、学歴フィルターは弱いとされます。
H.I.S.は「やめとけ」と言われるのはなぜですか?激務ですか?
- 業務量に対して給与水準が低めという声や、繁忙期の残業、コロナ後の業績の不安定さを指摘する声があるためとみられます(いずれもクチコミ・傾向)。月平均残業はクチコミで約30時間前後とされます。一方で「旅行が好きなら楽しい」「若手でも裁量がある」と評価する声も多く、挑戦と多忙が表裏一体の傾向です。
H.I.S.とJTBの違いは何ですか?
- H.I.S.は1980年に格安航空券販売で創業した「海外旅行のパイオニア」で、海外旅行・直販・多角化に強みがあります。一方JTBは鉄道系をルーツとする業界最大手で、法人・MICE・国内・店舗網すべてで最大規模の総合型です。出自も得意領域も異なる別企業です。
基本情報
| 上場区分 | 東証プライム上場(証券コード9603) |
|---|---|
| 創業 | 1980年(澤田秀雄が格安航空券販売で創業/旧称インターナショナルツアーズ) |
| 本社 | 東京都新宿区西新宿(2026年に虎ノ門から移転) |
| 代表者 | 澤田秀太(代表取締役社長・2026年1月就任/創業者の長男) |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 連結12,710名(2025年10月期) |
| 売上高 | 連結3,731億円(2025年10月期) |
| 決算期 | 10月期 |
| 拠点網 | 国内146拠点・海外58カ国110都市145拠点(2024年10月末) |
| 事業領域 | 旅行事業/ホテル事業/九州産交グループ(バス)の3セグメント |
同じ「旅行・観光」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-06-20