【2026最新】KNT-CTホールディングスの就活企業分析|事業・強み・選考対策
企業分析・就活ガイド
就活生
編集部
結論から言うと、KNT-CTの正体は「シニアの趣味」と「自治体の受託」という、旅行会社らしくない2つの武器を持つグループだ。店頭でもOTAでもない独自の道を歩んでいる。
基本情報
| 上場区分 | 上場(東京証券取引所スタンダード市場・証券コード9726。2022年4月に東証一部からスタンダードへ移行) |
|---|---|
| グループ | 近鉄グループホールディングスの連結子会社(直接53.56%・議決権ベース約67%)。傘下に近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、近畿日本ツーリストブループラネット等 |
| 持株会社発足 | 2013年1月(近畿日本ツーリストとクラブツーリズムの経営統合) |
| 本社 | 東京都新宿区西新宿(新宿住友ビル) |
| 代表者 | 小山佳延(代表取締役社長) |
| 資本金 | 1億円(2022年7月の減資後) |
| 従業員数 | グループ3,592名(2026年4月時点・連結) |
| 売上高 | 連結2,745億円(2025年3月期) |
| 事業領域 | 団体・法人・教育旅行/個人旅行(テーマ旅行)/自治体受託・地域共創/訪日インバウンド |
業界の基礎
旅行業界は、大きく「総合型」「OTA(オンライン予約)」「特化型」に分かれている。
総合型はJTBを筆頭に、個人から法人・地域まで全方位を手がける。OTAは楽天トラベルやじゃらんのように、宿泊予約をオンラインで完結させる。
その中でKNT-CTは、どちらとも違う「特化×直販」の道を選んでいる。
柱は2つ。一つは、シニア向けの「テーマ旅行」を会報誌や電話で直販するクラブツーリズム。もう一つは、団体・教育旅行と自治体受託を担う近畿日本ツーリストだ。
旅行取扱額では、大手5グループの一角を占める。
- 総合・最大手: JTB(取扱額で別格)
- 総合・伝統型: 日本旅行(JR西日本グループ)
- 海外個人・格安: HIS
- 通販型シニア: 阪急交通社、クラブツーリズム
- OTA: 楽天トラベル、じゃらん
KNT-CTは2013年、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが経営統合して生まれた。社名は両社の頭文字(Kinki Nippon Tourist+Club Tourism)に由来する。
事業内容

ビジネスモデル
近畿日本ツーリスト(団体・法人・教育旅行と自治体受託)とクラブツーリズム(シニア向けテーマ旅行を通販・コミュニティ型で直販)という性格の異なる2大事業会社を束ねる旅行業持株会社。一般的な店頭販売やOTAとは異なり、会員への直販と、自治体・企業からの受託(BPO)という二本柱で稼ぐ。開示上は「旅行業」の単一セグメント。
個人旅行(クラブツーリズム)
シニア層に強い「テーマのある旅」を、会報誌「旅の友」・新聞広告・電話/Webで通販型に直販。趣味・コミュニティ型の旅で高いリピートを生む、グループの個人旅行の中核。
クラブツーリズム旅の友テーマのある旅クラブツーリズムPASS団体・法人・教育旅行(近畿日本ツーリスト)
企業・官公庁・学校向けの団体旅行、MICE、修学旅行などを企画〜運営まで担う。教育旅行のパイオニアで、法人の出張管理(BTM)も手がける。
近畿日本ツーリストエデュケーショナル・ビジネスBTMセレクト地域共創・公務受託
旅行ノウハウを活かし、自治体の給付金・商品券・各種事務を受託(BPO)。地域活性化・観光まちづくりの支援も拡大する成長領域。
公務・地域共創事業リージョナル・ビジネス事業部訪日インバウンド
2025年7月に訪日団体・個人WEB販売を近畿日本ツーリストブループラネットへ集約。インバウンド専門会社として中期の成長領域に位置づける。
近畿日本ツーリストブループラネット
KNT-CTの稼ぎ方は、一般的な旅行会社のイメージとは違う。
店頭で旅行パックを売るのでも、OTAのようにオンラインで宿を予約させるのでもない。柱は「会員への直販」と「受託(BPO)」の二本立てだ。
クラブツーリズムは、店舗網ではなく会報誌「旅の友」と電話・Webで、約300万世帯のシニア会員に直接旅行を届ける。一方の近畿日本ツーリストは、企業・学校・自治体といった法人・団体を相手にする。
特徴的なのが、旅行のノウハウを行政事務の受託に転用していることだ。給付金や商品券の事務を自治体から請け負い、旅行需要が落ち込む局面でも収益を補える。
この会社の強み

シニア約700万人を抱える紙×人の直販会員基盤
クラブツーリズムは約700万人・約300万世帯のシニア顧客を保有。月刊情報誌「旅の友」を全国約300万世帯へ配送し、その配達を顧客自身が担う「エコースタッフ」約1,400名、添乗を専属の「フェローフレンドリースタッフ」約400名が支える。Webに頼らない紙・対面・人のネットワークで高いリピートを生む独自資産。
シニア×趣味の「テーマのある旅」
「どこへ行くか」ではなく「何をするか」を軸に、ハイキング・写真撮影・神社仏閣めぐり・お遍路・おひとり参加限定など関心軸で細分化したテーマ旅行を展開。年間延べ参加者は400万人超に達し、価格競争に陥りにくい同世代・同趣味のコミュニティ型の旅で差別化する。
自治体事務を担う公務受託・地域共創
近畿日本ツーリストは「公務・地域共創事業部」を置き、給付金事務・プレミアム商品券・マイナンバー申請支援・期日前投票所運営などを自治体から受託(BPO)。コロナ期(2020〜2023年)には762自治体・2,924件規模を受託した。旅行の繁閑を行政受託で補える、旅行単一依存の競合にない収益構造を持つ。
教育旅行のパイオニア
1941年に業界初の貸切列車「ひので号」、1949年に日本初の修学旅行専用列車を運行した歴史を起点に、教育旅行を中核事業化。専門組織「エデュケーショナル・ビジネス事業部」を持ち、探究学習でTBSや学研HDと連携するなど、修学旅行の枠を超えた教育サービスへ拡張している。
シニア会員を広告媒体に変えるメディア事業
クラブツーリズムは「旅の友」(月刊・百万部規模)を外部広告主に販売する広告媒体事業を持つ。健康・趣味・資産形成への関心が高い優良シニアへのリーチを、ツアー・イベント協賛とあわせて提供する。「旅行会社」が裏で持つシニア・マーケティングの側面が固有の資産になっている。
就活生
編集部
5つの強みは、実は「特定の相手と深くつながる」という一本の線でつながっている。
軸にあるのは、クラブツーリズムが持つ約700万人・300万世帯のシニア顧客基盤だ。これを紙(旅の友)と人(エコースタッフ・添乗員)で囲い込み、テーマ旅行で関心ごとに深掘りし(強み①②)、さらにその会員基盤を広告媒体としても収益化する(強み⑤)。一社の中に「シニア専門のマーケティング会社」が埋め込まれているようなものだ。
もう一方の軸が、近畿日本ツーリストの自治体・学校との長い関係である。1949年の修学旅行専用列車に始まる教育旅行の信頼(強み④)と、コロナ期に762自治体へ広げた公務受託(強み③)は、いずれも一朝一夕には築けない関係資産だ。
業績の推移(売上高(営業収益))
旅行業はコロナで最も大きな打撃を受けた業界の一つだ。KNT-CTの業績は、その傷と回復をはっきり映している。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期 | 879億円 | △271億円 | △285億円 |
| 2022年3月期 | 1,400億円 | △77億円 | △58億円 |
| 2023年3月期 | 2,522億円 | 114億円 | 118億円 |
| 2024年3月期 | 2,554億円 | 73億円 | 75億円 |
| 2025年3月期 | 2,745億円 | 60億円 | 77億円 |
注意したいのは、2022〜2023年度の高い利益はコロナ関連受託(ワクチン接種など)の特需によるものだという点だ。
この特需が剥落した2023年度以降は、営業利益がいったん減った。だがその裏で、海外旅行を中心とした本業(旅行事業)の回復が増収を牽引する構造へと主役が交代している。
競合の中での立ち位置

同じ旅行会社でも、戦い方は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | KNT-CTとの違い |
|---|---|---|
| KNT-CT | 特化×直販/受託 | シニアのテーマ旅行(クラブツーリズム)と自治体受託(近畿日本ツーリスト)の二本柱 |
| JTB | 総合・最大手 | 取扱額で別格。個人〜法人〜地域まで全方位 |
| 日本旅行 | 総合・伝統型 | JR西日本グループ。団体・教育旅行に強い |
| HIS | 海外個人・格安 | 海外個人旅行・格安航空券が出自 |
| 阪急交通社 | 通販型シニア | トラピックス等の通販パッケージで、最も性格が近い競合 |
| 楽天トラベル | OTA | 国内宿泊予約に特化、楽天経済圏と連携 |
最も性格が近いのは、同じ通販型シニアの阪急交通社だ。取扱額でも僅差で競い合う。だがKNT-CTは、コミュニティ型の会員基盤と、自治体受託・教育旅行という別の柱を併せ持つ点が異なる。
今後の展望

ビジョン
新・中期経営計画(2024〜2026年度)/パーパス「まだ見ぬところへ、まだ見ぬ明日へ」
過大請求問題を受けて計画を見直し、「信頼回復と持続的成長に向けたグループ一体運営の強化」を掲げる新・中期経営計画(2024〜2026年度)を2024年に始動。クラブツーリズムを軸とした個人旅行の一体運営、地域共創・訪日事業の成長領域化、3か年で300億円規模のDX投資を進める。2027年4月には主要子会社を統合し、事業持株会社「KNTCT株式会社」へ移行する方針。
数値目標
| 営業利益(2026年度(5月下方修正)) | 62億円 |
|---|---|
| 訪日売上比率(中期(現状約8%)) | 約20% |
| DX投資(2024〜2026年度) | 3か年300億円 |
| 復配(2025年度(19年ぶり)) | 1株10円 |
注力施策
クラブツーリズム軸の個人旅行一体運営
近畿日本ツーリストの個人旅行をクラブツーリズムへ集約し、Web販売へのシフトを進める。シニア×テーマ旅行の強みに資源を集中する。
地域共創・訪日事業の成長領域化
コロナ期の自治体受託で培ったBPO実績を基盤に、観光まちづくり支援やDMO連携、インバウンドへ事業を広げ、訪日売上比率を約8%から約20%へ高める。
グループ統合とDX
2027年4月に近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム・ブループラネットを統合し事業持株会社へ。3か年300億円のDX投資でグループ共通システムを整備する。
信頼回復・企業風土改革
過大請求問題を受け、コンプライアンス改革本部・法令倫理管理センターを設置。契約審査体制の強化と再発防止策の徹底で信頼回復を最優先に据える。
ロードマップ
2013
近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが経営統合しKNT-CTHD発足
2021
コロナ直撃で過去最大の赤字/約400億円調達で構造改革本格化
2022
自治体受託の特需で4期ぶり営業黒字
2023
コロナ関連受託の過大請求問題が発覚/信頼回復へ着手
2024
新・中期経営計画(2024〜2026年度)を始動
2025
訪日事業を近畿日本ツーリストブループラネットへ集約/19年ぶり復配
2027
主要子会社を統合し事業持株会社「KNTCT株式会社」へ移行予定
KNT-CTの今後を読む鍵は、「信頼回復」と「グループ統合」という二つのキーワードだ。
後述する過大請求問題を受け、同社は中期経営計画を見直し、コンプライアンスと企業風土改革を最優先に据えた。利益目標も2026年5月に営業利益85億円から62億円へ下方修正するなど、足元は堅実路線にある。
その一方で、2027年4月に主要子会社を統合し、純粋持株会社から事業持株会社「KNTCT株式会社」へ移行する方針を打ち出している。シニアの個人旅行はクラブツーリズム軸へ、成長領域は地域共創・訪日へ——という事業の再設計が進む。
紙とコミュニティに強いこの会社が、DX投資(3か年300億円)でデジタル世代をどう取り込むか。そこが長期の成長を左右する。
こんな人にピッタリ

シニア・趣味・地域といった「テーマ」を軸に、旅行という枠を超えて人と地域をつなぐ仕事に面白さを感じられる人。
シニア・趣味・テーマで深掘りした旅行をつくりたい
「テーマのある旅」を磨くクラブツーリズムが合う
旅行のノウハウを地域活性化や行政支援に活かしたい
公務受託・地域共創を担う近畿日本ツーリストが向く
修学旅行など教育の現場で価値を届けたい
教育旅行のパイオニアであるKNT-CTが活きる
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
海外個人旅行や格安航空券を主戦場にしたい
KNT-CTは国内・団体・シニアに強みがあるため、海外個人旅行に強いHISなどの方が合う場合があります。
オンライン完結のOTAで宿泊予約サービスを伸ばしたい
対面・紙・コミュニティを軸とする社風のため、楽天トラベルなどのOTAの方が志向に合う場合があります。
業界最大規模の総合力やグローバル法人ソリューションを最優先したい
取扱額で別格のJTBなどの方が選択肢が広い場合があります。
求める人物像
「まだ見ぬ」へ踏み出す好奇心
パーパス「まだ見ぬところへ、まだ見ぬ明日へ」が示すように、新しい体験や価値を自ら見つけに行く好奇心を重視する。テーマ旅行や地域共創など、前例のない企画を形にできる人。
高い倫理観とコンプライアンス意識
グループ行動規範の6原則(Kindness/Network/Trust/Compliance/Thankfulness/Safety)にComplianceを掲げる。過大請求問題を経て信頼回復に取り組む今、誠実さと当事者意識を持てる人が求められる。
チームで動かす力
クラブツーリズムが掲げる「6つの力」には、チームで働く力・まずやってみる力・踏ん張る力などが並ぶ。既存スキルだけでなく、周囲を巻き込み成長していく意欲を重視する。
人と地域への想い
シニア顧客・学校・自治体など、向き合う相手は多様。相手の関心や課題を想像し、旅行という手段で人や地域をつなぐことに喜びを感じられる人。
入社後のキャリアパス
入社〜数年目
近畿日本ツーリストは団体・法人・教育旅行や地域共創の営業・手配から、クラブツーリズムは「旅のデザイナー」として企画・手配・仕入・添乗まで一貫してキャリアを開始します。現場で旅づくりの全体像を学ぶ期間です。
中堅
担当領域の専門性を深めます。クラブツーリズムは「メンバー→リーダー→マネージャー」の昇格制度があり、近畿日本ツーリストは法人・教育・MICE・地域共創など事業領域での専門を磨きます。年次別の明確なモデルは公式には非開示で要確認です。
管理職・グループ運営
事業会社で実績を積み、企画・マネジメントやグループ運営を担う道が開けます。2027年の事業持株会社化に向け、グループ横断での人材活用が進む見込みです。
キャリアの入り口は事業会社によって異なる。
近畿日本ツーリストは団体・法人・教育旅行や地域共創の営業から、クラブツーリズムは企画・手配・仕入・添乗までを一人が一貫して担う「旅のデザイナー」として始まる。一人で旅づくりの全工程に関われるのが特徴だ。
クラブツーリズムには「メンバー→リーダー→マネージャー」の昇格制度がある。ただし年次別の明確な昇進モデルは公式には示されておらず、最新の制度は要確認だ。
年収・待遇
KNT-CTホールディングスは持株会社で、平均年収の有報値は管理職中心の少人数(持株会社単体)のため、事業会社(近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム)の有報値が実態に近い。初任給は公式、年収は有報(公式)と社員クチコミ(体験談)を出典を分けて整理する(2026年6月時点)。
初任給
| 近畿日本ツーリスト(公式・2025年5月改定) | 月額211,500〜251,500円(勤務地により異なる) |
|---|---|
| クラブツーリズム(公式・参考/2019年時点) | 月額204,481円+添乗手当(最新は要確認) |
平均年収(出典別)
| 近畿日本ツーリスト(有報・2026年3月期) | 約547万円(平均年齢41.4歳・平均勤続17.9年) |
|---|---|
| クラブツーリズム(有報・2026年3月期) | 約547万円(平均年齢37.8歳・平均勤続12.7年) |
| OpenWorkクチコミ(体験談) | 約379万円(回答者ベース)。回答者の年齢・職種構成により有報値と差が出る |
年次・役職別の目安
| 持株会社単体(有報・参考) | 約655万円(平均43.5歳。ただし管理職中心の少人数で全社代表値ではない) |
|---|---|
| 旅行業全般 | 若手のうちは給与水準が高くないとの声がある(クチコミ・傾向) |
待遇の特徴
- 残業代は全額支給、フレックス制(コアタイム11:00〜14:00)・年間休日125日(近畿日本ツーリスト公式)
- 旅行商品の割引など業界ならではの福利厚生があるという声(クチコミ・傾向)
- 19年ぶりに復配(2025年度・1株10円)するなど、コロナ後の業績回復が待遇面にも反映されつつある
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・就活会議等の社員クチコミ(有報の人的資本データを併記))。 近鉄グループとしてのブランドや取引基盤の安心感、人間関係の良さ・風通しを評価する声がある一方、旅行業全般の傾向として給与水準が高くないこと、繁忙期の業務負荷、有給取得や長期育成への改善余地を課題に挙げる声もあります(いずれも傾向)。コロナ禍で旅行業全体が打撃を受けた経緯も評価の背景にあります。
| 月平均残業(クチコミ) | 約25.2時間(部署・繁閑による差あり) |
|---|---|
| 有給消化率(クチコミ) | 約56.1% |
| 女性管理職比率(公式・グループ・2025年度末) | 23.7% |
評価する声
- 近鉄グループの大手旅行会社としてのブランド・取引基盤の安心感
- 人間関係が比較的良好で、風通しが良いという声
- 旅行が好きな人には割引など業界ならではの福利厚生がある
気になる声
- 旅行業全般の傾向として、若手のうちは給与水準が高くないという声がある
- 繁忙期や団体手配などで業務量が多く、残業が増えやすいという声がある
- 長期的な人材育成・キャリア開発への評価が低めという声がある
KNT-CTって実際、働きやすいの?
クチコミでは「近鉄グループのブランド」「人間関係の良さ・風通し」を評価する声があります。一方で、旅行業全般の傾向として給与水準が高くないこと、繁忙期の業務負荷を課題に挙げる声もあります(体験談・傾向)。
旅行や人と接することが好きで、腰を据えて顧客や地域と向き合いたい人には好相性。高い給与や急成長を最優先する人は、業界特性を理解したうえで検討するのがよいでしょう。
沿革
KNT-CTホールディングスは2013年、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが経営統合して発足した。近畿日本ツーリストの源流は近鉄系の旅行会社で、教育旅行や団体旅行の老舗。クラブツーリズムは、もともと近畿日本ツーリストの通販部門から生まれ、シニア向けテーマ旅行で独自に成長した会社だ。
コロナ禍では、旅行需要の蒸発で2021年3月期に過去最大の赤字を計上。一方で、ワクチン接種など自治体からのコロナ関連業務の受託が業績を一時的に下支えした。
採用・選考

| 締切 | 要確認(採用は事業会社単位。最新は各社公式採用ページ/マイページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 採用は事業会社ごと。近畿日本ツーリストは団体・法人・教育旅行や地域共創の営業・企画、クラブツーリズムは企画〜手配〜仕入〜添乗まで一貫する「旅のデザイナー(全国型総合職)」を募集。 |
| 勤務地 | 全国の事業所(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡ほか)。初任地は希望と適性で決定。 |
| 選考難易度・特徴 | 旅行大手として人気が高い。採用倍率は就活メディアの推計で各社7倍台とされる(非公式)。学歴フィルターは弱いとの媒体評価が多く、採用大学は幅広い。差別化のため「なぜ旅行業か」「なぜ近畿日本ツーリスト/クラブツーリズムか」を自分の言葉で語れるかが問われる傾向。 |
選考フロー
- プレエントリー・本エントリー(WEB適性検査+ES)
- グループディスカッション
- グループ面接
- 個人面接
- 最終面接(合格で内々定)
ES・自己分析でよく問われること
- 当社を志望する理由
- 入社後に挑戦してみたい仕事とその理由
- 旅に関する感動や成長の経験(クラブツーリズム)
- 学生時代に力を入れたこと
面接で聞かれた質問例
- なぜ旅行業界か、なぜこの会社か
- 学生時代に力を入れたこと
- 入社後にやりたいこと・キャリアビジョン
- 地域活性化や旅行業界への理解度
インターンシップ
営業企画立案型の「1DAY仕事体験」など。インターン参加者の早期選考優遇の有無は媒体で記載が割れており要確認(最新は各社マイページで確認)。
KNT-CTの採用は、近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムなど事業会社ごとに行われる。志望する事業会社の顧客(シニアか、法人・学校か)を理解しておくことが第一歩だ。
- 「なぜ旅行業か」だけでなく「なぜ近畿日本ツーリスト/クラブツーリズムか」を、2社の客層の違いを踏まえて語れるようにする
- クラブツーリズムは「テーマのある旅」、近畿日本ツーリストは「教育旅行・地域共創」という具体例を自分の言葉で語れるようにしておく
- 旅やアルバイトでの「人と接した経験・感動」を、入社後にやりたいことと結びつけて準備する
よくある質問
KNT-CT(近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム)の年収・初任給はどのくらいですか?
- 有価証券報告書による平均年収は近畿日本ツーリスト約547万円・クラブツーリズム約547万円(2026年3月期)、社員クチコミでは約379万円(体験談)です。初任給は近畿日本ツーリストで月21万1,500〜25万1,500円(勤務地により異なる・公式)とされ、旅行業全般として若手の給与水準は高くないとの声もあります。
KNT-CT(近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム)の就職難易度・採用倍率は?
- 旅行大手として人気が高く、採用倍率は就活メディアの推計で各社7倍台とされます(非公式)。学歴フィルターは弱いとの媒体評価が多く採用大学は幅広い一方、「なぜ旅行業か」「なぜこの会社か」を自分の言葉で語れるかが差別化の鍵とされます。採用は近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムなど事業会社ごとに行われます。
KNT-CTは激務ですか?評判はどうですか?
- 月平均残業はクチコミで約25.2時間(繁閑による差あり)、有給消化率は約56.1%とされます。近鉄グループのブランドや人間関係の良さを評価する声がある一方、繁忙期の業務負荷や給与水準を課題に挙げる声もあります(いずれも体験談・傾向)。女性管理職比率はグループで23.7%(公式・2025年度末)です。
KNT-CTのインターンは選考に有利ですか?
- 近畿日本ツーリストの営業企画立案型「1DAY仕事体験」など、事業会社ごとにインターンを実施しています。参加者の早期選考優遇の有無は媒体によって記載が割れており要確認です。最新の日程・形式は各社の公式マイページで確認してください。
KNT-CTは上場廃止になるのですか?社名が変わるのは本当ですか?
- 2027年4月に主要子会社(近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム・ブループラネット)を統合し、純粋持株会社から事業持株会社「KNTCT株式会社」へ移行する方針です。これは事業再編であり、上場会社(証券コード9726)として存続する見込みです。最新の正式情報はIR開示で確認してください。
同じ「旅行・観光」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-06-22