日清製粉グループの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
企業分析・就活ガイド
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結論から言うと、日清製粉グループの正体は「小麦粉の会社」ではなく、製粉技術をメッシュクロスやプラント建設にまで転用する異色の多角化企業だ。
業界の基礎
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製粉業界は、小麦を挽いて小麦粉として食品メーカー・パン店・製麺業者などに供給する、食のサプライチェーンの「川上」を担う業界だ。
大手は日清製粉グループ・ニップン(旧日本製粉)・昭和産業・鳥越製粉の4社体制で、日清製粉グループが国内シェア約4割で最大手。2位ニップンの売上規模の約2倍にあたる。
その中で日清製粉グループは、製粉から派生した技術・設備を非製粉領域にまで展開するという独特の立ち位置にある。
- 製粉専業型: 鳥越製粉(パン用粉・精麦が中心。専業色が強い)
- 食品多角化型: ニップン、昭和産業(製粉+冷凍食品・油脂・糖質等)
- 技術転用・多角化型: 日清製粉グループ(製粉+加工食品+中食惣菜+バイオ健康+エンジニアリング+メッシュクロス)
事業内容

ビジネスモデル
小麦を製粉し小麦粉として販売する「川上」の製粉事業を収益の柱に、その技術・設備・顧客基盤を横展開して加工食品・中食惣菜・バイオ健康・エンジニアリング・メッシュクロスまで6事業を持株会社体制で束ねるモデル。単一素材(小麦)から始まった会社が、技術の転用で非食品領域まで事業ドメインを広げている点が最大の特徴。
製粉事業
中核会社は日清製粉。小麦粉・小麦連産品・ライ麦粉を製造し、国内小麦粉市場シェアはNo.1(約4割)。グループ収益の基盤を成す。
日清製粉小麦粉小麦連産品加工食品事業
中核会社は日清製粉ウェルナ(2022年1月に日清フーズ等が統合改称)。家庭用「日清」「マ・マー」「日清お菓子百科」ブランドを展開し、パスタ・パスタソース・冷凍パスタ・天ぷら粉・お好み焼粉・から揚げ粉で各市場シェアNo.1を持つ。
マ・マー日清お菓子百科天ぷら粉から揚げ粉中食・惣菜事業
中核会社はトオカツフーズ(2019年完全子会社化)。コンビニ向け調理済食品(デリカ)と冷凍食品を主力に、グループの成長ドライバーと位置づける。
調理済食品冷凍惣菜米飯類酵母・健康・バイオ事業
中核会社はオリエンタル酵母工業(2010年完全子会社化)。パン酵母・検査用飼料に加え、診断薬原料など世界シェアを二分するバイオ事業を持つ。
パン酵母検査用飼料健康食品エンジニアリング/メッシュクロス事業
製粉プラント由来の技術を転用した2事業。日清エンジニアリングはプラント設計・建設で食品から医薬品・電子材料工場まで手がけ、NBCメッシュテックはスクリーン印刷用メッシュクロス等で世界シェア上位を持つ。
プラント設計建設スクリーン印刷用メッシュ工業用フィルター
製粉事業で稼ぐ収益の柱を土台に、その技術・設備・顧客基盤を横展開して事業ドメインを広げてきたのが日清製粉グループの構造だ。
加工食品事業(日清製粉ウェルナ)は家庭用の「マ・マー」「日清お菓子百科」等でパスタ・天ぷら粉・から揚げ粉のシェアNo.1を握り、中食・惣菜事業(トオカツフーズ)はコンビニ向け調理済食品を成長ドライバーに育てている。
さらに特徴的なのが、製粉プラントで培った技術がまったく異なる産業に転用されている点だ。ふるい網の技術がスクリーン印刷用メッシュクロス(NBCメッシュテック)に、プラント建設のノウハウが医薬品・電子材料工場の設計・建設(日清エンジニアリング)にまで広がっている。
この会社の強み

製粉技術の異業種転用力
子会社NBCメッシュテックはスクリーン印刷用メッシュクロスで世界シェア上位、自動車用インジェクター・ABSフィルター向けメッシュは国内トップシェアを持ち、製品の約6割が海外向け。日清エンジニアリングも食品だけでなく医薬品・電子材料・化粧品工場まで手がけ、過去10年で4,000件超のプラント建設実績を持つ。
中食・惣菜への本気の成長投資
2019年にトオカツフーズを完全子会社化し、コンビニ向け調理済食品(デリカ)と冷凍食品を主力に育成。2016年にも調理麺サプライヤーのジョイアス・フーズを子会社化しており、中食・惣菜を製粉本業に並ぶ成長軸と位置づける。
豪州損失を越える海外拡大の執念
豪州Allied Pinnacle(2019年買収)はコロナ禍の需要急減で2023年3月期に558億円の減損・上場来初の最終赤字を招いたが撤退せず立て直しを継続。米国はMiller Milling(2012年買収)を段階増強し2025年4月にミシガン州サギノー工場で新生産ライン完成、中期経営計画2026では海外事業の営業利益構成比を2021年度13%→2026年度38%へ引き上げる方針を明記する。
バイオ・健康事業の選択と集中
オリエンタル酵母工業のバイオ事業は診断薬原料で世界シェアを二分する規模を持つ。2025年に採算の合わない日清ファルマのファインケミカル事業(原薬製造)は終了させる一方、健康食品事業はオリエンタル酵母へ統合承継し、伸ばす領域と畳む領域を明確に選別している。
180億円のスマートファクトリー投資
2025年5月、岡山県倉敷市に総工費約180億円のスマート工場「水島工場」が完成。2ラインで日産550t、IoT・AI・ロボットを駆使した自動化・脱炭素工場として国内外拠点のロールモデルと位置づけ、CO2排出を2030年度までに2013年度比50%削減する目標も掲げる。
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上の5つの強みは個別の投資に見えて、実は「製粉という一つの技術・基盤をどこまで転用できるか」という一本の線でつながっている。
メッシュクロスやプラント建設への転用(①)は製粉設備の技術的な副産物であり、中食・惣菜(②)と海外拡大(③)は製粉で稼いだキャッシュを次の成長領域に振り向ける動きだ。バイオ・健康事業の取捨選択(④)とスマート工場への集中投資(⑤)は、その先の「どこに張り、どこから撤退するか」という経営判断の実例にあたる。
業績の推移(売上高)
決算期は3月。連結業績は2023年3月期に大きな谷を経験している。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 7,987億円 | 328億円 | 331億円 | ▲104億円(最終赤字) |
| 2024年3月期 | 8,582億円 | 478億円 | 500億円 | 317億円 |
| 2025年3月期 | 8,515億円 | 464億円 | 492億円 | 347億円(過去最高) |
| 2026年3月期 | 8,650億円 | 467億円 | 514億円 | 326億円 |
2023年3月期は豪州製粉事業で558億円の減損を計上し、上場来初の最終赤字に転落した。値上げ効果で2024年3月期以降は回復し、2025年3月期の純利益は過去最高を更新している。2026年3月期はインドのイースト事業で新たな海外減損を計上しつつも、経常利益は増益を確保した。
競合の中での立ち位置

同じ製粉・食品業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | 日清製粉グループとの違い |
|---|---|---|
| 日清製粉グループ | 技術転用・多角化型 | 製粉技術をメッシュクロス・エンジニアリングまで転用する唯一の存在 |
| ニップン | 製粉+食品多角化 | 冷凍食品・パスタを成長ドライバーとするが、非食品領域への展開は薄い |
| 昭和産業 | 製粉+油脂+糖質+飼料 | アセアン中心に海外展開を進めるが、規模は日清製粉グループの半分以下 |
| 鳥越製粉 | 製粉専業 | パン用粉・精麦が中心で、事業領域は狭く専業色が強い |
| 味の素(参考) | 総合食品・アミノサイエンス | 製粉業界の同業ではないが、多角化・グローバル化の到達点として比較対象になる |
国内シェアの首位はゆるがないが、「製粉プラント由来の技術をどこまで横に広げられるか」が、他の製粉大手との最大の違いだ。
今後の展望

ビジョン
中期経営計画2026(2022〜2026年度)
「事業ポートフォリオ再構築によるグループ成長力の促進」「ステークホルダーとの関係を明確にした経営推進」「ESGを経営方針に取り込み実行」の3方針を柱とする5年計画。2024年10月、業績の上振れを受けて最終年度(2026年度)の数値目標を上方修正した。海外事業を成長ドライバーと位置づけ、営業利益構成比を大きく引き上げる方針。
数値目標
| 売上高(2026年度) | 9,500億円 |
|---|---|
| 営業利益(2026年度) | 570億円 |
| 海外利益比率(2026年度) | 38% |
| 配当性向(2026年度) | 50%目安 |
注力施策
海外事業の拡大・立て直し
豪州製粉事業(Allied Pinnacle)は減損を乗り越えて収益改善を継続、米国製粉事業(Miller Milling)は2025年4月にミシガン州サギノー工場で新生産ライン完成と強化を進める。
中食・惣菜事業の成長
トオカツフーズを中心に、コンビニ向け調理済食品・冷凍食品のラインアップを拡充し、製粉本業に並ぶ成長軸に育てる。
スマートファクトリーへの投資
総工費約180億円の「水島工場」(岡山県倉敷市)を2025年5月に完成させ、IoT・AI・ロボットを駆使した自動化・脱炭素工場を国内外拠点のロールモデルに位置づける。
バイオ・健康事業の選択と集中
採算の合わない日清ファルマのファインケミカル事業を終了させる一方、健康食品事業はオリエンタル酵母工業へ統合承継し、投資領域を絞り込む。
環境(ESG)
CO2排出量を2030年度までに2013年度比50%削減、2050年カーボンニュートラルを目指す。
ロードマップ
1900
群馬県館林町に前身「館林製粉株式会社」設立
1908
横浜の「日清製粉株式会社(初代)」を合併し「日清製粉株式会社」に社名変更
1989
カナダの製粉会社ロジャーズ・フーズを買収し海外製粉事業に本格進出
1996
米国でパスタ製造事業を開始
2001/7
持株会社体制へ移行し「株式会社日清製粉グループ本社」に商号変更
2010/12
オリエンタル酵母工業とNBCメッシュテックを完全子会社化
2012
米国の製粉会社Miller Millingを買収
2019
中食・惣菜事業のトオカツフーズを完全子会社化/豪州Allied Pinnacleを買収
2022/1
日清フーズ等が統合し「日清製粉ウェルナ」に改称
2023/3期
豪州製粉事業の減損558億円を計上し上場来初の最終赤字
2024/3期
価格改定効果で売上・利益とも過去最高水準に回復
2025/5
総工費約180億円のスマートファクトリー「水島工場」完成
2026/1
社長交代を発表(永木裕氏が6月就任予定)
将来性を読む軸は、「豪州の痛みを経験してなお、海外拡大の手を緩めていない」ことだ。
558億円の減損という重い代償を払いながらも、中期経営計画2026では海外事業の営業利益構成比を2021年度13%から2026年度38%へ引き上げる方針を維持し、2024年10月には業績上振れを受けて目標をさらに上方修正した。
国内では小麦粉という成熟市場で首位を守りながら、中食・惣菜とスマートファクトリー投資で稼ぐ力を底上げする。「守りの製粉」と「攻めの海外・新規領域」が同居しているのが、いまの日清製粉グループだ。
こんな人にピッタリ

小麦粉という生活に欠かせない素材を核に、製粉技術を非製粉領域まで幅広く展開する「食のインフラ企業」で、地道にものづくり・仕組みづくりに取り組みたい人。
BtoBの川上素材産業で「食のインフラ」を支えることにやりがいを感じたい
国内小麦粉シェア最大手の日清製粉グループが合う
一つの技術(製粉)が複数の事業に広がっていく面白さに関心がある
製粉技術をメッシュクロス・プラント建設まで転用する事業の幅が活きる
全国転勤や地道な仕事を前向きに受け入れ、腰を据えて長く働きたい
堅実な社風とストック型のビジネスモデルの日清製粉グループが向く
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
派手なBtoCブランディングや広告主導のキャリアを求める
日清製粉グループはBtoBの業務用取引が中心のため、消費者向けブランド展開が主軸の会社の方が合う場合があります。
転勤を避けて特定の勤務地にこだわりたい
全国の製粉工場・支店に加え海外拠点もあるため、勤務地の希望が通らない可能性があります。
スピード重視のベンチャー気質やドラスティックな変化を求める
伝統的な素材産業ゆえの意思決定の速度感があり、フェーズによっては物足りなさを感じる可能性があります。
求める人物像
「信は万事の本である」を体現する人
自らを繕わず、物事に正面から真摯に取り組み、周囲の信頼を大切にして行動できる人。公式の社是に基づく人物像。
時代への適合を自ら推進できる人
物事を自分事として捉え、自らの考え・想いを熱く伝え、周りを巻き込んで形にできる人。
自分らしいキャリアを選択したい人
事務系7コース・食品化学系4コース・工学系3コースという職種別・事業別採用のもと、様々なことにチャレンジし自分の可能性を広げたいという多様な志向を歓迎するグループ一括採用のメッセージ。
入社後のキャリアパス
入社時
グループ合同の新入社員研修(ビジネスマナー・事業理解・ロジカルシンキング・財務会計・メンタルヘルス基礎)を受け、先輩社員がメンターにつくメンタリング制度で基礎を学びます。
1〜3年目
年度末にフォローアップ研修を実施し、仕事への向き合い方を内省します。技術系職種は入社6年目まで系統的な専門研修・面談を継続します。
中堅(時期不特定)
定期的なキャリア研修・キャリア面談を実施し、その後役員との1on1面談でキャリア希望を伝える仕組みがあります。全社員がTOEIC受験を年1回義務化されるなど、語学研修・異文化コミュニケーション研修も用意されています。
将来(選抜)
「N-MAP(Nisshin Manager's Advanced Program)」でグループ各社から選抜された人材が、新規事業提案を経営陣に提言する次世代経営人材育成プログラムがあります。
製粉・食品化学系・工学系のコース別採用で、初任配属が確約される。入社後は事業会社(日清製粉・日清製粉ウェルナ等)に配属され、グループ合同研修とメンター制度で基礎を固めたのち、技術系は6年目まで専門研修を継続する。
中堅以降はキャリア面談・役員との1on1を通じて能動的にキャリアを描ける仕組みがあり、選抜人材向けの新規事業提言プログラム「N-MAP」も用意されている。
年収・待遇
公式(有価証券報告書・提出会社ベース)の平均給与と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値は水準に差があるため、出典を分けて整理する(2026年6月時点)。
初任給
| 大学卒(公式・2026年4月実績) | 月額265,600円 |
|---|---|
| 修士了(公式・2026年4月実績) | 月額280,200円 |
平均年収(出典別)
| 公式(有価証券報告書・2025年3月期) | 約898万円(平均年齢42歳・平均勤続15.2年) |
|---|---|
| OpenWorkクチコミ(体験談) | 約760万円(回答者平均年齢33歳)。公式値との差は回答者の年齢構成が若いことが主因 |
年次・役職別の目安
| クチコミ全体レンジ | 460万〜1,400万円が目安(OpenWorkクチコミ・体験談) |
|---|
待遇の特徴
- 独身寮・借り上げ社宅制度など住宅補助が手厚いという声が多い(クチコミ・体験談)
- 健康経営優良法人(ホワイト500)に複数年認定された実績がある(公式・年数は要確認)
- 昇給・賞与の具体的な頻度は公式一次情報での確認が取れておらず要確認
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議・就活会議等の社員クチコミ)。 製粉業界最大手としての規模・経営安定性や、食のインフラを担う社会的意義を評価する声が多い一方、年功序列的な体質や人事評価の適正感に課題を挙げる声も共存します(いずれも傾向)。OpenWorkの総合評価は3.52/5.0で全79,877社中上位3%という結果もあります。
| 月平均残業(クチコミ) | 約29.5〜30.1時間(部署差あり) |
|---|---|
| 有給消化率(クチコミ) | 約63.4〜65.5% |
| OpenWork総合評価 | 3.52/5.0(全79,877社中上位3%) |
評価する声
- 製粉業界最大手としての規模・経営安定性、食のインフラを担う社会的意義を実感できる
- 若手のうちから裁量ある仕事を任せてもらえるという声(20代成長環境のスコアがやや高め)
- 独身寮・借り上げ社宅など住宅補助を含む福利厚生が手厚いという声
気になる声
- 年功序列的な体質が残るとの指摘や、人事評価の適正感に課題感を挙げる声がある
- 部署によっては残業が多くサービス残業を指摘する声もあり、負荷の差が大きい傾向
- 「少数精鋭という名の人手不足」など人員体制への指摘もある
日清製粉グループって実際、働きやすいの?
OpenWorkの総合評価は3.52/5.0(全79,877社中上位3%)と高く、規模の大きさ・経営の安定性・食のインフラを担う意義を評価する声が多いです(クチコミ・傾向)。
一方で「年功序列的な体質」「人事評価の適正感」を課題に挙げる声もあります。堅実に長く働きたい人には好相性、若いうちから急成長・急裁量を求める人は要確認です。
沿革
日清製粉グループの起点は1900年、群馬県館林町に設立された「館林製粉株式会社」である。1908年に横浜の「日清製粉株式会社(初代)」を合併して社名を「日清製粉株式会社」に変更し、以後100年以上にわたり製粉事業を中核に据えてきた。2001年7月、持株会社体制へ移行して現在の「株式会社日清製粉グループ本社」となった。
就活生が混同しやすいのが、カップヌードルで知られる「日清食品グループ」だが、両社に資本関係は無く、まったくの別会社である。日清製粉は1900年創業の製粉会社が起源、日清食品は1958年に安藤百福が「日々清らかに豊かな味をつくる」との願いを込めて命名した即席麺メーカーで、社名の由来もそれぞれ異なる。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式マイページで個別通知される形式のため公式採用ページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | グループ一括採用(日清製粉グループ本社・日清製粉・日清製粉ウェルナの3社が対象)。事務系7コース(オールラウンド/グローバル/SCM/営業・マーケティング/デジタル/経理・財務/法務)、食品化学系4コース(研究/製粉/加工食品/中食・惣菜)、工学系3コース(製粉/加工食品/中食・惣菜の生産技術系)で初任配属を確約。日清エンジニアリング・オリエンタル酵母工業・NBCメッシュテックはグループ各社別に採用する。 |
| 勤務地 | 国内は北海道〜熊本の各地製粉工場・支店・本社。海外は米国・カナダ・豪州・NZ・インドネシア・タイ・ベトナム・トルコ・オランダ・中国。 |
| 選考難易度・特徴 | 就職難易度は媒体間で「高難易度」〜「普通」と評価が割れる(非公式)。採用大学は旧帝大・早慶・MARCH・関関同立クラスが多いとされるが、明確な学歴フィルターは無いとの見方が優勢。初任給は2026年4月実績で大学卒265,600円/月・修士了280,200円/月(公式)。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリー・適性診断・ES提出
- 書類選考
- Webテスト・筆記テスト
- 面接(複数回・過去傾向で3回程度)
- 内定
選考で聞かれること
なぜ日清製粉グループを志望するか
面接官が見ているポイント
食品業界の中でも業務用小麦粉最大手という同社の事業特性を理解した上で、志望理由の解像度が高いかを見ている(企業研究の深さが問われる)
業務用営業を志望する理由
面接官が見ているポイント
自社製品の提案に留まらず、顧客(食品メーカー・外食チェーン等)の課題解決に向き合う姿勢を理解しているかを見ている
「おいしさと健康」への思いをどう実現したいか
面接官が見ているポイント
個人的な原体験と、小麦粉・プレミックス等の同社事業内容を借り物でなく接続できているかを見ている
他のグループ会社でなくこの会社を選ぶ理由
面接官が見ているポイント
日清製粉・日清製粉ウェルナ等グループ内に複数の事業会社がある中で、持株会社である日清製粉グループ本社を最終的に選ぶ軸が一貫しているかを見ている(最終面接特有の設問)
健康で豊かな生活とは何か
面接官が見ているポイント
抽象的な問いに対し、自分の言葉と同社の「食のインフラ」事業を結びつけて具体化できるかを見ている(ES特有の価値観設問)
人生で直面した最大の困難と乗り越え方
面接官が見ているポイント
字数制限の中で状況・行動・学びを過不足なく圧縮して書けるかを見ている
会社でやってみたいこと・挑戦したいこと
面接官が見ているポイント
計14コースある職種別・事業別採用の中で、自分が選んだコースの仕事内容と将来像が一致しているかを見ている
自分の研究を小学生にもわかるように説明して
面接官が見ているポイント
専門用語を使わず本質を伝えられるかを見ている(技術系社員に求められる社内外への説明力の代理指標)
研究成果が社会にどう役立つか
面接官が見ているポイント
限られた字数で、基礎研究と社会実装を論理的に接続して語れるかを見ている
10年後、研究員としてどんな価値を提供したいか
面接官が見ているポイント
製粉・食品化学分野の研究者としての長期ビジョンが、同社の研究開発体制と整合しているかを見ている(最終面接特有の設問)
研究者として必要な3つのことは何か
面接官が見ているポイント
自分なりの研究者観を持ち、それが同社の研究所での働き方に合致する理由まで語れるかを見ている
実現したい商品とその背景をプレゼンして
面接官が見ているポイント
既存ブランドや業務用小麦粉市場を理解した上で、具体的な商品企画を論理立てて提案できるかを見ている(最終面接特有のプレゼン形式)
希望コースと初任配属後にやりたいこと
面接官が見ているポイント
初任配属が確約される職種別・事業別採用の制度を理解し、14コースの中から自分の適性と一致したコースを選べているかを見ている
あなたの長所と短所
面接官が見ているポイント
優秀さのアピールに留まらず、自分にしかない特徴を見つけ出せているかを見ている
就職活動の軸は何か
面接官が見ているポイント
軸が食品業界・BtoB特性を踏まえたものになっており、一貫性があるかを見ている
希望と違う仕事に就いた場合のモチベーションは
面接官が見ているポイント
初任配属は確約されても、その後の異動や配属変更に前向きに向き合える柔軟性があるかを見ている(3社合同面談で問われる定番質問)
挫折経験について
面接官が見ているポイント
困難への向き合い方と、そこからの立ち直り方に一貫した思考プロセスがあるかを見ている
最近はまっている食べ物やおすすめの食材
面接官が見ているポイント
食品メーカー志望者としての食への関心・アンテナの高さを、素の会話の中で見ている(同社面接特有のアイスブレイク質問)
入社後のキャリアプランについて
面接官が見ているポイント
短期的な配属希望に留まらず、中長期のキャリア像まで具体的に描けているかを見ている
最後に何か質問はありますか
面接官が見ているポイント
逆質問の中身から、企業研究の深さと入社意欲の高さを見ている
インターンシップ
食品化学系の秋オンラインワークショップ、事務系のコーポレート2Daysワークショップ・海外/SCM/業務用営業2Daysワークショップ、デジタル系2Daysワークショップ、営業系1Day体験ワークショップなど職種別に複数コースがある。選考への直結・優遇の有無は公式に明記が無く媒体推計にとどまるため要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。
日清製粉グループ本社・日清製粉・日清製粉ウェルナの3社によるグループ一括採用で、事務系7コース・食品化学系4コース・工学系3コースの計14コースから初任配属が確約される。エントリー後はES・Webテストを経て複数回の面接に進む。
- 14コースそれぞれの仕事内容を理解し、自分が選んだコースと将来像が一致しているかを説明できるようにしておく
- 製粉技術がメッシュクロス・プラント建設にまで転用されている「事業の幅」を、志望動機の材料として押さえておく
- 最終面接では「なぜ他のグループ会社でなくこの会社か」が問われやすいので、グループ内での位置づけを整理しておく
よくある質問
日清製粉グループの年収・初任給はどのくらいですか?
- 有価証券報告書による平均年収は約898万円(2025年3月期・平均年齢42歳)、社員クチコミベースでは約760万円(回答者平均年齢33歳・体験談)です。初任給は大学卒265,600円・修士了280,200円(2026年4月実績・公式)とされています。
日清製粉グループの就職難易度・採用大学は?
- 就職難易度は媒体間で「高難易度」〜「普通」と評価が割れます(非公式)。採用大学は旧帝大・早慶・MARCH・関関同立クラスが多いとされますが、明確な学歴フィルターは無いとの見方が優勢です。
日清製粉グループは激務ですか?評判はどうですか?
- 月平均残業はクチコミで約29.5〜30.1時間、有給消化率は約63.4〜65.5%とされます。OpenWorkの総合評価は3.52/5.0(全79,877社中上位3%)と高めですが、年功序列的な体質や人事評価の適正感を課題に挙げる声もあります(体験談を含む)。
日清製粉グループのインターンは選考に有利ですか?
- 事務系・食品化学系・工学系など職種別に複数のインターンコースがあります。選考への直結・優遇の有無は公式に明記が無く媒体推計にとどまるため要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。
日清製粉グループと日清食品グループは関係がありますか?
- 資本関係のない別会社です。日清製粉グループは1900年創業の製粉会社を起源とし、日清食品グループはカップヌードルで知られる即席麺メーカーで、社名の由来もそれぞれ異なります。名前が似ているため混同されやすいですが、出資による支配・提携関係はありません。
基本情報
| 上場区分 | 上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード2002) |
|---|---|
| グループ | 持株会社。日清製粉(製粉)・日清製粉ウェルナ(加工食品)・トオカツフーズ(中食惣菜)・オリエンタル酵母工業(酵母・健康・バイオ)・日清エンジニアリング・NBCメッシュテック(メッシュクロス)等を傘下に持つ |
| 創業・設立 | 1900年10月27日に前身「館林製粉株式会社」設立/1908年に日清製粉(初代)を合併し社名変更/2001年7月に持株会社体制へ移行し現商号に |
| 本社 | 東京都千代田区神田錦町一丁目25番地 |
| 代表者 | 永木裕(代表取締役社長。2026年6月の株主総会後に就任。前任の瀧原賢二氏は特別顧問へ) |
| 資本金 | 171億17百万円(2026年3月31日現在) |
| 従業員数 | 連結9,624名(2026年3月31日現在) |
| 売上高 | 連結8,650億円(2026年3月期) |
| 事業領域 | 製粉・加工食品・中食惣菜・酵母/健康/バイオ・エンジニアリング・メッシュクロスの6事業 |
同じ「メーカー」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-08-07