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NOVAホールディングスの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

NOVAホールディングスの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約22

編集部

この3つ、実は経営破綻した企業の“再生”という1本の線でつながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

「駅前留学」のNOVAって、昔ニュースで倒産したって聞いた気がするんですが、普通に教室を見かけます…どういうことですか?

編集部

実は今の運営会社は、破綻した会社そのものではありません。事業だけを引き継いで再生させた、いわば"2代目"にあたる会社なんです。3分で、その正体を整理します。

結論から言うと、NOVAホールディングスは、経営破綻した英会話大手を2社立て続けに引き受けて急成長した教育持株会社である。

業界の基礎

就活生

英会話業界って、NOVAやECC以外にもたくさん会社がある印象で、違いがよく分かりません…。

編集部

見るべきは「事業を1つに絞るか、周辺領域まで広げるか」です。ここを軸にすると、NOVAホールディングスの異質さが一気に見えてきますよ。

英会話業界には、ECC・イーオン(AEON)・ベルリッツ・シェーン英会話といった大手に加え、レアジョブやDMM英会話などオンライン英会話勢がひしめく。

個別指導塾業界でも、明光義塾(明光ネットワークジャパン)や東京個別指導学院(ベネッセ子会社)、TOMASなど、進学対策に特化した専業大手が並ぶ。

その中でNOVAホールディングスは、英会話と個別指導塾の両方を主力に持ちながら、保育・留学・プロスポーツ・出版まで一体で運営するという、業界内でも珍しい多角化持株会社である。

事業内容

NOVAホールディングスの事業内容: Language(言語教育)、Education(教育)、Child welfare(保育・福祉)、留学・スポーツ・出版

ビジネスモデル

英会話「駅前留学NOVA」「Gabaマンツーマン英会話」と個別指導塾「ITTO個別指導学院」等を収益の柱に、保育・留学・スポーツジム・出版まで手がける教育特化型の持株会社モデル。祖業は学習塾「がんばる学園」(1994年)だが、2007年のNOVA事業承継・2010年のGEOS事業承継という経営破綻ブランドの受け皿となるM&Aで一気に規模を拡大し、以後もGaba完全子会社化・24/7Workout運営会社のTOB・朝日出版社の買収・学びエイドの子会社化と、周辺の教育・ライフスタイル領域へのM&Aを継続している。

  • Language(言語教育)

    グループの祖業に連なる英会話事業。駅前立地を軸にした通学型スクールに加え、オンライン・AI教材まで展開する。

    駅前留学NOVANOVAバイリンガルKIDSGabaマンツーマン英会話お茶の間留学NOVA AI留学
  • Education(教育)

    個別指導塾フランチャイズと映像授業配信。ITTO個別指導学院が校数最大で、2026年に学びエイドを子会社化し高校生領域を強化した。

    ITTO個別指導学院みやび個別指導学院がんばる学園・TOPS学びエイド
  • Child welfare(保育・福祉)

    英語×保育を掛け合わせた保育園と、児童発達支援施設を運営する。

    NOVAバイリンガル保育園じぶんみらい保育園Plus+days
  • 留学・スポーツ・出版

    留学エージェント、Bリーグ球団運営、フィットネスジム、出版社まで教育に隣接する事業を幅広く抱える。

    ラストリゾートフリーバード広島ドラゴンフライズ24/7workout朝日出版社

NOVAホールディングスの収益構造は、英会話(Language)と個別指導塾(Education)の2本柱に、保育・留学・スポーツ・出版という周辺事業を組み合わせた形になっている。

単に「英会話の会社」と捉えると実態を見誤る。教育コンテンツの制作(出版)から教室網という流通まで垂直統合し、さらに子どものライフステージ(保育→学習塾→英会話)を水平に押さえる構造を持つ点が、専業の英会話・学習塾会社との最大の違いだ。

この会社の強み

NOVAホールディングスの強み: 二度の業界破綻を引き受けた事業承継力、全国2,147校、業界トップ級の店舗網、語学×教育×保育×留学×スポーツの異例の多角化、教育で培ったM&Aモデルを他業種へ横展開
  1. 二度の業界破綻を引き受けた事業承継力

    2007年に経営破綻した株式会社ノヴァから英会話「NOVA」事業を譲受、2010年には経営破綻した株式会社ジオスから「GEOS」事業を承継。2025年には創業家の相続トラブルで経営が混乱した朝日出版社の全株式を取得し収束させるなど、業界最大級の破綻・混乱案件を約18年で3件引き受け再生させてきた。

  2. 全国2,147校、業界トップ級の店舗網

    駅前留学NOVA302校・NOVAバイリンガルKIDS542校・Gaba40校(英会話計884校)に、ITTO個別指導学院992校・みやび個別指導学院201校等の学習塾を加え、グループ合計2,147校を全国に展開する(公式サイト2025年12月時点)。

  3. 語学×教育×保育×留学×スポーツの異例の多角化

    英会話・個別指導塾を核に、保育(じぶんみらい保育園16園・NOVAバイリンガル保育園8園)、発達支援(Plus+days7校)、留学(ラストリゾート)、プロスポーツ(Bリーグ広島ドラゴンフライズ)、出版(朝日出版社)まで単一持株会社の傘下で運営する。教育コンテンツ制作(出版)から教室網(流通)まで垂直統合しつつ、子どものライフステージ(保育→学習塾→英会話)を水平に押さえる構造を持つ。

  4. 教育で培ったM&Aモデルを他業種へ横展開

    親会社いなよしキャピタルパートナーズが2024年、東証グロース上場のフィットネス運営会社トゥエンティーフォーセブン(24/7Workout運営)にTOBを実施し過半数を取得。上場は維持したまま経営権を握る手法を、教育業界の外(フィットネス業界)にも展開している。

就活生

正直、NOVAホールディングスの強みって「教室数が多いこと」くらいしか思い浮かびません…。

編集部

そこが本質を見落としがちなポイントです。実は最大の強みは店舗数そのものより、経営破綻した企業の事業を引き受けて再生させる実行力にあります。この力が、他の強みすべての土台になっているんです。

4つの強みは個別の事実に見えて、実は「破綻・混乱した事業を引き継ぎ、再生させる」という一つの実行力でつながっている。

2007年のNOVA、2010年のGEOS、2025年の朝日出版社と、業界内外の混乱案件を約18年で3件引き受けてきた実績(①)が土台にあり、そこで培った店舗運営ノウハウが全国2,147校という規模(②)を支える。さらにこの再生力は教育業界の外にも及び、フィットネス運営会社のTOB(④)という形で横展開されている。多角化(③)は、行き当たりばったりの寄せ集めではなく、「教育に隣接する領域なら再生・統合できる」という一貫した投資判断の結果と見ると理解しやすい。

業績の推移(売上高(持株会社単体))

66.3億(単体)2024/11期69.3億(単体)2025/11期
非上場のため有価証券報告書は無く、グループ全体の連結業績は非公開。ここでは東証グロース上場のトゥエンティーフォーセブン(7074・NOVAホールディングスも一部株式を保有する関係会社)による適時開示に基づく持株会社単体の数値を掲載する。参考までに、グループ全体の売上高は686.9億円(2023年11月期、信用調査会社系データ・二次情報)とされる。単体はブランド使用料・経営指導料・配当収入が中心で、教室の授業料収入そのものは含まれない点に注意。

非上場のため有価証券報告書は無く、グループ全体の連結業績は非公開である。

決算期持株会社単体の売上高
2024年11月期66.3億円
2025年11月期69.3億円

ただしこの数値は、NOVAホールディングスも一部株式を保有する関係会社トゥエンティーフォーセブン(東証グロース上場)が適時開示したもので、持株会社単体のブランド使用料・経営指導料・配当収入が中心であり、教室の授業料収入そのものは含まれない。グループ全体の実態に近い数字としては、信用調査会社系データによる686.9億円(2023年11月期)がしばしば引用されるが、これは持株会社単体の数値とは性質が異なるため、比較する際は出典と対象範囲を必ず区別する必要がある。

競合の中での立ち位置

NOVAホールディングス のポジショニングマップ
英会話・個別指導塾業界マップ(2軸で見る)

同じ英会話・教育業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプNOVAホールディングスとの違い
NOVAホールディングス多角化・全国大規模型英会話×個別指導×保育×留学×スポーツ×出版を一体で運営
ECC語学教育特化英会話・幼児教育中心で、周辺事業への多角化は限定的
明光義塾(明光ネットワークジャパン)個別指導塾特化フランチャイズ展開の規模は大きいが学習塾一本
イーオン(AEON)語学教育特化・非公開路線直営中心で高収益体質だが事業領域は英会話に集中
東京個別指導学院個別指導塾特化ベネッセ子会社として教育コンテンツと連携するが学習塾が主軸
ベルリッツ法人研修中心・外資系企業向け語学研修が強く、個人向け教室網は日本国内に閉じない

英会話・個別指導塾のどちらの業界で見ても「単一事業の専業大手」が並ぶ中、NOVAホールディングスは教育を軸に生活周辺領域まで広げた稀有な存在という立ち位置になる。

今後の展望

ビジョン

「共存共栄」/教育サービス業における圧倒的No.1

NOVAホールディングスは非上場で、数値目標付きの中期経営計画は公表していない。創業者・稲吉正樹の理念「共存共栄」を核に、対面授業・リアルな体験による人間関係構築を重視する姿勢を保ちつつ、出版機能の内製化(朝日出版社)・高校生領域への参入強化(学びエイド)・AI活用(NOVA AI留学)で成長領域を広げている。

注力施策

  • 出版・コンテンツ機能の内製化

    2025年2月に朝日出版社の全株式を取得。創業家の相続トラブルで混乱していた経営を収束させ、教材制作機能をグループに取り込んだ。

  • 高校生領域への参入強化

    2026年6月、東証グロース上場の映像授業配信「学びエイド」をTOBで子会社化(保有比率50.1%・上場は維持)。個別指導塾で培った基盤に加え、高校生の受験対策領域を強化する。

  • AI活用による語学教育の刷新

    2026年8月に「NOVA AI留学」をローンチ。対面授業を軸にしつつ、AIを使った学習支援の実装を進めている。

  • 教育業界外へのM&Aモデルの横展開

    親会社いなよしキャピタルパートナーズが2024年にフィットネス運営会社トゥエンティーフォーセブン(24/7Workout)をTOBで子会社化。教育で培った事業承継のノウハウを他業種にも広げている。

ロードマップ

  1. 2007/11

    経営破綻した株式会社ノヴァから英会話「NOVA」事業を譲受

  2. 2010/4

    経営破綻した株式会社ジオスから「GEOS」事業を承継

  3. 2013/9

    現商号「NOVAホールディングス株式会社」に改称

  4. 2018/12

    Bリーグ「広島ドラゴンフライズ」運営会社を子会社化

  5. 2022/7

    「Gabaマンツーマン英会話」を完全子会社化

  6. 2024

    フィットネス運営会社トゥエンティーフォーセブン(24/7Workout)をTOBで子会社化

  7. 2025/2

    朝日出版社の全株式を取得し経営混乱を収束

  8. 2026/6

    「学びエイド」をTOBで子会社化

NOVAホールディングスの将来性を読む軸は、教育業界内での事業承継モデルを、業界の外にまで広げていることだ。

2007年・2010年の英会話ブランド承継、2025年の朝日出版社の経営混乱収束と、教育業界内で培ってきた「破綻・混乱した企業を引き受けて立て直す」という手法は、2024年の24/7Workout運営会社へのTOB、2026年の学びエイド子会社化という形で、教育の枠を越えて展開され始めている。数値目標を掲げる中期経営計画は無いが、「共存共栄」という理念のもとで対面教育の価値を維持しつつ、M&Aで隣接領域を取り込み続けるという成長パターンが、同社を読み解く鍵になる。

こんな人にピッタリ

NOVAホールディングスが合う人・合わない可能性がある人の早見表

英会話や個別指導の教室現場で生徒の成長に直接関わりながら、保育・留学・スポーツなど教育に隣接する多角事業にも視野を広げたい人。

  • 英会話・個別指導の教室現場に立ち、生徒の成長に直接関わりたい

    全国2,147校の店舗網を持つNOVAホールディングスで多くの生徒と向き合える

  • 教育を軸に保育・留学・スポーツなど多角的な事業を横断的に経験したい

    語学から保育・プロバスケ運営まで抱えるNOVAホールディングスの幅が活きる

  • 店舗・拠点のマネジメントに早くから関わりたい

    教室運営職からエリアマネージャーへ進むキャリアパスが明確なNOVAホールディングスが向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 英会話または学習塾など単一事業を突き詰めてプロフェッショナル性を極めたい

    多角化企業ゆえ事業間の色の違いが大きく、専業大手の方が合う場合があります。

  • 土日休みを最優先したい

    教室運営はシフト制で土日出勤が発生しやすい傾向があり、勤務条件によっては合わない可能性があります。

  • 外資系・海外駐在中心のグローバルなキャリアを求める

    国内の教室網が事業の中心のため、法人研修や海外拠点を持つ外資系語学企業の方が合う場合があります。

求める人物像

  • 生徒の上達・満足を軸に動ける人

    公式の新卒採用ページでは「生徒様の上達に繋がるか、ご満足いただけるか」を組織全体の判断軸として掲げており、顧客(生徒)志向を重視する姿勢が明確に打ち出されている。

  • 挑戦し成長し続けられる人

    「現状にとどまることなく、さらに成長し続けていく」という採用メッセージから、継続的な自己変革・挑戦志向を持つ人材を求めている。

  • 変化に柔軟に対応できる人

    語学・教育市場の変化に合わせて、働き方や提案を変えられる柔軟性を重視する社風がうかがえる。

  • 共存共栄の精神を持てる人

    創業者・稲吉正樹の経営理念は「共存共栄」。フランチャイズ展開でも加盟店の黒字化を優先する等、短期利益より長期的信頼関係を重視する姿勢に共感できる人材を求める傾向がある。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜配属直後

    新卒はスクールカウンセラー(教室運営職)として配属され、研修とフォローを受けながら早期に校舎運営を任されます。未経験からのスタートが前提です。

  2. 教室運営での実績形成

    担当校舎での生徒対応・運営実績を積み上げ、複数校舎を担当するエリアサブマネージャー候補としての経験を重ねます。

  3. エリアマネージャー以降

    複数校舎の運営・拡大とスクールカウンセラーの育成・サポートを担うエリアマネージャーへ。実例では入社後スクールカウンセラーを約1年8か月経験しエリアマネージャーへ昇進したケースがあります。本部の企画課・テキスト開発部門・店舗開発部門への異動もあり得ます。

新卒はスクールカウンセラー(教室運営職)として現場に配属され、未経験からのスタートが基本となる。担当校舎での実績を積んだ後、複数校舎を統括するエリアマネージャーへ進むのが標準的なキャリアパスだ。教室運営という現場経験を土台にマネジメントへ進む構造は、多店舗展開する教育・サービス業に共通するモデルといえる。

年収・待遇

NOVAホールディングスは非上場で有価証券報告書が無く、公式の平均年収データは開示されていません。ここでは公式採用ページの初任給情報と、社員クチコミ(体験談)ベースの年収を出典を分けて整理します(2026年8月時点)。

初任給

総合職(公式)月給30万円〜(基本給22.3万円+固定残業代等を含む)

平均年収(出典別)

転職会議クチコミ(体験談)約398万円(回答者平均年齢29歳。現職回答者のみだと443万円、退職者のみだと319万円と幅がある)
en-hyouban/キャリコネ系クチコミ(体験談)約320万〜440万円(属性・回答時期により幅)

年次・役職別の目安

店舗スタッフ(クチコミ)約460万円が目安(体験談)
カウンターセールス(クチコミ)約365万〜420万円が目安(体験談)

待遇の特徴

  • 有価証券報告書が無いため、公式の平均年収データは非開示
  • 営業職はインセンティブ制度があり「基本給は低めだがインセンティブでカバーできる」というクチコミがある
  • クチコミの年収レンジは職種・回答時期による差が大きい(体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(転職会議・キャリコネ(en-hyouban)・Indeed等の社員クチコミ) 英会話講師・スクールカウンセラー職はシフト制で土日出勤が発生しやすく、「基本ワンオペ勤務で有給が取りづらい」という声がある一方、職場の雰囲気の良さや女性の昇進機会、生徒の成長を間近で見られるやりがいを評価する声もあります。離職率の高さを指摘する体験談も複数あり、職種・教室によって働き方の実感には差がある傾向です。

月間残業時間(クチコミ)約18時間(媒体間でおおむね一致)
有給消化率(クチコミ集計)約48.3%

評価する声

  • 上司が気軽に話しかけてくれ新人の意見も聞いてくれるなど、職場の雰囲気が良いという声
  • 女性社員の割合が高く、性別によらず管理職への昇進機会を得やすいという声
  • 営業職はインセンティブ制度があり基本給の低さをカバーできるという声
  • 教育の仕事として生徒の成長を間近で見られるやりがいを挙げる声
  • 育児休暇・産休が取りやすく復職しやすいという声

気になる声

  • ワンオペ勤務のため休むとマネージャーにカバーを頼む必要があり、有給が取りづらいという声
  • 営業時間中は人の出入りが常にあり、まとまった休憩が取りにくいという声
  • 講師・スタッフの離職率が高く新人がすぐ辞めるという体験談
  • 土日休みでない勤務体系を理由に退職したという声
  • 結婚・出産を機に退職する女性社員が多く、復職者は少ないという声

NOVAホールディングスって実際、働きやすいの?

就活生

実際のところ、シフト制で土日も出勤するって聞くと、正直ちょっと不安なんですが…本当にきついんですか?

編集部

正直にお伝えすると、ワンオペ勤務で有給が取りづらいという声は実際にあります。一方で「職場の雰囲気が良い」「生徒の成長を間近で見られる」というやりがいを挙げる声も多く、二面性がある会社です。月間残業はクチコミで約18時間、有給消化率は約48.3%。教室現場の当事者意識とワークライフバランスのどちらを優先するかで、向き不向きが分かれる可能性があります。

沿革

NOVAホールディングスの起点は、1994年に稲吉正樹が愛知県岡崎市で創業した学習塾「がんばる学園」である。1995〜1996年頃に法人化し(公式資料間で年月の記載差があり要確認)、以後M&Aを重ねて規模を拡大してきた。

転機は2007年である。かつて業界最大手だった英会話教室「NOVA」を運営する株式会社ノヴァが受講料の前払い問題等で経営破綻し、社会的に大きく報じられた。同社から「NOVA」の事業だけを譲受したのが、現NOVAホールディングスの前身にあたる会社である。いまの運営会社と、破綻した株式会社ノヴァは別法人という点は、就活で押さえておきたい基本知識だ。

さらに2010年には、同じく経営が悪化した株式会社ジオスから英会話「GEOS」事業を承継。2013年に現在の商号「NOVAホールディングス株式会社」に改称し、以後もGaba完全子会社化(2022年)、フィットネス運営会社トゥエンティーフォーセブンのTOB(2024年)、朝日出版社の全株式取得(2025年)、学びエイドの子会社化(2026年)と、M&Aによる拡大を続けている。

採用・選考

NOVAホールディングスの選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース総合職での一括採用。配属はスクールカウンセラー(教室運営・校舎責任者)が中心だが、企画課・テキスト開発部門・店舗開発部門など本部職への配属もある(配属先は本人の適性を踏まえ会社が決定)。
勤務地本社(東京都品川区)ほか、駅前留学NOVA・ITTO個別指導学院等の全国教室(自宅から通える範囲を目安に会社が決定・エリア選択は不可)
選考難易度・特徴学歴フィルターは無いとされ、難関大から中堅大学まで採用実績は幅広い。倍率や人気企業ランキングの客観データは確認できず情報が少ない。面接は集団形式で役員が同席する回もあり、「端的に答える」姿勢や生徒・保護者対応を意識した対人対応力が見られる傾向がある。

採用人数の推移

2027年新卒(募集予定)101〜200名

選考フロー

  1. エントリーシート(ES)提出
  2. 会社説明会
  3. Webテスト(適性検査)
  4. 一次面接(オンライン・グループの場合あり)
  5. グループディスカッション
  6. 最終面接(対面・役員同席の場合あり)

選考で聞かれること

  • なぜ教育の中でも語学教育業界か

    面接官が見ているポイント

    英会話・個別指導・保育など毛色の異なる事業を併営するグループ構造まで理解した上で、語学教育を選ぶ必然性を語れるか

  • 他社ではなくなぜNOVAホールディングスか

    面接官が見ているポイント

    2007年のNOVA経営破綻後の事業承継、2010年のGEOSブランド統合という再生の歴史を踏まえて志望動機を語れるか

  • 会社選びで一番重視することは

    面接官が見ているポイント

    全国約300校舎への配属や転勤・シフト制勤務という就業条件と、自分の軸との整合性まで説明できるか

  • 教育業界とNOVAへの志望理由をセットで

    面接官が見ているポイント

    業界理解と企業理解を切り分けて、筋の通った論理で話せる思考の整理力があるか

  • 自己PRをESで簡潔に書くと

    面接官が見ているポイント

    限られた字数で生徒・保護者と向き合う対人対応力の強みを端的にまとめられるか

  • 学業以外で力を入れたことは(ES)

    面接官が見ているポイント

    アルバイトやサークル経験から、教室運営や生徒対応を継続的にやり切れる粘り強さを読み取れるか

  • 興味のある部署・希望勤務地は(ES)

    面接官が見ているポイント

    英会話・個別指導・留学など複数事業を抱えるグループの中で、転勤を伴う配属まで理解した上で答えているか

  • NOVAで新商品を出すなら何を出すか(GD)

    面接官が見ているポイント

    英会話×個別指導×保育・スポーツなど既存事業の掛け合わせで新規事業を発想する提案力とチーム内での議論貢献度

  • 端的に答えてと言われたら

    面接官が見ているポイント

    役員同席の集団面接という形式ゆえ、要点を絞って簡潔に伝えるコミュニケーション力があるか

  • あなたの短所は何か

    面接官が見ているポイント

    弱みを自覚した上で、生徒対応で致命傷にならないよう改善策まで語れる自己理解の深さがあるか

  • 人からどんな人だと言われるか

    面接官が見ているポイント

    自己認識と他者評価のズレの有無から、対人折衝が多い講師・教室運営業務への適性を見ているか

  • アルバイトで学んだこと・楽しかったことは

    面接官が見ているポイント

    接客や指導の経験から、生徒や保護者と日々向き合う仕事への具体的なイメージを持てているか

  • 英語への関心やスキルはあるか

    面接官が見ているポイント

    英会話事業の当事者として語学力を磨いてきた実感があるか、営業職でも語学力を評価材料にしているか

  • 目の前のお客様を幸せにした経験は

    面接官が見ているポイント

    NOVAが掲げる接客理念に沿ったサービス業マインドを、具体エピソードで語れるか

  • 全国転勤は可能か

    面接官が見ているポイント

    全国2,147校への配属を前提とした採用条件に、納得した上で臨んでいるか

  • 弊社でのキャリアビジョンは

    面接官が見ているポイント

    英会話講師から教室運営、ITTO・みやびなど個別指導、留学事業への異動まで、グループ内での成長イメージを具体的に描けているか

  • 入社後どんな仕事をしてみたいか

    面接官が見ているポイント

    校舎運営・生徒対応か、Gabaや個別指導など他ブランドへの関心かを問い、グループ全体の事業理解度を見ているか

  • 学生時代に一番成長した瞬間は(最終面接)

    面接官が見ているポイント

    成果よりプロセスでの変化を語らせ、粘り強く生徒に向き合い続けられる持続力を見ているか

  • 他社の選考状況はどうか

    面接官が見ているポイント

    教育・語学業界内での志望度の高さと入社確度を見極めているか

  • 最後に逆質問はあるか

    面接官が見ているポイント

    役員同席という緊張感のある場でも臆せず質問し、入社意欲と自社理解度を示せるか

インターンシップ

1day仕事体験を冬・春頃に東京・愛知・大阪等で実施(先輩社員による事業紹介+グループワーク等)。選考直結・優遇の有無は公式に明記が無く要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

総合職の一括採用で、配属はスクールカウンセラー(教室運営)が中心。選考は集団形式が多く、役員が同席する面接回もあるとされる。

  • 「駅前留学NOVA」だけでなく、個別指導塾・保育・留学・スポーツまで抱えるグループ構造を理解した上で志望動機を語れるようにする
  • 全国の教室への配属・転勤や、シフト制勤務(土日出勤含む)という就業条件を踏まえて回答を用意する
  • 集団面接では「端的に答える」姿勢が見られやすいため、要点を絞って話す練習をしておく

編集部

NOVAホールディングスだけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

NOVAホールディングスの年収はどのくらいですか?

有価証券報告書が無いため公式の平均年収は非開示ですが、社員クチコミ(体験談)では約320万〜440万円程度とされます。転職会議の集計では平均約398万円(回答者平均年齢29歳)です。初任給は総合職で月給30万円〜(基本給22.3万円+固定残業代等を含む・公式)とされています。

NOVAホールディングスは上場していますか?

非上場です。代表・稲吉正樹氏の資産管理会社であるいなよしキャピタルパートナーズ株式会社と株式会社岩谷企画が主要株主です。ただし傘下には東証グロース上場の学びエイド(2026年子会社化)があるほか、トゥエンティーフォーセブン(24/7Workout運営)にも一部株式を保有しており、こちらは主にいなよしキャピタルパートナーズが子会社化した関係会社です。

NOVAホールディングスの評判・口コミはどうですか?

職場の雰囲気の良さや女性の昇進機会、生徒の成長を間近で見られるやりがいを評価する声がある一方、シフト制で有給が取りづらい、離職率が高いといった声もあります(いずれも社員クチコミ・体験談)。月間残業はクチコミで約18時間、有給消化率は約48.3%とされます。

NOVAホールディングスの採用倍率・就職難易度は?

学歴フィルターは無いとされ、難関大から中堅大学まで採用実績は幅広いとされます。ただし倍率や人気企業ランキングの客観的なデータは確認できず、情報は少なめです。面接は集団形式で役員が同席する回もあり、対人対応力を端的に伝える力が見られる傾向があります。

NOVAホールディングスの強みは何ですか?

2007年に経営破綻した株式会社ノヴァ、2010年に経営破綻した株式会社ジオスから英会話事業を引き継いで急拡大した事業承継力と、全国2,147校という店舗網の規模が挙げられます。英会話・個別指導塾に加えて保育・留学・スポーツ・出版まで手がける多角化も他社にない特徴です。

基本情報

上場区分非上場
グループいなよしキャピタルパートナーズ株式会社(代表・稲吉正樹氏の資産管理会社)と株式会社岩谷企画を主要株主とする企業群の中核会社。株式会社NOVA・株式会社GABA(2022年完全子会社化)・株式会社ラストリゾート(2015年子会社化)・広島ドラゴンフライズ(2018年子会社化)・株式会社朝日出版社(2025年2月に全株式取得)・学びエイド(東証グロース184A・2026年6月に子会社化)などを傘下に持つ。なお東証グロース上場のトゥエンティーフォーセブン(24/7Workout運営)は、2024年に主にいなよしキャピタルパートナーズがTOBで取得(保有比率56.24%)し、NOVAホールディングスも一部株式(5.51%)を保有する関係会社。連結子会社ではなく、主たる親会社はいなよしキャピタルパートナーズ
創業・設立1994年6月に稲吉正樹が愛知県岡崎市で学習塾「がんばる学園」を創業。法人設立年は公式資料間で1995〜1996年の記載差があり要確認。2013年9月に現商号「NOVAホールディングス株式会社」へ改称
本社東京都品川区東品川2-3-12 天王洲ベイタワー10F
代表者稲吉正樹(代表取締役社長)
資本金8,000万円
従業員数5,992名(2026年4月末時点・グループ)
売上高グループ686.9億円(2023年11月期・信用調査会社系データ)。持株会社単体は69.3億円(2025年11月期・東証適時開示ベース)と別の数値なので混同注意
事業領域語学教育・個別指導塾・保育・留学・スポーツジム・出版の6領域

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-31