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三井情報の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

三井情報の企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

脂質解析ソフト・地域金融のシステム・ローカル5G——根っこは同じ「専門特化」なんです。本文で1本の線をたどってみましょう。

就活生

三井情報って名前だけ見ても何をしている会社か全然分かりません…。

編集部

それもそのはず。実は歯磨き粉ではなく脂質解析ソフトを世界に売っている異色のSIerなんです。3分読めば、三井物産グループのIT会社がなぜ創薬データや地域銀行のシステムまで握っているのか分かりますよ。

結論から言うと、三井情報は三井物産の完全子会社として特定業界の基幹システムに深く食い込むSIerである。

業界の基礎

就活生

SIerってどこも「システムを作って納品する」イメージで、違いがよく分かりません…。

編集部

ポイントは「誰の系列か」と「どこまで深く一つの業界に入り込むか」。ここを軸に見ると、各社の立ち位置が一気に整理できますよ。

SIer(システムインテグレーター)は、企業のシステム開発・構築・運用を担う業界だ。

大きく「総合系(日立・富士通・NECなど兆円規模)」「ユーザー系(親会社の情報システム部門が独立した企業)」「独立系」に分かれる。

ユーザー系の中でもNTTデータやNRIが売上規模で頭一つ抜けており、三井情報(MKI)は1967年に三井物産の情報システム部門が独立して生まれた商社系ユーザー系SIerである。

売上高は1,386億円(2026年3月期)と業界内では中堅規模だが、金融・バイオ・製造といった特定業界の基幹システムに深く入り込む点に独自性がある。

事業内容

三井情報の事業内容: ビジネスソリューション(システム開発・SI)、プラットフォームソリューション(ネットワーク・音声インフラ)、サービス(データセンター・クラウド)、バイオインフォマティクス

ビジネスモデル

三井物産グループのSIerとして、コンサルティングから開発・構築・運用保守・クラウドまでを一気通貫で提供する一方、地域金融機関の基幹システムやバイオインフォマティクスなど==特定領域に技術と資本を集中する==専門特化を強みとする。

  • ビジネスソリューション(システム開発・SI)

    金融・製造・流通など9業界の顧客に対し、ITコンサルティングから業務システムの開発・構築までを担う中核事業。地域金融機関向け基幹システムや産業DXのシステム開発を含む。

    CASTERMOCT-FTAssetWatch
  • プラットフォームソリューション(ネットワーク・音声インフラ)

    ネットワーク・音声システムのインテグレーションを担う事業。ローカル5Gの専用検証ラボを持ち、製造業・インフラ企業のエッジDXを技術検証から支える。

    ローカル5G検証ラボセキュリティソリューション
  • サービス(データセンター・クラウド)

    データセンター運用やクラウドサービスを提供する事業。Databricks・ServiceNow・Workdayなど外部プラットフォームとの提携を通じてAI・データ分析基盤の構築を支援する。

    DatabricksソリューションServiceNow運用保守楽ドライブ
  • バイオインフォマティクス

    東京大学と共同開発した脂質解析ソフト「LipidSearch」を核に、核酸解析・メタボローム解析ソフトを自社開発。2025年には英Lifebit Biotech社と提携し創薬解析基盤を国内提供する。

    LipidSearchAQXeNAMetaboAlign

三井情報の事業は、公式には「ビジネスソリューション(システム開発)」「プラットフォームソリューション(ネットワーク・音声インフラ)」「サービス(データセンター・クラウド)」の3事業に整理される。

だが実態を見ると、この3事業を横断する形で金融・バイオ・製造という専門領域に技術を深く投下する構造が浮かび上がる。

商社・不動産・金融・流通・通信・製造・公共・エネルギー・ヘルスケアの9業界を顧客に持ちながらも、コンサルティングから開発・構築・運用保守・クラウドまでを一気通貫で提供する点は、総合SIerと変わらない。

違うのは、その先で地域金融機関やバイオ研究機関という「一つの業界に長く深く関わり続ける」顧客基盤を持つことだ。

この会社の強み

三井情報の強み: 脂質解析ソフトが世界30カ国に普及、地域金融機関170行が使う基幹システム、ローカル5Gで工場・水道インフラを実証、Databricks技術者が世界トップ評価
  1. 脂質解析ソフトが世界30カ国に普及

    2010年に東京大学と共同開発した脂質解析ソフト「LipidSearch」を2013年からThermo Fisher Scientificがグローバル販売し、世界30カ国の研究機関で利用される。核酸解析「AQXeNA」・メタボローム解析「MetaboAlign」も自社開発し、2025年7月には英Lifebit Biotech社と提携して創薬解析基盤を国内提供する

  2. 地域金融機関170行が使う基幹システム

    財務分析システム「CASTER」は1983年の提供開始から約170の地域金融機関に導入され、国際送金SaaS「MOCT-FT」は地域金融機関のデファクトスタンダードと位置づける。融資・市場・決済・資金管理をワンストップで支える金融ソリューションを40年以上手がける

  3. ローカル5Gで工場・水道インフラを実証

    2022年に東中野へローカル5G専用検証ラボを開設し、デンカ大牟田工場でのエリア品質評価や東京都水道局での回転機器故障予兆検知「AssetWatch」の技術検証など、製造業・インフラ企業のエッジDXを現場実証で支える

  4. Databricks技術者が世界トップ評価

    社員がDatabricks社「APJ Technical Partner Champion of the Year」を2024年・2026年と2度受賞(複数回受賞は世界で2人目)。2026年4月にはDatabricksのSilver Tier認定も取得し、データエンジニアリング領域で特定ベンダーのエコシステムに深く食い込む

4つの強みは、業界も規模も異なる別々の実績に見えて、実は「幅広くやる総合SIer」ではなく「特定領域を極める専門SIer」という一つの選択でつながっている。

東京大学と共同開発した脂質解析ソフト(①)は創薬研究という非IT領域に、170の地域金融機関が使う基幹システム(②)は金融という規制業界に、ローカル5Gの実証ラボ(③)は製造・インフラの現場に、それぞれ深く食い込む。

そしてこの専門特化を支えるのが、Databricksという特定ベンダーのエコシステムで世界トップクラスの評価を得るエンジニア(④)の存在だ。総合力で最大手に勝てない中堅SIerが、「広く」ではなく「深く」で差別化するという一貫した経営判断が、4つの強みの正体である。

業績の推移(売上高)

994億2023/3期1,095億2024/3期1,180億2025/3期1,386億2026/3期
売上高(連結)。非上場のため有価証券報告書は無いが、会社法上の決算公告を自社サイトで開示している。4期連続で増収増益。2026年3月期は営業利益134億円・経常利益135億円といずれも過去最高を更新。

非上場のため有価証券報告書は無いが、会社法上の決算公告を自社サイトで開示しており、直近4期の実数を確認できる。

決算期売上高営業利益経常利益
2023年3月期994億円90億円91億円
2024年3月期1,095億円104億円105億円
2025年3月期1,180億円120億円116億円
2026年3月期1,386億円134億円135億円

4期連続で増収増益。2026年3月期は前期比+17.4%増収と大幅に伸び、第七次中期経営計画(想創期)が掲げた最終年度目標の売上高1,122億円を264億円上回って着地した。

競合の中での立ち位置

三井情報 のポジショニングマップ
SIer・ITサービス業界マップ(2軸で見る)

同じユーザー系SIerでも、各社の戦い方は大きく違う。

会社タイプ三井情報との違い
三井情報商社系・専門特化型三井物産100%子会社。金融・バイオ・エッジDXなど特定領域を深掘り
NTTデータグループ通信系・総合最大手売上規模で一桁上。全業種・全領域をカバーする総合力が強み
伊藤忠テクノソリューションズ商社系・総合インフラ型同じ商社出自だがネットワーク・データセンター中心に総合展開
SCSK商社系・総合拡大型住友商事グループ。2024年のネットワンシステムズ買収で規模を急拡大
大塚商会独立系・中小企業特化オーナー系。中小企業向けIT機器販売・SIが中心
日鉄ソリューションズ製造系・業種特化型日本製鉄グループ。製造業DXへの特化色が三井情報と近い

規模で比べると三井情報はNTTデータやSCSKに大きく劣るが、「金融×バイオ×エッジDX」という異色の組み合わせで専門性を握る点が、同じ中堅SIerの中でも独自の立ち位置を作っている。

今後の展望

三井情報の数値目標(2026年3月期)

ビジョン

第七次中期経営計画「想創期」実績超過/第八次中期経営計画始動(2026年4月〜)

第七次中期経営計画「想創期」(2024〜2026年3月期)は、既存事業の成長・新規成長事業の創出・リカーリング収益への転換を掲げ、最終年度目標の売上高1,122億円に対し実績1,386億円と大幅に上回って着地した。2026年4月に始動した第八次中期経営計画では、グループパーパス「ナレッジでつなぐ、未来をつくる」のもと、2030年に向けたビジョン「未来社会の当たり前をつくる」を掲げる。

数値目標

売上高目標(2026年3月期)1,122億円
継続収益比率目標(2026年3月期)50%
受注高目標(2026年3月期)1,368億円

注力施策

  • 財務管理DXでWorkdayと戦略的提携

    2024年12月、人事給与SaaS大手Workdayと戦略的パートナーシップを締結。5年で認定資格者20名育成・導入40社を目標に専用ディスカバリーセンターを開設した。

  • バイオDX基盤をLifebitと国内提供

    2025年7月、英Lifebit Biotech社とサービスパートナー契約を締結し、個人情報を移動させず解析できる「フェデレーション型TRE」を国内で初めて提供。創薬ターゲット探索期間の短縮を狙う。

  • 三井物産グループのインフラ運用をTCSと協業

    2025年11月、三井物産グループのインフラ関連管理・運用を包括的に支援する体制として、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)とオフショア協業契約を締結した。

  • 表参道Grid Towerへ本社集約

    東京エリアに分散していた拠点を2026年1月に「表参道Grid Tower」(港区南青山)へ集約。コラボレーションフロアを備えた新本社で第八次中期経営計画をスタートさせた。

ロードマップ

  1. 1967

    三井物産の情報システム部門が独立、前身「コンピューターシステムサービス」設立

  2. 1970

    「三井情報開発株式会社」に社名変更(三井グループ19社出資)

  3. 1991/6

    米3Com社との合弁「スリーコム株式会社」設立(現行法人の登記上の設立日)

  4. 2004

    東証二部上場(ネクストコム)

  5. 2007/4

    ネクストコムが三井情報開発を吸収合併し「三井情報株式会社」に商号変更

  6. 2015/1

    三井物産のTOBにより完全子会社化・東証上場廃止

  7. 2024/12

    Workdayと財務管理DXで戦略的パートナーシップ締結

  8. 2026/1

    表参道Grid Towerへ本社移転・拠点集約

三井情報は2026年4月、新たな第八次中期経営計画を始動させた局面にある。

第七次中期経営計画「想創期」では、既存事業の成長・新規成長事業の創出・リカーリング収益への転換を掲げ、目標を大幅に上回る実績で終えた。

第八次では、グループパーパス「ナレッジでつなぐ、未来をつくる」を掲げ、2030年に向けた「未来社会の当たり前をつくる」というビジョンのもとで、財務管理DX(Workday提携)・バイオDX(Lifebit提携)・三井物産グループのインフラ運用支援(TCSとのオフショア協業)など、専門特化領域への投資をさらに広げる方針だ。

2026年1月には東京エリアに分散していた拠点を「表参道Grid Tower」に集約し、コラボレーションを重視した新本社で次の成長フェーズに入った。

こんな人にピッタリ

三井情報が合う人・合わない可能性がある人の早見表

金融・バイオ・製造など特定業界の課題に技術で深く入り込み、中堅規模で上流から下流まで一気通貫のシステム開発に携わりたい人。

  • 地域金融機関や製造業など、特定業界の基幹システムに深く入り込みたい

    CASTER・AssetWatch等で40年超の実績を持つ三井情報が合う

  • バイオインフォマティクスやローカル5Gなど、SIerの枠を超えた研究開発型の仕事に関わりたい

    東大共同開発のLipidSearchやエッジDXラボを持つ三井情報の伸びしろが活きる

  • 大手総合SIerの歯車ではなく、中堅規模で上流から下流まで裁量を持ちたい

    コンサルから運用保守まで一気通貫で関われる三井情報が向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 業界最大級の総合力や案件の幅広さを最初から求める

    三井情報は売上規模で中堅のため、NTTデータや野村総合研究所など最大手SIerの方が合う場合があります。

  • 全国の中小企業向け訪問営業・機器販売型の泥臭いSI経験を積みたい

    三井情報は金融・製造など特定業界向けが中心のため、大塚商会など中小企業市場に強い会社の方が合う場合があります。

  • 転勤や客先常駐を避けたい

    拠点展開やプロジェクト型の客先常駐が発生する可能性があり、フェーズによっては働き方の希望と合わない場合があります。

求める人物像

  • 挑戦と創造への意欲

    三井の「挑戦と創造」「自由闊達」「人材主義」というDNAを受け継ぎ、高い目標に向けて主体的に行動できる人。代表メッセージでもチャレンジ精神と気概を重視する。

  • 情報感度と柔軟な対応力

    技術・市場の変化が速いIT業界で、情報感度を高く保ち様々な変化に柔軟に対応できる人。

  • 多様な個性を活かす姿勢

    「ナレッジでつなぐ、未来をつくる」というパーパスのもと、多様な個性・カラーを大切にしながら自ら未来を描き成長できる人。

  • 顧客の課題解決に向き合う力

    「攻め」と「守り」のIT双方に技術スキルの研鑽が求められ、営業も技術も顧客の本質的課題に向き合う姿勢が問われる。

入社後のキャリアパス

  1. 新入社員研修(入社直後)

    ビジネスマナー・文書作成等のビジネス基礎とプログラミング・ネットワーク等のIT基礎を学ぶ研修を受講します。マンツーマンリーダー制度で先輩社員が個別にサポートします。

  2. 配属後半年〜

    配属半年後を目処にグループワーク中心のフォローアップ研修を実施。以降は本人と上司の相談で選択受講できる「MKIグループアカデミー」の技術力強化講座(基礎〜専門段階)を活用します。

  3. 中堅以降

    会社が期待する将来像と本人の強みに応じてキャリアパスを設定し、ジョブローテーションでチャレンジ機会を広げます。次世代リーダー育成プログラムや海外研修員制度もあります。

新入社員研修でビジネス・IT両方の基礎を固めたのち、配属半年後のフォローアップ研修、そして「MKIグループアカデミー」の技術力強化講座へと段階的に専門性を深めていく育成体系だ。

OJTを中心にOff-JTで補完する方針で、本人の強みと会社の期待をすり合わせながらジョブローテーションで挑戦機会を広げる。次世代リーダー育成プログラムや海外研修員制度もあり、三井物産グループの海外拠点(米国・英国・シンガポール)を活かしたキャリアの伸びしろもある。

年収・待遇

三井情報は非上場のため有価証券報告書は無く、平均年収の公式値は非公開。初任給は公式募集要項の値、平均年収は社員クチコミ(体験談)ベースの数値のみ確認できる(2026年8月時点)。

初任給

大学院卒(博士)・総合職(公式)月額290,000円(2027年4月入社予定)
大学院卒(修士)・総合職(公式)月額279,200円(2027年4月入社予定)
大学卒・総合職(公式)月額268,400円(2027年4月入社予定)

平均年収(出典別)

OpenWorkクチコミ(体験談)約614万円(回答者228名・年収レンジ250万〜1,500万円)
転職会議クチコミ(体験談)約547万円(回答者平均年齢29歳)

年次・役職別の目安

プロジェクトマネージャー職(クチコミ推計)約765万円が目安(非公式)
営業職(クチコミ推計)約609万円が目安(非公式)
エンジニア・SE職(クチコミ推計)約585〜606万円が目安(非公式)

待遇の特徴

  • 賞与は年2回。諸手当(通勤費、在宅勤務手当、時間外勤務手当、住宅補助)あり(公式募集要項)
  • 勤務時間9:15〜17:30(実働7時間15分)。フレックス制度・テレワークがあり有給も取りやすいという声がある(クチコミ・傾向)
  • クチコミの年収レンジは約250万〜1,500万円と職種・年齢による幅が大きい(体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議等の社員クチコミ) 公共性の高い業務内容や若手のチャレンジ機会、フレックス・テレワークによる働きやすさを評価する声がある一方、中途採用増加による評価のばらつきや部署・案件による残業差、人事評価の納得感を課題に挙げる声も共存する(いずれも体験談・傾向)。

月平均残業(OpenWorkクチコミ)約27.3時間
月平均残業(転職会議クチコミ)約30.4時間
有給消化率(OpenWorkクチコミ)65.4%

評価する声

  • 公共インフラ・金融など社会的意義のある業務に関われるという声
  • フレックス制度・テレワークがあり、育休・産休から復職する女性社員も多いという声
  • 残業代が正確に支払われるなど待遇面を評価する声

気になる声

  • 中途採用の増加で「社員の質にばらつきがある」と感じる声がある(体験談・傾向)
  • 部署・案件によって残業の多さに差があり、負荷が偏る場合があるという声
  • 人事評価の納得感や、産休・復職後の昇進・昇格の難しさを課題に挙げる声がある

就活生

実際、三井情報って残業とか評価とか、どうなんですか…?

編集部

正直に言うと、クチコミサイトによって数字に差があります。OpenWorkでは月平均残業27.3時間・有給消化65.4%、転職会議では月平均30.4時間と、部署・案件による差が大きいのが実態のようです。

三井情報って実際、働きやすいの?

公共インフラや金融など社会的意義のある業務内容、フレックス制度・テレワークの充実を評価する声が多い(クチコミ・傾向)。

一方で中途採用増加による社員の質のばらつきを懸念する声、部署・案件による残業差、人事評価の納得感を課題に挙げる声もある。特定業界の課題解決にじっくり向き合いたい人には好相性、大きな裁量を求める人は配属先を要確認だ。

沿革

三井情報の起源は1967年、三井物産の情報システム部門が独立して発足した「コンピューターシステムサービス」に遡る。

1970年に三井グループ19社の出資で「三井情報開発株式会社」へ改称する一方、米3Com社との合弁で1991年に設立された「スリーコム株式会社」は1994年に「ネクストコム株式会社」へ改称し、2004年に東証二部へ上場した。

2007年4月、ネクストコムが三井情報開発を吸収合併し、商号を現在の「三井情報株式会社」に変更した。2015年1月には親会社・三井物産のTOBにより完全子会社化され、東証上場を廃止している。

採用・選考

三井情報の選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページ/マイページで確認)
募集職種・コース総合職一括採用で、技術職・営業職・バイオ技術職の3区分(全学部全学科対象)。技術職はITコンサルタント・PM・ITアーキテクト・クラウド/ネットワーク/セキュリティエンジニア・データサイエンティスト・金融系エンジニア等、営業職はソリューション営業・アカウント営業等。
勤務地東京本社(表参道Grid Tower)ほか国内10拠点・海外6拠点(米国4/英国1/シンガポール1)
選考難易度・特徴就活会議の評価で5段階中3.8とIT・通信業界平均並み。就活メディア推計の倍率は約4.35倍、採用人数は年50名前後(いずれも非公式推計)。学歴フィルターは「存在しない」との評価が多く、幅広い大学からの採用実績があるとされる(非公式)。

採用人数の推移

2022年度約51名
2023年度約60名
2024年度約39名

選考フロー

  1. エントリーシート(ES)提出
  2. 会社説明会
  3. Webテスト(SPI等)
  4. 一次面接
  5. 二次面接
  6. 最終面接(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • なぜ三井情報なのか

    面接官が見ているポイント

    三井物産グループのIT中核として金融・商社など約50年の業務知見を持つ同社を、同業他社と比較した上で選ぶ必然性を語れるか

  • IT業界を志望する理由

    面接官が見ているポイント

    特に文系学生に問われやすい設問。技術力の有無ではなく、業界選びの軸が一貫しているかを見極める

  • 三井情報の印象は

    面接官が見ているポイント

    説明会やOB訪問でどれだけ企業理解を深めたか、表面的な情報だけでなく実感を持って語れるか

  • 入社後にやりたい仕事は

    面接官が見ているポイント

    ビジネスソリューション・プラットフォーム・サービスの3事業を理解した上で、自分のキャリア像と結び付けて語れるか

  • ESの企業志望理由を深掘り

    面接官が見ているポイント

    ESの文章と面接での回答に一貫性があり、その場で自分の言葉に言い換えて説明できるか

  • 希望する職種とその理由

    面接官が見ているポイント

    総合職一括採用の中で、自分の経験に基づいて営業・技術いずれかへの適性を具体的に語れるか

  • アルバイトで学んだこと

    面接官が見ているポイント

    学業以外の実社会経験から何を学び、それを仕事にどう再現できるかという実践的な学習力を見る

  • 大学での研究内容を説明して

    面接官が見ているポイント

    専門性の深さだけでなく、非専門家の面接官にも分かりやすく説明できる論理構成力を見る

  • 開発経験で工夫した点

    面接官が見ているポイント

    技術力そのものより、課題にどう向き合い改善したかというプロセス思考を見る

  • 最近気になるITの話題

    面接官が見ているポイント

    技術トレンドへの日常的な関心と、それを同社の事業領域に引き付けて語れる視野の広さを見る

  • 集団面接のGDで意識したこと

    面接官が見ているポイント

    一次面接後半に組み込まれる集団討議で、結論を出す議論運営力と協調性を両立できているか

  • 転勤や勤務地への考え

    面接官が見ているポイント

    三井物産グループとして拠点展開する同社特有の設問。転勤可否より環境変化への柔軟性を見る

  • 自分の長所と短所

    面接官が見ているポイント

    自己認識の正確さと、短所を仕事上どう補っているかという再現性のある工夫があるか

  • チームで役割を果たした経験

    面接官が見ているポイント

    客先常駐やプロジェクト型業務が多い同社の働き方を踏まえ、チーム内での立ち位置を客観視できているか

  • 就活の軸とその理由

    面接官が見ているポイント

    就活の軸が一貫しており、それが三井情報の事業内容と矛盾なく結び付いているか

  • 働く上で大切にしたいこと

    面接官が見ているポイント

    仕事観が同社の顧客志向・堅実な企業文化と合っているかを確認する

  • 将来どんな人になりたいか

    面接官が見ているポイント

    目先の配属先だけでなく、SIerでのキャリアパスを長期視点で描けているか

  • 5年後10年後のキャリア像

    面接官が見ているポイント

    総合職として複数職種を経験しうる同社で、専門性かマネジメントか自分なりの方向性を持っているか

  • 顧客要望と最適解が食い違う時

    面接官が見ているポイント

    SIerの営業・SEに求められる、顧客の言いなりではなく課題解決に基づく提案力を持っているか

  • 最後に質問はあるか

    面接官が見ているポイント

    選考を通じて深めた企業理解をもとに、単なる確認ではなく踏み込んだ質問ができるか

インターンシップ

27卒向けは10月下旬に関西支社で課題解決型グループワーク形式のインターンを実施したとされる(媒体情報)。参加者は選考フローが短縮される場合があるとの報告もあるが、時期・形式・優遇の有無は年度で変動するため最新は公式マイページで要確認。

公式採用ページを見る →

選考は書類選考・Webテストから始まり、複数回の面接を経て内々定に至る。公式には最終選考(3次面接)まで、就活メディアの体験談では2次面接止まりとする報告もあり、年度・職種でフローが変動するとみられる。

  • 「なぜ三井情報か」は、金融・バイオ・エッジDXなど専門特化領域の実例を挙げて他のSIerとの違いを語れるようにする
  • 集団面接・グループディスカッションが組み込まれる年度があるため、結論を出す議論運営力も準備しておく
  • 転勤や客先常駐など働き方に関わる質問も出やすいため、拠点展開への理解を示せるとよい

よくある質問

三井情報の年収・初任給はどのくらいですか?

公式の初任給は大学卒26.8万円・修士了27.9万円(総合職・2027年4月予定)です。平均年収は非上場のため公式値が無く、社員クチコミではOpenWork約614万円(回答者228名)、転職会議約547万円(回答者平均29歳・体験談)とされています。

三井情報の就職難易度・採用倍率は?

就活会議の評価は5段階中3.8とIT・通信業界平均並みです。就活メディア推計では倍率約4.35倍、採用人数は年50名前後(非公式)とされます。学歴フィルターは「存在しない」との評価が多く、幅広い大学からの採用実績があるとされます。

三井情報の採用大学・学歴フィルターは?

明確な学歴フィルターは無いとの評価が就活メディアで多く見られ、幅広い大学からの採用実績があるとされます(非公式)。全学部全学科対象の総合職一括採用のため、専門知識よりポテンシャルが重視される傾向です。

三井情報は激務ですか?評判はどうですか?

月平均残業はクチコミでOpenWork約27.3時間・転職会議約30.4時間、有給消化率はOpenWork約65.4%とされます。公共性の高い業務や働きやすさを評価する声がある一方、部署・案件による負荷差や人事評価の納得感を課題に挙げる声もあります(体験談)。

三井情報のインターンは選考に有利ですか?

27卒向けは10月下旬に関西支社で課題解決型グループワーク形式のインターンを実施したとされ、参加者は選考フローが短縮される場合があるとの報告もあります(媒体情報)。時期・形式・優遇の有無は年度で変動するため、最新は公式マイページで確認してください。

基本情報

上場区分非上場(三井物産の完全子会社)。2015年1月にTOBで上場廃止
グループ三井物産株式会社の完全子会社(出資比率100%)。MKIテクノロジーズ株式会社等のグループ会社を持つ
創業・設立1967年に三井物産の情報システム部門が独立し前身「コンピューターシステムサービス」設立/現行法人の登記上の設立は1991年6月20日(旧スリーコム→ネクストコム)/2007年4月にネクストコムが三井情報開発を吸収合併し現商号に
本社東京都港区南青山三丁目8番35号(表参道Grid Tower。2026年1月に拠点集約・移転)
代表者真野雄司(代表取締役社長)
資本金41億13百万円(2026年3月末時点)
従業員数2,713名(2026年3月末時点・連結)
売上高連結1,386億25百万円(2026年3月期実績)
事業領域ITマネジメントサービス・コンサルティング、システムインテグレーション、ITインフラ構築・クラウドソリューション、バイオインフォマティクス等

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-04