UBSの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
企業分析・就活ガイド
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結論から言うと、UBSの正体は危機を買って世界一を作ったスイス発の金融グループだ。
業界の基礎
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外資系金融機関は、事業法人・機関投資家向けの資金調達・M&A助言・証券のセールス&トレーディングを担う「投資銀行」機能と、富裕層向けに資産運用・資産承継を提案する「ウェルス・マネジメント」機能の比重で、大きく色分けできる。
日本市場では、米系のゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンが投資銀行機能で先行し、欧州系のUBS、ドイツ銀行、バークレイズがこれに続く構図になっている。
- 米系フルサービス型: ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン(投資銀行・トレーディングに強み)
- 欧州系・ウェルス特化型: UBS(運用資産世界最大級のプライベートバンキングが最大の強み)
- 欧州系・投資銀行特化型: ドイツ銀行(為替・債券・M&A助言に特化)
この中でUBSは、2023年に同じスイスの大手クレディ・スイスを買収し規模を一気に拡大したという、他の外資系金融には無い特異な経緯を持つ。
事業内容

ビジネスモデル
ウェルス・マネジメント(富裕層向け資産運用・資産承継)を最大の収益源に据えつつ、投資銀行・アセットマネジメント・スイス国内商業銀行(Personal & Corporate Banking)を展開する総合金融グループ。2023年に買収したクレディ・スイスの非中核資産を専門処理する部門(Non-core and Legacy)を設けて統合を進めながら、グループ全体で世界最大級の運用資産規模を追求するモデル。
グローバル・ウェルス・マネジメント
グループ最大の収益源。富裕層・機関投資家向けに投資ソリューション・資産保全・資産承継をテーラーメイドで提供する。運用資産は2025年に過去最高を更新した。
プライベートバンキングファミリーオフィスサービスプライベートマーケッツ投資パーソナル&コーポレートバンキング
スイス国内の個人・法人・機関投資家向け総合金融。銀行・年金・融資・投資をマルチチャネルで提供し、プライベートバンキング顧客をウェルス・マネジメントへ段階的に移行する橋渡しも担う。
個人向け銀行サービス法人融資スイス国内年金アセット・マネジメント
世界22カ国拠点のグローバル運用会社。伝統資産・オルタナティブ資産を運用し、欧州最大級のファンドハウスとして機関投資家・個人向けに商品を提供する。
投資信託オルタナティブ運用プラットフォームソリューションインベストメント・バンク
機関投資家・法人・金融スポンサー・GWM顧客向けに、株式・外国為替・貴金属・レート/信用市場・リサーチ・M&Aアドバイザリー・資本市場サービスを提供する。
M&Aアドバイザリー株式・債券トレーディング資本市場ノンコア&レガシー
クレディ・スイス買収に伴い2023年に新設。非中核資産・ポジションの縮小処理を専門に担い、資本解放とリスク資産圧縮を進める統合推進の中核部門。
非中核資産処理リスク資産圧縮
日本の「UBS」は、実は単一の会社ではなく5つの法人の集合体である。
投資銀行機能を担うUBS証券株式会社、銀行・為替・ウェルスマネジメント機能を持つUBS銀行東京支店、資産運用を担うUBSアセット・マネジメント株式会社、不動産関連助言のUBSジャパン・アドバイザーズ株式会社、そして三井住友トラスト・ホールディングスとの合弁であるUBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社(UBS51%出資)の5社体制で、新卒採用は法人単位ではなく「UBSブランド」で一括募集される。
グローバルではウェルス・マネジメントが最大の収益源で、2023年に買収したクレディ・スイスの非中核資産を専門処理する「Non-core and Legacy」部門を新設し、統合を進めながら規模を追求するのが現在のモデルだ。
この会社の強み

3万人が使う自社製AI「UBS Red」
Azure AI Search・Azure OpenAI Serviceを基盤にした独自ドメイン特化型AIアシスタントを開発し、2024年12月時点で3万人の従業員が利用。投資アドバイス関連文書約6万件をデジタル化したナレッジベースを構築し、金融業界最大級規模となるMicrosoft 365 Copilotライセンス5万件も並行展開する
破綻大手を統合しきる実行力
2023年に買収したクレディ・スイスの非中核資産を専門処理する「Non-core and Legacy」部門が資本80億ドルを解放・リスク資産を3分の1に圧縮。累計コスト削減額は2025年時点で107億ドルに達し、2026年末までに135億ドル達成を計画する統合を進める
信託銀行と組む日本限定の合弁体制
三井住友トラスト・ホールディングスとの合弁「UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント」(UBS51%出資)を2021年に設立し、2024年にはクレディ・スイス証券の日本ウェルス・マネジメント事業を統合。信託銀行の資産承継・不動産機能と組み合わせる、他の外資系証券には無いモデルを持つ
164年の歴史が支えるPB評価
1862年設立のヴィンタートゥール銀行を起源とする歴史を背景に、Euromoney Private Banking Awards 2025で「世界最高のファミリーオフィスサービス」「世界最高のNext Gen(後継世代)対応」など20以上の賞を受賞している
富裕層への機関投資家級の未公開資産アクセス
Partners Group・iCapital Networkとの提携でウェルスマネジメント顧客にプライベートエクイティへの直接・共同投資アクセスを提供し、2025年末には公開・非公開市場の運用能力を1.8兆ドル規模の単一プラットフォームに統合した
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5つの強みは個別の実績に見えて、実は「危機を買収し、テクノロジーと提携で規模を価値に変える」という一つの経営判断でつながっている。
2023年のクレディ・スイス買収(②)は単なる救済ではなく、非中核資産を専門部門で切り出し資本を解放する統合の実行力そのものが強みになっている。その規模を活かすため、独自AI「UBS Red」を3万人に展開(①)し、日本では信託銀行との合弁(③)、グローバルではプライベートエクイティへのアクセス提供(⑤)と、規模を顧客体験に変換する投資を進める。その土台にあるのが、164年の歴史に裏付けられたプライベートバンキングの評価(④)だ。
業績の推移(総収益)
決算期は12月(グローバル・連結、米ドル建て)。
| 決算期 | 総収益 | 純利益(親会社株主帰属) | コスト収益率(underlying) |
|---|---|---|---|
| 2022年12月期 | 346億ドル | 76億ドル | ― |
| 2023年12月期 | 408億ドル | 278億ドル(※) | 93% |
| 2024年12月期 | 486億ドル | 51億ドル | 81.9% |
| 2025年12月期 | 496億ドル | 78億ドル | 75.2% |
※2023年の純利益278億ドルは、クレディ・スイス買収に伴う「ネガティブグッドウィル(割安買収差益)」約289億ドルという一時的な会計要因によるもので、事業の実力を示す数字ではない。
実力ベースの収益性は2024年に統合コスト負担で純利益が急減し、2025年に前年比53%増と回復したという軌跡で見るのが妥当だ。運用資産は2025年に初めて7兆ドルを突破している。
競合の中での立ち位置

同じ外資系金融でも、各社の立ち位置は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | UBSとの違い |
|---|---|---|
| UBS | 欧州系・ウェルスマネジメント特化型 | クレディ・スイス統合で運用資産7兆ドル超、日本でも信託銀行と合弁 |
| ゴールドマン・サックス | 米系・投資銀行特化型 | 株式・債券・M&A・資産運用を幅広く展開、日本のM&Aリーグテーブル上位常連 |
| モルガン・スタンレー | 米系(MUFGと合弁) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券等で投資銀行・ウェルス双方に厚い基盤 |
| JPモルガン | 米系フルサービス型 | 投資銀行部門の存在感が特に大きい |
| ドイツ銀行 | 欧州系・投資銀行特化型 | 2019年に株式業務撤退、為替・債券・M&A助言に集中。日本にウェルス法人なし |
| バークレイズ | 欧州系(英国) | 2016年に日本の現物株撤退、再参入を検討中 |
規模では米系大手に匹敵するが、欧州系でありながらウェルスマネジメントに軸足を置くのがUBSの立ち位置だ。
ドイツ銀行やバークレイズなど他の欧州系が投資銀行機能に寄るのに対し、UBSだけが「欧州系×ウェルス特化」という象限に位置する。
今後の展望

ビジョン
「Simpler, stronger, more efficient UBS」/クレディ・スイス統合の完了(2026年末目標)
2023年のクレディ・スイス買収後、UBSは統合を最優先課題に据え、2026年末までに「実質的な完了」を目指す。2026年イグジットレートでUnderlying ROE約15%・Underlying cost/income ratio 70%未満を掲げ、2028年にはReported ROE約18%・GWM単体の運用資産5兆ドル超を目指す。
数値目標
| 実力ベースROE(2026年目標) | 約15% |
|---|---|
| 実力コスト収益率(2026年目標) | 70%未満 |
| 公表ベースROE(2028年目標) | 約18% |
| GWM運用資産(2028年目標) | 5兆ドル超 |
注力施策
クレディ・スイスとの法人統合完了
2024年5月にUBS AGとクレディ・スイスAGが法人合併、7月にスイス国内事業(UBS Switzerland AGとCredit Suisse (Schweiz) AG)も合併完了。2026年末までに統合を実質完了させる計画で、2025年時点で口座移行は約85%進捗している。
コスト削減の上積み
統合による累計コスト削減目標を当初の約130億ドルから約135億ドルに上方修正。2025年時点で107億ドルを達成した(進捗約8割)。
生成AIの全社展開
独自AI「UBS Red」を3万人の従業員に展開し、投資アドバイス関連文書約6万件をデジタル化。金融業界最大級規模のMicrosoft 365 Copilotライセンス5万件も並行導入する。
プライベートマーケッツの統合基盤化
2025年末にアセットマネジメント部門の公開・非公開市場運用能力を1.8兆ドル規模の単一プラットフォームに統合し、富裕層顧客への機関投資家級商品提供を強化する。
ロードマップ
1862
ヴィンタートゥール銀行設立(UBSの起源)
1998
ユニオン・バンク・オブ・スイスとスイス・バンク・コーポレーションが合併しUBS AG発足
2008
サブプライム危機で巨額損失。スイス政府がCHF60億の資本注入
2014
持株会社UBS Group AGを設立
2023/3
経営危機に陥ったクレディ・スイスの緊急買収を発表
2023/6
クレディ・スイス買収完了
2024/5-7
UBS AGとクレディ・スイスAGの法人合併、スイス国内事業の合併が完了
2025
グループ運用資産が初めて7兆ドルを突破。純利益は前年比53%増の78億ドル
UBSの将来性を読む軸は、クレディ・スイス統合を2026年末までに「実質的に完了」させるという一点に尽きる。
2024年に法人合併を終え、2025年時点でコスト削減は累計107億ドル(目標135億ドルの約8割)まで進捗した。統合が進むほど、規模を顧客価値に変換する投資(生成AI・プライベートマーケッツ基盤の統合)に経営資源を振り向けられる。
「破綻危機を買収した銀行」から「規模と技術を両立する世界最大級のウェルスマネジャー」への再定義が、日本拠点も含めたグループ全体で進行中と見える。
こんな人にピッタリ

世界最大級のウェルス・マネジメント基盤の中で専門性を積み、実力主義とグローバルなキャリアを志向したい人。
世界最大級のウェルス・マネジメント環境で、富裕層向けの資産運用・資産承継を専門性高く学びたい
運用資産7兆ドル超・日本でも信託銀行と合弁を持つUBSが合う
外資系の実力主義・成果報酬文化の中で、グローバルなネットワークを活かしたキャリアを積みたい
クレディ・スイス統合で規模を拡大したUBSの環境が活きる
投資銀行だけでなく資産運用・プライベートバンキングまで一気通貫で金融ビジネスの全体像を見たい
日本だけで5法人体制を持つUBSなら、部門を横断した理解が深まる
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
フルサービス型で米系トップクラスのM&Aリーグテーブル実績・ブランドを重視したい
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど米系フルサービス型の投資銀行の方が合う場合があります。
少数精鋭で専門特化したブティック的な環境を求める
為替・債券に特化するドイツ銀行のような専門特化型企業の方が合う場合があります。
年功序列的な安定した昇進や、部門差の少ない均質な働き方を求める
外資系特有の成果主義に加え部門による業務負荷の差が大きい傾向があるため、案件やポジションによっては向き不向きがある可能性があります。
求める人物像
誠実さを伴う当事者意識
公式の行動指針「Accountability with integrity」を掲げ、自ら成果に責任を持ち、高い倫理観をもって行動できる人。
「one UBS」としての協働姿勢
「Collaboration」を重視し、5法人・複数部門にまたがる組織の中で部門を越えて成果を出す協働ができる人。
改善を厭わない挑戦意欲
「Innovation」を掲げ、UBS Redのような社内DXにも前向きに向き合い、日々の業務を改善し続けられる人。
顧客を中心に据える姿勢
「Client centricity」を掲げ、富裕層・機関投資家という高い専門性を求められる顧客と信頼関係を築ける人。
入社後のキャリアパス
アナリスト期(入社〜数年)
部門別採用のため、配属先(投資銀行本部・グローバルマーケッツ・ウェルス・マネジメント・アセット・マネジメント)の専門実務からキャリアが始まる。外資系投資銀行に一般的な階梯として、まずアナリストとして財務分析・資料作成等の実務を担う(UBS固有の年次別制度としての公式な明記は確認できず、業界一般論として紹介)。
アソシエイト以降
業界一般には、アソシエイト、ヴァイスプレジデント(VP)、ディレクター、エグゼクティブディレクター、マネージングディレクター(MD)と進む階梯があるとされる。年功序列ではなく成果に応じた早期昇進もあり得るとされる(傾向)。
グローバルなローテーション
UBSグローバルの新卒プログラム「Graduate Talent Program」は18〜24ヶ月で複数チームをローテーションしながら金融市場・サービス・商品を学ぶ設計(グローバル版の公式情報。日本拠点固有の制度としての詳細は要確認)。
部門別採用のため、配属先(投資銀行本部・グローバルマーケッツ・ウェルス・マネジメント・アセット・マネジメント)の専門実務からキャリアが始まる。
外資系投資銀行に一般的な階梯として、アナリスト→アソシエイト→ヴァイスプレジデント(VP)→ディレクター→マネージングディレクター(MD)と進むとされるが、UBS固有の年次別制度としての公式な明記は確認できていない。グローバルの新卒プログラム「Graduate Talent Program」は18〜24ヶ月で複数チームをローテーションする設計だが、日本拠点固有の制度は要確認だ。
年収・待遇
UBS日本の公式な新卒初任給・平均年収の開示は確認できず、以下はOpenWork・エン カイシャの評判等の社員クチコミ(体験談)ベース(2026年8月時点)。
初任給
| 新卒初任給(公式非開示) | 要確認(公式発表なし) |
|---|
平均年収(出典別)
| OpenWorkクチコミ(体験談) | 約1,644万円(回答者35人・平均年齢38歳、年収レンジ600万〜4,600万円) |
|---|---|
| エン カイシャの評判(体験談) | 約1,267万円(回答者13人・平均年齢43歳) |
年次・役職別の目安
| 20代(クチコミ) | 1,000万円台に達する例もあるとされる(体験談) |
|---|---|
| VP以上(クチコミ) | 35歳で3,000万円規模との体験談例もある |
待遇の特徴
- クチコミサイト間で平均年収の数値差が大きく(約1,267万〜1,644万円)、回答者の母集団・年齢構成の違いが主因とみられる
- 月平均残業はクチコミで約44.1時間(OpenWork)〜約48時間(エン カイシャの評判)だが部門差が大きく、投資銀行部門は100時間規模との報告例もある
- 有給消化率はクチコミで約68.4%(OpenWork)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・エン カイシャの評判・就活会議等の社員クチコミ)。 成果がダイレクトに評価される実力主義や、風通しの良いフラットな社風を評価する声が多い一方、体系的な人材育成の薄さや、日本支社ゆえの将来性への不安を課題に挙げる声も共存する。部門による労働環境の差が大きく、投資銀行部門は激務傾向、ウェルス・マネジメント部門は裁量とバランスを両立しやすいという声がある。
| 総合評価(OpenWork) | 4.05(回答者130人) |
|---|---|
| 月平均残業(クチコミ) | 約44.1時間(部署差が大きく、投資銀行部門で100時間規模の報告例も) |
| 有給消化率(クチコミ) | 68.4% |
評価する声
- 成果がダイレクトに評価される実力主義で、20代から年収1,000万円台に達する例もあるという声
- 風通しの良さ・フラットな文化を評価する声(上司・部下の隔たりが少ない)
- 有給休暇の連続取得を奨励する制度があり、部門によっては消化率が高いという声
気になる声
- 投資銀行部門は「新人はほぼ毎日終電」といった激務の声がある一方、部門間の差が大きい
- 「人材の長期育成」スコアが相対的に低いなど、体系的な育成の薄さを指摘する声がある
- 「日本支社という立ち位置」ゆえの将来性への不安を挙げる声がある
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成果がダイレクトに評価される実力主義や、風通しの良いフラットな文化を評価する声が多い一方、体系的な人材育成の薄さや、日本支社ゆえの将来性への不安を挙げる声も共存する。
沿革
UBSの起源は、1862年にスイス・ヴィンタートゥールで設立された銀行に遡る。1912年の合併を経て、1998年にユニオン・バンク・オブ・スイスとスイス・バンク・コーポレーションが合併し、現在のUBS AGが誕生した。
日本との関わりは1960年代半ばから始まり、1971年にスイス銀行コーポレイションが東京支店を開設している。
就活で押さえておくべき最大の出来事は、2023年のクレディ・スイス買収だ。同じスイスの大手だったクレディ・スイスが経営危機に陥り、UBSが緊急買収。2024年に法人合併を完了させ、2026年末までの統合完了を目指して現在も進行中である。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページ/マイページで確認。国内採用募集要項ページに入社時期の記載はあるが応募締切の明記は薄い) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 部門別(投資銀行本部/グローバルマーケッツ/ウェルス・マネジメント/アセット・マネジメントの4部門)でUBSブランド一括採用。投資銀行本部はM&A・資本調達アドバイザリー、グローバルマーケッツは株式・債券・為替のセールス&トレーディング、ウェルス・マネジメントはクライアント・アドバイザー(富裕層営業)とオペレーティング・ヘッド(COO職)、アセット・マネジメントは投信営業・機関投資家営業・運用の各部門で募集する。 |
| 勤務地 | 東京(大手町Otemachi Oneタワー等)。地方拠点採用の公式明記なし。 |
| 選考難易度・特徴 | 部門別の少数精鋭採用で、外資系投資銀行の中でも選考難易度は高いとされる(倍率は非公開)。ES(日本語+英語)・Webテスト・録画面接(英語での指示を含む場合あり)・複数回の面接と選考ステップが多く、語学力とロジカルシンキングの両方が問われる傾向がある。 |
選考フロー
- エントリーシート提出(日本語設問+英語設問)
- Webテスト
- 録画面接
- 一次面接(グループディスカッションを含む場合あり)
- サマーインターン/複数回の面接
- 最終面接(1対1面接を複数ラウンド行う形式だったという選考体験の傾向あり)
選考で聞かれること
なぜUBSか(他社と比べて)
面接官が見ているポイント
外資系投資銀行が乱立する中で、クレディ・スイス統合後のUBSでなければならない必然性まで踏み込んで語れているか
志望部門はなぜその部署か
面接官が見ているポイント
投資銀行/マーケッツ/ウェルス/アセマネの4部門別一括採用のため、配属後のミスマッチがないかを部門理解の深さで判断しているか
インターン後も志望する理由は
面接官が見ているポイント
内定に直結しやすいインターン参加者に対し、参加後も志望度が本物として持続しているかを確認する意図
クレディ・スイス統合後のUBSの強みは
面接官が見ているポイント
業界再編後の最新のポジショニング(世界最大級のAUM等)を自分の言葉で理解し語れているかという企業理解の深さ
UBSの成功にどう貢献できるか(英語ES)
面接官が見ているポイント
英語で1000字論理立てて書かせる設問であり、英語運用力と自分の強みを事業成長に接続する論理構成力を見ている
UBSに特に伝えたいアピールポイントは
面接官が見ているポイント
自由記述設問で、数ある応募者の中から自分を選ぶ理由を簡潔かつ差別化して打ち出せる文章力を見ている
部活・サークルや趣味・特技は
面接官が見ているポイント
短い設問の中でも人柄や組織内での立ち回り方が透けて見えるかという素の人物像の把握
最近注目しているM&A案件は
面接官が見ているポイント
投資銀行業務への解像度、日頃から市場ニュースを主体的に追っているかという業界感度
経済以外で気になるニュースは
面接官が見ているポイント
金融の枠を超えて世の中の動きに関心を持ち、多角的に情報を捉えられているかという視野の広さ
投資銀行部門で重要な資質は何か
面接官が見ているポイント
財務モデリングや案件遂行を支える資質(タフさ・論理性等)を自分なりに言語化できているかという職務理解
顧客からいくら資産を預かれるか
面接官が見ているポイント
ウェルス・マネジメント部門特有の質問で、具体的な数字や戦略を交えて答えられるかという顧客折衝力・数字感覚
英語での質問にどう答えるか
面接官が見ているポイント
録画面接や最終面接が英語で行われる可能性があるため、とっさの英語での論理的受け答えができるかという実務語学力
グループディスカッションのお題対応
面接官が見ているポイント
「首都移転」「デパート売上向上策」等の抽象的なお題に対し、短時間で議論を前に進める推進力と協働姿勢
人生で一番の困難とその乗り越え方
面接官が見ているポイント
激務とされる外資系金融の環境に耐えうる精神的・肉体的タフさを困難克服エピソードの具体性で判断
長所・短所とその克服方法
面接官が見ているポイント
自己認識の正確さと、弱みを実際の行動で改善してきたかという成長の再現性
最近達成感を感じたエピソード
面接官が見ているポイント
チームを主導し成果につなげた経験から、インターンやプロジェクトでのリーダーシップの発揮度合いを見る
会社の組織を変えるにはどうするか
面接官が見ているポイント
答えのない抽象的な思考課題を出し、その場でロジックを組み立てる瞬発力と論理的思考力
キャリアでの成功をどう定義するか
面接官が見ているポイント
目先の内定だけでなく、UBSでの長期的なキャリア形成を具体的に描けているかという将来設計力
他社の選考状況は(併願先)
面接官が見ているポイント
併願先との比較の中でUBSの優先順位や志望度の高さがぶれていないかという本気度の確認
最後に何か質問はありますか
面接官が見ているポイント
逆質問の中身から企業理解の深さや入社意欲の高さを最終確認する意図
インターンシップ
「UBS Summer Job」として投資銀行本部・グローバルマーケッツ(株式/債券)・ウェルス・マネジメント・アセット・マネジメントの部門別に実施(対面・東京)。時期・選考直結の詳細は年度で変わり公式の明記が薄いため、最新は公式マイページで確認が必要。
UBSの新卒採用は投資銀行本部・グローバルマーケッツ・ウェルス・マネジメント・アセット・マネジメントの部門別で、「UBSブランド」として一括募集される。選考はエントリーシート・Webテストから録画面接、複数回の面接まで進み、部門ごとに問われる専門性が異なる。
- 志望する部門(投資銀行/マーケッツ/ウェルス/アセマネ)ごとに求められる適性が異なるため、部門レベルの解像度で自己理解を語れるようにしておく
- ESや面接で英語の設問・回答が求められる場面があるため、日本語回答の翻訳ではなく英語思考で語る練習をしておく
- 「なぜUBSか」は定番の深掘り質問。クレディ・スイス統合後の最新のポジショニングを理解した上で語れると強い
編集部
UBSだけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。
よくある質問
UBSの年収はどのくらいですか?
- 公式な初任給・平均年収の開示は確認できませんが、社員クチコミではOpenWork約1,644万円(回答者35人・平均年齢38歳)、エン カイシャの評判約1,267万円(回答者13人・平均年齢43歳)とされ、いずれも体験談ベースです。差は回答者の母集団・年齢構成の違いが主因とみられ、外資系金融らしく20代から1,000万円台に達する例もあるとされます。
UBSの就職難易度・採用大学は?
- 部門別の少数精鋭採用で、外資系投資銀行の中でも選考難易度は高いとされます(倍率は非公開)。ES(日本語+英語)・Webテスト・録画面接・複数回の面接と選考ステップが多く、語学力とロジカルシンキングの両方が問われる傾向です。採用大学は就活メディアの非公式集計で難関大が上位とされますが、公式の学歴フィルターの明言はありません。
UBSは激務ですか?「やばい」と言われるのはなぜ?
- 月平均残業はクチコミで約44.1時間とされますが、部門差が大きく、投資銀行部門では100時間規模との報告例もある一方、ウェルス・マネジメント部門は裁量とバランスを両立しやすいという声もあります。有給消化率は約68.4%(クチコミ)です。
UBSとクレディ・スイスの関係は?
- クレディ・スイスは経営危機に陥り、2023年にUBSが緊急買収しました。2024年にUBS AGとの法人合併が完了し、別会社としてはすでに存在しません。日本でもクレディ・スイス証券のウェルス・マネジメント事業やアセット・マネジメント事業がUBSグループの各法人に統合されています。
UBSのインターンは選考に有利ですか?
- 「UBS Summer Job」として投資銀行本部・グローバルマーケッツ・ウェルス・マネジメント・アセット・マネジメントの部門別に実施されます。内定者の多くがインターン経由という就活メディアの記載もありますが、選考直結の詳細は公式に明記が薄く要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。
基本情報
| 上場区分 | 親会社UBS Group AGはSIXスイス証券取引所(コード: UBSG)・ニューヨーク証券取引所(コード: UBS)に重複上場。日本の5法人はいずれも非上場の現地法人 |
|---|---|
| グループ | UBS Group AG(2014年設立の持株会社、チューリッヒ本拠)を頂点に、日本はUBS証券株式会社/UBS銀行東京支店/UBSアセット・マネジメント株式会社/UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社/UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社(UBS証券51%・三井住友トラスト・ホールディングス49%出資の合弁)の5法人体制 |
| 創業・設立 | 1862年設立のヴィンタートゥール銀行を起源に1912年の合併を経て、1998年にユニオン・バンク・オブ・スイスとスイス・バンク・コーポレーションが合併し現UBS AGが発足。日本進出は1960年代半ば(1971年にスイス銀行コーポレイションが東京支店を開設) |
| 本社 | スイス・チューリッヒ(グローバル本社)/東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー(日本本社) |
| 代表者 | セルジオ・エルモッティ(UBS Group AG グループCEO) |
| 資本金 | 要確認(日本法人の資本金は媒体により321億円・347億円・449億円・614億円等の記載が分かれ、一次資料での統一確認ができていない) |
| 従業員数 | グループ連結10万3,177名(FTE・2025年12月末)。日本法人単体の従業員数は非公開 |
| 売上高 | グループ総収益約496億米ドル・純利益78億米ドル(2025年12月期・IFRS連結) |
| 事業領域 | ウェルス・マネジメント/投資銀行/アセットマネジメント/スイス国内商業銀行(Personal & Corporate Banking) |
同じ「金融」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-08-30