不二製油の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
企業分析・就活ガイド
編集部
就活生
編集部
結論から言うと、この会社の正体はカカオ・大豆・油脂の代替技術で食品業界を裏から支えるBtoB専業メーカーだ。
3分読めば、なぜ就活生の間で「知る人ぞ知る技術企業」と言われるのか分かる。
業界の基礎
不二製油は、大阪府泉佐野市に本社を置く食品素材メーカーである。1950年10月、伊藤忠商事の全額出資によって設立された(現在は資本関係なし)。
食品素材(食品原料)業界は、消費者向けの完成品ではなく、菓子・製パン・乳業・加工食品メーカー向けに「原材料」を供給する業界だ。
主要プレイヤーはこう棲み分けている。
- 総合・家庭用中心: 日清オイリオグループ(食用油国内首位)、J-オイルミルズ、昭和産業(穀物加工全般に多角化)
- 専門特化・グローバル: AAK(スペシャリティ油脂)、Barry Callebaut(チョコレート・カカオ)、不二製油(油脂×チョコ×大豆加工の複合)
その中で不二製油は、植物性油脂・業務用チョコレート・乳化発酵素材・大豆加工素材の4事業を組み合わせる、他社にない複合ポジションを取る。BtoB専業ゆえに一般消費者の認知度は低いが、海外従業員比率は約69%、15カ国35社に拠点を持つグローバル企業でもある。
事業内容

ビジネスモデル
菓子・製パン・乳業・加工食品・外食チェーンなど食品メーカー向けに、植物性油脂(カカオ代替脂等)・業務用チョコレート・乳化発酵素材・大豆加工素材を開発・供給するBtoB専業モデル。消費者に直接製品を届けない「縁の下の力持ち」型のビジネスで、原料の代替技術と用途開発力を武器にする。
植物性油脂
チョコレート用油脂(CBE:カカオバター代替脂)やフライ用油脂など。CBEは日本国内シェア首位・世界Top3。新ブランド「Melavio」を展開。
CBEMelavio業務用チョコレート
油脂技術を活かした機能性とおいしさを両立するチョコレート素材。日本国内シェア首位・世界Top3。カカオ豆不使用の代替チョコ「アノザM」を投入。
アノザMBlommer乳化・発酵素材
ホイップクリーム・マーガリン・チーズ風味素材など。独自発酵技術で植物ミルク発酵素材の新ブランド「DEALI」を展開する。
DEALI大豆加工素材
大豆たん白・大豆ペプチド・水溶性大豆多糖類など半世紀以上の加工技術を持つ。プラントベース専用ブランド「GOODNOON」で大豆ミートを展開。
GOODNOONプライムソイミート
多くの食品メーカーが「完成品」で消費者と向き合うのに対し、不二製油は製菓・製パン・乳業メーカーの製品の"中身"を作るBtoB専業モデルを貫く。
稼ぎ方は、植物性油脂(カカオ代替脂・フライ用油脂)、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、大豆加工素材の4事業。中でもチョコレート用油脂(CBE:カカオバター代替脂)は日本国内シェア首位・世界Top3、大豆たん白素材も日本国内シェア首位という技術力が土台にある。
この会社の強み

脱カカオ豆のチョコレート代替技術
エンドウ豆・キャロブなどでカカオ豆不使用のミルクチョコレートタイプ「アノザM」を2025年3月に業務用発売。2019年に約848億円で北米業務用チョコレート3位のBlommer Chocolate社を買収し環太平洋シェア2位を確立、カカオ価格高騰リスクを技術と規模の両面でヘッジしている。
特許技術で再現する大豆ミートの食感
油脂と蛋白の加工技術を応用した特許出願済み「プライムテクスチャー製法」で肉のような繊維感・ジューシー感を再現し、2022年8月に「プライムソイミート」を発売。プラントベース専用ブランド「GOODNOON」で2030年売上高1,000億円を目標に掲げる。
パーム油調達を数値で可視化する仕組み
森林破壊ゼロ・泥炭地開発ゼロ・搾取ゼロ(NDPE)方針のもと、搾油工場までのトレーサビリティ100%・農園までのトレーサビリティ95%(2024年12月時点)を衛星データで検証・公表。2017年にマレーシアUnited Plantations社と合弁「ユニフジ」を設立している。
発酵技術で拓く植物性ミルクの新市場
2年熟成品質を5日で実現する独自発酵技術「本熟フロマージュ」を開発し、2026年4月には植物ミルク発酵素材の新ブランド「DEALI」を投入。新植物性油脂ブランド「Melavio」も立ち上げ、乳化・発酵素材事業を第二の柱としてブランド化している。
5極体制のグローバル研究開発網
国内の「不二サイエンスイノベーションセンター」「つくば研究開発センター」に加え、2021年に欧州初拠点「Global Innovation Center Europe」(オランダ)を開設。シンガポールのAsia R&D Center、アジア9拠点の顧客共創施設「フジサニープラザ」も運営する。
就活生
編集部
5つの強みは個別の技術に見えて、実は「原料を代替する技術」という一つの思想でつながっている。カカオ豆を使わずにチョコレートの風味を再現する技術(①)と、大豆で肉の食感を再現する特許技術(②)は、どちらも希少化・高騰する原料への「代替」というアプローチだ。
さらに、パーム油調達を数値で可視化する仕組み(③)や発酵技術による植物性ミルクの新市場開拓(④)は、代替技術を「持続可能性」の証明にまで押し上げている。それを支えるのが、欧州・アジアに広がる5極体制の研究開発網(⑤)だ。
業績の推移(売上高)
決算期は3月期。2026年3月期第1四半期からIFRSを任意適用している(従来は日本基準)。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益/事業利益 |
|---|---|---|
| 2023年3月期 | 5,574億円 | 営業利益109億円 |
| 2024年3月期 | 5,641億円 | 営業利益182億円 |
| 2025年3月期 | 6,712億円 | 営業利益99億円 |
| 2026年3月期 | 7,723億円 | 事業利益360億円(IFRS) |
売上高は4期連続増収の一方、利益は乱高下が激しい。2025年3月期は米Blommer社のカカオ豆価格急騰・商品先物評価損で営業利益が前期比45.7%減の99億円まで落ち込んだが、2026年3月期はカカオ市況の一服と植物性油脂事業の好調で事業利益が171.8%増の360億円まで急回復した。
2027年3月期(今期)は事業利益375億円・親会社帰属利益195億円(前期比+75.0%)を予想するが、売上高はやや減収予想(△2.4%)。最新はIRページで要確認。
競合の中での立ち位置

同じ食品素材業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | 不二製油との違い |
|---|---|---|
| 不二製油 | 油脂×チョコ×大豆加工の複合特化・グローバル | 4事業複合というポートフォリオの幅、海外従業員比率約69% |
| 日清オイリオグループ | 家庭用食用油国内首位 | BtoC比重が大きく、チョコレート用油脂事業は持たない |
| J-オイルミルズ | 家庭用油脂+業務用素材(味の素グループ) | 国内市場中心、チョコレート用油脂は非展開 |
| 昭和産業 | 穀物加工全般+倉庫・外食まで多角化 | 特定技術の深掘りより裾野の広さで勝負 |
| AAK | スペシャリティ油脂の世界的リーダー(スウェーデン) | 油脂・脂肪に特化、チョコ・大豆加工は主力でない |
| Barry Callebaut | チョコレート・カカオの世界最大手(スイス) | カカオを使う一気通貫型。不二製油は「カカオを使わない」技術で対抗 |
不二製油の立ち位置は、AAKやBarry Callebautのような専門特化のグローバル勢と、日清オイリオ・J-オイルミルズのような国内総合勢の中間にある。特定分野を深く掘り下げつつ海外にも展開する点が独自だ。
今後の展望

ビジョン
中期経営計画「United for Growth 2027」(2025〜2027年度)
「ガバナンスの深化」「成長領域の更なる強化」「新たな挑戦領域の確立」の3本柱を掲げ、グループ一体でサステナブルな食の未来の共創を目指す。2027年度に事業利益450億円・ROE10.0%以上・FUJI ROIC6.0%以上を目標とし、2026年3月期時点で事業利益360億円まで回復している(傾向)。
数値目標
| 事業利益(FY2027) | 450億円 |
|---|---|
| ROE(FY2027) | 10.0%以上 |
| FUJI ROIC(FY2027) | 6.0%以上 |
| GHG排出量削減(Scope1+2・2020年度比)(FY2027) | 20%削減 |
注力施策
成長領域(チョコレート用油脂・コンパウンドチョコ)の強化
CBEおよびコンパウンドチョコレートで競争優位性をさらに強化する方針。
新たな挑戦領域の育成
大豆ミート・植物性ミルクなど、既存4事業に続く新たな成長ドライバーを育成する。
サステナブルなパーム油調達とJV設立
シンガポール子会社とマレーシアJohor Plantations Group Berhadが合弁会社「JPG Fuji Sdn Bhd」を設立(2024年1月)。パーム農園内に分別・精製工場を新設し、2026年度の稼働開始を予定する。
米Blommer(チョコレート事業)の収益立て直し
2025年3月期にカカオ豆価格急騰と先物評価損で収益が悪化したBlommerについて、リスク管理体制を強化し収益回復を進める(傾向)。
事業持株会社体制への移行によるガバナンス深化
2025年4月1日付で持株会社が完全子会社を吸収合併し、純粋持株会社から事業持株会社体制へ転換。意思決定の迅速化とグループガバナンスの深化を狙う。
ロードマップ
1950
伊藤忠商事の全額出資により不二製油株式会社を設立
1961
大阪証券取引所第2部に上場
1978
東京証券取引所第1部に上場
1990
つくば研究開発センターを開設
2015
持株会社体制へ移行し「不二製油グループ本社株式会社」に商号変更
2018
米Blommer Chocolate Companyの株式取得を発表、業務用チョコレート事業を北米で拡大
2024
マレーシアJohor Plantations Group Berhadと合弁会社「JPG Fuji Sdn Bhd」設立を決議
2025/4
完全子会社を吸収合併し事業持株会社体制へ移行、商号を「不二製油株式会社」に変更。新中期経営計画始動
不二製油の将来性を読む軸は、中期経営計画「United for Growth 2027」(2025〜2027年度)が掲げる2027年度に事業利益450億円・ROE10%以上という回復・成長シナリオだ。
2025年4月には、それまでの持株会社と事業会社の二層構造を解消し、単一法人「不二製油株式会社」による事業持株会社体制に移行した。意思決定の迅速化とガバナンスの深化が狙いで、経営体制の転換点にある。
成長の柱は、チョコレート用油脂・コンパウンドチョコレートという既存の強み領域の深掘りと、パーム油のサステナブル調達(マレーシアでの合弁「JPG Fuji Sdn Bhd」を2026年度稼働予定)、そして大豆ミート・植物性ミルクといった新領域の育成の両輪だ。
こんな人にピッタリ

消費者向けブランドではなくBtoBの技術力(カカオ代替・大豆加工・発酵)で食品業界を裏側から支えることにやりがいを感じ、グローバルに広がる拠点で働きたい人。
消費者向けブランドでなく技術力で食品業界を支えたい
カカオ代替脂・大豆分離技術など独自の素材技術を持つ不二製油が向く
グローバルに事業が広がる環境で働きたい
15カ国35社・海外従業員比率約69%の不二製油の環境が活きる
大豆ミート・カカオ代替チョコなど次世代フードテックに関わりたい
GOODNOON・アノザM等の技術開発に投資する不二製油が合う
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
消費者向けブランドのマーケティングに携わりたい
不二製油はBtoB専業で自社ブランドの消費者向け商品をほぼ持たないため、家庭用ブランドを展開する食品メーカーの方が合う場合があります。
総合商社的に多角的な事業領域を横断したい
油脂・チョコレート・大豆関連に集中した事業ポートフォリオのため、穀物コモディティ全般を扱う総合商社や大手メーカーの方が合う場合があります。
若手のうちから大きな裁量で急成長したい
社員クチコミで人材育成・20代の成長環境に改善余地を指摘する声もあり、部署やフェーズによっては物足りなさを感じる可能性があります。
求める人物像
「人」のために働ける人
創業以来大切にされてきた価値観「人のために働く」「人まねをしない」「なくてはならぬ存在になる」に基づき、顧客・仲間との協働を重視できる人。
失敗を恐れずチャレンジできる人
イノベーションと挑戦を重視する社風のもと、前例のないテーマにも臆さず取り組める人。
グローバルに自律的に動ける人
海外従業員比率が高く15カ国以上に拠点を持つ環境で、自ら考え行動する自律型の人。
パーパスへの共感(Eat Well, Live Well)
植物性食品素材を通じて人と社会の健康的な食を支えるという企業パーパスに共感できる人。
入社後のキャリアパス
配属後〜数年目
事務系は営業・コーポレート業務、技術系は基盤研究や製品開発の基礎業務からキャリアを積み始めます。早い段階から海外工場建設プロジェクトなど海外案件に携わる例もあります。
中堅期(6〜15年目程度)
専門領域を深め、新規部署の立ち上げや海外拠点への赴任・出向を経験するケースが多く見られます。
管理職以降
部門のマネジメントや海外子会社の生産部立て直しなど、専門性に経営視点を重ねたより大きな裁量を担います。
配属後は、事務系は営業・コーポレート業務、技術系は基盤研究や製品開発の基礎業務からキャリアを積み始める。早い段階から海外工場建設プロジェクトなど海外案件に携わる例もある。
中堅期になると、新規部署の立ち上げや海外拠点への赴任・出向を経験するケースが多く、技術者が生産現場のマネジメントや海外子会社の立て直しを任されるなど、専門性と経営視点の両方を積み上げていく傾向がある。
年収・待遇
2025年4月に持株会社「不二製油グループ本社」が事業子会社「不二製油(株)」を吸収合併し、同日付で商号を「不二製油株式会社」に変更(証券コード2607は継続)。この再編により有価証券報告書の平均年収は合併前後で断層がある(2026年9月時点)。
初任給
| 大学卒(公式・2026年4月実績) | 月額262,800円 |
|---|---|
| 大学院了(公式・2026年4月実績) | 月額282,800円 |
平均年収(出典別)
| 公式(有価証券報告書・2026年3月期・合併後) | 約833万円(平均年齢41.6歳・平均勤続16年) |
|---|---|
| 公式(有価証券報告書・2025年3月期・合併前の持株会社ベース) | 約995万円(平均年齢43.4歳・平均勤続15年)。合併前は管理部門中心の少数在籍だったため単純比較不可 |
| OpenWorkクチコミ(体験談) | 約653万円(回答84名・平均年齢34歳・レンジ380万〜1,200万円) |
年次・役職別の目安
| 製造職 | 約656万円が目安(OpenWorkクチコミ・体験談) |
|---|---|
| 事務職 | 約651万円が目安(OpenWorkクチコミ・体験談) |
| 技術職 | 約603万円が目安(OpenWorkクチコミ・体験談) |
待遇の特徴
- 初任給262,800円(大学卒)は有報記載の初任給とも一致し公式値として信頼度が高い
- 賞与・諸手当は公式募集要項に記載(詳細は公式採用ページで要確認)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork等の社員クチコミ(公式サステナビリティ開示を併記))。 OpenWorkでは「風通しの良さ」「待遇面」「法令順守意識」が高評価な一方、「人材の長期育成」「社員の士気」「人事評価の適正感」には改善余地があるとの声があります(社員クチコミ・傾向)。公式開示では有給休暇取得率77.3%(目標65%以上)・男性育休取得率67.5%(2024年度)など人的資本指標は総じて良好です。
| 月平均残業(公式サステナビリティレポート・2024年度) | 16.5時間 |
|---|---|
| 有給休暇取得率(公式・2024年度) | 77.3%(目標65%以上) |
| 男性育休取得率(公式・2024年度) | 67.5%(平均取得日数29日) |
| 月平均残業(クチコミ) | 約22.5時間 |
評価する声
- 風通しが良く社員同士の関係が良好という声(OpenWork「風通しの良さ」で高評価)
- 待遇・福利厚生が手厚く法令順守意識が高いという声(借り上げ社宅・カフェテリアポイント等)
- 育休・産休制度が整い、男性の育休取得実績も高いという声
気になる声
- 人材の長期育成の仕組みや20代の成長環境に課題があるという声
- 成果を出しても昇進・昇格に直結しにくく、年功序列的な傾向が残るという声
- 中途入社社員は新卒社員と比べ福利厚生面で差があるという声
不二製油って実際、働きやすいの?
OpenWorkクチコミでは「風通しの良さ」「待遇面」「法令順守意識」が高評価です(社員クチコミ・傾向)。公式開示でも有給休暇取得率77.3%・男性育休取得率67.5%(2024年度)と、休みは取りやすい環境とされます。
就活生
編集部
沿革
不二製油の始まりは1950年10月、伊藤忠商事の全額出資による設立である。設立と同時に不二蚕糸株式会社の大阪工場を買収し製油工場に転用、1951年には日本最初の圧抽式製油に成功した。1961年に大阪証券取引所第2部、1978年には東京証券取引所第1部へと上場を果たした。
大きな転機は2度訪れている。2015年、事業を新会社(2代目・不二製油株式会社)に承継し、親会社が「不二製油グループ本社株式会社」に商号変更して純粋持株会社体制に移行。その後2025年4月、持株会社が事業会社を吸収合併し、単一法人「不二製油株式会社」(事業持株会社体制)に一本化された。証券コード2607は一貫して継続している。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 事務系(営業・コーポレートスタッフ)、技術系(研究開発コース/新技術開発・エンジニアリングコース、いずれも理系限定)、生産系(生産技能・設備保全・発電設備運転管理)の3系統で募集。 |
| 勤務地 | 大阪本社(泉佐野市)・東京支社・大阪支店・つくば研究開発センター・工場(泉佐野・千葉・茨城)ほか。技術系はプラント建設等で海外プロジェクトに携わる機会もある。 |
| 選考難易度・特徴 | 年間30〜44名程度の中規模採用。就活メディアの推計倍率は約25倍前後(非公式)、難易度は5点満点中4.2点との評価もある(いずれも媒体推計)。旧帝大・難関国公立大理系中心に私立上位校の採用実績もあるとされ、明確な学歴フィルターは無いとの見方。最終面接で「おすすめしたい商品・サービス」の1分間プレゼン(資料持込可)を課すのが特徴。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリー(ES提出)
- Webテスト(言語・非言語・性格検査)
- 面接(複数回、コースにより回数が異なる)
- 最終面接(合格で内々定)
選考で聞かれること
なぜ食品業界の中でも不二製油?
面接官が見ているポイント
食品業界→製油業界→不二製油という段階的な絞り込みで語れるか。業界研究の解像度を見る定番の深掘り軸
BtoBの素材メーカーを選ぶ理由は?
面接官が見ているポイント
消費者に直接見えない仕事へのモチベーションを持続できるか。回答の具体性を見る
興味がある事業分野はどこ?
面接官が見ているポイント
油脂・チョコレート・乳化発酵・大豆加工のどこに関心があるか、企業研究の解像度と配属志望の一貫性を見る
就活の軸は何?
面接官が見ているポイント
軸と不二製油への志望が矛盾なくつながっているか、自己分析の一貫性を見る
志望理由を200字でどう書く?
面接官が見ているポイント
実際のES設問(200字以内)。限られた字数で志望動機の核を要約できるかを見る
食べ物で最近発見したことは?
面接官が見ているポイント
実際のES設問。食への観察力・好奇心と、気づきを生活に結びつけて言語化する力を見る食品素材メーカー特有の設問
強みを不二製油でどう活かす?
面接官が見ているポイント
一次動画面接の設問(90秒以内)。強みのエピソードの具体性と、自社での活用イメージまで落とし込めているかを見る
研究内容を専門用語なしで説明できる?
面接官が見ているポイント
技術を事業や生活の言葉に翻訳して伝える力。研究開発コースの面接で重視される観点
研究は社会にどう役立つ?
面接官が見ているポイント
研究テーマと事業・社会実装のつながりを自分の頭で考えられているかを見る
どんな研究者になりたい?
面接官が見ているポイント
最終面接の設問。技術者としてのキャリア観が会社の育成方針と噛み合うかを見る
最終面接の「おすすめ商品」1分プレゼンは?
面接官が見ているポイント
最終面接(面接官4〜6名)で実施される不二製油独自の課題。準備の周到さ・構成力・説得力を見る
代替肉が売れるには何が必要?
面接官が見ているポイント
自社の植物性食品事業の課題を自分の頭で考え、地に足のついた提案ができるかを見る
不二製油の強みは何だと思う?
面接官が見ているポイント
企業研究の深さと、自分の言葉で要約する力を見る
不二製油の弱み・課題は何だと思う?
面接官が見ているポイント
カカオ・油脂原料の価格変動リスクなど、耳の痛い経営課題まで直視して率直に語れるかを見る
成長のために必要なことは何?
面接官が見ているポイント
単なる称賛でなく、経営目線での提案ができるかを見る
スーパーで気をつけていることは?
面接官が見ているポイント
消費者視点の観察力と、日常の気づきを仕事に結びつける感性を見る
今の自分に足りないものは?
面接官が見ているポイント
自己認識の解像度と、それを埋める努力の具体性を見る
入社して何をしたい?
面接官が見ているポイント
配属後の仕事を具体的にイメージできているか、志望動機との一貫性を見る
10年後どうなっていたい?
面接官が見ているポイント
長期的なキャリアビジョンが会社の育成・キャリアパスと整合しているかを見る
最後に何か質問はあるか
面接官が見ているポイント
志望度の高さと、選考を通じて深掘りできた論点を逆質問に転化できているかを見る
インターンシップ
事務系・研究開発コース・新技術開発/エンジニアリングコースの1dayプログラムなど(夏・冬開催)。選考直結・優遇の有無は媒体で記載が割れており要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。
選考はES・Webテストから複数回の面接まで進む。不二製油特有の選考形式として、最終面接で「購入をすすめたい商品・サービス」について1分間プレゼン(資料持込可)を課す点が特徴的だ。
- 「なぜ食品業界の中でも不二製油か」を、消費者向けブランドでなくBtoB技術に惹かれた理由として語れるようにしておく
- 研究職は専門用語を避けて研究内容を説明する練習をしておく(面接官は必ずしも同分野の専門家ではない)
- 「不二製油の強み・弱み」は両方問われやすいので、経営目線での提案も用意する
編集部
不二製油だけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。
よくある質問
不二製油の年収・初任給はどのくらいですか?
- 有価証券報告書による平均年収は約833万円(2026年3月期・平均年齢41.6歳。2025年4月の持株会社・事業会社合併後の値)です。社員クチコミベースでは約653万円(OpenWork・回答84名・平均年齢34歳)。初任給は大学卒26.28万円・大学院了28.28万円(2026年4月実績)とされています。
不二製油の採用倍率・就職難易度は?
- 年間30〜44名程度の中規模採用で、就活メディアの推計倍率は約25倍前後(非公式)とされます。理系の研究開発・エンジニアリングコースを含む幅広い募集で、明確な学歴フィルターは無いとの見方が一般的です。
不二製油に学歴フィルター・採用大学の偏りはありますか?
- 旧帝大・難関国公立大理系中心に、私立上位校からの採用実績もあるとされます(媒体推計)。公式に学歴フィルターの明言はなく、幅広い大学から採用している傾向です。
不二製油は激務ですか?評判はどうですか?
- 月平均残業は公式のサステナビリティ開示で16.5時間(2024年度)、社員クチコミでは約22.5時間とされます。有給休暇取得率は公式で77.3%、風通しの良さ・待遇面の評価が高い一方、人材育成や若手の成長環境に改善余地を指摘する声もあります。
不二製油のインターンは選考に有利ですか?
- 事務系・研究開発コース・新技術開発/エンジニアリングコースの1dayプログラムなど(夏・冬開催)があります。選考直結・優遇の有無は媒体で記載が割れており要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。
基本情報
| 上場区分 | 上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード2607。1961年大阪証券取引所第2部上場、1978年東証第一部上場、2022年4月プライム市場へ移行) |
|---|---|
| グループ | 2025年4月1日、持株会社「不二製油グループ本社株式会社」が完全子会社「不二製油株式会社」(事業会社)を吸収合併し、単一法人「不二製油株式会社」(事業持株会社体制)に一本化。国内外15カ国35社の連結子会社・持分法適用会社を擁する |
| 創業・設立 | 1950年10月9日、伊藤忠商事の全額出資により設立(設立時資本金300万円、不二蚕糸株式会社の大阪工場を買収)。現在は伊藤忠商事との資本関係なし |
| 本社 | 大阪府泉佐野市住吉町1番地 |
| 代表者 | 大森達司(代表取締役社長) |
| 資本金 | 132億8百万円(2026年3月末時点) |
| 従業員数 | 単体1,550名/連結5,891名(2026年3月末時点・海外従業員比率約69%) |
| 売上高 | 連結7,723億円(2026年3月期・IFRS) |
| 事業領域 | 植物性油脂・業務用チョコレート・乳化発酵素材・大豆加工素材の開発・製造・販売 |
同じ「メーカー」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-09-06