クラレの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
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編集部
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結論から言うと、クラレは「化学メーカー」という一言でくくれない、8製品前後で世界シェア首位級のポジションを持つニッチトップの集合体である。
業界の基礎
化学業界は、扱う製品の幅で大きく2タイプに分かれる。
石油化学から樹脂・繊維・電子材料まで幅広く手がける「総合化学」(三菱ケミカル・旭化成・東レ・住友化学等)と、特定の機能材料領域に経営資源を集中させる「スペシャリティケミカル」(特化型)だ。
売上高で比べると、三菱ケミカルグループ約3.7兆円・旭化成約3.1兆円・東レ約2.6兆円に対し、クラレは約8,084億円(2025年12月期)。総合化学大手の1/3〜1/4規模にとどまる。
しかし規模で見劣りする分、特定分野で世界シェア首位を握る「特化」で勝負しているのがクラレの立ち位置だ。海外売上比率は約79〜80%(2001年度の30%から上昇)と、総合化学大手と比べても高い水準にある。
事業内容

ビジネスモデル
石油化学由来のビニルアセテート(酢酸ビニル系)を起点に、複数の機能材料領域で世界シェア首位級のポジションを積み上げる独立系スペシャリティケミカルメーカー。単一事業の寡占に頼らず、水溶性樹脂・特殊繊維・ガスバリア材・活性炭など多分野に「ニッチトップ」を分散させ、近年は水処理・歯科など非石化領域への技術横展開も進める。
ビニルアセテート(PVA・ポバール)
売上構成比48.5%の中核事業。液晶偏光板用の光学PVAフィルムは世界シェア約80%。1958年の外販開始以来、情報・エレクトロニクス分野で長年高シェアを維持する。
クラレポバール光学用PVAフィルムクラロン(ビニロン)機能材料
売上構成比24.4%。ガスバリア樹脂「エバール」は世界シェア約60%、耐熱ポリアミド「ジェネスタ」は世界シェア100%のオンリーワン。自動車・食品包装向けに展開する。
エバールジェネスタセプトンハイブラーSentryGlas環境・水処理(活性炭)
2018年の米Calgon Carbon買収で獲得した「第3の柱」。PFAS規制強化を追い風に、米大手上下水道会社との大型供給契約や再生炭事業のM&Aを連続実行する。
活性炭PFAS除去装置再生炭繊維・トレーディング・その他
人工皮革「クラリーノ」、高強度繊維「ベクトラン」、登録商標「マジックテープ」の面ファスナーなどの繊維事業に加え、グループ製品の企画販売を担うクラレトレーディング、歯科材料のクラレノリタケデンタルなど周辺事業を展開する。
クラリーノベクトランマジックテープクラレトレーディング
クラレの祖業は1926年、大原孫三郎が創立した倉敷絹織株式会社(レーヨンの国産化が目的)に遡る。
その後、水溶性樹脂「ポバール(PVA)」を軸に事業を広げ、単一事業に依存しない「ニッチトップの分散」という独自の稼ぎ方を築いてきた。稼ぎの柱は「ビニルアセテート(約5割)」「機能材料(約2割)」の2本で、繊維・トレーディング・イソプレンが続く(具体的な製品・シェアは上の強みカードを参照)。
近年の変化は、祖業の水溶性樹脂技術を水処理・歯科という非石化領域に横展開している点だ。子会社クラレアクア(水処理)とクラレノリタケデンタル(歯科材料)は、いずれも100年前の技術系譜が異業種で新しい柱になっている実例である。
この会社の強み

8製品前後で世界シェア首位を握る
公式IRの「マーケットシェア」開示によると、PVAレジンは世界シェア約40%(中国除く)、光学用PVAフィルムは約80%、EVOH樹脂「エバール」は約60%、耐熱ポリアミド「ジェネスタ」は世界シェア100%のオンリーワン、ビニロン「クラロン」は約100%(中国除く)、PVB中間膜「SentryGlas」は建築用高性能・高剛性中間膜市場に限定すると約70%と、単一事業の寡占ではなく複数の異なる技術領域で首位を積み上げている。
祖業ポバール技術が水処理・歯科へ展開
クラレアクア(2008年設立・クラレ出資比率82%)は高分子中空糸膜・PVAゲル素材による水浄化事業を展開し、クラレノリタケデンタル(2012年設立)はモノマー合成技術を歯科用ボンディング材「クリアフィル」シリーズに応用し国内シェアトップを獲得。100年前の祖業技術が異業種への横展開エンジンとして機能し続けている。
活性炭・水処理を「第3の柱」に育成中
2018年に米Calgon Carbon社を約1,370億円で買収して以降、2023年に活性炭新ラインを稼働(年2.5万トン増強)、2024年に米Sprint Environmental Serviceを買収して再生炭事業を拡大、2025年には米大手上下水道会社American Waterと10州50施設超・9年間の独占供給契約を締結し、PFAS規制強化を追い風にした投資を連続実行している。
100周年目前でも次世代技術に先行投資
2026年6月の創立100周年を控える中、2025年4月に米Nelumbo Inc.(UCバークレー発、非フッ素の表面改質技術)を買収。2023年に締結していた独占パートナーシップ契約から買収へ格上げし、PFAS規制強化を見据えた次の100年への技術ポートフォリオ拡張と位置づけられる。
上の4つの強みは個別の実績に見えて、実は「祖業の技術を軸に、次の100年へ向けて領域を広げ続ける」という一つの線でつながっている。
ポバール由来の水溶性樹脂技術(①)を起点に、水処理・歯科という非石化領域への横展開(②)が生まれ、2018年のカルゴン・カーボン買収を機に活性炭・水処理を「第3の柱」として本格投資する段階(③)に入った。そして2026年の創立100周年を目前にしても、PFAS規制対応の非フッ素表面改質技術(Nelumbo買収・④)へ先行投資する姿勢は、守りに入らず次の技術系譜を仕込み続ける会社であることを示している。
業績の推移(売上高)
決算期は12月。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | ROE |
|---|---|---|---|
| 2022年12月期 | 7,564億円 | 871億円 | - |
| 2023年12月期 | 7,809億円 | 755億円 | - |
| 2024年12月期 | 8,269億円 | 851億円 | 4.3% |
| 2025年12月期 | 8,084億円 | 589億円 | 1.0% |
| 2026年12月期(予想) | 8,500億円 | 700億円 | - |
2024年12月期までは増収基調が続いたが、2025年12月期は米国工場の停止や欧米需要の減退で減収減益となり、ROEも4.3%から1.0%へ急落した。2026年12月期は営業利益700億円(前期比+18.9%)への反発を見込む。
競合の中での立ち位置

同じ化学メーカーでも、各社の戦い方は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | クラレとの違い |
|---|---|---|
| クラレ | 特化型スペシャリティ・グローバル型 | 複数分野でニッチトップを分散、海外売上比率約80% |
| 積水化学工業 | 中間層・多角展開型 | PVB中間膜でクラレと直接競合(2025年に欧州で特許訴訟) |
| 東レ | 総合+炭素繊維特化 | 総合化学の中でも炭素繊維など一部でグローバル特化色 |
| 旭化成 | 総合・国内比重やや高め | 住宅・ヘルスケアまで含む幅広い事業ポートフォリオ |
| 三菱ケミカルグループ | 総合化学最大手 | 石化から素材まで最も幅広い事業領域 |
| デンカ | 特殊機能材料中心 | 特化型だがクラレほどグローバル展開比率は高くない傾向 |
特にPVB中間膜(自動車・建築の安全ガラス用)では、積水化学工業と2025年にドイツで特許訴訟が起きるほど、グローバル大手同士がハイエンド市場のシェアを激しく争っている。
今後の展望

ビジョン
長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」/中期経営計画「PASSION 2026」(2022〜2026年度)
2026年の創立100周年に向けた長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」のもと、独自技術で「顧客・社会・地球に貢献しながら持続的に成長するスペシャリティケミカル企業」を目指す。中期経営計画「PASSION 2026」では2026年度の営業利益1,000億円を掲げ、5年間で3,800億円の成長・戦略投資(うちGHG排出削減投資300億円)を計画する。
数値目標
| 営業利益(中計目標)(2026年度) | 1,000億円 |
|---|---|
| 成長投資(5年累計)(2022〜26年度) | 3,800億円 |
| 総還元性向(中計期間中) | 35%以上 |
| 売上高(2026/12期) | 8,500億円(予想) |
注力施策
エバールの生産能力増強
米国拠点で2024年に計5,000t/年、2026年にさらに5,000t/年を積み増し計10,000t/年増強。ガスバリア材の需要拡大に対応する。
活性炭・水処理事業の拡大
2024年に米Sprint Environmental Serviceを買収し産業用再生炭事業を拡大。2025年に米American Waterと10州50施設超・9年間の独占供給契約を締結し、PFAS対応市場を攻める。
非フッ素表面改質技術への投資
2025年4月に米Nelumbo Inc.を買収。PFASなど規制物質を使わない表面高機能化技術を取り込み、次の100年に向けた技術ポートフォリオを広げる。
事業ポートフォリオの再編
2024年に珪藻土・パーライト事業を仏イメリス社へ譲渡、2025年に子会社クラレクラフレックスを吸収合併するなど、非中核事業の整理と機能材料への集中を進める。
ロードマップ
1926
大原孫三郎により倉敷絹織株式会社として創立(レーヨン国産化が目的)
1950
ポバールを原料に世界初の国産合成繊維「ビニロン」を工業化
1958
ポバール(Kuraray Poval)の外販開始
1972
EVOH樹脂「エバール」を世界初工業化
2018
米カルゴン・カーボン社を約1
2025/4
米Nelumbo Inc.を買収(非フッ素表面改質技術)
2026/6
創立100周年(記念配当・記念式典)
将来性を読む軸は、2026年の創立100周年を「守りの節目」ではなく「攻めの起点」にしている点だ。
中期経営計画「PASSION 2026」は2026年度営業利益1,000億円を掲げるが、2025年の業績下振れを受けた直近の会社予想(2026年12月期)は700億円にとどまり、中計目標には届かない見通しだ。それでもエバールの生産能力増強や活性炭・水処理事業の拡大、PFAS規制を見据えた非フッ素技術への投資(Nelumbo買収)は止めていない。
100周年を機に事業ポートフォリオの再編(珪藻土・パーライト事業の譲渡、クラレクラフレックスの吸収合併等)も進めており、非中核事業を整理しながら機能材料への集中を強める局面にある。
こんな人にピッタリ

特定の技術領域を極めてグローバルでシェア首位を目指すことにやりがいを感じ、目立たなくても社会インフラの裏側を支える仕事に誇りを持てる人。
特定の技術領域を極めて世界シェア首位を目指したい
複数分野でニッチトップを積み上げるクラレの戦い方が合う
目立たなくても社会インフラの裏側を支える仕事に誇りを持てる
BtoB素材メーカーとしてのクラレの立ち位置が活きる
これから海外(グローバル)を舞台に働きたい
海外売上比率約80%のクラレの環境が向く
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
消費者向けの自社ブランドを前面に出す仕事をしたい
クラレはBtoB素材が中核のため、化粧品・食品など消費財ブランドを多く持つ会社の方が合う場合があります。
総合化学の幅広い事業ポートフォリオでキャリアの選択肢を広く持ちたい
クラレは特化型のスペシャリティケミカルのため、総合化学大手の方が合う場合があります。
若手のうちから急成長・速いスピード感を求める
研究開発中心の腰を据えた文化の傾向があり、部署やフェーズによっては成長スピードに物足りなさを感じる可能性があります。
求める人物像
主体性・好奇心を持って挑戦できる人
「どんなことにも好奇心をもって主体的に挑戦できる人」を公式に求める人材像として明示している。
独自性の創出に喜びを見出せる人
「産みの苦しみに耐え、独自のものを創りあげることに喜びを見出せる人」。世界シェア首位の製品を生み出し続けてきた風土に合致する。
コミュニケーション力のある人
「自分の考えを伝え、他人の意見を理解して、より優れた答えを発想する」広義のコミュニケーション力を必須要件とする。
企業理念に共鳴できる人
「個人の尊重、同心協力、価値の創造」という企業理念、および「世のため人のため、他人のやれないことをやる」という創業からの経営姿勢に共鳴できる人。
入社後のキャリアパス
配属まで
ECコース(総合職)は全社的な基幹業務・経営幹部候補として、東京・大阪の本社機能や全国の工場・海外拠点へ配置される前提でキャリアがスタートする。FLコース(事業所採用)は特定事業所でのリーダー候補として専門性を深める。
若手期
研究開発・生産技術・営業などの各部門で専門性の基礎を築く。海外売上比率約80%のため、若手からグローバル案件に関わる機会があるとされる(傾向)。
中堅以降
ジョブローテーションを経て、事業部門の中核やコーポレート機能を担う。技術系は研究テーマ・製品開発の責任者、事務系は事業企画・海外拠点マネジメント等へ進む例がある。
ECコース(総合職)は東京・大阪の本社機能や全国工場・海外拠点への配置転換が前提で、若手期から研究開発・生産技術・営業など各部門の専門性を築く。海外売上比率約80%のため、若手からグローバル案件に関わる機会があるとされる(傾向)。
年収・待遇
有価証券報告書ベースの平均年収(報道集計値)と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値は水準に差があるため、出典を分けて整理する(2026年9月時点)。初任給は2025年時点の公式値で、入社年度により変わる可能性がある。
初任給
| 博士了(公式・2025年) | 月額348,700円 |
|---|---|
| 技術系修士(公式・2025年) | 月額320,300円 |
| 事務系修士(公式・2025年) | 月額307,700円 |
| 学部卒(公式・2025年) | 月額300,000円 |
平均年収(出典別)
| 有価証券報告書ベース(報道集計) | 約783万〜809万円(年度により変動。一次資料未確認のため報道ベース) |
|---|---|
| OpenWorkクチコミ(体験談) | 約675万円(回答者181名) |
年次・役職別の目安
| 若手 | 400万円台〜が目安(OpenWorkクチコミ・体験談) |
|---|---|
| 課長・部長クラス | 1,000万円超が目安(OpenWorkクチコミ・体験談) |
待遇の特徴
- 平均勤続年数は約17.9年(2024年3月時点・公表データ)と長期勤続の傾向
- 福利厚生としてカフェテリアプラン等がある(クチコミ・傾向)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議等の社員クチコミ)。 福利厚生の手厚さや職場の人間関係の良さ、世界シェア首位製品を持つことへの誇りからくるやりがいを評価する声が多い一方、化学メーカー特有の年功序列や三交代制勤務の負担、DX化の遅れを課題に挙げる声もあります(いずれも傾向)。
| 平均年収(クチコミ) | 約675万円(回答者181名) |
|---|---|
| 月平均残業(クチコミ・製造部門) | 約5時間(部署差が大きい可能性) |
| 平均勤続年数(公式) | 約17.9年(2024年3月時点) |
評価する声
- 福利厚生が手厚く、職場の人間関係も良好という声が多い
- 世界シェア首位の自社製品(クラリーノ・マジックテープ等)への誇りからやりがいを感じるという声
- 管理職になるまではワークライフバランスが取りやすいという傾向
気になる声
- 昇進・昇級スピードが遅いという年功序列的な傾向を指摘する声がある
- 製造現場は三交代制勤務による体力的負担を課題視する声がある
- 紙ベースの日報・押印文書が残るなどDX化の遅れを指摘する声がある
就活生
編集部
福利厚生の手厚さや世界シェア首位製品への誇りを評価する声が多い一方、DX化の遅れ(紙ベースの日報・押印文書)を指摘する声もある。専門性を長く極めたい人には好相性、スピード感を重視する人は要確認だ。
沿革
クラレの始まりは、実業家・大原孫三郎が1926年に岡山県倉敷市で創立した倉敷絹織株式会社。レーヨンの国産化を目的とした会社だった。
その後、1950年に水溶性樹脂「ポバール」を原料とする世界初の国産合成繊維「ビニロン」を工業化し、1958年にはポバール自体の外販を開始。1972年には世界初のEVOH樹脂「エバール」を工業化するなど、一貫して水溶性・機能性高分子技術を掘り続ける歴史を歩んできた。
2026年6月24日に創立100周年を迎え、記念配当(1株あたり10円)や記念式典が予定されている。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | ECコース(総合職。全社的な基幹業務・経営幹部候補として、東京・大阪の本社機能や全国工場・海外拠点への配置転換が前提)と、FLコース(事業所採用。特定事業所でのリーダー候補として専門業務を遂行)の2区分。技術系・事務系の双方で募集する。 |
| 勤務地 | 本社機能(東京・大阪)/事業所(岡山・倉敷・西条・新潟・鹿島等)/研究所(倉敷・つくば)/海外拠点(米・独・ベルギー・シンガポール・タイ・中国等) |
| 選考難易度・特徴 | 化学メーカーとして人気が高く、文系倍率64〜88倍・理系9〜16倍、ES通過率30〜40%程度との媒体推計(非公式)。学歴フィルターは明確にはないとされるが、技術系採用は理系・修士の比率が高い。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリーシート(ES)提出
- Webテスト(SPI・玉手箱等)
- グループディスカッション
- 一次面接〜複数回の面接
- 最終面接(合格で内々定)
選考で聞かれること
なぜ化学業界を選んだか
面接官が見ているポイント
モノづくりで社会課題を解決したいという軸が、化学という手段に必然的に結びついているかを見ている
数ある化学メーカーの中でなぜクラレか
面接官が見ているポイント
ポバール・エバールなど複数分野で世界トップシェアを持つ独立系スペシャリティケミカルメーカーである点を理解し、大手総合化学や系列メーカーではなくクラレを選ぶ必然性を語れるかを見ている
クラレの魅力とマッチする理由(ES)
面接官が見ているポイント
事務系・営業系ESの実設問(300字以内)。「世のため人のため、他人のやれないことをやる」という企業理念と自分の価値観の接続を短く言語化できるかを見ている
入社後にやりたいこと・貢献できること
面接官が見ているポイント
抽象的な憧れでなく、事業部かコーポレートかを含めた具体的な仕事像に落とし込めているかを見ている
主体性・協働性・挑戦から選んだエピソード(ES)
面接官が見ているポイント
技術系ESの実設問。「主体性」「協働性」「チャレンジ精神」の3キーワードから1つを選び、解釈とエピソードを一貫させて語れるかを見ている
学生時代に最も力を入れたこと(ES)
面接官が見ているポイント
技術系ESの必須設問。エピソードの大きさでなく、行動プロセスと自分の役割を具体的に語れるかを見ている
誰もやっていないことに挑戦した経験
面接官が見ているポイント
「他人のやれないことをやる」というクラレの企業文化と重なる、独自性への意識があるかを見ている
研究内容を3分で説明してください
面接官が見ているポイント
技術系役員クラスと専門外の人事が同席する技術面接の定型設問。専門用語をかみ砕き、要点を構造化して伝えられるかを見ている
研究で苦労したこと・工夫したこと
面接官が見ているポイント
壁に当たった時の試行錯誤の粘り強さと、改善に向けた主体的な行動があるかを見ている
その研究を製品開発に応用するなら
面接官が見ているポイント
大学の研究をそのまま語るのでなく、素材メーカーの製品開発に接続して考えられる応用力があるかを見ている
カーボンニュートラルは技術者として実現できるか
面接官が見ているポイント
素材メーカーとして避けられない環境課題を、技術者視点で自分の言葉で考えを語れるかを見ている
コーポレートと事業部、どちらに興味があるか
面接官が見ているポイント
技術系選考での配属志向の確認。特定分野への強いこだわりだけでなく、会社全体への貢献意識があるかを見ている
複数事業を経験するキャリアパスへの考え
面接官が見ているポイント
単一専門性への固執でなく、ローテーションを通じた成長機会を前向きに捉えられるかを見ている
意見が対立したときどうするか
面接官が見ているポイント
研究者と営業が二人三脚で動く社風に合う、異なる専門性を持つ相手とすり合わせて着地させる柔軟性があるかを見ている
自分と合わない相手とのコミュニケーション
面接官が見ているポイント
対立を避けるのでなく、相性の合わない相手とも粘り強く関係を築こうとする姿勢があるかを見ている
性格検査の結果を見てどう感じたか
面接官が見ているポイント
診断結果と自己認識のズレを誤魔化さず、素の自分を等身大で語れるかを見ている
年齢・職種が違う人との協働の仕方
面接官が見ているポイント
若手のうちから裁量を持たされる環境で、多様な専門性の社員と信頼関係を築ける柔軟性があるかを見ている
クラレでやりたいことは何か
面接官が見ているポイント
配属未確定のジョブローテーション前提でも、自分の強みを幅広く生かす姿勢を具体的に描けているかを見ている
視野を広げるために心がけていること
面接官が見ているポイント
専門家同士が互いの分野に口を挟み合う社風との整合性。専門分野に閉じず他領域の知見を吸収しようとする姿勢があるかを見ている
最後に質問はありますか(逆質問)
面接官が見ているポイント
会社説明の受け売りでなく、自分で調べた上での踏み込んだ質問を用意し、入社意欲と情報収集力を示せるかを見ている
インターンシップ
研究開発1day、事業所見学&座談会、研究開発3Daysなど複数コースがある。中期インターン参加者には選考の一部免除特典があると公式サイトに記載。参加者の多くが選考優遇を実感したとの調査もあるが体験談ベースのため要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。
ECコース(総合職)とFLコース(事業所採用)の2区分で採用し、技術系・事務系の双方で募集する。選考の核は、企業理念「世のため人のため、他人のやれないことをやる」への共鳴と、独自性を創出する姿勢だ。
- 「数ある化学メーカーの中でなぜクラレか」は、複数分野でのニッチトップという独自ポジションを競合(総合化学大手)との違いとして理解しておく
- 技術系は「研究内容を3分で説明」が定番。専門外の人にも伝わる要約力を準備しておく
- ES設問「主体性・協働性・チャレンジ精神」から1つを選ぶ実設問がある。解釈とエピソードの一貫性を意識する
編集部
クラレだけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。
よくある質問
クラレは何の会社ですか?マジックテープの会社ですか?
- マジックテープ(登録商標)はクラレの子会社クラレファスニングが製造していますが、本業はポバール(PVA)やエバール(EVOH)など複数の機能材料領域で世界シェア首位級を持つ化学メーカーです。単一事業ではなく、複数分野に「ニッチトップ」を分散させているのが特徴です。
クラレの年収・初任給はどのくらいですか?
- 初任給は学部卒で月額30万円(2025年時点・公式)。平均年収は有価証券報告書ベースの報道集計で約783万〜809万円、社員クチコミベースでは約675万円(回答者181名・体験談)とされています。
クラレの採用倍率・選考難易度は?
- 就活メディアの推計では文系倍率64〜88倍・理系9〜16倍、ES通過率30〜40%程度とされます(いずれも非公式)。学歴フィルターは明確にはないとされますが、技術系採用は理系・修士の比率が高い傾向です。
クラレは激務ですか?「やばい」と言われるのはなぜ?
- 月平均残業はクチコミで約5時間(製造部門・部署差が大きい可能性)とされ、全体としては働きやすいという声が多めです。一方で製造現場の三交代制勤務による体力的負担や、年功序列的な昇進スピードを課題に挙げる声もあります。
クラレのインターンは選考に有利ですか?
- 研究開発1day、事業所見学&座談会、研究開発3Daysなど複数コースがあります。中期インターン参加者には選考の一部免除特典があると公式サイトに記載されていますが、詳細は媒体で記載が割れており要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。
基本情報
| 上場区分 | 上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード3405) |
|---|---|
| グループ | 独立系(親会社なし)。クラレトレーディング・クラレノリタケデンタル・クラレアクア(出資比率82%)・クラレファスニング・クラレプラスチックス・クラレエンジニアリング等の国内子会社と、米Calgon Carbon Corporation(活性炭・水処理)等の海外子会社を擁する |
| 創業・設立 | 1926年6月24日、大原孫三郎により倉敷絹織株式会社として設立(レーヨン国産化が目的) |
| 本社 | 岡山県倉敷市酒津1621番地(登記上の本店)。本社機能は東京都千代田区大手町(二次情報・要確認) |
| 代表者 | 川原仁(代表取締役社長) |
| 資本金 | 889億5,500万円(2025年12月31日時点) |
| 従業員数 | 単体4,715名・連結12,117名(2025年12月31日時点) |
| 売上高 | 連結8,084億円(2025年12月期)/海外売上比率約79〜80% |
| 事業領域 | ビニルアセテート(PVA・ポバール)・機能材料・繊維・イソプレン・トレーディング等の機能性化学品の製造・販売 |
同じ「メーカー」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-09-02