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【2026最新】富士通株式会社の就活企業分析|事業・強み・選考対策

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企業分析・就活ガイド

まとめ

国内最大級のSIer。官公庁・金融・自治体の社会基盤システムを支える一方、スーパーコンピュータ「富岳」など自前のコンピューティング技術資産を持つ総合ICT企業。近年は新光電気工業の売却などハードウェア事業を縮小し、業種横断のデジタルサービス「Fujitsu Uvance」を軸にDX企業へ構造転換中で、売上はほぼ横ばいながら調整後営業利益率は2024年3月期の7.6%から2026年3月期の11.2%(過去最高)へ改善した。連結売上収益3兆5,030億円(2026年3月期・IFRS)。

この記事でわかることスワイプ →

基本情報

上場区分上場(東証プライム・名証/証券コード6702)
グループ富士通グループ(富士通Japan・GK Software SE等の連結子会社を擁する)
創業・設立1935年6月設立(富士通信機製造株式会社として)/1967年に富士通株式会社へ社名変更
本社神奈川県川崎市中原区上小田中
代表者時田隆仁(代表取締役社長兼CEO)
資本金3,256億円(2026年3月末)
従業員数連結 約99,000名(2026年3月末)/単体 34,850名(2025年3月期・有報)
売上高連結 売上収益3兆5,030億円(2026年3月期・IFRS)
事業領域ITサービス(SI・コンサル・クラウド)/ハードウェア/PC等

業界の基礎

ITサービス業界は、企業や官公庁の情報システムを設計・開発・運用するシステムインテグレーション(SI)を中心に成り立っている。

クライアントの業務を理解し、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークを組み合わせて「動くシステム」に仕立て、運用・保守まで担うのが基本構造だ。

国内の主要プレイヤーは、出自によって大きく性格が分かれる。

  • 総合電機系: 富士通、NEC、日立製作所(ハードウェアの技術資産を持ち、官公庁・大企業に強い)
  • 通信系: NTTデータ(金融・公共に強く、海外比率も高い)
  • 金融・コンサル系: 野村総合研究所(コンサルティングと金融ITソリューション)
  • 外資コンサル: アクセンチュア、IBM(戦略コンサルから実装まで・グローバル)

その中で富士通は、国内最大級のSIerでありながら、スーパーコンピュータ「富岳」に代表される自前のコンピューティング技術資産を併せ持つ点で独特の立ち位置にある。

近年はハードウェア事業を縮小し、業種横断のデジタルサービス「Fujitsu Uvance」を軸にDX企業へと構造転換を進めている。

事業内容

富士通株式会社の事業内容: サービスソリューション、ハードウェアソリューション、ユビキタスソリューション

ビジネスモデル

ITサービス(SI・コンサルティング・クラウド/マネージドサービス)を主軸に、サーバ・スーパーコンピュータ等のハードウェアやPCも提供する総合ICT企業。売上の最大部分をサービスソリューションが占め、成長エンジンとして業種横断デジタルサービス「Fujitsu Uvance」を据える。

  • サービスソリューション

    SI・コンサルティング・クラウド/マネージドサービス、モダナイゼーション、成長軸のFujitsu Uvanceを含む中核事業。FY2025売上2兆3,469億円・調整後営業利益率15.4%で全社利益を牽引する。

    Fujitsu Uvanceモダナイゼーションクラウドサービスコンサルティング
  • ハードウェアソリューション

    サーバ「PRIMERGY」「PRIMEQUEST」、スーパーコンピュータ「富岳」系、ストレージ、ネットワーク機器などのシステムプラットフォーム。FY2025売上1兆99億円で、事業の選択と集中で縮小傾向。

    PRIMERGYPRIMEQUEST富岳ネットワークプロダクト
  • ユビキタスソリューション

    PCなどのクライアントデバイスを中心とする事業。FY2025売上2,298億円。

    FMVクライアントコンピューティング

富士通は、システムインテグレーション・コンサルティング・クラウドなどのITサービスを主軸に、サーバやスーパーコンピュータといったハードウェア、PCまでを提供する総合ICT企業である。

かつては半導体・電子部品・通信機器まで幅広く手がける「総合電機」の色が濃かったが、いまはサービスソリューションを中核に据えたDX企業への転換を鮮明にしている。

報告セグメントは3つに整理されている。

  1. サービスソリューション: SI・コンサル・クラウド・モダナイゼーション、成長軸のFujitsu Uvance。FY2025売上2兆3,469億円・調整後営業利益率15.4%で全社利益を牽引する中核。
  2. ハードウェアソリューション: サーバ「PRIMERGY」「PRIMEQUEST」、スパコン「富岳」系、ストレージ、ネットワーク機器。FY2025売上1兆99億円。
  3. ユビキタスソリューション: PCなどのクライアントデバイス。FY2025売上2,298億円。

ハードからサービスへの構造転換

富士通の事業を理解する鍵は、「何をやめたか」にある。

半導体パッケージ基板の新光電気工業を約2,851億円で売却し、デバイス事業を非継続事業に区分。さらに長年の収益源だったメインフレームすら、製造・販売を2030年度末・保守を2035年度に終えると予告している。

既存のハード資産を自ら畳み、そこから生まれる移行需要を新しいサービス事業へ付け替える。この事業ポートフォリオの組み替えが、いまの富士通を動かしている。

この会社の強み

富士通株式会社の強み: 業種横断サービス「Uvance」の急伸、国家級スパコン「富岳」の設計力、国内公共・自治体のドミナント基盤、利益率を二桁化した構造改革遂行力、ジョブ型人事の全社実装力
  1. 業種横断サービス「Uvance」の急伸

    社会課題起点で業種横断に展開するFujitsu UvanceはFY2025売上7,093億円(前年比+47%・サービス内構成比30%)で中計目標7,000億円を達成。受託SIから標準サービスの反復提供へ転換する成長エンジン

  2. 国家級スパコン「富岳」の設計力

    理研と共同開発した「富岳」は自社製Armプロセッサ「A64FX」を約16万個搭載しGraph500世界1位を維持。後継「FugakuNEXT」では自社CPU「MONAKA-X」とシステム設計を担う、国のフラッグシップ機を一貫設計できる国内屈指のベンダー

  3. 国内公共・自治体のドミナント基盤

    中核子会社・富士通Japan(従業員約6,700名)が自治体・医療・文教の基幹を担い、標準準拠の住民情報システム「MICJET」をガバメントクラウド上で全国初稼働させた(2023年・倉敷市/松山市)

  4. 利益率を二桁化した構造改革遂行力

    売上はほぼ横ばいながら調整後営業利益率を2024年3月期の7.6%から2026年3月期の11.2%(初の二桁・過去最高)へ改善。新光電気工業を約2,851億円で売却しデバイス事業を非継続化、メインフレームも撤退を予告して移行需要をモダナイゼーション事業へ転換

  5. ジョブ型人事の全社実装力

    グローバル共通の職責等級「FUJITSU Level」を一般社員約45,000名まで導入し、社内公募「ポスティング制度」は累計で応募約2.7万人・異動約1万人規模。評価制度「Connect」で対話を軸にした人的資本改革を数で動かしている

「総合ITベンダー」という説明の一段下に、富士通が他社の追随を許さない領域がある。

表向きの「総合力」ではなく、固有名詞で立証できる5つの強みを挙げる。

① 業種横断サービス「Uvance」の急伸

Fujitsu Uvanceは、特定企業向けに一から作り込む受託SIではなく、社会課題・業種課題を起点に業種横断で標準サービスを反復提供する成長エンジンだ。

FY2025の売上は7,093億円(前年比+47%)で、サービスソリューション内の構成比は30%に達し、中期経営計画の目標7,000億円を達成した。

Sustainable Manufacturing・Trusted Society・Consumer Experience・Healthy Livingの業種別(Vertical)と、Business Applications・Hybrid IT・Data&AIの機能別(Horizontal)を掛け合わせる構造で、「人月で売る」モデルからの脱却を体現している。

② 国家級スパコン「富岳」の設計力

理化学研究所と共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」は、富士通の自社製Armプロセッサ「A64FX」を約16万個搭載し、Graph500ランキングで世界1位を維持してきた。

後継機「FugakuNEXT(富岳NEXT)」では、富士通が自社CPU「FUJITSU-MONAKA-X」とシステム設計を担う。

国のフラッグシップ計算機をCPUからシステムまで一貫して設計できるのは、国内では富士通屈指であり、ハードを持たないSIerや外資にはない技術資産である。

③ 国内公共・自治体のドミナント基盤

100%子会社の富士通Japan(従業員約6,700名)が、自治体・医療・文教といった公共分野の基幹システムを一手に担う。

国の標準仕様に準拠した住民情報システム「MICJET」を、ガバメントクラウド上で全国に先駆けて稼働させた(2023年・倉敷市/松山市)。

制度改正に合わせて全国の自治体システムを動かす実行力は、それ自体が高い参入障壁になっている。

④ 利益率を二桁化した構造改革遂行力

富士通の直近数年は、「減収増益」という言葉に集約される。

売上はほぼ横ばいながら、調整後営業利益率を2024年3月期の7.6%から2026年3月期の11.2%(初の二桁・過去最高)へ引き上げた。

新光電気工業の売却、デバイス事業の非継続化、メインフレームの撤退予告と、痛みを伴う選択と集中をやり切り、生まれる基幹刷新需要を「Fujitsu PROGRESSION」(COBOLからの自動変換)などのモダナイゼーション事業へ転換している。

⑤ ジョブ型人事の全社実装力

富士通は人的資本改革を「制度」ではなく「数」で動かしている。

グローバル共通の職責等級「FUJITSU Level」を一般社員約45,000名まで展開し、社内公募「ポスティング制度」は累計で応募約2.7万人・異動約1万人規模に達する。

評価制度「Connect」で個人のパーパスと組織目標を対話で結びつけるなど、十数万人規模の組織でジョブ型を実装し切った例は国内でも稀だ。

業績の推移(売上収益)

3兆4,769億2024/3期3兆5,501億2025/3期3兆5,030億2026/3期3兆5,100億(予想)2027/3期
売上収益(IFRS・連結/継続事業ベース)。売上はほぼ横ばいだが、FY2025(2026年3月期)は調整後営業利益3,906億円・調整後営業利益率11.2%と初の二桁・過去最高を更新した「減収増益」が特徴。デバイスソリューション(新光電気工業等)は非継続事業に区分。

富士通はIFRS基準で、決算期は3月期である。売上収益はほぼ横ばいだが、利益の伸びにこそ物語がある。

決算期売上収益営業利益調整後営業利益(率)
2024年3月期3兆4,769億円1,493億円2,653億円(7.6%)
2025年3月期3兆5,501億円2,651億円3,073億円(8.7%)
2026年3月期3兆5,030億円3,483億円3,906億円(11.2%)
2027年3月期(予想)3兆5,100億円4,150億円

注: 売上・利益はデバイスソリューションを除く継続事業ベース。最新・詳細はIRページで要確認。

FY2025(2026年3月期)は、新光電気工業の連結除外などで売上は微減(△1.3%)ながら、調整後営業利益率は初の二桁11.2%を達成し過去最高益を更新した。売上がほぼ横ばいでも、調整後営業利益率は2024年3月期の7.6%から3期で11.2%へと着実に高まっている。サービスソリューションの収益性改善(調整後営業利益率15.4%)が全社を牽引している。

中期経営計画の達成状況

2023年5月に策定した中期経営計画(2023〜2025年度)は、当初FY2025に売上4.2兆円・調整後営業利益5,000億円・利益率12%を掲げていた。

その後、最終年度に入った2025年4月に全社目標を売上3.45兆円・調整後営業利益3,600億円・利益率10.4%へ下方修正した。

結果として、当初目標は未達となった一方、修正後の目標は達成・上回り、利益率は過去最高を更新。Fujitsu Uvanceの売上も目標7,000億円を達成した。富士通は2026年5月にこの3年刻みの中計を廃止し、「中長期経営ビジョン2035」へと舵を切っている。

競合の中での立ち位置

富士通株式会社 のポジショニングマップ
国内SIer・ITサービス業界マップ(2軸で見る)

同じ国内SIerでも、出自と戦い方は各社で大きく異なる。

会社タイプ富士通との違い
富士通国内中心・総合電機系/ハード資産+Uvanceで上方シフト中富岳などの技術資産を持ちつつ、官公庁・金融・自治体の社会基盤を担う国内最大級SIer
NEC国内中心・総合電機系同様の国内中心SIerだが、通信機器などハード比率がやや高くサービス転換は途上
日立製作所グローバル・社会インフラ複合体鉄道・電力など重いOT資産を含む複合体で、純粋なIT専業ではない
NTTデータグローバル・SI専業ハードを持たず、海外売上が国内を上回るグローバルSIer
野村総合研究所国内中心・コンサル+金融IT国内中心だがコンサルと金融ITで高付加価値・サービス色が濃い
アクセンチュアグローバル・コンサル起点自前ハードを持たず、戦略コンサルから実装まで・実力主義

富士通の独自性は「国内寄り × ハード技術資産を抱えながらUvanceでサービス・コンサルへ上方シフト中」という、移行の渦中にあるポジションだ。

今後の展望

富士通株式会社の数値目標(2026年3月期)

ビジョン

パーパス「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」

富士通は事業ポートフォリオをサービスソリューション中心へ転換し、業種横断のデジタルサービス「Fujitsu Uvance」を成長ドライバーに据える。人月ベースの受託から価値・成果ベースのサービスへの転換を進め、収益性の向上と持続的成長の両立を目指す。2026年5月には従来の3年刻みの中期経営計画を廃止し、設立100年(2035年度)を見据えた「中長期経営ビジョン2035」へ移行した。

数値目標

売上収益(実績)(2026年3月期)3兆5,030億円
調整後営業利益率(実績)(2026年3月期)11.2%(過去最高)
Fujitsu Uvance売上(実績)(2026年3月期)7,093億円
経営計画(2026年5月)中長期ビジョン2035へ移行

注力施策

  • Fujitsu Uvanceの拡大

    Sustainable Manufacturing・Trusted Society・Consumer Experience・Healthy Livingの業種別(Vertical)と、Business Applications・Hybrid IT・Data&AIの機能別(Horizontal)で構成する業種横断サービス群。FY2025売上7,093億円(+47%)で目標を達成した。

  • ハードウェア事業の再編とモダナイゼーション

    新光電気工業の売却やデバイス事業の非継続化で資本をサービスへ再配分。メインフレームは製造・販売を2030年度末、保守を2035年度に終了する方針を示し、生まれる基幹刷新需要をモダナイゼーション事業へ転換する。

  • AI・コンピューティングへの投資

    生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」や5 Key Technologies(Computing/Network/AI/Data&Security/Converging)を軸に、自社CPUからAI基盤まで垂直統合で技術を抱える。

  • グローバル展開の強化

    独GK Software SEの完全子会社化など、海外の小売向けソフトやサービス基盤を取り込み、グローバル顧客基盤の拡大と収益性向上を図る。

ロードマップ

  1. 2023/5

    中期経営計画(2023〜2025年度)策定。Uvanceを成長ドライバーに

  2. 2023/12

    新光電気工業の株式譲渡を決議(半導体パッケージ事業の切り離し)

  3. 2025/4

    FY2025の全社目標を下方修正(売上4.2兆円→3.45兆円ほか)

  4. 2025/6

    新光電気工業が東証上場廃止

  5. 2026/4

    FY2025決算で調整後営業利益率が初の二桁11.2%・過去最高益を更新

  6. 2026/5

    3年刻みの中計を廃止し「中長期経営ビジョン2035」へ移行

パーパスとカルチャー

  • パーパス: 「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」
  • 方向性: ハードからサービスへ、人月から価値・成果へという構造転換の渦中にある
  • 特徴: 「Work Life Shift」によるフルリモート・スーパーフレックスなど、働き方改革の制度を全社で実装している

富士通は2026年5月、従来の3年刻みの中期経営計画を廃止し、設立100年(2035年度)を見据えた中長期経営ビジョン2035へ移行した。短期の数値目標の達成競争ではなく、長期の価値創造へと経営の時間軸を伸ばした格好だ。

最近の主要トピック(面接ネタ)

  • 2026年5月: 3年刻みの中計を廃止し「中長期経営ビジョン2035」を発表。
  • 2026年4月: FY2025決算で調整後営業利益率が初の二桁11.2%・過去最高益を更新。
  • 2025年6月: 新光電気工業が東証上場廃止(半導体パッケージ事業の切り離し完了)。
  • 継続中: Fujitsu Uvanceの拡大と、メインフレーム撤退に伴うモダナイゼーション需要の取り込み。

こんな人にピッタリ

富士通株式会社が合う人・合わない可能性がある人の早見表

一つのプロダクトではなく、社会インフラ規模のITや国家級の技術開発に長期で関わりたい人に向く。

  • 社会インフラ規模のITシステムに関わりたい

    官公庁・金融・自治体の基幹を担う富士通の規模が活きる

  • ハードからソフトまで幅広い技術領域を扱いたい

    富岳などの技術資産とアプリ・クラウドを縦に持つ富士通が合う

  • 日本を代表する企業のDX・事業変革の当事者になりたい

    Uvanceで構造転換を進める富士通の渦中に入れる

  • 一つのプロダクトではなく、官公庁・金融・自治体など社会インフラ規模のITに関わりたい人
  • 富岳のような国家級の技術開発から、クラウド・AIまで幅広い技術領域を扱いたい人
  • 日本を代表する企業で、ハードからサービスへの構造転換という変革の当事者になりたい人

一方で、少人数で大きな個人裁量を最優先したい人や、外資コンサル流の純粋な実力主義環境を最重視したい人は、別のタイプの企業の方が合う場合がある。

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 少人数で大きな個人裁量を最優先したい

    大組織・大規模プロジェクトが中心のため、案件によっては裁量の範囲が限られると感じる場合があります。

  • 外資コンサル流の純粋な実力主義環境を最重視したい

    ジョブ型を進めてはいるものの日系大企業の文化が前提となるため、外資コンサルの方が合う場合があります。

  • 自前ハードやレガシー移行に関わらず純デジタル専業で働きたい

    モダナイゼーションやハード資産も抱えるため、コンサル専業の会社の方が合う場合があります。

求める人物像

  • パーパスへの共感

    「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスに共感し、自らの志と重ね合わせて挑戦し続けられる人。

  • 変化への適応力

    ハードからサービスへの構造転換やジョブ型人事など、変化の渦中にある会社で、好奇心と向上心をもって柔軟に適応できる人。

  • 巻き込む突破力

    大規模で多様な関係者が関わるプロジェクトを前に進めるため、周囲を巻き込み、情熱と突破力でやり遂げられる人。

  • 自律的なキャリア形成

    ジョブ型・ポスティング制度・学習環境を主体的に活用し、自らの専門性とキャリアを自律的に築いていける人。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜数年目

    ジョブ型採用のため、内定時に約束された職種・職場に配属され、そのジョブに応じた処遇で専門性を深めていきます。高度な専門性を持つ人材は入社時から高いジョブ・処遇を担う設計です。

  2. 中堅

    グローバル共通の職責等級「FUJITSU Level」に基づき、より高い職責への挑戦を後押しされます。社内公募「ポスティング制度」を使えば、年齢や経験を問わず自ら手を挙げて異動・昇格に挑戦できます。

  3. ベテラン

    高度専門人材(コンサルタント等)として価値を出す道と、マネジメントを担う道に広がります。評価制度「Connect」では個人のパーパスと組織目標を対話で結びつけながらキャリアを形成します。

富士通のキャリアはジョブ型が前提だ。新卒も内定時に職種・職場が約束され、入社時からそのジョブに応じた処遇で専門性を深めていく。高度な専門性を持つ人材は、入社時から高いジョブ・処遇を担う設計になっている。

中堅以降は、グローバル共通の職責等級「FUJITSU Level」に基づき、より高い職責に挑戦できる。社内公募の「ポスティング制度」を使えば、年齢や経験を問わず自ら手を挙げて異動・昇格に挑める。評価制度「Connect」では、個人のパーパスと組織目標を対話で結びつけながらキャリアを描く。

年収・待遇

富士通の平均年収は有価証券報告書(単体)に公式値がある。ここでは有報の公式値・公式募集要項の初任給と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値を出典を分けて整理する(2026年6月時点)。

初任給

高度な業務遂行者(公式・ジョブ型)月額315,000円(2026年4月時点・予定/諸手当除く)
育成期間が必要な方(公式・ジョブ型)月額294,000円(2026年4月時点・予定/諸手当除く)

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2025年3月期・単体)約929万円(平均年齢43.1歳・平均勤続18.2年)
OpenWorkクチコミ(体験談)約733万円(回答者2,829名)。有報値との差は回答者の年齢構成が若いことなどが主因

年次・役職別の目安

新卒入社者(媒体報道)ジョブレベルに応じ概ね550〜700万円とされる(報道・非公式)
高度専門人材(媒体報道)約1,000万円もあり得るとされる(報道・非公式)

待遇の特徴

  • 学歴別の一律初任給を廃止し、ジョブ型処遇へ移行(2026年度入社から)。給与改定は年1回、賞与は年2回(公式募集要項)
  • 「Work Life Shift」によるフルリモート・スーパーフレックス(コアタイムなし)、年間休日126日(2025年度)など働き方の制度が手厚い(公式募集要項)
  • クチコミの年収レンジは職種差が大きく200万〜2,700万円と幅がある(OpenWork・体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・就活会議等の社員クチコミ) 「Work Life Shift」によるフルリモートやスーパーフレックス、有給の取りやすさが体験談で高く評価され、法令順守意識の高さも特徴とされます。一方で、リモート浸透による対面コミュニケーションの希薄化や、部署・案件による繁忙度の差、大企業ゆえの意思決定スピードを課題に挙げる声もあります。2022年から拡大したジョブ型人事は自律的なキャリア形成を後押しする評価がある反面、運用の受け止めは分かれる傾向があります。

月平均残業(クチコミ)約28.3時間(部署差あり)
有給消化率(クチコミ)約63.0%
総合評価(クチコミ)3.69/5.0(回答者約5,689名)

評価する声

  • フルリモート・スーパーフレックスで働く場所と時間の自由度が高いという声
  • 有給が取りやすく、新卒初年度から付与日数が多いという声
  • 給与水準・昇給幅やコンプライアンス意識の高さを評価する声

気になる声

  • リモート浸透で対面の機会が減り、関係構築がしにくいと感じる場合がある
  • 部署・プロジェクトによる繁忙度の差が大きい傾向が指摘される
  • 大企業ゆえに意思決定スピードや変化対応に物足りなさを感じる場合がある

評判では「フルリモート・スーパーフレックス」「有給の取りやすさ」「給与水準・コンプライアンス意識」を評価する声が多い一方、「対面コミュニケーションの希薄化」「部署による繁忙度の差」「大企業ゆえの意思決定スピード」を課題に挙げる声もある(いずれも社員クチコミ・傾向)。

なお、有価証券報告書ベースの平均年収は約929万円(2025年3月期・単体・平均43.1歳)で、OpenWork等のクチコミ平均(約733万円・回答者平均年齢が若い)とは出所と母集団が異なる。富士通には富士通Japanなど別法人の子会社もあるため、クチコミがどの会社のものかにも注意したい。

沿革

富士通は、1935年に古河電気工業とドイツ・シーメンスの合弁事業を母体として「富士通信機製造株式会社」が設立されたのが始まりである。社名の「富士」は古河とシーメンスの頭文字に由来するとされる。

通信機器メーカーとして出発し、戦後はコンピュータ事業へ進出。1967年に「富士通株式会社」へ社名を変更した。メインフレームやスーパーコンピュータで国産コンピュータの一翼を担い、半導体・通信・ITサービスへと事業を広げた。

2020年代に入ると、半導体(新光電気工業の売却)やデバイス事業を切り離し、Fujitsu Uvanceを軸とするDX企業へと大きく舵を切っている。

採用・選考

富士通株式会社の選考フロー
締切要確認(通年採用に移行。最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コースジョブ型採用。「JOBマッチングコース(研究所以外)」と「JOBマッチングコース(研究所コース)」の2系統で、内定時に配属職種・職場(研究所コースは配属研究所)を約束する。ソリューションエンジニア・セールス・コンサルタント・データサイエンティスト・研究開発・コーポレート職など職種別に募集。
勤務地川崎(Fujitsu Technology Park)・東京・大阪・研究所(川崎・厚木)ほか国内外全事業所
選考難易度・特徴就活人気が高く難易度は高めとされる。採用大学は旧帝・早慶からMARCH・関関同立、地方国立・私立まで幅広く、明確な学歴フィルターは指摘されない。倍率はサイトにより数値が大きくばらつき推計・非公式。最大の関門は面接で、パーパスへの共感を自分の言葉で語れるかが問われる傾向。

採用人数の推移

2025年度(計画)約800名

選考フロー

  1. 応募(履歴書・ES・成績登録)
  2. 適性検査
  3. 書類審査
  4. 一次面接(人事面接)
  5. 二次面接(職場の面接官)
  6. 最終面接(合格で内定)

ES・自己分析でよく問われること

  • 志望する職種(例: ソリューションエンジニア)を志望する理由
  • 学生生活で自信を持ってやり遂げたエピソード
  • 富士通のパーパスを踏まえ、富士通で挑戦したいこと(いずれも過去の体験談ベース・要確認)

面接で聞かれた質問例

  • 数あるIT企業の中で、なぜ富士通なのか
  • 富士通のパーパスのどこに共感したか
  • 学生時代に主体的に取り組んだこと
  • 入社後にどんな職種・領域で挑戦したいか

インターンシップ

富士通グループの有償型インターンシップ(時給1,800円・交通費等別途)。職種別に1〜3か月コースがあり、社員メンターが伴走して実ビジネスに従事する。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、就活メディアの解説は体験談ベースのため要確認。

公式採用ページを見る →

富士通は新卒一括採用を廃止し、職種・職責(Job Description)をベースとしたジョブ型・通年採用へ移行した。「JOBマッチングコース(研究所以外/研究所)」で応募し、内定時に配属職種・職場が約束される。

選考は応募・適性検査・書類審査を経て、一次面接(人事)→二次面接(職場の面接官)→最終面接と進む。最大の関門は面接で、定番が「なぜ富士通なのか」「パーパスのどこに共感したか」だ。

  • ジョブ型なので、志望する職種で何をやりたいかを具体的に語れるようにしておく
  • 「ハードからサービスへ」という富士通の構造転換を理解し、その中で自分が貢献したいことを言語化する
  • パーパス「イノベーションによって社会に信頼をもたらす」に、自分の経験や価値観を重ねて語れるようにする

締切・選考フロー・インターンの最新情報は公式採用ページ(fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com)で要確認。

よくある質問

富士通の年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年収は約929万円(2025年3月期・単体・平均年齢43.1歳)、社員クチコミベースでは約733万円(回答者2,829名・体験談)です。初任給はジョブ型処遇への移行で学歴別の一律設定を廃止し、公式募集要項では高度な業務遂行者で月315,000円、育成期間が必要な方で月294,000円(2026年4月時点・予定)とされています。

富士通の採用倍率・選考難易度は?

就活人気が高く難易度は高めとされますが、倍率はサイトにより数値が大きくばらつき推計・非公式です。新卒は通年採用へ移行しており、2025年度の採用計画は約800名規模でした。最大の関門は面接で、パーパスへの共感を自分の言葉で語れるかが問われる傾向です。

富士通に学歴フィルターはありますか?採用大学は?

採用大学は旧帝・早慶からMARCH・関関同立、地方国立・私立まで幅広く、明確な学歴フィルターは指摘されていません。ジョブ型採用で職種ごとに募集するため、専門性や志望職種との適合が重視される傾向です。

富士通はジョブ型採用と聞きましたが、どう変わったのですか?

新卒一括採用を廃止し、職種・職責(Job Description)をベースとしたジョブ型・通年採用へ移行しました。「JOBマッチングコース」では内定時に配属職種・職場が約束され、入社時からそのジョブに応じた処遇となります。社内公募の「ポスティング制度」など自律的なキャリア形成の仕組みも整っています。

富士通は激務ですか?働き方は?

月平均残業はクチコミで約28.3時間(部署・案件による差が大きい傾向)、有給消化率は約63.0%とされます。「Work Life Shift」によりフルリモートやスーパーフレックスが基本で、働く場所・時間の自由度の高さを評価する声が多めです。一方で部署による繁忙度の差を指摘する声もあります。

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-06-21