企業分析ドットコム
IT・通信

【2026最新】Works Human Intelligenceの就活企業分析|事業・強み・選考対策

Works Human Intelligenceの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

まとめ

大手法人特化の統合人事システム「COMPANY」を開発・販売するHRテック企業。約1,200の大手法人グループに導入され、ITR調査の人事・給与ERP市場でベンダー別売上シェア1位を6年連続獲得。2019年にワークスアプリケーションズのHR事業が分割独立して誕生し、Bain Capital・GIC傘下の非上場。単体売上577億円・営業利益率34%(2025年12月期・官報決算公告)のストック型高収益で、新卒は初年度予定年収450万円。

基本情報

上場区分非上場(Bain Capital・GIC が共同保有するWHI Holdings傘下)
グループ親会社・株式会社WHI Holdings。子会社にワークスビジネスサービス(BPO)等。グループにサイダス・エンバーポイントほか
設立2019年8月。ワークスアプリケーションズのHR事業(COMPANY事業)を会社分割で承継して発足
本社東京都港区虎ノ門(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー10F)
代表者安斎富太郎(代表取締役最高経営責任者)
資本金1億円
従業員数2,290名(連結・2025年12月末時点)
売上高576.7億円(単体・2025年12月期、官報決算公告)
事業領域大手法人向け統合人事システム「COMPANY」の開発・販売・サポート、HR関連サービス

業界の基礎

人事システムは、人事管理・給与計算・勤怠管理・タレントマネジメントといった「人」に関わる基幹業務を支えるソフトウェアである。毎年の法改正・税制改正に確実に追従しなければならず、特に日本の大企業は手当・等級・グループ内異動・シェアードサービスなど制度が複雑で、求められる要件の水準が世界的に見ても高い。

この市場はプレイヤーの層がはっきり分かれている。

  • 大手向け統合パッケージ/ERP: Works Human Intelligence(COMPANY)、電通総研(POSITIVE)、SAP SuccessFactors、Workday、オービック
  • 労務・フロント業務のSaaS: SmartHR(社数ベースで労務SaaSシェアNo.1)
  • タレントマネジメント単機能: カオナビ
  • 中小・中堅のバックオフィスSaaS: freee、マネーフォワード

Works Human Intelligence(WHI)はこのうち大手特化×統合スイートの領域を握る会社で、ITR調査の人事・給与ERP市場(ベンダー別売上金額)で6年連続シェア1位。従業員3,000名以上の大手法人の3社に1社がCOMPANYを使う。

事業内容

Works Human Intelligenceの事業内容: COMPANY(統合人事パッケージ)、クラウドサービス、カスタマーサクセス/プロフェッショナルサービス、グループ・周辺HRサービス

ビジネスモデル

大手法人特化の統合人事システム「COMPANY」を軸にした、ライセンス+保守・クラウドのストック収益型。複雑な大企業の人事制度をカスタマイズなしの標準機能で吸収し、法改正対応を定額保守に含めるのが特徴。

  • COMPANY(統合人事パッケージ)

    人事管理・給与計算・勤怠管理・タレントマネジメント・雇用手続・ID管理・マイナンバー管理を一体で提供する中核事業。大手法人約1,200グループに導入。

    COMPANY 人事管理COMPANY 給与計算COMPANY 勤怠管理COMPANY Talent Management
  • クラウドサービス

    COMPANYのクラウド基盤・SaaSシフトを担う。2023年のBain Capital・GICによる再出資もクラウド化の加速が目的と公式に明記されている。

    COMPANY CoreCCMS
  • カスタマーサクセス/プロフェッショナルサービス

    導入コンサルティングからユーザーコミッティ(ユーザー会)運営、子会社WBSによる給与計算アウトソーシングまで、導入後の活用を支える。

    プロフェッショナルサービスユーザーコミッティアウトソーシング(WBS)
  • グループ・周辺HRサービス

    親会社WHI Holdings傘下でタレントマネジメントのサイダス、メール配信のエンバーポイント等を擁し、HR領域の周辺へ事業を拡張している。

    サイダスエンバーポイント

WHIのビジネスは、統合人事システム「COMPANY」への一点集中である。多くのソフトウェア企業が複数プロダクトを並べるのに対し、WHIは四半世紀かけてCOMPANYを大手の人事業務の隅々まで磨き込む道を選んできた。

モデルの核は次の3点だ。

  1. ノーカスタマイズ主義: 大企業の複雑な人事制度を、個社ごとの作り込みではなく標準機能で吸収する。約1,200法人グループの要件を吸い上げて製品側を進化させるため、1社のための開発が全顧客の資産になる。
  2. 保守料定額・法改正対応込み: 毎年の法改正・税制改正への対応を無償バージョンアップで提供する。法対応のたびに費用が膨らむ従来型SIとの最大の違いで、顧客がCOMPANYを使い続ける理由になっている。
  3. ストック型収益: ライセンス+保守・クラウドの積み上げ型で、公式採用サイトによれば年間契約継続率は98%・平均継続利用は12年。この基盤が営業利益率34%(2025年12月期・単体)を支える。

導入企業の顔ぶれ

公式導入事例には日産自動車、サントリーHD、明治、ヤマト運輸、ニトリ、大林組、三菱ケミカル、大和証券グループ本社など日本を代表する大手が並ぶ。民間だけでなく国立大学法人や公共・公益法人にも専用ラインで展開している。

職種の構成

新卒は総合職一括採用で、営業(大手顧客への提案)・コンサルタント(導入を通じた業務課題解決)・エンジニア(COMPANYの設計・開発)・管理部門に配属される。2028卒からはエンジニアの職種別採用(SRE・QA・テスト自動化など7区分)も始まっており、開発組織への投資が読み取れる。

この会社の強み

Works Human Intelligenceの強み: 法制度そのものを動かすユーザーコミッティ、510万人超の人事データ基盤と研究組織「WHI総研」、公共・公益セクター専用プロダクトで同市場シェア首位、子会社WBSによるCOMPANY特化BPO、生成AI機能の高速量産体制
  1. 法制度そのものを動かすユーザーコミッティ

    加盟1,129法人・会員18,591名。就労証明書の標準様式策定や税額決定通知書のマイナンバー記載廃止など、行政への提言が実際に制度を変えてきた日本最大級の大手人事ネットワーク

  2. 510万人超の人事データ基盤と研究組織「WHI総研」

    約1,200法人グループ・管理対象510万人超の運用知見を母体に、人的資本・ジョブ型・生成AI利用などの大規模調査を実名で継続発信

  3. 公共・公益セクター専用プロダクトで同市場シェア首位

    共済組合・会計年度任用職員・人事院勧告の遡及計算など公共専用機能を実装。ITR「人事・給与業務ERP市場 公共・公益」で売上シェア首位、弘前大学では約24,000時間の工数削減を見込むと公表

  4. 子会社WBSによるCOMPANY特化BPO

    単一企業で最大35,000名超の給与計算を受託。給与BPO世界最大手ADPの日本法人が2012年から自社の人事業務基盤に採用

  5. 生成AI機能の高速量産体制

    2025年7月からの約12ヶ月でAI関連リリース12本以上。カスタムAIエージェント、個人向け「COMPANY Me」、「責任あるAIのための開発ガイドライン」の外部公開まで一気通貫

「大手向け人事システムでシェアNo.1」という表看板の一段下に、WHIが異常に投資している領域がある。ここが競合に簡単に真似できない部分だ。

① 法制度そのものを動かすユーザーコミッティ

COMPANYのユーザー会「ユーザーコミッティ」は加盟1,129法人・会員18,591名(2026年2月末時点)と日本最大級の大手人事ネットワークである。単なる勉強会ではなく行政への提言活動を行っており、就労証明書の標準的様式の策定税額決定通知書へのマイナンバー記載廃止など、実際に国の制度を変えた実績を公式に掲げる。大手1,200法人グループの人事実務を握っているからこそ成立する影響力で、法改正への「対応」をコストではなく制度設計側への発言力に転化している。

② 510万人分の人事データ基盤と「WHI総研」

COMPANYの管理対象従業員は510万人超(2023年12月末時点)。この運用知見を母体に、社内研究組織WHI総研が「人的資本に関する経営層・人事1,075名調査」「大手119法人のジョブ型調査」「大手企業の生成AI利用意識調査」などを実名で継続発信している。プロダクト企業でありながら、日本の大企業人事の一次データを持つシンクタンク機能を備えているのは独特だ。

③ 公共・公益セクターでも売上シェア首位

民間向けNo.1の陰に隠れがちだが、WHIは公共・公益法人専用のCOMPANYを持つ。共済組合制度・会計年度任用職員制度・人事院勧告に伴う5年間の遡及計算・LGWAN-ASP対応といった公共専用機能を実装し、ITR「人事・給与業務ERP市場 公共・公益」でも売上シェア首位。弘前大学では約24,000時間の工数削減を見込むと公式に発表されている。

④ 子会社WBSによる「実行」までの垂直統合

システムを売るだけでなく、子会社ワークスビジネスサービス(WBS)がCOMPANY特化の給与計算アウトソーシングを提供する。単一企業で最大35,000名超の給与計算を受託し、給与BPOの世界最大手ADPの日本法人が2012年からWBSを自社の人事業務基盤に採用しているという象徴的な事実を公式に記載している。

⑤ 生成AI機能の高速量産と「責任あるAI」の先回り整備

2025年7月からの約12ヶ月で、タレントプロファイル自動生成・従業員の声分析・ジョブディスクリプション作成支援・カスタムAIエージェントなどAI関連リリースが12本以上。個人のキャリア自律を支援する新製品「COMPANY Me」でHCMフルスイート構想にも踏み出した。同時に「責任あるAIのための開発ガイドライン」を策定・外部公開しており、機微な人事データを扱う事業者としてAI倫理を先回りで整備している。この量産を支える開発組織はQiitaにエンジニア233名超・記事2,115本が公開される発信文化を持つ。

業績の推移(売上高)

405億2022/12期456億2023/12期503億2024/12期577億2025/12期
非上場のため開示は官報決算公告(単体・日本基準)に限られる。売上高は3年で約4割成長し、2025年12月期は営業利益197.3億円・営業利益率34.2%。連結値は未公表。

非上場のため開示は官報決算公告(単体・日本基準)に限られるが、それでも成長と収益性は明確に読み取れる。

決算期売上高営業利益純利益
2022年12月期405.0億円110.9億円72.8億円
2023年12月期456.4億円130.9億円87.2億円
2024年12月期502.5億円149.9億円99.6億円
2025年12月期576.7億円197.3億円133.9億円

売上高は3年で約4割成長し、営業利益率は27%台から34.2%へ毎期改善している。契約継続率98%のストック収益が積み上がる構造で、SaaS・ソフトウェア企業として国内トップクラスの収益性だ。

資本面では、2023年にBain Capital Private EquityとGIC(シンガポール政府系ファンド)が共同で再出資し、報道ベースで企業価値評価は約3,500億円・日本のソフトウェア企業に対するPE投資として最大級とされた。株主の期待がクラウドシフトとさらなる成長にあることは公式リリースにも明記されている。

数値はWorks Human Intelligence単体(官報決算公告)。WHI Holdings連結の売上は未公表のため、グループ全体の規模はこれより大きい可能性がある。

競合の中での立ち位置

Works Human Intelligence のポジショニングマップ
人事システム業界マップ(2軸で見る)

「人事システム」と一括りにされがちだが、各社の主戦場は大きく異なる。

会社主戦場カバー領域WHIとの違い
WHI(COMPANY)大手・グループ企業人事・給与・勤怠・タレント統合ノーカスタマイズ+保守定額で大手の複雑制度を吸収。非上場(PE傘下)
電通総研(POSITIVE)大手統合HCM最有力の国産対抗馬。電通総研はSI・コンサルも擁する複合企業
SAP SuccessFactorsグローバル大手統合HCM海外拠点・多通貨・多言語のグローバル人事に強い
オービック(OBIC7)中堅〜準大手国産ERPの人事モジュール会計中心のERP一体提案
SmartHR全方位(中堅中心)労務手続き・タレントへ拡大中社数ベース(登録8万社超)で広く薄く。UIのモダンさが強み
カオナビ中堅タレントマネジメント単機能軽快な単機能SaaS

ポイントは、WHIの本当の競合はSmartHRやfreeeではなく、「数千〜数万人規模の給与計算を基幹で回す」案件で当たるPOSITIVE・SAP・Workday・オービック、そしてBPOだという点だ。SmartHRとは現状「基幹のCOMPANY×フロントのSmartHR」と併用される棲み分けにあるが、SmartHRのエンタープライズ進出で周辺から競合関係になっていく可能性はある。

なお「シェアNo.1」はITRが定義する売上金額ベースの人事・給与ERP市場での1位であり、導入社数ベースの労務SaaSではSmartHRが1位。市場の定義が違うことは面接でも正確に語れるようにしておきたい。

今後の展望

Works Human Intelligenceの数値目標(2026年時点)

ビジョン

「はたらく」を楽しくする/HRテック業界のリーディングカンパニーへ

ミッションは「複雑化、多様化する社会課題を人の知恵を結集し解決することで『はたらく』を楽しくする」、ビジョンは「知恵とテクノロジーで『COMPANY』を進化させ、お客様に最も信頼されるHRテック業界のリーディングカンパニーになる」。非上場のため数値目標付きの中期経営計画は公表しておらず、公開KPIは導入実績・継続率などの現在地が中心。人的資本経営×生成AIが直近の注力軸だ。

数値目標

導入実績(2026年時点)約1,200法人グループ
年間契約継続率(公式採用サイト掲載値)98%
管理対象従業員(2023年12月末)510万人超
人事・給与ERPシェア(2019〜2024年度(ITR調査))6年連続1位

注力施策

  • 生成AI機能群の集中投入

    2025年からタレントプロファイル自動生成・従業員の声分析・ジョブディスクリプション作成支援などを順次リリース。2026年5月には自社の人事制度を読み込んで分析から施策提示まで行う「カスタムAIエージェント」を提供開始した。

  • 個人向け「COMPANY Me」でHCMフルスイートへ

    2025年11月発表。AIとの対話でキャリア自律を支援する個人向け新製品で、企業向けCOMPANYと連携しながら「個人」側にも領域を広げるフルスイート構想の一歩。

  • 責任あるAIの自主ガイドライン

    「責任あるAIのための開発ガイドライン」を策定・外部公開。人事データという機微情報を扱う事業者として、AIの公平性・安全性の原則を先回りで整備している。

  • クラウドシフトと大手新規開拓の継続

    Bain Capital・GICの再出資(2023年)を背景にSaaS化を加速。フジパングループ(2.3万名)、インフロニアHD、東ソーなど大手の新規導入が直近も続く。

ロードマップ

  1. 2019/8

    ワークスアプリケーションズのHR事業を会社分割で承継し事業開始(Bain Capital傘下へ)

  2. 2023/3

    Bain CapitalとGICによる共同保有を発表(日本のソフトウェア企業へのPE投資として最大級・評価額約3,500億円と報道)

  3. 2024/4

    従業員のスキル習得を支援する学習プラットフォームの提供を開始

  4. 2025/11

    AIでキャリア自律を支援する個人向け「COMPANY Me」を発表

  5. 2026/4

    ITR調査で人事・給与ERP市場シェア1位が6年連続に

  6. 2026/5

    人事制度を読み込んで分析・施策提示する「カスタムAIエージェント」提供開始

経営理念とカルチャー

  • ミッション: 複雑化、多様化する社会課題を人の知恵を結集し解決することで「はたらく」を楽しくする
  • ビジョン: 知恵とテクノロジーで「COMPANY」を進化させ、お客様に最も信頼されるHRテック業界のリーディングカンパニーになる
  • スローガン: 人に真価を。

前身ワークスアプリケーションズ譲りの「論理的思考・問題解決」のカルチャーが、研修(課題解決のフレームワーク化)や選考スタイル(志望動機を問わない)に色濃く残っている。

最近の主要トピック(面接ネタ)

  • 2026年5月: 自社の人事制度・等級定義を読み込み、データ分析から改善施策の提示まで行う「カスタムAIエージェント」提供開始。
  • 2026年4月: ITR調査で人事・給与ERP市場シェア1位が6年連続に。公共・公益セグメントでも首位。
  • 2025年11月: AIとの対話でキャリア自律を支援する個人向け新製品「COMPANY Me」を発表。企業向け基幹から「個人」へ領域を拡張するHCMフルスイート構想の一歩。
  • 2025年〜: 生成AI機能群(タレントプロファイル自動生成・従業員の声分析・ジョブディスクリプション作成支援等)を毎月のように投入。
  • 継続中: フジパングループ(2.3万名)、インフロニアHD、東ソーなど大手の新規導入が継続。

こんな人にピッタリ

Works Human Intelligenceが合う人・合わない可能性がある人の早見表

日本の大企業の「人事・給与」という巨大で複雑かつ無くならない業務を、テクノロジーで根本から支えることに面白さを感じられる人に向く会社だ。

  • 大企業の基幹業務を支える骨太なBtoBプロダクトに関わりたい

    大手3,000名以上の3社に1社が使うCOMPANYを擁するWHIが合う

  • 安定した事業基盤の上で若手から挑戦したい

    契約継続率98%のストック収益と「20代成長環境」クチコミ高評価が両立するWHIが向く

  • 人事×生成AIという伸びる領域の最前線にいたい

    AI新機能を毎月のように投入し独自の開発ガイドラインまで公開するWHIの環境が活きる

  • 大企業の基幹業務という無くならない巨大な課題にテクノロジーで向き合いたい人
  • 安定した顧客基盤(継続率98%)の上で、若手から裁量を持って挑戦したい
  • 人事×生成AIという変化の速い領域の最前線で、プロダクトの進化に関わりたい人
  • 志望動機より地頭・思考力で勝負したい人(選考スタイルがそうなっている)

一方で、グローバル人事や海外勤務を最優先にしたい人、toC・小規模プロダクトを高速に作りたい人は、外資系HCMベンダーやスタートアップの方が合う場合がある。

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • グローバル人事や海外勤務を最優先にしたい

    現在の公式会社概要に海外拠点の記載はなく国内大手向けが主戦場のため、外資系HCMベンダーや総合商社の方が合う場合があります。

  • 個人向けサービスやモダンな小規模プロダクトを高速に作りたい

    四半世紀続く大規模基幹システムの進化・近代化が軸のため、toCスタートアップの方が肌に合う可能性があります。

  • 多様な業界・複数プロダクトを渡り歩きたい

    統合人事システム「COMPANY」への一点集中が強みの源泉のため、案件の幅という点では総合SIerやコンサルの方が合う場合があります。

求める人物像

  • 「はたらく」を楽しくする、への共感

    ミッションは「『はたらく』を楽しくする」、スローガンは「人に真価を。」。給与計算や人事制度という地味だが全ビジネスパーソンに関わる領域の社会的意義に共感できることが出発点になる。

  • チャレンジ精神と成長意欲

    安斎CEOは必須の素養として「チャレンジ精神」「成長意欲」「異質を受け入れる度量」を挙げる。失敗を恐れず飛び込み、失敗から逃げずに学べる人を若手から登用する文化が語られている。

  • 環境ではなく「成し遂げたいこと」で選ぶ内発的動機

    社員インタビューでは「どんな環境を与えてくれるかではなく、この環境で何を成し遂げたいかで選べる人」が伸びると語られる。入社半年で顧客のフロントに立つ例もあり、主体性が前提となる。

  • ロジカルシンキング・問題解決力

    前身ワークスアプリケーションズ譲りの論理的思考・問題解決重視のカルチャーが選考にも残る傾向。新卒選考は「志望動機を問わない」と公式に明記され、地頭と思考力を見るスタイルだ。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜2年目

    「短期間で多くのアウトプットを出して壁に当たり、乗り越える」設計の新入社員研修と部門別研修で、配属時点の即戦力化を目指します。半期ごとのMBO評価と7つのValueに基づく多面評価で成長を確認します。

  2. 3〜5年目

    プロフェッショナル養成研修・次世代リーダー研修で早期戦力化を図ります。評価は半年ごとに昇格機会があり、グレードが上がるほど成果の比重が高まります。資格取得支援(100種以上・費用全額負担)やUdemy等の自律学習支援も使えます。

  3. 中堅以降

    マネジメントと専門職の複線型です。年1回の社内公募で新領域へ挑戦でき、副業制度や1on1メンタリングを使った多様なキャリア形成が推奨されています。若手からマネージャーに上がる例も語られています。

キャリアの入口は総合職一括採用で、営業・コンサルタント・エンジニア・管理のいずれかに配属される。育成は「短期間で多くのアウトプットを出して壁に当たり、乗り越える」設計の研修と、半期ごとのMBO評価+7つのValueに基づく多面評価の組み合わせだ。

特徴的なのは制度の手厚さで、資格取得支援は100種類以上が費用全額負担、Udemy Business・GLOBISのオンライン学習、年1回の社内公募、副業制度、1on1メンタリングが公式に整備されている。人材育成投資金額は5年で3倍以上に拡大したと公表されており、評価は半年サイクルで昇格機会が回ってくる。

クチコミでは「20代成長環境」が突出して高評価(OpenWork 4.6)で、入社半年で顧客のフロントに立った例も語られる一方、グレードが上がるほど成果比重が高まる実力主義の色も指摘される(体験談・傾向)。

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です OpenWorkでは総合評価4.04(回答291人)と高水準で、「風通しの良さ」「20代の成長環境」が突出して高い一方、「待遇面の満足度」「人材の長期育成」のスコアは相対的に低く、若手の裁量・成長と報酬・長期キャリアへの見方が分かれる構図です。

総合評価(OpenWork・クチコミ)4.04(回答291人)
回答者平均年収(OpenWork・クチコミ)617万円(229人回答・体験談)
月平均残業(クチコミ)約30.8時間
有給消化率(クチコミ)81.6%
初年度予定年収(公式・採用ページ)450万円(45時間分のみなし残業代込み)

評価する声

  • 年次や役職の壁が低く、風通しの良さを評価する声が一貫して多い(OpenWork「風通しの良さ4.6」)
  • 20代の成長環境・若手の裁量の大きさが高評価(「20代成長環境4.6」、入社半年で顧客フロントに立つ例も)
  • フレックス・リモート・副業制度など柔軟な働き方と有給の取りやすさ(クチコミ消化率81.6%)

気になる声

  • 待遇面の満足度はクチコミ上相対的に低めで、評価を取り続けないと昇給しにくいという声がある傾向
  • 部署・時期によっては残業が多いと感じる声がある傾向(平均はクチコミ集計で約30.8時間)
  • 目標設定・評価運用や長期キャリアパスの見えにくさを指摘する声がある傾向

年収は出所による差を意識して見たい。公式の初年度予定年収は450万円(45時間分のみなし残業代込み・超過分は追加支給)と新卒水準としては高い。一方、OpenWorkの回答者平均は617万円(229人・体験談)、エン ライトハウスの集計では578万円(95人)と、クチコミ集計は媒体によって幅がある。非上場のため有価証券報告書の公式平均年収は存在しない。

評価の構図ははっきりしている。OpenWork総合4.04のうち「風通しの良さ4.6」「20代成長環境4.6」が突出する一方、「待遇面の満足度2.9」「人材の長期育成2.8」は相対的に低い。若手の裁量・成長環境は高評価、報酬の伸びと長期キャリアの見えやすさには課題を感じる声がある(いずれもクチコミ・傾向)という整理で理解しておくと、面接での「なぜWHIか」「キャリアプラン」の答えに深みが出る。

沿革

WHIの歴史を語るには、前身のワークスアプリケーションズから始める必要がある。同社は国産ERPの雄として大手向け人事システム「COMPANY」を育てたが、AI型ERP「HUE」への大型投資で経営が悪化。2019年8月、主力のHR事業(COMPANY事業)を会社分割で切り出し、Bain Capital傘下の新会社として発足したのがWorks Human Intelligenceである(譲渡額は約1,000億円規模と報道・二次情報)。

就活で混同しやすいポイントが2つある。

  1. ワークスアプリケーションズは今も別会社として存在する。AI型ERP「HUE」は同社側の製品であり、WHIの製品はCOMPANYだ。エントリーや面接で取り違えないこと。
  2. WHIは2021年設立の持株会社WHI Holdings傘下にあり、2023年からはBain CapitalとGICが共同保有する(評価額約3,500億円・日本のソフトウェアPE投資として最大級と報道)。「外資ファンド傘下の非上場企業」という資本構造は、上場企業とは違う経営の時間軸を生んでいる。

分割から数年で売上を4割伸ばし、シェア1位を維持しながら生成AIへ投資の軸足を移しているのが現在地である。

採用・選考

Works Human Intelligenceの選考フロー
締切要確認(公式募集要項に締切記載なし・通年エントリー型とみられる。最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース総合職(入社後に営業・コンサルタント・エンジニア・管理に配属)が基本。2028卒からはエンジニア職の職種別採用(プロダクトエンジニア・SRE・QA等7区分)とAdmin Staff職も募集。
勤務地東京(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)。大阪・名古屋・広島・福岡など各拠点への配置転換の可能性あり。
選考難易度・特徴就活会議の会員データに基づく採用倍率推計は約3.4倍(非公式)とIT業界平均より低めだが、採用実績校は東大・京大・阪大・早稲田など上位校が中心。初年度予定年収450万円(45時間分のみなし残業代を含む・超過分は追加支給)は公式記載で、知名度に対して待遇水準が高い「穴場」と評されることもある。選考は志望動機を問わず、論理的思考力と困難への対処を見る傾向。

採用人数の推移

2023年118名
2024年135名
2025年106名

選考フロー

  1. エントリー・会社説明会
  2. 録画(動画)選考
  3. Webテスト(言語・非言語+性格検査)
  4. 一次面接(人事)
  5. 独自選考
  6. 二次面接
  7. 最終面接

ES・自己分析でよく問われること

  • 大学時代に最も困難だった経験と、直面した困難(過去傾向)
  • あなたのcoreとなる3つの価値観と、それぞれの具体例(過去傾向)
  • 学生時代に力を入れたこと(過去傾向)

面接で聞かれた質問例

  • 人柄が伝わる自己紹介と学生時代の実績
  • 困難・挫折経験にどうアプローチしたか(結果より対処方法を重視する傾向)
  • 将来の成長イメージ・キャリアビジョン
  • 論理的思考力を試す独自選考(体験談ベース・過去傾向)

インターンシップ

総合職向け3日間の完全オンラインインターン(2nd Stage成績優秀者に内々定直結ルートの案内があると公式に明記)と、エンジニア向けインターン(優秀者には内定直結の特別早期選考・部門長との1on1を公式明記)。実施時期の詳細は要確認。

公式採用ページを見る →

選考の最大の特徴は、志望動機を問わないと公式に明記していることだ。「現時点での志望度は問わない」スタイルで、見られるのは論理的思考力・困難への対処・成長ポテンシャルである(選考フローの詳細は体験談ベース・過去傾向)。

  • 動画選考・Webテスト: 録画選考で人柄、Webテストで基礎能力を確認。
  • 面接: 「結果」より「障害にどうアプローチしたか」を掘られる傾向。ES設問も「最も困難だった経験」「coreとなる3つの価値観」と一貫している。
  • インターン優遇が公式明記: 総合職インターン(3日間・完全オンライン)の成績優秀者には内々定直結ルート、エンジニアインターンの優秀者には内定直結の特別早期選考が案内されると、採用ページに明記されている。狙うならインターン経由が最短だ。
  • エンジニア志望: 2028卒から職種別採用(開発経験1年以上またはプログラミング言語3〜5個が応募要件)。Qiitaや公式noteで開発実態を掴んでおくと話が具体的になる。

締切・日程は公式に記載がなく通年型とみられるため、最新は公式採用ページ(career.works-hi.co.jp)で要確認。

出典

掲載情報は公式・IR・採用媒体を主な出典としています。「社員のリアルな評判」の年収・残業・有給などの数字は、社員クチコミ媒体(OpenWork 等)をもとにした参考値で、公式発表とは異なる場合があります。

最終更新: 2026-06-10