【2026最新】博報堂の就活企業分析|事業・強み・選考対策
企業分析・就活ガイド
まとめ
「生活者発想」と「パートナー主義」を掲げる国内広告業界2位の総合広告会社。電通グループに次ぐ規模を持ち、上場持株会社・博報堂DYホールディングス(証券コード2433)傘下の中核事業会社(非上場)。クリエイティブと生活者洞察の強さで知られ、グループは取扱高ベース売上高1兆5,804億円・収益8,610億円(2026年3月期・連結)。近年は「広告会社」から「クリエイティビティ・プラットフォーム」への転換を掲げ、データ・テクノロジー・事業創造へ多角化する。
基本情報
| 上場区分 | 非上場(親会社の博報堂DYホールディングスが東証プライム上場・証券コード2433) |
|---|---|
| グループ | 博報堂DYホールディングス(博報堂・大広・読売広告社・Hakuhodo DY ONE 等を擁する持株会社) |
| 創業・設立 | 1895年創業(教育雑誌の広告取次店として)/1924年に株式会社設立 |
| 本社 | 東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー |
| 代表者 | 名倉健司(株式会社博報堂 代表取締役社長) |
| 資本金 | 358億48百万円(株式会社博報堂) |
| 従業員数 | 4,654名(株式会社博報堂・単体/2025年9月時点)/グループ連結28,921名(2026年3月末) |
| 売上高 | グループ連結 取扱高ベース1兆5,804億円・収益8,610億円(2026年3月期) |
| 事業領域 | 統合マーケティング・クリエイティブ/メディア/デジタル・データ/グローバル・事業創造 |
業界の基礎
広告会社は、企業(クライアント)の商品・サービスを「どう伝えれば人が動くか」を設計し、メディア枠の手配からクリエイティブ制作、マーケティング戦略までを担う事業である。
収益源は大きく、媒体取引の差益(コミッション・フィー)、制作フィー、マーケティング課題解決のフィーに分かれる。
国内の構図はシンプルで、**電通グループが1位、博報堂DYが2位**という二強がながく続いてきた。
その下にIPに強いADK、デジタル専業で台頭したサイバーエージェント、そして世界規模のWPP・ピュブリシスなどの外資メガエージェンシーが並ぶ。
この記事の主役・博報堂は、規模で電通を追うのではなく、「生活者発想」と「クリエイティブ」という別の軸で独自のポジションを取ってきた会社である。
なお就活で混同しやすいが、上場しているのは持株会社の「博報堂DYホールディングス(証券コード2433)」で、「株式会社博報堂」はその傘下の非上場の事業会社だ。
事業内容

ビジネスモデル
メディア取引(媒体の買付・取引差益)・クリエイティブ制作・マーケティング課題解決を3本柱とする総合広告会社。「生活者発想」(人を消費者でなく生活者として捉える)と「パートナー主義」(クライアント・メディアと長期で並走する)を経営フィロソフィーに据え、近年は広告に留まらずデータ・テクノロジー・事業創造へ事業を広げる。
統合マーケティング・クリエイティブ
「生活者発想」を軸に、マス・デジタル・PR・プロモーションを統合して企業のブランド・コミュニケーション課題を解決する中核領域。2025年4月にメディア機能を本体に統合した。
博報堂大広読売広告社博報堂ケトルSIXメディア&コンテンツ
メディアのプランニング・バイイング・プロデュースと、IP・コンテンツビジネス。テレビとデジタルを横断する運用型メディアモデル「AaaS」を展開する。
AaaS博報堂DYミュージック&ピクチャーズデジタル・データドリブン
デジタル広告・統合デジタルマーケティングとデータ基盤・テクノロジー。2024年設立のHakuhodo DY ONEをデジタルの中核に、データとAIで運用力を強化する。
Hakuhodo DY ONE博報堂テクノロジーズINCUDATAグローバル・事業創造
海外ネットワークと先進的な専門性、新規事業創造。海外クリエイティブ・コレクティブ「kyu」や、スタートアップスタジオquantumなどで非連続な成長を狙う。
kyu collectivequantumTBWA\HAKUHODO
多くの広告会社が「メディア枠を仕入れて広告を作る」ことを軸にするのに対し、博報堂は人の捉え方そのものを差別化の起点に置く。
人を「消費者」や「データ」ではなく、矛盾も葛藤も抱える**生活者**としてまるごと捉える「生活者発想」が、すべての発想の原点にある。
もう一つの柱が「パートナー主義」だ。
クライアントやメディアと同じ目線に立ち、長期的な関係の中で一緒に課題に向き合う姿勢を掲げる。
収益構造とグループ
収益は、メディア取引・クリエイティブ制作・マーケティング課題解決の3本柱で構成される。
会計上は、取扱高に相当する「売上高」(2026年3月期で約1兆5,804億円)と、純額表示に近い「収益」(同8,610億円)の2指標が併記される点に注意したい。両者は別物だ。
博報堂は単独で動くのではなく、博報堂DYグループ457社(2026年3月末)の中核を担う。
- 大広・読売広告社: 同じグループの総合広告会社。
- Hakuhodo DY ONE: 2024年設立のデジタル中核会社。
- 博報堂テクノロジーズ: グループのエンジニアを集約した技術会社。
なお2025年4月には、メディア事業会社だった博報堂DYメディアパートナーズが博報堂本体へ統合され、メディア機能が内包された。
この会社の強み

32年・約1,400項目の「生活定点」
博報堂生活総合研究所が1992年から隔年で続ける長期定点調査「生活定点」は、20〜69歳に同じ約1,400項目を聴き続け2024年で32年分をWeb無償公開。模倣不能な時系列の生活者データ資産が「生活者発想」の実体である
運用型へ転換するメディアモデルAaaS
「枠取引」から「効果最大化の運用型」へ転換する次世代メディアモデルAaaS(Advertising as a Service)を2020年に提唱。テレビとデジタルを統一指標で扱う「Tele-Digi」など、マスとデジタルを横断する独自の取引基盤を持つ
出島群でつくる事業創造ネットワーク
グループ457社(2026年3月末)の中に、スタートアップスタジオquantum、web3の博報堂キースリー、データマーケのINCUDATA(ソフトバンク等と合弁)など専門の「出島」を多数擁し、広告会社の枠を越えて事業をつくる
自社データを食わせる生成AI
2024年4月にHuman-Centered AI Institute(Chief AI Officer 森正弥)を設立。20万件規模の自社生活者パネルをAIに学習させた「バーチャル生活者」など、汎用AIでなく独自の生活者データ×AIで先行する
国内最高賞を量産するクリエイティブ
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2024で総務大臣賞/ACCグランプリを4件・計40賞を獲得。「光も、影も、栄養にして。」(カロリーメイト)は2024年度TCCグランプリも受賞し、国内クリエイティブで実証的にトップクラス
「生活者発想のクリエイティブ会社」というイメージの一段下に、博報堂が異常に投資している領域がある。
ここが、他社には簡単に真似できない差別化の核だ。
① 32年・約1,400項目の「生活定点」
博報堂には、シンクタンク「博報堂生活総合研究所」(1981年設立)がある。
その代表作が、1992年から隔年で続く長期定点調査「生活定点」だ。
20〜69歳に**同じ約1,400項目を32年間聴き続け**、その結果をWebで無償公開している(2024年は2,510人が回答)。
「人々の価値観や暮らしが、この30年でどう変わったか」を一貫した質問で追える時系列データは、一朝一夕には作れない。
これこそが「生活者発想」を支える、模倣不能な知的資産である。
② 運用型へ転換するメディアモデル「AaaS」
博報堂は2020年、**AaaS(Advertising as a Service)**を提唱した。
これは「枠を買って終わり」だった従来のメディア取引を、効果を最大化し続ける「運用型」へ転換するという構想だ。
なかでも「Tele-Digi」は、テレビとデジタルを統一指標で扱い、両者をまたいで出稿を最適化する。
マスメディアの強みを残しつつデジタルの運用思想を持ち込む発想は、総合広告会社ならではの強みになっている。
③ 出島群でつくる事業創造ネットワーク
博報堂DYグループは、広告会社の枠を越えた専門会社=「出島」を多数抱える。
- quantum: 100社超と事業をつくるスタートアップスタジオ。
- 博報堂キースリー: web3/ブロックチェーン領域の専門会社。
- INCUDATA: データマーケティングの合弁会社(ソフトバンク等と設立)。
グループ**457社**という規模の中に、これら新領域の出島が散りばめられているのが、「広告だけの会社」ではない証拠だ。
④ 自社データを食わせる生成AI
AIへの投資も、ただ流行を追っているわけではない。
2024年4月に「Human-Centered AI Institute」を設立し、**Chief AI Officer(森正弥)**を置いた。
特徴は、汎用の生成AIに頼るのではなく、**20万件規模の自社の生活者パネルを学習させた「バーチャル生活者」**のように、独自の生活者データとAIを掛け合わせている点にある。
①の生活者データ資産が、ここで効いてくる構造だ。
⑤ 国内最高賞を量産するクリエイティブ
クリエイティブの実力は、賞レースの実績で裏づけられる。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2024では、総務大臣賞/ACCグランプリを4件、計40賞を獲得した(応募2,323作品)。
大塚製薬カロリーメイトの「光も、影も、栄養にして。」は、2024年度のTCCグランプリも受賞している。
印象論ではなく、受賞実績という客観指標で国内トップクラスにいることが分かる。
業績の推移(収益)
博報堂単体は非上場で業績を公表していないため、業績は上場する持株会社・博報堂DYホールディングスの連結値で見る(日本基準・連結)。
| 決算期 | 収益 | 営業利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 9,467億円 | 342億円 | 249億円 |
| 2025年3月期 | 9,533億円 | 375億円 | 107億円 |
| 2026年3月期 | 8,610億円 | 446億円 | 167億円 |
| 2027年3月期(予想) | 9,100億円 | 467億円 | 260億円 |
2026年3月期は、ユナイテッド社の連結除外や官公庁業務の反動減で**減収となったが、収益性向上策で営業利益・純利益は増益**となった。
なお「収益」は決算短信P/L上段の指標で、取扱高ベースの参考「売上高」は同期で1兆5,804億円になる。両指標は定義が異なるため混同に注意したい。
数値の指標定義(収益/売上高)や最新の予想はIRページで要確認。
競合の中での立ち位置

同じ広告会社でも、各社で戦い方は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | 博報堂との違い |
|---|---|---|
| 博報堂DY | 国内基盤・クリエイティブ重視/業界2位 | 生活者発想とクリエイティブを軸に、個の発想力で勝負する |
| 電通グループ | 国内最大手・グローバル/規模型 | 海外比率が高く、規模・メディア取引量で先行する最大手 |
| ADKグループ | 総合+IP特化 | アニメ・キャラクターIP(ドラえもん等)に独自の強み |
| サイバーエージェント | デジタル専業 | 運用型ネット広告に強く、ABEMA等メディアも持つネット企業 |
| WPP・ピュブリシス | 外資メガエージェンシー | 世界100カ国規模のネットワークとデータ量で勝負 |
考え方として、規模やグローバル網を最重視するなら電通や外資メガが近いが、博報堂は「生活者起点の発想とクリエイティブで個として勝つ」という軸で別の山に立っている。
電通が「組織力・総合力」とすれば、博報堂は「個性・発想力」と対比されることが多い(いずれも傾向)。
今後の展望

ビジョン
「広告会社グループ」から「クリエイティビティ・プラットフォーム」へ
2024年6月発表の中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)で掲げる長期ビジョン。生活者を起点としたクリエイティビティをエッジに新たな関係価値を創出し、AI・データ・テクノロジー・コンテンツ・コンサル領域へ積極投資する。2032年3月期をめどに、成長領域で利益の5割程度を生む事業構造への転換を目指す。
数値目標
| 調整後のれん償却前営業利益(2027/3期(中計目標)) | 年平均成長率+10%以上 |
|---|---|
| 調整後売上総利益(2027/3期(中計目標)) | 年平均成長率+5%以上 |
| のれん償却前ROE(2027/3期(中計目標)) | 10%以上 |
| 収益(参考・翌期予想)(2027/3期(予想)) | 9,100億円 |
注力施策
マーケティングビジネスの構造改革
事業会社間の連携強化と収益モデルの多様化で、売上総利益の持続的成長と高収益体制を両立させる。2025年4月には博報堂DYメディアパートナーズを博報堂本体へ統合した。
デジタル統合基盤 Hakuhodo DY ONE
2024年4月にDACとアイレップを統合して発足したデジタル中核会社。オプト・ソウルドアウト等と連携し、グループのデジタルマーケティング収益力を一段強化する。
生成AI・人間中心AIへの先行投資
2024年4月に「Human-Centered AI Institute」(CAIO 森正弥)を設立。20万件規模の自社生活者パネルを学習させた「バーチャル生活者」など、独自データ×AIの研究開発を進める。
成長オプションの創造
コンサルティング・テクノロジー・コンテンツ領域へ積極投資し、広告以外の収益の柱に育てる。quantum・博報堂キースリー・INCUDATA等の専門会社群が担う。
ロードマップ
2003
博報堂・大広・読売広告社が経営統合し博報堂DYホールディングス発足
2005
東京証券取引所 市場第一部に上場(現プライム・コード2433)
2014
海外クリエイティブ・コレクティブ「kyu」を組成
2024/2
AI研究開発機関「Human-Centered AI Institute」設立
2024/4
DAC+アイレップを統合しデジタル中核「Hakuhodo DY ONE」設立
2024/6
中期経営計画で「クリエイティビティ・プラットフォーム」への進化を宣言
2025/4
博報堂DYメディアパートナーズを博報堂本体へ統合
経営の方向性
- 長期ビジョン: 「広告会社グループ」から「クリエイティビティ・プラットフォーム」へ。
- 中期経営計画(2025〜2027年3月期): 調整後営業利益の年平均成長率+10%以上などを掲げる。
- 2032年3月期の姿: 成長領域で利益の約5割を生む事業構造への転換を目指す。
広告の枠を越え、AI・データ・テクノロジー・コンテンツ・コンサル領域へ投資を広げる「脱・広告会社」の動きが、近年の経営の軸になっている。
最近の主要トピック(面接ネタ)
- 2025年4月: 博報堂DYメディアパートナーズを博報堂本体へ統合し、メディア機能を内包。
- 2024年6月: 中期経営計画で「クリエイティビティ・プラットフォーム」への進化を宣言。
- 2024年4月: デジタル中核「Hakuhodo DY ONE」設立、AI機関「Human-Centered AI Institute」始動。
こんな人にピッタリ

規模やメディア取引量より、個の発想力とクリエイティブで勝負したい人。広告という枠を越えて、生活者起点で新しい価値づくりに挑みたい人に向く。
規模やメディア取引量より、個の発想力とクリエイティブで勝負したい
「粒違い」を尊ぶ博報堂のクリエイティブ文化が活きる
消費者を数字でなく「生活者」として深く洞察する企画に惹かれる
生活者発想を発想の原点に置く博報堂が合う
クライアントと長期で並走し、チームで課題を共創したい
パートナー主義を掲げる博報堂の姿勢に向く
広告だけでなくデータ・テクノロジー・事業創造へ領域を広げたい
「クリエイティビティ・プラットフォーム」へ転換中の博報堂DYの幅が活きる
- 規模やメディア取引量より、個の発想力とクリエイティブで勝負したい人
- 消費者を数字でなく、「生活者」として深く洞察する企画に惹かれる人
- 広告の枠を越えて、データ・テクノロジー・事業創造へ挑みたい人
一方で、海外売上比率の高いグローバルネットワークで働きたい人や、業界No.1の規模・取引量を背景に動きたい人は、電通グループや外資系メガエージェンシーの方が合う場合がある。
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
海外売上比率の高いグローバルネットワークで世界を相手に働きたい
海外比率が高い電通グループや外資系メガエージェンシーの方が合う場合があります。
業界No.1の規模・取引量・メディアバイイング力を背景に働きたい
売上規模が大きい電通グループの方が合う場合があります。
運用型・データドリブンなデジタル広告に専業として深く張りたい
ネット広告専業のサイバーエージェントなどの方が合う場合があります。
求める人物像
「粒ぞろいより、粒違い」な個性
博報堂の有名な人材観。均質な優等生ではなく、際立った個性・独自の視点を持つ人を求める。「多様な発想のぶつかり合いが、新しいアイデアを生みだす源泉」と考える。
生活者発想を体現できる
人を消費者やデータとしてでなく、矛盾や葛藤を抱える「生活者」としてまるごと捉え、深く洞察できる発想。「生活者のしあわせを真ん中に未来を創造する」DNAに共感できる人。
パートナー主義を貫ける
クライアントやメディアなど産官学のステークホルダーと同じ目線に立ち、長期的な関係を大切にしながら、責任あるパートナーとして課題を見つめ行動し続けられる人。
知的好奇心と巻き込み力
チームでの共創を前提に、多様な視点を持つメンバーと相互に高め合える協働姿勢。知的好奇心・探究心、自ら動く主体性、周囲を巻き込むコミュニケーション力が活きる。
入社後のキャリアパス
入社〜数年目(若手)
総合職として配属職種(ビジネスプロデュース/ストラテジックプラニング/クリエイティブ等)で実務に従事します。クライアント案件にチームの一員として参画し、生活者発想とチーム協働の基礎を固める時期です。
中堅
担当領域での専門性を深めつつ、案件のリードや後輩育成へ。職種を越えた協働(クリエイティブ×ストラテジー×メディア)が博報堂の「チーム」文化の核になります。
専門性の確立・管理職
クリエイティブ職は作品実績を、ストラテジック/マーケはデータ・戦略の専門家としての実績を積みます。その後はプロジェクト統括やマネジメント、あるいは特定領域のプロフェッショナルへ進みます。
博報堂は採用時の職種(コース)に沿って専門性を磨くキャリアが基本だ。若手期はチームの一員として案件に入り、生活者発想とチーム協働の基礎を固める。その後、クリエイティブなら作品実績を、ストラテジック/マーケならデータ・戦略の専門家としての実績を積み、プロジェクト統括やマネジメント、あるいは特定領域のプロフェッショナルへ進む。
年収は出所により幅がある。親会社・博報堂DYHDの有価証券報告書では平均約1,036万円だが、これは持株会社(従業員少数)の値で、事業会社「博報堂」本体の実態とは別だ。事業会社のクチコミ(OpenWork・体験談)では約1,000万円とされる。
初任給は総合職で年俸制・初年度360万円(月額換算30万円・学歴差なし)と公表されており、これに超過勤務手当と業績賞与が加わる。賞与は会社業績に左右されやすく、年収が変動しやすい傾向がある(体験談)。
年収・待遇
博報堂単体は非上場で公式の平均年収は公表されにくい。ここでは公式値(初任給・親会社の有報値)と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値を出典を分けて整理する(2026年6月時点)。
初任給
| 総合職(公式・年俸制) | 初年度360万円(月額換算30万円・学歴差なし/超過勤務手当・業績賞与は別途) |
|---|
平均年収(出典別)
| 親会社・博報堂DYHD(有価証券報告書) | 約1,036万円。ただしDYHDは持株会社で従業員が少数のため、事業会社『博報堂』本体の実態とは別 |
|---|---|
| 博報堂(OpenWorkクチコミ・体験談) | 約1,000万円(職種によりクリエイティブが高めの傾向) |
待遇の特徴
- 賞与が会社業績に左右されやすく、年収が変動しやすい傾向(クチコミ・体験談)
- 年代別はクチコミ推定で30歳前後で約1,000万円、40歳で約1,200〜1,500万円とされる(非公式)
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork等の社員クチコミ(体験談)+公式IR)。 クリエイティブで自由・フラットな社風、個性を尊重する文化、社会的影響力の大きい案件への裁量を評価する声が多い一方、部署差の大きい長時間労働の傾向や、賞与のブレ、若手の離職・出世の詰まりを課題に挙げる声も共存します。
| 総合評価(OpenWorkクチコミ) | 約4.2(風通しの良さが高評価) |
|---|---|
| 月平均残業(クチコミ) | 約56.6時間(部署差が大きい) |
| 有給消化率(クチコミ) | 約49.7% |
評価する声
- クリエイティブで自由・フラットな環境。職種や年次を超えて対等に意見を交わせるという声
- 優秀で個性豊かな人材が集まり、多様な発想がぶつかり合う刺激的な環境
- 若手から社会的影響力の大きい案件に裁量を持って関われるという体験談
気になる声
- 残業が多くなりがちな傾向(部署・繁忙期による差が大きいという声)
- 賞与が会社業績に左右されやすく、年収が変動しやすい傾向
- 若手の離職や、上のポストが詰まり昇進が進みにくいという指摘の傾向
評判では「クリエイティブで自由・フラットな社風」「個性を尊重する文化」「社会的影響力の大きい案件への裁量」を評価する声が多い。
一方で、部署差の大きい長時間労働の傾向(クチコミで月平均残業約56.6時間・有給消化率約49.7%)や、賞与のブレ、若手の離職・出世の詰まりを課題に挙げる声もある。
いずれもOpenWork等の社員クチコミ(体験談)に基づく傾向であり、断定値ではない点に留意したい。
沿革
博報堂の歴史は古い。
起点は1895年(明治28年)、教育雑誌の広告取次店として創業したことに始まる。1924年に株式会社となり、戦後は総合広告会社として電通と並ぶ存在へ成長した。
大きな転機が2003年だ。
博報堂・大広・読売広告社の3社が経営統合し、共同持株会社「博報堂DYホールディングス」が発足。2005年に東証一部(現プライム・コード2433)へ上場した。
つまり、上場しているのは持株会社のDYHDで、「株式会社博報堂」はその傘下の非上場の事業会社という二層構造になっている。就活で混同しやすいので、この関係を理解しておくと面接で差がつく。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページで確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 博報堂ブランド単独の新卒採用(総合職一括)。ビジネスプロデュース職・ストラテジックプラニング職・クリエイティブ職・PR職・メディアプロデュース/プラニング職・データサイエンス系などへ配属。エンジニア専業の大規模採用はグループ会社(博報堂テクノロジーズ等)が中心。 |
| 勤務地 | 本社=東京(赤坂)。支社=関西・中部ほか |
| 選考難易度・特徴 | 就活人気・難易度ともに最上位クラス。採用数が少なく志望者が多いため「電通より入りにくい」との評価もある。倍率は媒体推計で約100〜200倍(非公式)。公式フローでも書類で大きく絞られる狭き門。学歴フィルターは「明確には無い」とされ、難関大の比率が高い一方で中堅校・専門・海外大からも採用があり、個性・表現力・生活者洞察を重視する。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリー(ES・適性検査・AI面談を提出)
- 書類選考
- 一次選考(キャリアディスカッション・社員面談)
- 二次選考(グループディスカッション+適性検査)
- 人事面談/キャリアダイアログ
- 最終選考(合格で内々定)
ES・自己分析でよく問われること
- 自分の核・原体験を言語化する「Personal Core Sheet(パーソナルコアシート)」が選考の中核
- 中長期的なビジョンを最大3つ・各30字で表現
- 今後のキャリアで実現したいこと・経験したいこと(300字程度)
- あなたのこだわり・等身大の個性について
面接で聞かれた質問例
- なぜ広告業界か、その中でもなぜ博報堂か(電通との違い)
- 学生時代に力を入れたことと、その深掘り
- Personal Core Sheet(価値観・原体験)の深掘り
- 好きな広告・企画、自分の個性、キャリアビジョン
インターンシップ
夏〜冬に複数コースを開催(事業創造・ビジネスデザイン・クリエイティブ・マーケティングサイエンス等)。早期選考・本選考の入口として実質的に重要とされるが、内定直結の有無は公式に明言がなく要確認。※「H-CAMP」は新卒インターンではなく中高生向け教育プログラムのため混同に注意。
博報堂の選考は、広告会社らしく個性と発想力を正面から問うのが特徴だ。
その象徴が、自分の核や原体験を言語化させる独自のES「Personal Core Sheet(パーソナルコアシート)」である。
定番の質問は「数ある広告会社の中で、なぜ博報堂なのか」。電通との違いを自分の言葉で語れるかが問われやすい。
- 好きな広告・企画を挙げ、「なぜ良いと思うか」を生活者目線で語れるようにしておく
- 「電通=組織力/博報堂=個性・生活者発想」という独自ポジションを理解しておく
- ガクチカや原体験を、表面的な実績でなく「自分は何を大切にする人間か」まで掘り下げておく
インターン(夏〜冬の複数コース)は早期選考の入口として実質的に重要とされるが、内定直結の有無は公式に明言がなく要確認だ。
締切・選考フロー・インターンの最新情報は公式採用サイト(hakusuku.jp)で要確認。
よくある質問
博報堂の年収・初任給はどのくらいですか?
- 総合職は年俸制で初年度360万円(月額換算30万円・学歴差なし)で、超過勤務手当と業績賞与が別途加算されます。平均年収は親会社・博報堂DYホールディングスの有価証券報告書で約1,036万円ですが、これは持株会社の値で、事業会社「博報堂」のクチコミ(体験談)では約1,000万円とされ、広告大手として高い水準です。
博報堂の就活の難易度・倍率は?
- 就活人気・難易度ともに最上位クラスで、採用数が少なく志望者が多いため「電通より入りにくい」との評価もあります。倍率は就活メディアの推計で約100〜200倍(非公式)とされ、公式の選考フローでも書類段階で大きく絞られる狭き門です。
博報堂に学歴フィルターはありますか?採用大学は?
- 学歴フィルターは「明確には無い」とされています。難関大の比率は高い一方で、中堅校・専門学校・海外大からの採用もあり、「粒ぞろいより粒違い」を掲げて個性・表現力・生活者洞察を重視する選考が特徴です。
博報堂は激務ですか?評判は?
- 月平均残業はクチコミで約56.6時間とされますが部署・繁忙期による差が大きい傾向です。社風はフラットで個性を尊重する自由な環境という評価が多い一方、賞与のブレや若手の離職を課題に挙げる声もあります(いずれも体験談・傾向)。
博報堂と電通の違いは何ですか?
- 電通グループは規模・海外ネットワーク・メディア取引量で国内最大手、博報堂DYは国内基盤の厚さと「生活者発想」に基づくクリエイティブで知られる業界2位、という違いがあります。社風も電通は組織力、博報堂は個性重視と対比されることが多いとされます(傾向)。
最終更新: 2026-06-14