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日本HPの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

日本HPの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

セキュリティも教育端末も東京生産も、実は「モノを売って終わらない」という同じ発想の表れなんです。本文で順にひもときます。

就活生

日本HPって、パソコンを売ってる会社ですよね…?外資系だし、正直ほかのIT企業と何が違うのか分かりません。

編集部

よくある誤解です。実は日本HPは「モノを売って終わらない」方向に事業の重心を移していて、セキュリティや教育端末、サブスクリプションまで手を広げているんです。3分で正体が分かります。

結論から言うと、日本HPは単なるPC・プリンターメーカーではなく、法人向けのセキュリティとサブスクリプション型サービスまで一気通貫で提供する会社へと変わりつつある。

業界の基礎

就活生

PCやプリンターの業界って、正直どこも同じに見えます…。

編集部

実は各社で「稼ぎ方」がまったく違います。個人向けか法人向けかPCが主力かプリンターが主力かで見ると一気に整理できますよ。

PC・プリンター業界は、個人向けの量販モデルと、法人向けの導入・保守込みのソリューションモデルに大きく分かれる。

国内PC市場は、NECレノボが最大手で、日本HP・デル・富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が続く寡占構造だ(2025年度上期・MM総研調べ)。プリンター市場はキヤノン・エプソンの2強で国内シェア約8割を占め、ブラザー工業が続く。

  • PC専業: NECレノボ、デル・テクノロジーズ、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)
  • プリンター専業: キヤノン、エプソン、ブラザー工業
  • PC+プリンター+法人サービス: 日本HP

日本HPはこの両市場にまたがる数少ないプレイヤーで、法人向けPC市場では国内シェア2位(17.5%)を握る。

事業内容

日本HPの事業内容: パーソナルシステムズ(PC)事業、プリンティング事業、法人向けセキュリティ・サブスクリプション

ビジネスモデル

PC(ノート・デスクトップ)とプリンター(レーザー・インクジェット・3Dプリンティング)というハードウェアを入口に、法人向けセキュリティ・管理・サブスクリプションといった継続課金型サービスで収益源を広げるモデル。米HP Inc.の日本法人として、国内での製品供給・サポート・法人ソリューション提供を担う。

  • パーソナルシステムズ(PC)事業

    法人向け業務用PCから個人向けノートPCまで展開。2024年5月のブランド刷新で個人向けは「HP Omni」、法人向けは「HP Elite」に統一。教育市場向けには堅牢モデル「HP Fortis」を持つ。

    HP EliteHP OmniHP Fortis
  • プリンティング事業

    1984年の世界初汎用サーマルインクジェットプリンター発表以来の技術基盤。個人向け小型機から法人向けレーザー複合機、大判プリンター、3Dプリンティングまでを手がける。

    HP LaserJetHP OfficeJetHP ENVY3Dプリンティングソリューション
  • 法人向けセキュリティ・サブスクリプション

    ハードウェア販売の売り切りモデルから、継続課金型の法人サービスへ収益構造を移す成長領域。自社製セキュリティとデバイス管理SaaSを両輪とする。

    HP Wolf SecurityHP Workforce Experience Platform

2024年5月、日本HPは長年親しまれた「Spectre」「EliteBook」といった製品ブランドを整理し、個人向けを「HP Omni」、法人向けを「HP Elite」に再編した。

背景にあるのは、単発のハードウェア販売から継続課金型の法人サービスへ収益構造を移す戦略だ。PC・プリンターという「モノ」を入口に、セキュリティ・管理・保守を含めた「コト」で稼ぐ方向に舵を切っている。

この会社の強み

日本HPの強み: 自社製セキュリティ「HP Wolf Security」、10年がかりの法人サブスク戦略、GIGAスクール向け専用端末の継続更新、日野工場に集約した「東京生産」体制
  1. 自社製セキュリティ「HP Wolf Security」

    四半期ごとの脅威インサイトレポートを2022年から日本語で発行し続け、独自の脅威分析体制を持つ。中小企業向け専用ライン「HP Wolf Pro Security Service」は株式会社ITコミュニケーションズ、株式会社TOPCREW等での導入事例がある。

  2. 10年がかりの法人サブスク戦略

    2016年の「HP Device as a Service」開始から、2025年7月の「HP Workforce Experience Platform(WXP)」へと発展。専門組織「ワークフォースソリューション事業本部」を置き、PC・プリンタ・会議機器を横断するAIベースの管理SaaSまで一貫投資する。

  3. GIGAスクール向け専用端末の継続更新

    教育市場向けブランド「HP Fortis」を2024年11月にGIGAスクール構想第2期向けへ拡充。堅牢仕様・ペン対応・eSIM内蔵など、単発でなく複数年にわたり仕様を更新している。

  4. 日野工場に集約した「東京生産」体制

    東京都日野市の拠点に生産・物流を集約し、注文から5営業日での納品を実現。取引先の約8割が首都圏に集中する立地を生かし、輸送に伴うCO2排出も抑える。

4つの強みは個別の取り組みに見えて、実は一つの経営判断でつながっている。

HP Wolf Securityは「守り」、法人サブスク戦略(DaaS→WXP)は「使い続けてもらう仕組み」、HP Fortisは「教育という長期の関係が生まれやすい市場への布石」、東京生産は「それを支える供給網」——4つはバラバラに見えて、「売って終わりにしない」という一つの経営判断でつながっている。

業績の推移(売上高(単体))

2,181億円2022/10期2,339億円2023/10期2,634億円2024/10期3,548億円2025/10期
日本法人単体の売上高(官報決算公告・決算期は毎年11月〜翌10月)。日本HPは非上場でIR開示が無く、官報決算公告が唯一の公的な単体業績開示。2025年10月期の売上急増(前期比+34.7%)は公告上に理由の記載がなく、同時期のWindows 10サポート終了に伴う法人PC入替需要拡大と重なる可能性はあるが未確認。参考として親会社HP Inc.(NYSE:HPQ、米会計年度10月期)のFY2025連結売上高は553億ドル(前年比+3.2%)。

日本HPは非上場のため有価証券報告書は無いが、会社法上の決算公告義務があり、官報で単体の売上を確認できる。

決算期売上高(単体)特記事項
2022年10月期2,181億円
2023年10月期2,339億円
2024年10月期2,634億円
2025年10月期3,548億円前期比+34.7%

親会社HP Inc.(NYSE:HPQ)のFY2025連結売上高は553億ドル(前年比+3.2%)で、日本法人単体とは別の指標である点に注意したい。

競合の中での立ち位置

日本HP のポジショニングマップ
PC・プリンター業界マップ(2軸で見る)

同じPC・プリンター業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプ日本HPとの違い
日本HPPC+プリンター+法人サービス両市場にまたがり、法人向けセキュリティ・サブスクまで展開
NECレノボPC専業・国内最大手個人・法人ともに国内シェア1位。プリンター事業は持たない
デル・テクノロジーズPC専業・法人特化色が強いサーバーも含む幅広いIT基盤を提案する色が強い
富士通クライアントコンピューティングPC専業・国内資本富士通ブランドで官公庁・教育向けに強い
キヤノン/エプソンプリンター専業2強国内プリンター市場の約8割を握る。PC事業は持たない

同じ「HP」でも、日本HPと日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE)は2015年に分社した別会社である。就活生が最も混同しやすいポイントだ。

今後の展望

日本HPの数値目標(FY2028)

ビジョン

親会社HP Inc.「Fiscal 2026 Plan」(AI活用による全社変革)/日本HPは「Future of Work」を国内事業の中核方針に据える

HP Incは2025年11月、AI活用を軸とした全社変革「Fiscal 2026 Plan」を発表した。前身の「Future Ready Transformation」(2022年11月発表)の後継で、FY2028までに年間約10億ドルのコスト削減と4,000〜6,000人規模の人員削減を掲げる。日本HPはこの流れの中で「Future of Work(未来の働き方)」を国内事業方針の中核に据え、AI PCやハイブリッドAI、業界特化ソリューションへの投資を続けている。

数値目標

コスト削減目標(FY2028)約10億ドル
人員削減(FY26-28)4,000〜6,000人
フリーCF(FY2026)28〜30億ドル
GHG排出削減(2030年)50%削減

注力施策

  • AI PCとハイブリッドAI戦略

    2025年1月・4月に個人・法人・AI開発者向けの次世代AI PC群を一挙発表。オンデバイスAIとクラウドAIを組み合わせた「ハイブリッドAI」を軸に、2025年10月には「HP Future of Work AI Conference 2025」を開催した。

  • 業界特化ソリューションの展開

    2026年春に建設・建築業界向け新ソリューション「HP Build Workspace」をローンチ予定。ハイブリッドAIを活用し業界特有の課題解決を狙う。

  • OpenAIとの提携によるAI基盤強化

    親会社HP Incは2026年6月にOpenAIとの提携を発表し、「Frontier」プラットフォームを全社導入。顧客体験・従業員生産性・デバイス管理をAIで強化する方針。

  • 東京生産による国内シェア維持

    日野市の拠点に生産・物流を集約する「東京生産」を強みに、法人向けPC市場で国内シェア2位を維持する。

ロードマップ

  1. 1963

    横河電機とHP社の合弁で横河ヒューレット・パッカード(YHP)設立

  2. 1995

    日本ヒューレット・パッカード株式会社に社名変更

  3. 1999

    横河電機との合弁解消、HP社100%出資会社に

  4. 2014/12

    株式会社日本HP設立

  5. 2015/8

    日本ヒューレット・パッカード株式会社からPC・プリンティング事業を承継し分社

  6. 2016/6

    生産・物流拠点を日野市に統合

  7. 2021/11

    本社を港区港南(品川シーズンテラス)へ移転

  8. 2025/11

    親会社HP IncがAI活用による全社変革「Fiscal 2026 Plan」を発表

HP Incは2025年11月、AI活用による全社変革「Fiscal 2026 Plan」を発表した。前身の「Future Ready Transformation」(2022年発表)の後継で、FY2028までに年間約10億ドルのコスト削減と4,000〜6,000人規模の人員削減を掲げる。

日本HPはこの流れの中で「Future of Work(未来の働き方)」を国内事業の中核方針に据え、AI PCとハイブリッドAI、業界特化ソリューション(2026年春予定の建設業界向け「HP Build Workspace」等)に投資を続けている。グローバルではコスト構造改革、日本では成長領域への投資という、一見矛盾する2つの動きが同時に進んでいる点が、いまの日本HPを読み解く鍵だ。

こんな人にピッタリ

日本HPが合う人・合わない可能性がある人の早見表

PCやプリンターというハードウェアの提供にとどまらず、セキュリティやサブスクリプション型サービスまで一気通貫で顧客に提案することにやりがいを感じられる人。

  • 外資系企業でグローバルなビジネス慣行・スピード感に触れたい

    HP Inc.の日本法人としてグローバル基準の意思決定に近い環境で働ける日本HPが合う

  • 法人向け(B2B)の課題解決型営業やソリューション提案に関心がある

    法人PC市場でシェア2位を握り、セキュリティ・サブスク提案まで手がける日本HPの事業の幅が活きる

  • 成果に応じてメリハリをつけて働きたい

    目標管理・成果連動の評価文化を持つ日本HPが向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 年功序列・終身雇用型の安定したキャリアパスを求める

    外資系・成果主義の色が強いため、日系大手メーカーの方が合う場合があります。

  • 国内PCシェア1位ブランドで働きたいという理由だけで志望する

    現在の国内シェアは法人・全体とも2位(NECレノボが1位)のため、期待とのギャップを感じる可能性があります。

  • 若手のうちからじっくり時間をかけて育成してもらいたい

    クチコミで「20代の成長環境」をやや低く評価する声があり、自ら機会を掴みに行く姿勢が求められる傾向があります。

求める人物像

  • HP Wayを体現できる人

    創業者ビル・ヒューレットの理念に基づく「尊敬と信頼」の企業文化。国籍・性別・世代等によらず、仕事の中身そのもので評価する姿勢を重視する。

  • 自律的に働き方を選び、成果を出せる人

    フレックスワークプレイス制度(在宅勤務・直行直帰など)を前提に、自分の業務・生活に合わせて働き方を組み立てられる自律性を求める。

  • 顧客のビジネス課題解決に貢献する意欲がある人

    新卒採用では「お客様の課題を解決しビジネスの成長に貢献できる」姿勢を重視。学歴不問で、個性やこだわりを歓迎する方針を掲げる。

  • 変化への適応力・学習意欲がある人

    ITインフラ・クラウド・AI等の技術トレンドへの関心と学ぶ意欲、多様な背景を持つ人々との協働力を評価する。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜1年目

    新卒研修後、配属先でOJT中心に業務を習得する。若手でも裁量ある業務を任される傾向があり、入社1年目からブランド統合プロジェクトを担当した社員の例もある。

  2. 中堅(数年目以降)

    社内公募制度が活発に機能しており、営業からマーケティングへの異動やシンガポール等グローバル拠点への転籍事例がある。女性リーダー育成に特化した1年間プログラムなども用意される。

  3. 働き方の土台

    フレックスワークプレイス制度(2007年導入・週複数日の在宅勤務が可能)と裁量労働制のもと、「自分のキャリアは自分で築く」ことが前提となる。会社が一律のレールを敷くのではなく、本人が学習機会を選び取る文化。

日本HPは新卒研修後のOJTで基礎を固めつつ、社内公募制度でキャリアの舵を自分で切れる文化がある。営業からマーケティングへの異動や、海外拠点への転籍事例もある。

一方でこの「自分でキャリアを築く」前提は、会社が手厚く育成レールを敷いてくれるタイプの会社とは対照的だ。能動的に機会を掴みに行く姿勢が求められる。

年収・待遇

日本HPは非上場・社債未発行のため有価証券報告書等の公式開示は無く、初任給の一部事例とクチコミ由来の年収情報のみが確認できる(2026年8月時点)。

初任給

セールススペシャリスト職(2028年卒募集事例)月収35万円(全職種共通の公式レンジは非開示)

平均年収(出典別)

OpenWorkクチコミ(体験談・正社員63人回答)約991万円(回答者平均年齢42歳)
エンゲージ会社の評判(体験談・39人回答)約883万円(回答者平均年齢47歳)

年次・役職別の目安

OpenWorkクチコミ年収レンジ(体験談)420万〜2,500万円

待遇の特徴

  • フレックスワークプレイス制度により週複数日の在宅勤務が可能(2007年導入、コアタイム外は柔軟)
  • 有給休暇消化率はクチコミで58〜60%台と、外資系の中でも取得しやすいという声が多い
  • クチコミサイトにより平均年収の数値に幅があり(約883万〜991万円)、回答者の年齢構成の違いが一因とみられる

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議(jobtalk)・エンゲージ会社の評判等の社員クチコミ) OpenWork(回答116人)で総合評価3.85、転職会議(口コミ138件)でも3.85と、クチコミサイトでは外資系IT企業の中でも高水準の評価。フレックスワークプレイス制度による在宅勤務の自由度や有給消化率の高さを評価する声が多い一方、「20代の成長環境」「人材の長期育成」のスコアはやや低く出ている。

総合評価(OpenWork・回答116人)3.85 / 5.0
月平均残業(クチコミ)約22.8〜28時間(サイトにより差あり)
有給休暇消化率(クチコミ)約58〜60%
20代成長環境スコア(OpenWork)3.1 / 5.0(8項目中で低め)

評価する声

  • フレックスワークプレイス制度により在宅勤務・勤務場所の裁量が大きい
  • 有給休暇が取得しやすい社風という声が複数サイトで一致
  • 風通しの良さ・法令順守意識のスコアが高く、心理的安全性への言及も複数
  • 外資系水準の給与・待遇という声(年収納得度は高め)

気になる声

  • 「20代の成長環境」「人材の長期育成」のスコアが他項目より低く、若手の育成体制に課題を指摘する声がある
  • 部署・プロジェクトによって忙しさの差が大きいという声がある
  • PC販売中心の事業構造への依存、需要変動への対応を課題とする指摘がある

就活生

外資系ってやっぱり成果主義で、20代のうちは大変だったりしませんか…?

編集部

正直に言うと、クチコミでも「20代の成長環境」のスコアはやや低めです。ただし裁量労働制で在宅勤務の自由度は高く、有給消化率も58〜60%台と良好。育ててもらうより自分で機会を掴みに行くタイプに向いています。

沿革

日本HPの源流は、1963年に横河電機とHP社が設立した合弁会社「横河ヒューレット・パッカード(YHP)」に遡る。日本におけるHPブランドの歴史は60年を超えるが、現在の法人格である「株式会社日本HP」自体は2014年12月に新設された会社である点には注意したい。

1999年に横河電機との合弁を解消してHP社の100%子会社となり、2015年8月、旧・日本ヒューレット・パッカード株式会社がPC・プリンティング事業(現・日本HP)とサーバー・エンタープライズ事業(現・日本ヒューレット・パッカード合同会社=HPE)に分社した。

採用・選考

日本HPの選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認。28卒セールス系インターンは2026年8月6日・9月14日開催予定だがエントリー締切は公式サイトに明記なし)
募集職種・コースセールス・セールスマーケティング、セールスオペレーション、サプライチェーン、カスタマーサポートなど職種別に募集。理系向けにシステムエンジニア募集の実績もある(体験談ベース)。
勤務地本社(東京都港区港南・品川シーズンテラス)のほか、中部支店(名古屋)・西日本支社(大阪)・福岡営業所
選考難易度・特徴日本HP単体の倍率・難易度の公式データは確認できず(「日本ヒューレット・パッカード合同会社=HPE」の倍率情報と混同されやすいので注意)。外資系IT大手としてDell・Lenovo等と並ぶ人気企業で、インターン経由の選考直結ルートに応募が集中する傾向がある。

選考フロー

  1. インターンシップへのエントリー(ES提出)
  2. 書類選考(応募多数の場合は人事面談を挟む場合あり)
  3. インターンシップ参加(セールス職は1.5日程度、他職種は0.5〜1日程度)
  4. 複数回の面接(オンラインまたは対面)
  5. 内定

選考で聞かれること

  • なぜ数あるIT企業で日本HPなのか

    面接官が見ているポイント

    2015年にHPE(法人インフラ専業)と分社した日本HP固有の事業領域(PC・プリンター・法人サブスク)を理解した上で語れているかを見ている

  • HPEの選考は受けていないのか

    面接官が見ているポイント

    実際に問われる質問。HP IncとHPEの事業の違いを正確に理解し、両者を混同せず日本HPを選ぶ理由を明確に語れているかを確認している

  • 幅広いIT分野でなぜこの職種を選んだか

    面接官が見ているポイント

    SIerや通信キャリア等の選択肢がある中で、営業・SE等の職種選びの軸が一貫しているかを見ている

  • 競合のDellやLenovoではなく日本HPな理由

    面接官が見ているポイント

    価格競争が激しいPC市場の競合と比較した上で、日本HPならではの強みを踏まえた志望動機になっているかを確認している

  • 学生時代以外で成長のため努力したことは

    面接官が見ているポイント

    大学生活に限定しない実際のES設問。学業・部活以外の場でも粘り強く取り組める人物かを見ている

  • 志望理由を200字で簡潔に説明して

    面接官が見ているポイント

    外資系企業らしく要点を絞った簡潔な自己表現ができるか、限られた文字数でも論理構成力があるかを見ている

  • PC市場での日本HPの立ち位置をどう見るか

    面接官が見ているポイント

    Dell・Lenovo・Appleがひしめく市場環境下で、日本HPの差別化ポイントを自分の言葉で説明できる業界理解があるかを見ている

  • 法人向けサブスク事業をどう思うか

    面接官が見ているポイント

    PC・プリンターの売り切り型から月額課金のサービスへとビジネスモデルが転換している実態を理解し、法人営業への適性があるかを確認している

  • HP Wolf Securityについて知っていることは

    面接官が見ているポイント

    ハードウェアメーカーがエンドポイントセキュリティ事業に注力する狙いを理解し、技術トレンドへの感度があるかを見ている

  • 仮想のPCをどう営業提案するか

    面接官が見ているポイント

    実際のGD課題。製品スペックの説明で終わらず、顧客課題に翻訳して価値提案できる論理的思考力があるかを見ている

  • 周りの友人からどんな人だと言われるか

    面接官が見ているポイント

    実際に問われる質問。自己認識と他者評価にズレがないか、対人関係における自分のポジションを客観視できているかを確認している

  • なぜ弊社があなたを採用すべきだと思うか

    面接官が見ているポイント

    実際に問われる質問。自己PRを企業側の採用メリットに変換して語れるか、成果志向が強い外資系企業らしい自己アピール力を見ている

  • 旧YHP時代からの歴史をどう見るか

    面接官が見ているポイント

    横河電機との合弁だった横河ヒューレット・パッカード時代の経緯を含め、企業への理解の深さを見ている

  • 学生時代チームで頑張ったことは

    面接官が見ているポイント

    実際に問われる質問。個人戦ではなくチームでの貢献の仕方から、法人営業やSE職で求められる協働力を判断している

  • 挫折経験とそこから何を学んだか

    面接官が見ているポイント

    失敗への向き合い方や立ち直り方から、困難な商談や大型案件でも粘り強く対応できる人物かを見ている

  • リーダーシップを発揮した経験は

    面接官が見ているポイント

    役職の有無ではなく集団の中で実際にどう動いたかという行動レベルの具体性から、素の統率力を見ている

  • 周囲と意見が対立した時どう対応するか

    面接官が見ているポイント

    多国籍な意思決定層を持つ外資系企業特有の、価値観の異なる相手との合意形成力を見ている

  • 入社後にやりたいことは何か

    面接官が見ているポイント

    PC・プリンター・法人サブスク・セキュリティなど複数事業がある中で、入社後のキャリアイメージが具体的に描けているかを見ている

  • 5年後どんなキャリアを描いているか

    面接官が見ているポイント

    年功序列ではなくジョブ型に近い外資系のキャリア形成に対する理解と、自律的な成長意欲があるかを見ている

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    逆質問の中身から、企業研究の深さと入社意欲の高さを最終的に判断している

インターンシップ

セールス系は1.5日間、他職種は0.5〜1日間の選考直結型インターンシップ。セールス職は8〜9月、他職種は10〜11月頃に開催される傾向。インターン参加者向けの早期選考の案内があるとの就活メディアの記載が複数あるが、公式の優遇明言は未確認のため要確認。

公式採用ページを見る →

日本HPの新卒採用は、セールス系を中心としたインターンシップ経由の選考直結が主要ルートだ。選考では「なぜHPEではなく日本HPか」「PC市場での立ち位置をどう見るか」など、HPとHPEの違い・業界での立ち位置を正確に理解しているかが繰り返し問われる。

  • 「日本HP」と「日本ヒューレット・パッカード(HPE)」の事業領域の違いを、自分の言葉で説明できるようにしておく
  • PC・プリンター市場での日本HPの立ち位置(NECレノボ・デル等との違い)を数字で押さえておく
  • HP Wolf Securityや法人サブスク戦略など、「モノを売って終わらない」事業転換を志望動機に結びつける

編集部

日本HPだけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

日本HPの年収・初任給はどのくらいですか?

日本HPは非上場のため公式の平均年収は非開示です。社員クチコミではOpenWork(体験談・回答者平均42歳)で約991万円、エンゲージ(体験談・回答者平均47歳)で約883万円とされ、サイトにより幅があります。初任給は職種別募集の一例(セールススペシャリスト職・2028年卒)で月収35万円という記載がありますが、全職種共通の公式レンジは公表されていません。

日本HPは「やばい」「激務」と言われることがありますが本当ですか?

月平均残業はクチコミで約22.8〜28時間(サイトにより差あり)、有給休暇消化率は約58〜60%とされ、外資系企業の中では働きやすいという声が多めです。一方で部署・プロジェクトによって忙しさの差が大きいという指摘もあります(体験談ベース)。

日本HPと日本ヒューレット・パッカード(HPE)はどう違うのですか?

2015年8月、旧・日本ヒューレット・パッカード株式会社がPC・プリンティング事業(現・株式会社日本HP)とサーバー・エンタープライズ事業(現・日本ヒューレット・パッカード合同会社=HPE日本法人)に分社しました。現在は資本関係のない別会社で、就活情報でもこの2社は混同されやすいため注意が必要です。

日本HPの採用倍率・就職難易度は?

日本HP単体の倍率・難易度を示す公式データは確認できませんでした(HPE側の倍率情報と混同されやすい点に注意)。Dell・Lenovo等と並ぶ外資系IT大手として人気があり、インターンシップ経由の選考直結ルートに応募が集中する傾向があります。

日本HPのインターンは選考に有利ですか?

セールス系は1.5日間、他職種は0.5〜1日間の選考直結型インターンシップがあります。参加者向けの早期選考案内があるとの就活メディアの記載が複数ありますが、公式な優遇の明言は確認できておらず要確認です。最新情報は公式採用ページで確認してください。

基本情報

上場区分非上場(親会社の米HP Incがニューヨーク証券取引所上場・証券コード HPQ)
グループHP Inc.(NYSE: HPQ)の100%子会社。日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE日本法人・エンタープライズ事業)とは2015年に分社した別法人
創業・設立1963年に横河電機とHP社の合弁会社「横河ヒューレット・パッカード(YHP)」として日本進出/現・株式会社日本HPは2014年12月設立・2015年8月に事業開始
本社東京都港区港南一丁目2番70号(品川シーズンテラス21階)
代表者岡戸伸樹(代表取締役 社長執行役員)
資本金5億円
従業員数約470〜500名(情報源により幅あり・非公式集計)
売上高単体3,548億円(2025年10月期・官報決算公告ベース)
事業領域PC・プリンティングおよび法人向けセキュリティ・サブスクリプションサービス

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-15