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TDKの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

TDKの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約20

編集部

強みの3つは実は稼ぐ事業に絞る経営判断で一本につながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

TDKって名前は知ってますが、正直カセットテープの会社というイメージしかなくて…。

編集部

そのイメージのままだと大きく見誤りますよ。実はいま、TDKの売上の半分以上を稼いでいるのは電池なんです。

結論から言うと、TDKの正体は電子部品の総合メーカーであると同時に、スマホ向け二次電池で世界シェア50%超を握る「電池会社」でもある。

業界の基礎

電子部品業界は、スマートフォン・EV・データセンターなど電子機器の内部で使われる部品(コンデンサ・コイル・センサー・電池等)を製造する業界だ。

主要プレイヤーは、それぞれ得意領域が異なる。

プレイヤータイプ代表
受動部品専業コンデンサ・インダクタ中心太陽誘電
受動部品+車載・AI展開MLCC世界最大手村田製作所
総合電子部品(磁性・電池・センサー)事業領域が最も広いTDK
パワー半導体中心車載・産業向けローム
モーター総合車載・家電・産業ニデック

その中でTDKは、受動部品・磁気応用製品・センサー・二次電池の4事業を横断する総合力という立ち位置にある。

とりわけ二次電池(エナジー応用製品)が売上の半分以上、利益の大半を稼ぐ収益の柱に育っている点が、同業他社と一線を画す。

事業内容

TDKの事業内容: エナジー応用製品、受動部品、磁気応用製品、センサ応用製品

ビジネスモデル

独自の磁性材料技術(フェライト)を起点に、受動部品・センサ・磁気応用製品・二次電池を研究開発から製造まで手がけるBtoB電子部品メーカー。近年は二次電池が売上・利益の柱に成長し、AI・データセンター向け需要も取り込む。

  • エナジー応用製品

    リチウムイオン二次電池と電源を手がける最大セグメント。2026年3月期売上高1兆3,700億円(前期比+16.5%)、構成比約56%でセグメント利益の大半を稼ぐ。

    リチウムイオン二次電池AC-DC電源EV電源
  • 受動部品

    積層セラミックコンデンサ(MLCC)等のコンデンサ、コイル・トランス等のインダクティブデバイスが中核。2026年3月期売上高5,932億円(構成比約24%)。

    積層セラミックコンデンサ(MLCC)アルミ電解コンデンサインダクティブデバイス高周波部品
  • 磁気応用製品

    HDD用磁気ヘッド・サスペンション、磁石を製造。2026年3月期売上高2,629億円(構成比約11%)。

    HDD用磁気ヘッドHDDサスペンション磁石
  • センサ応用製品

    InvenSense等の買収で強化したMEMSセンサ、磁気センサ(TMR)、温度・圧力センサ。2026年3月期売上高2,246億円(構成比約9%)。

    MEMSセンサTMR磁気センサ温度・圧力センサ

TDKの事業構造は、祖業であるフェライト磁性材料の技術を土台に、その応用先を時代とともに組み替えてきた歴史の延長線上にある。

現在の稼ぎ方は二層構造だ。受動部品・磁気応用製品・センサ応用製品が「電子部品メーカーとしての本業」を支える一方、エナジー応用製品(二次電池・電源)が売上の56%・利益の大半を占める「実質的な収益エンジン」になっている。2026年4月にはTDK-NCIアドバンスドマテリアルズ(日本化学工業との合弁)を設立し、MLCC向けセラミック材料の開発という上流工程にも踏み込んでいる。

この会社の強み

TDKの強み: スマホ電池で世界シェア50%超、選択と集中でポートフォリオ再編、センサー統合を系譜的に買収、AI・データセンター需要を先取り、CVCで材料科学に規律ある投資
  1. スマホ電池で世界シェア50%超

    香港子会社ATL(2005年買収)を起点に、iPhone・Galaxyなど2大スマホ向け小型二次電池で世界シェア約50%超を握る。エナジー応用製品セグメントは利益率約18%と高く、全社営業利益の大半を稼ぐ収益の柱になっている。

  2. 選択と集中でポートフォリオ再編

    2025年9月、車載用電源の新規開発事業をAstemoへ吸収分割で移管(2026年4月発効)する一方、2026年5月にマレーシアの中型電池メーカーLinergy Powerの買収を発表(約380億円・2026年6月に完全子会社化予定)。稼ぐ力の薄い事業を切り離し電池へ資源を集中する経営判断を進める。

  3. センサー統合を系譜的に買収

    InvenSense(2017年・慣性センサ)→Chirp Microsystems(超音波センシング)→Qeexo(tinyML)→SoftEye(2025年・視線検出)と、モーション・超音波・機械学習・視線検出の技術を単発でなく系譜的に積み上げ、センサーフュージョン領域の技術基盤を築いている。

  4. AI・データセンター需要を先取り

    静電容量を従来比10倍に高めた汎用MLCC「Cシリーズ」を2025年6月に量産開始し、AIサーバー・蓄電システム向けに月産500万個を供給。ATLとCATLの合弁Ampaceはデータセンター向け蓄電システムも展開する。

  5. CVCで材料科学に規律ある投資

    2019年設立のCVC「TDK Ventures」は現在4ファンド運用でAUM5億ドル、投資先は74社。配送ロボットのStarship TechnologiesやAIチップのユニコーンGroq等、材料科学を起点にモビリティ・ロボティクス領域へ投資テーマを広げている。

就活生

正直、TDKの強みって「電子部品をいろいろ作っている」くらいのイメージしかなくて…。

編集部

そこが盲点です。実は5つの強みは全部稼ぐ事業に大胆に絞り込むという一つの経営判断でつながっているんです。

スマホ電池での圧倒的シェア(①)は、裏を返せば「稼げる事業に資源を集中する」判断の最も古い成功例だ。近年はその同じ判断が、車載用電源事業の切り離しと中型電池メーカー買収(②)という事業ポートフォリオの入れ替えに表れている。

センサー領域の一連の買収(③)も、脈絡のない多角化ではなく、モーション→超音波→機械学習→視線検出という一つの技術テーマを段階的に完成させる投資だ。AIサーバー向けMLCCの増産(④)や、材料科学スタートアップへのCVC投資(⑤)も同じ根を持つ。「儲かる領域に張り、儲からない領域から降りる」という一貫した経営規律こそが、TDKの本当の強みである。

業績の推移(売上高)

21,808億2023/3期21,039億2024/3期22,048億2025/3期25,048億2026/3期25,800億(予想)2027/3期
売上高(IFRS・連結)。2024年3月期はいったん減収となったが、二次電池・センサーの伸長とデータセンター向け需要の取り込みで、2026年3月期は売上高・営業利益(2,724億円・利益率10.9%)とも過去最高を更新した。

決算期は3月末(IFRS・連結)。

決算期売上高営業利益営業利益率
2023年3月期21,808億円1,688億円7.7%
2024年3月期21,039億円1,729億円8.2%
2025年3月期22,048億円2,242億円10.2%
2026年3月期25,048億円2,724億円10.9%

2024年3月期はいったん減収に転じたが、二次電池・センサーの伸長とデータセンター向け需要の取り込みで2026年3月期は過去最高を更新した。中期経営計画の目標である営業利益率11%以上・ROIC8%以上に対し、直近実績は着実に近づいている。

競合の中での立ち位置

TDK のポジショニングマップ
電子部品業界マップ(2軸で見る)

同じ電子部品業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプTDKとの違い
TDK総合電子部品(磁性・電池・センサー)4事業を横断し、電池が売上の半分以上を占める
村田製作所受動部品+車載・AI展開MLCC世界最大手。電池・センサーも持つが受動部品が主軸
太陽誘電受動部品専業電池事業を持たず、コンデンサ・インダクタに特化
京セラ電子部品+完成品複合機・工具・通信機器まで手がける完成品コングロマリット
ロームパワー半導体中心自動車・産業向けのパワー半導体が主力
ニデックモーター総合精密小型モータを中核に車載・家電・産業向けを展開

規模だけで見ると村田製作所・京セラ・ニデックと近いが、「電池が稼ぎ頭」という収益構造の異質さがTDK固有の立ち位置を作っている。

今後の展望

TDKの数値目標(2027年3月期(会社予想))

ビジョン

長期ビジョン「TDK Transformation」/中期経営計画(2025〜2027年度)

2024年5月に発表した長期ビジョン「TDK Transformation」のもと、マテリアル×プロセス×ソフトウェア技術で顧客のNo.1パートナーを目指す。中期経営計画(2025〜2027年度)では2027年度に売上高2兆5,000億円・営業利益率11%以上・ROIC8%以上を掲げ、2025年11月のInvestor Dayでは中長期に営業利益率15%以上・ROIC12%以上を目指す方針を示した。

数値目標

売上高(2027年3月期(会社予想))2兆5,800億円
営業利益(2027年3月期(会社予想))2,950億円
営業利益率(2027年度(中計目標))11%以上
ROIC(2027年度(中計目標))8%以上

注力施策

  • 二次電池・電源のポートフォリオ再編

    車載用電源の新規開発事業を2026年4月にAstemoへ吸収分割で移管する一方、2026年5月にマレーシアの中型電池メーカーLinergy Powerの買収を発表(約380億円・2026年6月に完全子会社化予定)。稼ぐ力の薄い事業を切り離し、電池へ資源を集中する。

  • AI・データセンター向け需要の取り込み

    静電容量を従来比10倍に高めた汎用MLCC「Cシリーズ」を2025年6月に量産開始し、AIサーバー・蓄電システム向けに月産500万個を供給。ATLとCATLの合弁Ampaceはデータセンター向け蓄電システムも展開する。

  • センサーフュージョン領域への継続投資

    InvenSense(2017年)を起点に、Chirp Microsystems・Qeexo・SoftEye(2025年)と、モーション・超音波・機械学習・視線検出の技術を段階的に取得している。

  • TDK Venturesによるスタートアップ投資

    2019年設立のCVCは現在4ファンド運用でAUM5億ドル、投資先74社。材料科学を起点にモビリティ・ロボティクス領域へ投資テーマを広げる。

ロードマップ

  1. 1935

    東京電気化学工業株式会社を設立(フェライトの工業化が目的)

  2. 1937

    フェライトコアを「オキサイドコア」として製品化(世界初のフェライト実用化)

  3. 1966

    国産初のカセットテープを発売

  4. 1971

    積層セラミックチップコンデンサを発売(電子部品事業を本格化)

  5. 1983

    社名を「TDK株式会社」に変更

  6. 2005

    中国の二次電池メーカーATL(Amperex Technology)を買収、電池事業へ本格参入

  7. 2017

    InvenSenseを買収(MEMSセンサ、センサ事業を強化)

  8. 2024/5

    長期ビジョン「TDK Transformation」・中期経営計画(2025〜2027年度)を策定

  9. 2026/4

    車載用電源の新規開発事業をAstemoへ移管

TDKの将来性を読む軸は、稼げる事業への資源の集中がどこまで徹底されるかにある。

長期ビジョン「TDK Transformation」の裏側で進んでいるのは、車載用電源事業をAstemoへ切り離す一方、中型電池メーカーLinergy Powerを買収するという、事業の入れ替えそのものだ。これは単なる不採算事業の整理ではなく、電池・電源というエネルギー変換領域への「賭け」を強めている動きとして読める。

同時にセンサー領域では、モーション・超音波・機械学習・視線検出の技術を段階的に取得し、AI・スマートグラスといった次の応用先を見据えた布石を打っている。事業の柱を固定せず、時代の需要に合わせて入れ替え続けるという創業以来の姿勢が、いまも成長戦略の核にある。

こんな人にピッタリ

TDKが合う人・合わない可能性がある人の早見表

一つの部品を極めるより、磁性材料という基礎技術を軸に事業ポートフォリオを時代に応じて大胆に組み替えていくダイナミズムに関わりたい人。

  • 磁性材料という基礎技術を軸に、時代に応じて主力事業を大胆に転換していく会社で働きたい

    カセットテープ→HDD用磁気ヘッド→二次電池・センサーへと事業を転換してきたTDKが合う

  • スマホからEV、データセンターまで、電池・電源というエネルギー変換の川上から川下まで携わりたい

    エナジー応用製品が売上・利益の柱であるTDKの規模とスピード感が活きる

  • 一つの部品技術を極めるより、複数の技術領域(受動部品・磁気・センサー・電池)を横断して事業ポートフォリオの成長に関わりたい

    4つの事業セグメントを持つ総合電子部品メーカーのTDKが向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 特定の部品技術(MLCC等)を突き詰めて世界一を追求したい

    受動部品によりウェイトを置く村田製作所や太陽誘電の方が合う場合があります。

  • 完成品・最終製品ブランドで消費者に直接届く仕事をしたい

    TDKはBtoB部品メーカーで最終製品を持たないため、完成品まで手がける京セラなどの方が合う場合があります。

  • 転勤の少ない都市部勤務に絞りたい

    秋田・山形・長野など地方の生産・研究拠点への配属もあるため、勤務地の希望が強い人はフェーズによって物足りなさを感じる可能性があります。

求める人物像

  • 経営理念に基づく自律型人財

    社是「創造によって文化、産業に貢献する」、社訓「夢・勇気・信頼」を土台に、「物事を突き詰めて考え、勇気をもって挑戦し、変化にも粘り強くやり遂げる」自律型人財の育成を掲げる。

  • 挑戦心と探求心

    採用担当者は「自分で挑戦の機会を見つけ、学んで探求したいという気持ちをもっている人には、ぜひ入ってきてほしい」と説明する。失敗を恐れず次に活かす姿勢が評価される社風。

  • 周囲を巻き込むコミュニケーション力

    「周りに助けを求められるコミュニケーション力があると、こちらは手を差し伸べやすい」と、適切に質問・相談できる姿勢を重視する。

  • 自らキャリアを切り拓く意欲

    社内公募制度やキャリアオプション制度が整い、社員自身が希望する部署・職務に手を挙げて挑戦できる環境がある。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜数年目

    新入社員研修とOJTを通じて、技術系・事務系それぞれの配属先で実務を習得します。資格取得奨励制度やE-learningでのスキルアップ支援もあります。

  2. 中堅期

    海外トレーニー制度などで若手のうちから海外経験を積む機会があります。「自ら考え抜き、勇気を持ってチャレンジし、粘り強くやりきる自律型人財」の育成を掲げ、Off-JTとOJTを組み合わせて主体的なキャリア形成を支援します。

  3. キャリア自律

    社内公募制度・キャリアオプション制度により、社員自身が希望する部署・職務に挑戦できます。社内起業家精神を持つ人財向けのインキュベーション制度「TDK Kindergarten」もあります。

職種別採用で、配属後は技術系・事務系それぞれの実務からキャリアが始まる。海外トレーニー制度や社内公募制度など、若手のうちから経験の幅を広げる仕組みが用意されている一方、主要な生産・研究拠点が秋田・山形・長野など地方に分散しているため、勤務地は入社前に想定しておきたいポイントだ。

年収・待遇

公式値は有価証券報告書記載の提出会社(TDK単体)ベースの平均年間給与。クチコミ値はOpenWork等の自己申告集計で、断定数値としては使用しない(2026年8月時点)。

初任給

大学(学部)卒(公式・2025年入社実績)月額280,000円
修士了(公式・2025年入社実績)月額304,000円

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2025年3月期・単体)約830万円(平均年齢43.2歳・平均勤続17.2年)
公式(有価証券報告書・2024年3月期・単体)約783万円(平均年齢42.7歳・平均勤続17.7年)

年次・役職別の目安

参考(各社員クチコミサイトの回答傾向)実力主義で評価による差が大きいとされる(体験談・非公式)

待遇の特徴

  • 有価証券報告書の平均年間給与には賞与・基準外賃金を含む(提出会社単体、連結ではない点に注意)
  • 年度により766万→783万→830万円と上昇傾向(半導体・電子部品市況の影響を受けやすい)
  • クチコミでは「実力主義で評価による差が大きい」「業界的に昇給が低め」という声がある(体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議・就活会議等の社員クチコミ) 学閥のない実力主義の社風や、コアタイムフリーのフレックス・リモートワークなど柔軟な働き方を評価する声が多い一方、秋田など地方拠点への配属・定着への抵抗感や、業界的に昇給が低めという指摘も共存する。

月平均残業(クチコミ)約22〜24時間(出所により差)
有給消化率(クチコミ)約54〜64%(出所により差)

評価する声

  • 学閥がなく実力主義。高卒からのマネージャーも多数存在するとされる
  • コアタイムフリーのフレックス勤務やリモートワークなど柔軟な働き方の選択肢
  • 事業ポートフォリオが多様で、グローバル展開(30カ国以上・200拠点以上)による経験の幅

気になる声

  • 秋田など地方拠点への配属・定着に抵抗を感じる社員がいるとされる
  • 業界的に昇給が低めという指摘がある
  • 工場は交替制勤務のため、部署による業務負荷の差が大きい傾向

就活生

正直、TDKって秋田とか地方の工場配属が多いって聞いて、ちょっと不安なんですが…。

編集部

正直にお答えすると、その声はクチコミでも一定数あります。ただ残業は月22〜24時間程度、有給消化率も54〜64%とワークライフバランス自体は良好という評価が多いんです。

評判全体としては、学閥のない実力主義とフレックス・リモートワークなど柔軟な働き方を評価する声が多い。一方で、秋田など地方拠点への配属・定着への抵抗感や、業界的に昇給が低めという指摘も併存する。腰を据えて技術・製造の現場に向き合いたい人には好相性、都市部勤務にこだわりが強い人は要確認だ。

沿革

TDKは、創業者・齋藤憲三が「日本独自の磁性材料フェライトを工業化する」という志のもと、1935年に東京電気化学工業株式会社として設立したのが始まりである。1937年にフェライトコアを「オキサイドコア」として製品化し、世界初のフェライト実用化を果たした。

その後、磁気テープ・カセットテープの時代を経て、1971年に積層セラミックチップコンデンサを発売し電子部品事業を本格化。1983年に社名を「TDK株式会社」へ変更した。2005年の中国電池メーカーATL買収を境に、電池事業が新たな収益の柱として育っていく。

採用・選考

TDKの選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース技術系総合職(材料開発・プロセス開発・部品設計・ソフトウェア開発・生産技術等)と事務系総合職(営業・企画・コーポレート)、知的財産職の3区分(媒体情報・過去傾向)。理系・修士の比率が高い。
勤務地本社(東京都中央区日本橋)ほか、千葉(八幡テクニカルセンター・成田)、秋田、山形(庄内地区)、長野(千曲川地区)等の主要生産・研究拠点
選考難易度・特徴電子部品業界内で就活人気が高く、就職難易度は高めとされる(民間サイト推計、非公式)。学歴フィルターは「明確には存在しない」との評価が複数の媒体で一致し、秋田大学など拠点周辺の大学を含め幅広い大学・高専からの採用実績がある。採用人数は年140〜180名規模(媒体集計)で理系・修士比率が高い。

採用人数の推移

2024年約180名
2025年約160名
2026年約144名

選考フロー

  1. エントリーシート(ES)提出
  2. Webテスト
  3. グループディスカッション
  4. 一次面接
  5. 部門面接
  6. 最終面接(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • なぜ電子部品業界でTDKか

    面接官が見ているポイント

    村田製作所や京セラなど同業他社ではなく、磁性材料技術を祖業に受動部品から二次電池・センサーまで幅広い事業領域を持つTDKを選ぶ必然性を語れているか

  • TDKで挑戦したいことは

    面接官が見ているポイント

    受動部品からEV向け電池・センサーまで事業領域が広い同社の中で、自分のやりたいことを具体的な製品・技術領域に落とし込めているか

  • 興味のあるTDKの製品は

    面接官が見ているポイント

    IR資料や製品カタログまで踏み込んで企業研究し、具体的な製品名を挙げられる理解力

  • 他の電子部品メーカーとの違いは

    面接官が見ているポイント

    電子部品業界内でのTDKの強み・弱みという立ち位置を自分の言葉で語れる業界理解力

  • TDKへの志望理由を400字で

    面接官が見ているポイント

    製品・技術・ニュース・採用イベント等の具体エピソードを1つ以上盛り込むES指定要件を満たしつつ、短い字数で説得力を持たせられるか

  • 大学での研究内容を200字で

    面接官が見ているポイント

    200字という短い字数指定の中で研究の要点と自分の役割を過不足なく圧縮できる要約力

  • 趣味や特技は

    面接官が見ているポイント

    実務性や人柄の伝わりやすさに結び付けて語れるか、単なる趣味紹介で終わっていないか

  • 研究テーマを選んだ理由は

    面接官が見ているポイント

    技術系面接で必ず深掘りされる定番質問。テーマ選定の動機に一貫した問題意識があるか

  • 研究内容をやさしく説明して

    面接官が見ているポイント

    専門外の人事や他部門面接官にも伝わるよう、専門用語を噛み砕いて説明できるか

  • 研究で一番苦労した点は

    面接官が見ているポイント

    壁にぶつかった際の試行錯誤のプロセスと、そこから得た知見を言語化できているか

  • TDKでどんな技術者になりたいか

    面接官が見ているポイント

    材料開発から部品設計・量産まで一貫して手がけるTDKの技術基盤を理解した上でキャリア像を具体的に描けているか

  • 秋田など地方勤務は平気か

    面接官が見ているポイント

    主要な生産・研究拠点が秋田県など地方に集中する同社特有の事情に、納得感と柔軟性を持てているか

  • インターンで学んだことは

    面接官が見ているポイント

    インターン参加者を本選考で優遇する同社特有のフロー。インターンでの学びを本選考の志望動機に一貫してつなげられているか

  • 意見が対立したときどうするか

    面接官が見ているポイント

    3〜4人の集団面接で頻出。自分の意見を通すだけでなく合意形成できる調整力があるか

  • これまでの一番の失敗は

    面接官が見ているポイント

    失敗を認めた上で再発防止や改善行動につなげた具体的なエピソードを語れているか

  • 周りからどんな人だと言われるか

    面接官が見ているポイント

    自己認識と他者評価にズレがないか、客観性を伴った自己分析力があるか

  • 強みが活きたエピソードは

    面接官が見ているポイント

    強みを主張するだけでなく、TDKの現場で再現性ある形で発揮できる具体性があるか

  • 入社後のキャリアプランは

    面接官が見ているポイント

    受動部品からセンサー・二次電池まで事業領域が広い同社で、数年単位の成長イメージを具体的に描けているか

  • 就活の軸と企業選びの基準は

    面接官が見ているポイント

    最終面接で他社比較や併願状況を問われる際、TDKが軸に合致する理由を一貫して説明できるか

  • 最後に何か質問はあるか

    面接官が見ているポイント

    逆質問の内容から、入社意欲の本気度と事業内容まで踏み込んだ企業理解の深さを示せているか

インターンシップ

技術系(材料開発・生産技術等)・事務系向けのサマーインターンシップ(8〜9月、秋田・長野・千葉等の拠点で実施)や、機械系の1day仕事体験がある。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、就活メディアの解説は体験談ベースのため要確認。最新の日程・形式は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

技術系総合職・事務系総合職・知的財産職の3区分(媒体情報・過去傾向)で採用し、選考はES・Webテストからグループディスカッション、複数回の面接まで進む。

  • 技術系は「研究テーマを選んだ理由」「研究内容をやさしく説明できるか」が定番。専門外の面接官にも伝わる言葉で語れるようにしておく
  • 「電子部品業界の中でなぜTDKか」という業界比較の視点は必須。村田製作所・太陽誘電・京セラ等との違いを自分の言葉で説明できるようにする
  • 秋田・長野など地方拠点への配属可能性は面接でも問われやすい。事前に納得感を持っておく

編集部

TDKだけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

TDKの年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年間給与は約830万円(2025年3月期・単体・平均年齢43.2歳)で、年々上昇傾向にあります。初任給は学部卒28.0万円・修士了30.4万円(2025年入社実績・公式)とされています。

TDKの採用倍率・就職難易度は?

採用人数は年140〜180名規模(媒体集計)で、電子部品業界内では人気・難易度とも高めとされます(民間サイト推計、非公式)。正確な採用倍率は公式には非公開です。

TDKに学歴フィルターはありますか?

学歴フィルターは「明確には存在しない」との評価が複数の就活メディアで一致しており、秋田大学など拠点周辺の大学を含め幅広い大学・高専からの採用実績があるとされます。

TDKは激務ですか?「秋田勤務」はきついと言われますか?

月平均残業はクチコミで約22〜24時間、有給消化率は約54〜64%(出所により差、体験談)とされ、全体としてはワークライフバランスを保ちやすいという声が多めです。一方で主要な生産・研究拠点が秋田など地方にあるため、地方拠点勤務への抵抗感を挙げる声もあります。

TDKのインターンは選考に有利ですか?

技術系・事務系向けのサマーインターンシップ(秋田・長野・千葉等)や1day仕事体験があります。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、就活メディアの解説は体験談ベースのため要確認です。最新の情報は公式マイページで確認してください。

基本情報

上場区分東京証券取引所プライム市場(証券コード6762)
グループ独立系(特定の支配株主を持たない)。TDKラムダ株式会社(電源事業専業の完全子会社)、TDK Ventures(CVC)等のグループ会社を擁する
創業・設立1935年12月7日に東京電気化学工業株式会社として設立(フェライト磁性材料の工業化が目的)/1983年に「TDK株式会社」へ社名変更
本社東京都中央区日本橋一丁目13番1号
代表者齋藤昇(代表取締役社長執行役員CEO)
資本金326億円(2025年3月期時点)
従業員数連結105,067名(2025年3月期時点)
売上高連結2兆5,048億円(2026年3月期・IFRS、過去最高)
事業領域受動部品・センサ応用製品・磁気応用製品・エナジー応用製品(二次電池・電源)の製造・販売

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-16