企業分析ドットコム
メーカー

コクヨの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

コクヨの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

この3つ、実は「一気通貫という一本の線」でつながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

コクヨって「文具の会社」というイメージですが、実際どんな会社なんですか…?

編集部

実はそこが最初の誤解ポイントです。コクヨは文具・オフィス家具・法人向け通販・空間デザインの4事業を単体で内製化しています。3分で全体像がつかめますよ。

結論から言うと、コクヨの正体は「ノートを作る会社」ではなく、働く・学ぶ体験を丸ごとデザインする複合メーカーである。

業界の基礎

就活生

文具とオフィス家具って、いち企業が両方を手がけるのは普通のことなんですか…?

編集部

実はそこが業界内でも珍しいポイントです。文具・オフィス家具業界は「特定カテゴリを深掘りする専業型」と「複数領域を横断する複合型」に分かれていて、コクヨは数少ない複合型の代表格なんです。

文具・オフィス家具業界の主なプレイヤーは、大きく2タイプに分かれる。

ひとつは、三菱鉛筆やぺんてるのように筆記具など特定カテゴリを深掘りする「文具専業メーカー」だ。

早くから海外展開を進めており、ぺんてるは2020年度の海外売上比率が62.5%に達している。

もうひとつは、オカムラ・イトーキ・内田洋行のような「オフィス家具メーカー」だ。国内オフィス市場は、この3社とコクヨによる寡占的な競争環境にあるとされる。

  • 文具専業型: 三菱鉛筆、ぺんてる(筆記具に特化・海外比率が高い)
  • 家具専業型: オカムラ、イトーキ、内田洋行(文具を扱わずオフィス空間・什器に特化)
  • 複合内製型: コクヨ(文具・家具・流通・空間デザインを単体で内製化)

この中でコクヨは、文具からオフィス家具、法人向け通販、空間デザインまでを自社単体で手がける、数少ない「複合内製型」の企業である。

事業内容

コクヨの事業内容: ファニチャー事業(売上構成比44.4%)、ビジネスサプライ流通事業(売上構成比27.9%)、ステーショナリー事業(売上構成比21.5%)、インテリアリテール事業(売上構成比6.1%)

ビジネスモデル

文具(ステーショナリー)・オフィス家具(ファニチャー)・法人向け通販(ビジネスサプライ流通)・インテリア小売(アクタス)の4事業を単体で内製化し、「モノを売る」だけでなく空間デザイン・コンサルティングまで一気通貫で手がける。近年は成長の重心を海外(インド・ASEAN)と学習・DX関連の新規事業へ移している。

  • ファニチャー事業(売上構成比44.4%)

    オフィス家具の製造・販売・空間デザインを担う中核事業。国内の新築移転・リニューアル需要を獲得し、中国・香港のLAMEXブランドやASEANにも展開する。

    オフィスチェアTHE CAMPUSLAMEX
  • ビジネスサプライ流通事業(売上構成比27.9%)

    法人向け通販「カウネット」を中核に、購買管理プラットフォーム「べんりねっと」でテクノロジー活用型の購買体験を提供する。

    カウネットべんりねっと
  • ステーショナリー事業(売上構成比21.5%)

    「Campus」ノートを筆頭に、SNS時代の自己表現ニーズに応える付加価値文具を国内外で展開する。

    Campusノートジブン手帳
  • インテリアリテール事業(売上構成比6.1%)

    インテリア販売子会社アクタスを中心に、店舗・ECでの接客・提案力を軸に成長を図る。

    アクタス

多くの文具・オフィス家具メーカーが、いずれかの領域に特化するのに対し、コクヨは4つの事業を自社単体で内製化する点に構造上の特徴がある。

売上構成は、ファニチャー事業(44.4%)・ビジネスサプライ流通事業(27.9%)・ステーショナリー事業(21.5%)・インテリアリテール事業(6.1%)の4本柱だ(詳細は上の事業カードを参照)。

この構造の強みは、文具で培った「個人の学び・働き方への理解」を、オフィス家具や空間デザインの提案にそのまま転用できる点にある。

ノートを作る会社が、オフィスという「学び・働く場」全体の設計にまで染み出していく——これがコクヨ独自の事業ロジックである。

この会社の強み

コクヨの強み: 学習アプリ「Clearnote」でアジア学生と接点、老舗メーカーが本気で挑む開発内製化、業界の枠を超えた異業種共創の場を主催、障がい者雇用をユニフォームから設計するビル運営、自社で培った総務ノウハウをBPOとして外販
  1. 学習アプリ「Clearnote」でアジア学生と接点

    2021年に勉強ノート共有アプリの運営元CLEARNOTEを子会社化。日本・タイ・台湾・インドネシアで展開し、タイでは月間110万人が利用する学習アプリとして最大級のアクティブユーザー数を持つ

  2. 老舗メーカーが本気で挑む開発内製化

    2024年にVPoEを外部招聘しビジネスサプライ事業本部で開発エンジニア組織を立ち上げ、エンジニア0名から2025年度に25名規模へ急拡大。公式note「kokuyo_engineer」で技術発信を継続する

  3. 業界の枠を超えた異業種共創の場を主催

    2025年6月開始、食品・化学・IT・製造業など異業種の新規事業担当者や研究者ら約30名が参加する事業共創コンソーシアム「&WORKPLACE CONSORTIUM」を東京・大阪で運営し、2026年4月に第2期も始動

  4. 障がい者雇用をユニフォームから設計するビル運営

    2024年10月に子会社コクヨKハート東京統括部が稼働し、品川本社THE CAMPUSのビルメンテナンス業務で障がい者雇用を開始。インクルーシブデザインブランドSOLIT!と共同開発したユニフォームを採用し、当事者の声を仕様に反映した

  5. 自社で培った総務ノウハウをBPOとして外販

    2004年開始のBPO事業を2016年に「コクヨ&パートナーズ株式会社」として事業会社化。オフィス運用代行・ワークサポート・コワーキング運営など、自社オフィスで培ったノウハウを他社向けに外販する

コクヨの強みを見るとき、5つを個別の施策として覚えるより、「紙の文具メーカー」の枠を踏み越える投資の方向性として捉えると理解しやすい。

学習アプリCLEARNOTEの買収、エンジニア組織の内製化、異業種共創プラットフォームの主催——これらは一見バラバラな取り組みに見えるが、いずれも「モノを売る」から「学ぶ・働く体験そのものをつくる」へと事業の重心を移す動きという点で共通している。

障がい者雇用やBPO外販といった一見地味な投資も、自社のオフィス運営で培ったノウハウを新しい事業機会に変換する、同じ発想の延長線上にある。

業績の推移(売上高)

3,009億2022/12期3,288億2023/12期3,388億2024/12期3,598億2025/12期3,900億(予想)2026/12期
売上高(日本基準・連結)。2025年12月期は営業利益262億円・営業利益率7.29%といずれも直近4期で最高水準。2024年12月期の純利益増は投資有価証券売却益(約102億円)の特別利益計上が主因。

決算期は12月(日本基準・連結)。

決算期売上高営業利益営業利益率
2022年12月期3,009億円191億円6.36%
2023年12月期3,288億円238億円7.25%
2024年12月期3,388億円225億円6.65%
2025年12月期3,598億円262億円7.29%

売上は4期連続で右肩上がり。2025年12月期は営業利益262億円・営業利益率7.29%と直近で最高水準を更新した。

ファニチャー事業でのオフィス移転・リニューアル案件の獲得が主な増収要因である。

競合の中での立ち位置

コクヨ のポジショニングマップ
文具・オフィス家具業界マップ(2軸で見る)

同じ文具・オフィス家具業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプコクヨとの違い
コクヨ複合内製型文具・家具・流通・空間デザインを単体で内製化
オカムラオフィス家具専業世界売上高4位。文具は扱わずオフィス環境・商環境に特化
イトーキオフィス家具専業空間デザイン・コンサル起点の高付加価値提案に強み
内田洋行専門商社型オフィス家具に加え教育・情報システムを扱う専門商社的性格
プラス文具・家具・流通アスクル等の中間流通事業に強み。空間デザインは手薄
三菱鉛筆・ぺんてる筆記具専業筆記具に特化し、早期から海外展開(ぺんてるは海外比率62.5%)

規模や専門性の高さでは各社に一日の長があるが、「文具からオフィス空間まで一気通貫で提案できる」のはコクヨだけという点が、業界内での独自のポジションを形づくっている。

今後の展望

コクヨの数値目標(2027年度)

ビジョン

第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」/長期ビジョン「CCC2030」

2021年に策定した長期ビジョン「CCC2030」(Change, Challenge, Create)で2030年に売上高5,000億円・ROE10%以上・アジアNo.1を掲げる。その通過点となる第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、2027年度に売上高4,300億円・EBITDA430億円(マージン10%)・ROE9%以上・海外売上高比率20%を目標とする。

数値目標

売上高(2027年度)4,300億円
EBITDA(2027年度)430億円(マージン10%)
ROE(2027年度)9%以上
海外売上高比率(2027年度)20%

注力施策

  • Campusブランド戦略によるステーショナリー変革

    SNS時代の自己表現ニーズを取り込み、国内外でデジタルマーケティングを強化しながら付加価値文具へシフトする。

  • インド・ASEANでの成長加速

    中国に続く成長市場としてインド子会社コクヨカムリンを中心に投資し、ASEANではミドルハイセグメント中心に提案を強化する。

  • 事業間シナジーの最大化

    「森林経営モデル」をアップデートし、文具・家具・流通・空間デザインの4事業を横断したシナジー創出を図る。

  • 既存事業強化とM&Aによる非連続成長

    成長投資を前計画の300億円から約700億円に増額し、M&Aも含めた非連続な事業拡大を進める。

ロードマップ

  1. 1905

    黒田善太郎が大阪市西区南堀江で「黒田表紙店」を創業

  2. 1917

    商標を「国誉(コクヨ)」に制定

  3. 1961

    社名を「コクヨ株式会社」に変更

  4. 1971

    東京・大阪証券取引所市場第二部上場(翌1972年に一部昇格)

  5. 1975

    「Campus」ノート発売

  6. 2004

    純粋持株会社体制に移行

  7. 2021/2

    長期ビジョン「CCC2030」を策定

  8. 2021

    学習アプリ運営元CLEARNOTEを子会社化

  9. 2024/11

    第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」を策定

コクヨの将来性を読む軸は、2021年策定の長期ビジョン「CCC2030」(Change, Challenge, Create)が掲げる2030年に売上高5,000億円・アジアNo.1という目標だ。

その通過点である第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、2027年度に売上高4,300億円・海外売上高比率20%を掲げる。

現状の海外売上高比率は非開示だが、中国に続く成長市場としてインド子会社コクヨカムリンへの投資、ASEANでのミドルハイセグメント提案強化が進む。

成長投資も前計画の300億円から約700億円に増額されており、既存事業の強化とM&Aによる非連続成長を組み合わせる方針が明確になっている。

学習アプリCLEARNOTEの買収や異業種共創プラットフォーム「&WORKPLACE CONSORTIUM」の主催は、いずれもこの非連続成長を模索する動きの一環と見ることができる。

こんな人にピッタリ

コクヨが合う人・合わない可能性がある人の早見表

文具・家具・流通・空間デザインを横断し、「働く・学ぶ」体験を幅広くデザインすることにやりがいを感じられる人。

  • 文具からオフィス空間・流通まで幅広い事業を横断してキャリアを積みたい

    4事業を単体で内製化するコクヨの垂直統合モデルが活きる

  • 「働く・学ぶ」という体験のデザインに関わりたい

    パーパス「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」を掲げるコクヨが合う

  • 老舗メーカーながらDXや新規事業に本気で挑む環境で挑戦したい

    エンジニア組織の内製化や異業種共創など新しい投資領域を広げるコクヨの伸びしろが活きる

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 筆記具など一つの技術領域を突き詰めて専門性を極めたい

    三菱鉛筆・ぺんてるなど筆記具特化メーカーの方が合う場合があります。

  • オフィス家具・空間提案に特化してキャリアを積みたい

    文具事業を持たないオカムラ・イトーキ等の専業メーカーの方が合う場合があります。

  • 若手のうちから年功序列によらない実力主義の評価を強く求める

    クチコミで年功序列の色や実力主義評価への納得感を課題とする声があり、案件や配属部署によっては物足りなさを感じる可能性があります。

求める人物像

  • こだわる・工夫する

    個性のあるアイデアにこだわり抜き、誰も取り組まないことに没頭できる人。コクヨの人物像基準「Change - Challenge - Create」の一つ。

  • 楽しむ・面白がる

    こころざしを高くもち、意欲的な目標に向かって進み続けると同時に、周囲の想いの実現を手助けできる人。

  • 誠実である・チームで協業する

    人としてのあり方、原理原則は崩さず、皆で力を合わせて新たな取り組みに挑める人。

入社後のキャリアパス

  1. 入社〜配属

    総合職は6コース制で入社時点から職種の方向性が定まる設計。入社1・2年次はメンター制度があり、上司推薦による他部署の先輩社員が月1回程度の1on1でキャリア相談をサポートする。

  2. 若手期

    若手フォローアッププログラムとして、集合研修と人事部とのフォロー面談で仕事の振り返りと成長サイクルを回す。

  3. 専門性の深化

    コース制で定まった職種軸(事業企画・空間デザイン・エンジニアリング等)で専門性を積み上げていく。部署間のジョブローテーションの実態は公開情報からは確認できず、要確認。

コクヨの総合職は、事業リーダー・プロダクトエンジニアリング・空間デザイン・空間マネジメント・開発エンジニアリング・グローバルリーダーの6コース制で採用され、入社時点である程度職種の方向性が定まる設計になっている。

入社1・2年次はメンター制度があり、上司推薦による他部署の先輩社員が月1回程度の1on1でキャリア相談をサポートする。

若手フォローアッププログラムでは、集合研修と人事部とのフォロー面談を通じて仕事の振り返りと成長サイクルを回す。

年収・待遇

有価証券報告書ベースの公式値と、社員クチコミ(OpenWork等)ベースの数値は水準に差があるため、出典を分けて整理する(2026年8月時点)。

初任給

大学院卒(公式・28卒目安)月額280,500円
大学卒(公式・28卒目安)月額270,500円

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2025年12月期)約786万円(平均年齢41.5歳・平均勤続15.4年)
OpenWorkクチコミ(体験談)約632万円(回答者110名・平均年齢35歳)

年次・役職別の目安

若手・営業職(クチコミ)400万円台〜が目安(部署差が大きい・非公式)
法人営業・システムアナリスト(クチコミ)800万〜930万円が目安(非公式)

待遇の特徴

  • 昇給は年1回・賞与は年2回(7月・12月、公式)
  • フレックスタイム制度(コアタイムなし)に加え、住宅補助やカフェテリアプランなど福利厚生が手厚いという声がある(クチコミ・傾向)
  • クチコミの年収レンジは約300万〜1,500万円と部署・年齢による差が大きい(OpenWork・エン カイシャの評判、体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・エン カイシャの評判・キャリコネ等の社員クチコミ(有価証券報告書の公式値を併記)) 福利厚生の手厚さやフレックス・有給の取りやすさ、女性の働きやすさを評価する声が多い一方、年功序列的な人事制度や部署間の残業格差、若手のキャリア成長環境に課題感を挙げる声も共存する。

月平均残業(OpenWorkクチコミ)約21.5時間(部署差が大きい)
有給消化率(OpenWorkクチコミ)65.6%
キャリア入社社員の離職率(OpenWork集計)4%

評価する声

  • フレックスタイム制度(コアタイムなし)や有給の取りやすさ、住宅補助など福利厚生が手厚いという声
  • 女性の働きやすさ(育休・産休からの復職率、女性の評価スコアが男性より高い傾向)を評価する声
  • コンプライアンス意識の高さ・風通しの良さを評価する声

気になる声

  • 年功序列的な人事制度が根強く、実力主義の評価への納得感に課題を感じる声がある
  • ファニチャー部門など部署による残業・繁忙の差が大きい傾向が指摘される
  • 管理職ポストの少なさやキャリア開発の環境に物足りなさを感じる声がある

就活生

正直、文具・家具の会社って、実際働くとなると激務なのか気になります…

編集部

気になりますよね。OpenWorkのクチコミでは月平均残業約21.5時間・有給消化率65.6%とされていて、全体としては働きやすいという声が多めです。ただし部署による差が大きい点は正直にお伝えしておきます。

キャリコネのクチコミでは、ファニチャー部門は「土日もしっかり休めない」といった声がある一方、ステーショナリー・通販部門は「ホワイトな職場環境」との評価もあり、部署による繁閑差が大きい傾向が複数のクチコミサイトで共通して指摘されている。

福利厚生の手厚さやフレックスタイム制度、女性の働きやすさ(育休・産休からの復職率の高さ)を評価する声が多い一方、年功序列的な人事制度や実力主義評価への納得感、管理職ポストの少なさを課題として挙げる声もある。

安定した環境で幅広い経験を積みたい人には好相性、若いうちから成果に応じた評価・裁量を強く求める人は、配属部署によって印象が変わりうる点に留意したい。

沿革

コクヨの始まりは、1905年に創業者・黒田善太郎(当時26歳)が大阪市西区南堀江で開いた「黒田表紙店」である。

和式帳簿の表紙を扱う小さな店から出発し、1913年に洋式帳簿の販売を始め、伝票・便箋・複写簿の製造にも着手して紙製品メーカーとしての形を整えていった。

1917年には商標を「国誉(コクヨ)」に制定した。「国に誉められるモノづくりを」という思いが込められている。

1961年に社名を現在の「コクヨ株式会社」に変更し、1971年に東京・大阪証券取引所市場第二部へ上場、翌1972年に一部へ昇格した。

1975年発売の「Campus」ノートは、いまも同社を代表するロングセラーブランドである。2004年には純粋持株会社体制へ移行し、事業ごとに会社を分けてグループ経営を進める体制を整えた。

2021年には長期ビジョン「CCC2030」を策定し、同年に学習アプリ運営元CLEARNOTEを子会社化するなど、紙の文具だけに留まらない事業投資を進めている。

採用・選考

コクヨの選考フロー
締切コース別に締切が異なる(事業リーダー: 2027年3月1日/空間デザイン: 2027年2月25日/開発エンジニアリング: 2027年2月1日/プロダクトエンジニアリング: 1期2027年1月上旬・2期2027年2月下旬/空間マネジメント: 2026年12月11日)。いずれも28卒向けの目安で、公式サイトのドメイン移行中につき要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コース総合職のみ。事業リーダー・プロダクトエンジニアリング(理系)・空間デザイン(建築/インテリア専攻)・空間マネジメント(建築/土木専攻)・開発エンジニアリング(情報系)・グローバルリーダーの6コース制。
勤務地東京(品川)・大阪(本社)・名古屋ほか国内複数拠点
選考難易度・特徴就活メディアの推計で就職偏差値64・人気企業ランキング(文系総合)81位とされる(非公式)。採用倍率は算出方法により約212倍〜476倍と幅のある推計値(非公式)。学歴フィルターは明確には無いとの評価が複数メディアで一致する一方、上位大学からの応募が集まる傾向がある。

採用人数の推移

2022年度約36名
2023年度約57名
2024年度約114名

選考フロー

  1. エントリーシート(ES)提出・適性検査
  2. 一次面接(AI面接を含む場合あり)
  3. グループディスカッション
  4. 二次面接
  5. 最終面接(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • なぜ他の文具・家具メーカーでなくコクヨか

    面接官が見ているポイント

    ステーショナリーとファニチャーの二軸経営を展開する独自の立ち位置を理解し、プラスやイトーキ等との違いを自分の言葉で語れるか

  • ワークスタイルとライフスタイルどちらに興味

    面接官が見ているポイント

    事業再編後の領域区分を理解した上で、自分のキャリア像と重ねて語れる企業理解の深さ

  • モノより『働く・学ぶ環境』に惹かれた理由は

    面接官が見ているポイント

    文具・家具の販売にとどまらず空間・仕組みづくりへ事業をシフトさせている狙いを自分の言葉で説明できるか

  • なぜ大阪発のコクヨを選んだか

    面接官が見ているポイント

    大阪本社という土地性・社風への理解を通じ、他の大手文具・オフィス家具メーカーとの差別化軸を持っているか

  • 今の自分を形成した『ワクワクした経験』は

    面接官が見ているポイント

    ES実物設問(500字)。パーパス『ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする』と重なる自分の原体験を持っているか

  • 企業選びで大事にする価値観・軸は

    面接官が見ているポイント

    ES実物設問(300字)。その軸がコクヨのどの事業・特徴と合致するかまで自分で言語化できているか

  • 現在の自分を過去の経験から語ると

    面接官が見ているポイント

    ES実物設問(500字)。過去の経験と現在の志向を一貫したストーリーとして説明できる論理性

  • 研究内容をものづくりにどう活かすか

    面接官が見ているポイント

    一次の動画・AI面接でも問われる定番。専攻知識を製品開発・生産技術の現場でどう転用できるか具体的に語れるか

  • ものづくりに関するスキルや強みは

    面接官が見ているポイント

    事務系総合職の最終面接でも実際に問われる質問。営業・企画職でも『ものづくりへの解像度』を評価する社風を理解しているか

  • 機能・デザイン・品質・コストをどう両立させるか

    面接官が見ているポイント

    製品開発職が日々向き合うトレードオフ。感覚論でなく優先順位をつけて判断できる思考の型があるか

  • 3C分析でどう新しい価値を見出すか

    面接官が見ているポイント

    商品企画職が開発〜生産〜営業のバリューチェーンをつなぐ橋渡し役であることを理解し、分析フレームを自分の言葉で使いこなせるか

  • 一次のAI面接で意識したことは

    面接官が見ているポイント

    対面前に動画・AI面接を挟む選考フロー。カメラ越しでも表情や間合いを保って伝えられる対応力

  • これからの働く空間について思うことは

    面接官が見ているポイント

    グループディスカッションで実際に出題されたテーマ。抽象的なお題を自分の実感と結びつけて議論を前に進められるか

  • 周りからどんな人だと言われるか

    面接官が見ているポイント

    最終面接の定番。自己認識と他者評価にズレがないか、客観視できているか

  • ワクワクする瞬間はいつか

    面接官が見ているポイント

    最終面接で実際に聞かれる質問。パーパスに掲げる『ワクワク』を自分の価値観として腹落ちさせているか

  • その役割は自分から立候補したのか頼まれたのか

    面接官が見ているポイント

    ガクチカ深掘りの定型パターン。受け身でなく主体的に動いた経験かを見極める行動特性

  • 強みは伸ばす方か、新しく見つける方か

    面接官が見ているポイント

    最終面接での深掘り質問。自己成長のスタンス(強化型か拡張型か)に一貫性があるか

  • 入社後、コクヨでやりたい仕事は

    面接官が見ているポイント

    文具・家具・空間・学びと広がる事業ドメインの中で、志望動機と職種選択が矛盾なく繋がっているか

  • 2030年に向けた成長の中で自分は何に貢献できるか

    面接官が見ているポイント

    長期ビジョンが掲げる2030年目標を理解した上で、事業成長のどこで貢献したいか具体的なイメージを持っているか

  • 最後に何か質問はあるか

    面接官が見ているポイント

    逆質問の中身から企業理解の深さと入社意欲の本気度を見る

インターンシップ

夏(技術系・事務系1day・コース横断型5days)と冬にインターンを実施。冬インターン参加者は早期選考でES・Webテスト・一次面接が免除されるとの就活メディアの情報があるが、優遇内容は媒体により記載が割れており要確認。最新の時期・形式は公式サイトで確認。

公式採用ページを見る →

コクヨの新卒採用は総合職のみで、事業リーダー・プロダクトエンジニアリング・空間デザイン・空間マネジメント・開発エンジニアリング・グローバルリーダーの6コース制。

書類選考・適性検査からAI面接・グループディスカッションを経て複数回の面接に進む。

  • コースごとに締切・選考内容が異なるため、志望コースの募集要項を早めに確認しておく
  • 空間デザイン・空間マネジメントコースはポートフォリオ提出が必須。準備に時間がかかるため早期の着手が必要
  • 「なぜ他の文具・家具メーカーでなくコクヨか」は定番の設問。オカムラ・イトーキ等の専業メーカーとの違い(4事業の一気通貫)を自分の言葉で説明できるようにしておく

編集部

コクヨだけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

コクヨの年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年間給与は約786万円(2025年12月期・平均年齢41.5歳)、社員クチコミベースでは約632万円(OpenWork・回答者平均年齢35歳・体験談)です。初任給は大学卒27.1万円・大学院卒28.1万円(28卒目安・公式)とされています。

コクヨの選考難易度・採用倍率は?

就活メディアの推計で就職偏差値64とされ、人気企業ランキング(文系総合)でも上位に入ります。採用倍率は算出方法により約212倍〜476倍と幅のある推計値(非公式)で、学歴フィルターは明確には無いとの評価が複数メディアで一致しています。

コクヨは激務ですか?「やばい」と言われるのはなぜ?

月平均残業はOpenWorkクチコミで約21.5時間、有給消化率は約65.6%とされ、全体としては働きやすいという声が多めです。ただしファニチャー部門など部署による残業・繁忙差が大きい傾向が複数のクチコミサイトで指摘されています。

コクヨのインターンは選考に有利ですか?

夏(技術系・事務系・コース横断型)と冬にインターンを実施しています。冬インターン参加者は早期選考で一部選考フローが免除されるとの就活メディアの情報がありますが、優遇内容は媒体により記載が割れており要確認です。最新情報は公式サイトで確認してください。

コクヨの採用大学・学歴フィルターは?

明確な学歴フィルターは存在しないとの評価が複数の就活メディアで一致しています。上位大学からの応募が集まる傾向がある一方、幅広い大学からの採用実績があるとされます。

基本情報

上場区分上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード7984。1971年3月上場)
グループ独立系(親会社なし)。2004年に純粋持株会社体制へ移行し、カウネット(通販)・アクタス(インテリア)・コクヨ&パートナーズ(BPO)・CLEARNOTE(学習アプリ)等の国内子会社と、中国・インド・ASEAN等の海外子会社を擁する
創業・設立1905年に黒田善太郎が「黒田表紙店」を大阪市西区南堀江に創業/1961年に社名を「コクヨ株式会社」へ変更
本社大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 パークタワー14階(品川にも本社機能拠点「THE CAMPUS」を保有)
代表者黒田英邦(取締役代表執行役社長)
資本金158億円
従業員数連結8,079名(2025年12月末時点)/単体2,346名
売上高連結3,598億円(2025年12月期)
事業領域文具(ステーショナリー)・オフィス家具(ファニチャー)・法人向け通販(ビジネスサプライ流通)・インテリア小売の製造・仕入れ・販売

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

メーカー業界の企業をすべて見る

最終更新: 2026-08-16