JX金属の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策
企業分析・就活ガイド
編集部
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結論から言うと、この会社の正体は資源会社から半導体材料のグローバルリーダーへ転身中の非鉄金属メーカーだ。
業界の基礎
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非鉄金属業界は、銅・ニッケル・チタンなどの鉱山開発から、製錬・精製、金属リサイクル、そして半導体・電子機器向けの機能材料製造までを担う業界である。
大手各社は「資源開発」「製錬」「材料加工」のどこに重心を置くかで色分けできる。
| プレイヤー | タイプ | JX金属との違い |
|---|---|---|
| JX金属 | 資源・製錬を土台に半導体材料へ重心移動中 | 元は資源会社。近年は半導体材料への投資が突出 |
| 住友金属鉱山 | 資源開発に最も強い総合非鉄 | 海外7鉱山・10製錬所を保有し資源色が濃い |
| 三菱マテリアル | 金属・高機能製品・加工・再エネの分散型 | 単一領域への集中度はJX金属より低い |
| DOWAホールディングス | 国内リサイクル網が核の循環型 | 国内のE-Scrapリサイクルが強み |
その中でJX金属は、半導体の配線材料であるスパッタリングターゲットで世界シェア約6割とされる会社だ。ただし売上の構成比では今も資源・製錬事業(基礎材料)が約7割を占めており、「資源会社」から「半導体材料の会社」への転換は道半ばにある。
事業内容

ビジネスモデル
銅を中心とした資源開発・製錬・金属リサイクルを担う「ベース事業(基礎材料)」を土台に、そこで培った高純度金属の精製・加工技術を武器に半導体・情報通信向け先端素材を手がける「フォーカス事業」(半導体材料・情報通信材料)へ重心を移す垂直統合モデル。2025年3月にENEOSグループから東証プライムへ独立上場したばかりの非鉄金属メーカー。
半導体材料
半導体の配線形成に使うスパッタリングターゲットが主力で、世界シェアは業界推計で約6割とされる。AIサーバー向け需要の拡大を背景に、ひたちなか新工場(茨城)や米アリゾナ新工場で増産投資を進める。
スパッタリングターゲットタンタル粉InP基板情報通信材料
スマートフォン等のフレキシブル基板に使う圧延銅箔やチタン銅を供給する。
圧延銅箔チタン銅電磁波シールドフィルム基礎材料(資源・製錬・リサイクル)
銅資源開発・製錬・電気銅精製・金属リサイクルを担い、フォーカス事業に原料を供給する基盤事業。売上構成比は依然として全体の約7割を占める。
電気銅粗銅金属リサイクル電線・センサー等
2024年に完全子会社化したタツタ電線が、AIデータセンター向け漏水検知システムなどを展開する。
漏水検知システム電線
多くの非鉄金属メーカーが「資源」か「材料」のどちらかに軸足を置く中、JX金属は両方を自社で抱える。
ポイントは、この2つの事業が単なる寄せ集めではなく、資金の流れでつながっていることだ。チリのカセロネス銅鉱山持分売却(2023年・評価損742億円)、パンパシフィック・カッパー(佐賀関製錬所)の持分法適用会社化(2024年)と、資源権益は縮小傾向にある。
その一方で、2024〜2026年度に半導体材料へ約2,700億円、2026年には光通信向けInP基板だけで4年間最大1,200億円を投資すると発表した。資源を手放して浮いた資金を、半導体材料に回すという一貫した構造改革が進行している。
この会社の強み

AIインフラを複数製品で同時に押さえる投資
スパッタリングターゲットだけでなく、光通信向けInP基板に4年で最大1,200億円(2030年度に生産能力を2025年度比7〜10倍)、子会社タツタ電線の「漏水検知システム」も2025年度比3割増強と発表。自ら「AIデータセンターの発展に不可欠な先端材料」として複数製品を同列に位置付けている。
InP基板で狙う光通信の"銅代替"市場
インジウムリン(InP)基板は光トランシーバー向け中核材料。日本経済新聞は「AIデータ拠点の“銅代替”に照準」と報じ、総投資額1,500億円規模で生産能力を7〜10倍に拡大する計画を持つ。
買収を"絵に描いた餅"で終わらせない実装力
2024年に完全子会社化したタツタ電線を、2026年にはAIデータセンター向け漏水検知システムの増産という具体施策で自社の先端材料群と同列に位置付け、シナジーを実装段階まで進めている。
東邦チタニウムで原料から半導体材料を垂直統合
2026年6月、チタンスポンジ国内大手の東邦チタニウムを株式交換で完全子会社化。チタン精錬由来の技術を高純度CVD/ALD材料の量産に応用し、半導体材料の原料調達から一貫体制を強化する。
資源売却益を半導体投資へ回す一貫した構造改革
カセロネス銅鉱山売却(2023年、評価損742億円)、パンパシフィック・カッパー非連結化(2024年)に続き、三菱マテリアルの銅精鉱・電気銅販売事業をパンパシフィック・カッパーへ統合する契約を締結(2026年10月予定)。資源開発から「調達の共同化」へ質を転換しつつ資金を半導体材料へ回している。
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5つの強みは個別の投資に見えて、実は「AIデータセンターというテーマを面で押さえる」という一つの狙いでつながっている。
半導体用スパッタリングターゲット(①)だけでなく、光通信向けInP基板(②)、子会社タツタ電線の漏水検知システム(③)まで、JX金属は自ら「AIデータセンターの発展に不可欠な先端材料」として同列に位置付けている。これを支えるのが、東邦チタニウムの完全子会社化(④)による原料からの垂直統合と、資源売却で浮いた資金を投資へ回す構造改革(⑤)だ。
業績の推移(売上高)
決算期は3月(IFRS・連結)。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 当期利益 |
|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 15,123億円 | 862億円 | 1,026億円 |
| 2025年3月期 | 7,149億円 | 1,125億円 | 683億円 |
| 2026年3月期 | 8,846億円 | 1,750億円 | 1,046億円 |
| 2027年3月期(予想) | 10,250億円 | 2,320億円 | 1,410億円 |
2025年3月期の大幅減収は事業縮小ではなく、パンパシフィック・カッパー(佐賀関製錬所)の持分法適用会社化で売上高が連結対象から外れたことが主因(利益はむしろ増加している)。2026年3月期はAIサーバー向け半導体材料需要と銅価上昇で売上・利益とも急拡大し、2027年3月期も上方修正が続いている。
競合の中での立ち位置

同じ非鉄金属でも、各社の戦い方は大きく異なる。
| 会社 | タイプ | JX金属との違い |
|---|---|---|
| JX金属 | 資源→半導体材料へ重心移動中/2025年上場 | 売上の約7割は依然として資源・製錬。投資の伸び率は半導体材料が突出 |
| 住友金属鉱山 | 資源開発最強の総合非鉄 | 海外7鉱山・10製錬所を保有し資源色が最も濃い |
| 三菱マテリアル | 4事業に分散した総合非鉄 | 電子材料も持つが集中度はJX金属より低い |
| 三井金属 | 機能材料と金属の二本柱 | 銅箔・電池材料に強みだがアジア展開が中心 |
| DOWAホールディングス | 国内リサイクル網が核の循環型 | 国内のE-Scrapリサイクルが強み。海外展開は限定的 |
考え方として、同じ「素材で稼ぐ」路線なら三井金属が近いが、三井金属が機能材料と金属の二本柱を維持するのに対し、JX金属は明確に半導体材料へ軸足を移している点が異なる。
今後の展望

ビジョン
2040年JX金属グループ長期ビジョン/「装置産業型企業」から「技術立脚型企業」への転身
2019年6月策定・2023年5月改定の長期ビジョンで、半導体材料・情報通信材料の「フォーカス事業」を成長の核、資源・製錬・リサイクルの「ベース事業」がそれを支える構造への転換を掲げる。2040年に連結営業利益2,500億円(フォーカス事業2,000億円+ベース事業500億円)を目指す。
数値目標
| 連結営業利益率(2028年3月期) | 12〜17% |
|---|---|
| フォーカス利益率(2028年3月期) | 15〜20% |
| ROE(2028年3月期) | 10%以上 |
| フォーカス比率(2028年3月期) | 67%以上 |
注力施策
半導体材料への集中投資
2024〜2026年度に約2,700億円を投資。ひたちなか新工場(スパッタリングターゲット)や米アリゾナ新工場(2024年7月稼働)で生産能力を拡大する。
InP基板で光通信の"第三の柱"を育てる
2026年6月、光通信向けInP基板に4年間で最大1,200億円を投資し、2030年度に生産能力を2025年度比7〜10倍へ拡大すると発表。AIデータセンターの"銅代替"市場を狙う。
資源権益の売却と半導体投資への資金再配分
カセロネス銅鉱山(2023年)、パンパシフィック・カッパー非連結化(2024年)に続き、三菱マテリアルの銅精鉱・電気銅販売事業をPPCへ統合(2026年10月予定)。資源開発から調達の共同化へ質を転換する。
東邦チタニウム・タツタ電線のグループ化
2026年6月に東邦チタニウムを、2024年11月にタツタ電線を完全子会社化。チタン精錬技術を半導体材料の原料供給に、タツタ電線の漏水検知システムをAIデータセンター向け先端素材群に組み込む。
ロードマップ
2002
共同持株会社「新日鉱ホールディングス株式会社」設立(現行の法人格)
2016
商号を「JX金属株式会社」へ変更
2023
カセロネス銅鉱山運営会社株式51%をLundin Miningへ譲渡
2024/3
パンパシフィック・カッパーが連結子会社から持分法適用会社へ
2024/8-11
タツタ電線をTOBで子会社化、同年11月に完全子会社化
2025/3
東京証券取引所プライム市場に新規上場(ENEOSグループからのスピンオフ)
2026/6
東邦チタニウムを株式交換で完全子会社化
2026/10(予定)
三菱マテリアルの銅精鉱購入・電気銅販売事業をパンパシフィック・カッパーへ統合
JX金属の将来性を読む軸は、2040年長期ビジョンが掲げる「装置産業型企業から技術立脚型企業へ」という転身だ。
2025年3月の上場は、ENEOSグループの一事業から独立した企業として、自らの意思決定でこの転身を進めるための布石だったと読める。資源開発への依存を下げ、半導体・情報通信材料という技術集約型の事業で稼ぐ比率を高める——2028年3月期目標ではフォーカス事業の利益構成比を67%以上に引き上げる計画で、2024年3月期実績の約25%からの伸びしろは大きい。
「資源会社」と「先端素材のグローバルリーダー」、どちらの顔で見るかで会社の印象は大きく変わる。この転身が完了する2028年3月期・2040年をどう見据えて働けるかが、この会社への向き不向きを分ける。
こんな人にピッタリ

「資源会社」から「技術立脚型企業」への転身をいままさに進行形で経験し、川上から川下までの技術を貪欲に吸収したい人。
資源開発から製錬・リサイクル・半導体先端材料までのバリューチェーンを横断して学びたい
川上から川下まで一気通貫で持つJX金属の事業構造が向く
半導体産業の川上を支える素材技術に携わりたい
スパッタリングターゲットで世界シェア約6割とされるJX金属で、AIデータセンター向け需要の最前線に関われる
上場したばかりの会社で構造改革・事業転換をダイナミックに経験したい
「資源会社」から「技術立脚型企業」への転身を進行中のJX金属の成長フェーズが合う
逆に合わない可能性がある人
志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。
鉱山開発・資源権益そのものに強くコミットしたい
JX金属はチリの銅鉱山権益等を近年売却しており資源事業の比重は縮小傾向のため、資源色をより強く残す同業他社の方が合う場合があります。
事業ポートフォリオの分散度・景気耐性を最優先したい
半導体材料への集中度が相対的に高いため、事業を幅広く分散する総合素材メーカーの方が合う場合があります。
若手のうちから大きな裁量とスピード感で急成長したい
社員クチコミでは「古き良き昭和の企業」という声や20代の成長環境スコアの低さも指摘されており、部署・フェーズによっては物足りなさを感じる可能性があります。
求める人物像
Purpose「価値をつくる。未来をつくる。」への共感
技術・情熱・創造力で新たな価値を社会に提供するという存在意義に共感し、実践できる人。
積極進取と仕事本位
枠にはまらず変化や失敗を恐れず、垣根を越えた自由闊達な議論で課題解決に向き合える人。
Ownership(思い入れ・革新の気概・誠実)
自分の会社に愛着を持ち、既存の枠組みに安住せず「もっとこうしたい」という信念で行動し、仕事に真正面から向き合える人。
相互尊重と共存共栄
共に働く仲間を尊重し、持続可能な事業を通じて社会と共に発展する姿勢を大切にできる人。
入社後のキャリアパス
入社〜配属(新入社員研修)
約3週間の新入社員研修で社会人基礎・事業理解を工場見学等の体験型学習で習得したのち、各拠点・部署へ配属される。
入社2〜3年目
「正解のない課題」への挑戦を経験する研修に加え、約1年間のGrow & Progress DXでデジタルツール活用・業務改善の担い手を育成する。
中堅〜マネージャー
役割に応じた階層別研修を段階的に受講。次世代リーダー育成プログラム(1年間)や技術系人材向け大学院留学など選抜制度もある。
グローバルキャリア
短期語学留学やオンライン英会話に加え、資源部門では海外鉱山への駐在事例もある。
技術系総合職は資源・材料プロセス・分析・プラントエンジニア・情報システムなど職種別採用が基本で、事務系総合職も営業・経理等の職種別採用がある(併願不可)。入社後は約3週間の新入社員研修ののち各拠点へ配属され、2〜3年目には「正解のない課題」への挑戦を経験する研修が用意されている。
資源部門では海外鉱山への駐在事例もあり、短期語学留学など海外キャリアを支える制度も整っている点は、資源会社としてのルーツを持つJX金属らしい特徴だ。
年収・待遇
JX金属は2025年3月に上場したばかりで、有価証券報告書の平均年収は2期分(2025年3月期・2026年3月期)が確認できる。初任給は2026年3月11日妥結の賃金改定リリースによる公式値、平均年収はクチコミ(体験談)と出典を分けて整理する(2026年8月時点)。
初任給
| 大学院卒(修士・公式・2026年4月入社より) | 月額318,100円 |
|---|---|
| 大学卒(公式・2026年4月入社より) | 月額291,000円 |
| 高専卒(公式・2026年4月入社より) | 月額266,100円 |
平均年収(出典別)
| 公式(有価証券報告書・2026年3月期) | 約830万円(平均年齢41.5歳・平均勤続12.9年) |
|---|---|
| 転職会議クチコミ(体験談) | 約627万円(回答者平均年齢31.5歳)。有報値との差は回答者の年齢構成が若いことが主因 |
待遇の特徴
- 3年連続でベースアップを実施し、3年累計で月額約59,000円の初任給改善(公式・2026年3月妥結)
- 賞与は月収の約6ヶ月分程度という社員クチコミがある(体験談)
- 有給消化率は公式(サステナビリティレポート・2023年度)で85.3%、クチコミでは70〜73%程度とされ差がある
社員のリアルな評判
公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議等の社員クチコミ(公式サステナビリティレポートの実数値を併記))。 ボーナスの手厚さや法令順守意識の高さ、参入障壁の高い事業ゆえの経営の安定性を評価する声が多い一方、「古き良き昭和の企業」という組織文化への指摘や、20代の成長環境・人事評価の納得感を課題に挙げる声も共存する。
| 月平均残業(クチコミ) | 約23.1〜23.4時間 |
|---|---|
| 有給消化率(公式・2023年度) | 85.3% |
| 総合評価(OpenWork) | 3.20/5.0(全企業上位11%) |
評価する声
- ボーナスが月収6ヶ月分程度と手厚いという声
- 法令順守意識が高く、参入障壁の高い事業で経営が安定しているという評価
- 若手でも大きな仕事に携わる機会や、海外出張・赴任機会が多いという声
気になる声
- 「古き良き昭和の企業」という組織文化への指摘があり、20代の成長環境スコアが相対的に低い
- 評価制度の公平性への疑問(体験談)や、本社と工場間の力関係の不均衡を指摘する声がある
- 部署によって働き方・残業量に大きなばらつきがあるという声
就活生
編集部
平均年収は有価証券報告書ベースで約830万円(2026年3月期・平均年齢41.5歳)に対し、社員クチコミ(転職会議)では約627万円(回答者平均年齢31.5歳)と開きがある。年齢構成の違いが主因で、若手層の年収を知りたい場合はクチコミの方が実態に近い可能性がある。
一方で「20代の成長環境」「人事評価の納得感」を課題に挙げる声もあり、部署による働き方のばらつきも指摘される。製造業・素材メーカーとしての安定性を重視する人には好相性、若いうちから急成長したい人は配属先による差を確認しておきたい。
沿革
JX金属の直接のルーツは、1905年に久原房之助が買収・開業した日立鉱山に遡る。1929年に日本鉱業株式会社として設立され、戦後日本の非鉄金属事業を支えてきた。
現在の法人格は2002年、新日本石油との経営統合を見据えて日本鉱業が設立した持株会社「新日鉱ホールディングス株式会社」に始まる。2010年に新日本石油と経営統合してJXホールディングス(現ENEOSホールディングス)が発足し、JX金属はその中核事業会社として非鉄金属・半導体材料事業を担ってきた。2016年に商号を「JX金属株式会社」へ変更し、2025年3月19日、ENEOSグループからのスピンオフという形で東京証券取引所プライム市場に新規上場した。
採用・選考

| 締切 | 要確認(最新は公式採用ページ https://www.jx-recruit.com/ で確認) |
|---|---|
| 募集職種・コース | 技術系総合職(材料・プロセス/分析/資源/プラントエンジニア/情報システム)と事務系総合職(営業/経理/総務人事/法務/購買/物流)の職種別採用。初期配属を確約するコース別採用と全職種対象コースがあり、併願不可。 |
| 勤務地 | 本社(東京都港区虎ノ門)/日立・磯原・ひたちなか地区(茨城県)/倉見工場(神奈川県)/佐賀関製錬所(大分県)ほか海外拠点 |
| 選考難易度・特徴 | 就活メディアの推計は情報源により差が大きく(選考難易度5.0/5.0・採用倍率6.3倍とする集計から、事務系約10倍・文理計20倍程度とする説まで幅がある)、確定的な数値ではない(非公式)。採用大学は旧帝大・早慶上位が多いとされる一方、学歴フィルターは「特にない」との評価が多い。2025年に新規上場したばかりで知名度は発展途上だが、半導体材料の世界的シェアから玄人受けする人気があるとされる。 |
採用人数の推移
選考フロー
- エントリー・ES提出
- 書類選考
- 動画選考(事務系)/1次面接(技術系)
- 面接(複数回)
- 最終面接+適性検査
- 内々定
ES・自己分析でよく問われること
- 志望動機(200〜400字程度・過去傾向)
- 自己PR(400字程度・過去傾向)
- ガクチカ(同社が重視する価値観「Ownership」を発揮した経験)
選考で聞かれること
なぜ非鉄金属業界か
面接官が見ているポイント
資源から素材まで一貫する非鉄金属業界を選ぶ必然性を、他業界と比較して語れるか
数ある非鉄金属メーカーでなぜJX金属か
面接官が見ているポイント
「なぜ非鉄か」の次に必ず来る二段階目の問い。資源開発から半導体材料まで垂直統合する同社ならではの魅力を語れるか
銅という素材のどこに惹かれたか
面接官が見ているポイント
インフラや半導体を支える基礎素材への理解と、自分のキャリア観を具体的に接続できるか
ENEOSからの独立をどう捉えるか
面接官が見ているポイント
2025年3月に東証プライム上場しENEOSの完全子会社から持分法適用会社へ移行した経緯を理解した上で、自力経営フェーズの組織で働く覚悟を語れるか
JX金属に興味を持った理由を400字で
面接官が見ているポイント
ES頻出設問(200〜400字指定)。字数内で志望動機の核を過不足なく構造化できるか
ガクチカを動画60〜90秒で
面接官が見ているポイント
ES提出後に課される動画選考。「目標・取組・成果」の型に沿って簡潔に伝える構成力があるか
卒論・修論のテーマを50字で
面接官が見ているポイント
理系ESの定型設問。専門性を非専門家にも伝わる短い言葉に要約できるか
あなたの研究にどんな意義があるか
面接官が見ているポイント
専門知識のない面接官にも研究の社会的インパクトを分かりやすく説明できるか
研究で工夫した点・失敗した点は
面接官が見ているポイント
素材開発は試行錯誤の連続。うまくいかなかった過程を分解して語れる論理的思考力があるか
研究とJX金属の事業はどう繋がるか
面接官が見ているポイント
半導体材料から基礎材料まで幅広い事業ドメインの中で、自分の専門性の活かし所を具体的に描けているか
現場の年上の方との関わりに抵抗はないか
面接官が見ているポイント
製錬所・工場など現場を持つ非鉄金属メーカー特有の質問。研究・事務職でも現場との協働が前提だと理解しているか
選考中の工場見学で何を感じたか
面接官が見ているポイント
日立事業所など見学機会を組み込む選考フロー。現場を見た上で入社意欲が具体化しているか
カジュアル面談で何を聞きたいか
面接官が見ているポイント
最終面接前に設けられる非選考の人事面談。評価の場ではないと理解し、懸念を率直に言語化できるか
周囲を巻き込んで動かした経験は
面接官が見ているポイント
多様な立場の人を巻き込むリーダーシップ・調整力があるか
周囲からどんな人だと言われるか
面接官が見ているポイント
自己認識と他者評価のズレの少なさから、現場でのチームワーク適性があるか
あなたの弱みは
面接官が見ているポイント
弱みを自覚し改善に動けているか、地道な現場対応が求められる事業特性への適応力があるか
ストレスを感じるのはどんな時か
面接官が見ているポイント
資源価格変動や設備トラブルなど予測しにくい事態が起きやすい事業。ストレス要因への自己対処法を持っているか
入社後どの事業に挑戦したいか
面接官が見ているポイント
資源開発・製錬・リサイクル・半導体材料まで幅広い事業のどこに関心を持ち、キャリアの解像度を上げているか
他社から内定が出たらどう決めるか
面接官が見ているポイント
他社の選考状況を深く比較させる同社特有の質問。軸のブレない意思決定基準を持っているか
最後に何か質問はありますか
面接官が見ているポイント
逆質問の中身から入社意欲の本気度と事前リサーチの深さが伝わるか
インターンシップ
技術系1dayワークショップ(材料・プロセス、情報システム職種等)を夏・冬に実施。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく要確認。最新の時期・締切は公式マイページで確認。
JX金属は技術系総合職(材料・プロセス/分析/資源/プラントエンジニア/情報システム)と事務系総合職(営業/経理/総務人事/法務/購買/物流)を職種別に募集し、両者の併願はできない。選考ステップは技術系・事務系で異なり、事務系は動画選考を経由するのが特徴だ。
- 「なぜ非鉄金属業界か」「数ある非鉄金属メーカーでなぜJX金属か」の2段階の問いに、資源から半導体材料までの垂直統合という独自性を絡めて答えられるようにする
- 2025年3月にENEOSグループから独立上場したばかりという文脈を理解し、自力経営フェーズの組織で働く覚悟を言語化しておく
- 選考中に組み込まれる工場見学や現場社員との対話で得た気づきを、自分の言葉で語れるようにする
編集部
JX金属だけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。
よくある質問
JX金属の年収・初任給はどのくらいですか?
- 有価証券報告書による平均年収は約830万円(2026年3月期・平均年齢41.5歳)です。社員クチコミ(転職会議)では約627万円(回答者平均年齢31.5歳・体験談)とされ、年齢構成の違いが差の主因です。初任給は2026年4月入社分で大学院卒(修士)31.8万円・大学卒29.1万円(公式・2026年3月妥結の賃金改定より)。
JX金属の採用倍率・選考難易度は?
- 就活メディアの推計は情報源により差が大きく、採用倍率6.3倍とする集計から、事務系約10倍・文理計20倍程度とする説まで幅があります(いずれも非公式)。2025年3月に上場したばかりで知名度は発展途上ですが、半導体材料の世界的シェアから玄人受けする人気があるとされます。
JX金属の採用大学・学歴フィルターは?
- 就活メディアでは旧帝大や早慶上位の採用が多いとされますが、明確な学歴フィルターは「特にない」との評価が多数です。技術系は理系・修士の比率が高い傾向にあります。
JX金属は激務ですか?評判は?
- 社員クチコミでは月間残業時間が約23〜23.4時間とされ、突出して激務という評価ではありません。有給消化率は公式値で85.3%(2023年度)です。一方で「古き良き昭和の企業」という声や、20代の成長環境・人事評価の納得感を課題に挙げる声もあります(体験談を含む)。
JX金属のインターンは選考に有利ですか?
- 技術系1dayワークショップ(材料・プロセス、情報システム職種等)が夏・冬に開催されています。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく要確認です。最新の時期・締切は公式マイページで確認してください。
基本情報
| 上場区分 | 上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード5016・2025年3月19日上場) |
|---|---|
| グループ | ENEOSホールディングス株式会社が2026年7月時点で約35.28%を保有する「その他の関係会社」(法定親会社ではない)。子会社に東邦チタニウム(2026年6月完全子会社化)・タツタ電線(2024年11月完全子会社化)・独TANIOBIS GmbH(タンタル・ニオブ材料)等 |
| 創業・設立 | 現行の法人格は2002年9月に持株会社「新日鉱ホールディングス株式会社」として設立。前身は1905年の日立鉱山開業に遡り、2016年に「JX金属」へ商号変更 |
| 本社 | 東京都港区虎ノ門二丁目10番4号(オークラ プレステージタワー) |
| 代表者 | 林陽一(代表取締役社長 社長執行役員) |
| 資本金 | 750億円 |
| 従業員数 | 連結10,413名・単体3,267名(2025年3月31日時点) |
| 売上高 | 連結8,846億円(2026年3月期・IFRS、前期比+23.7%) |
| 事業領域 | 半導体材料・情報通信材料(フォーカス事業)と、銅資源開発・製錬・金属リサイクル(基礎材料・ベース事業)の2軸 |
同じ「メーカー」業界の企業
同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。
最終更新: 2026-08-09