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乃村工藝社の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

乃村工藝社の企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

資料室・研究所・運営受託。この3つ、実は「作って終わりにしない」という1本の線でつながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

乃村工藝社って結局、何を作っている会社なんですか…? 商業施設なのか博覧会なのか、正直つかめません。

編集部

その「つかめなさ」こそが正体です。実は乃村工藝社は8つもの市場を横断する「集客空間」の総合請負で、1970年の大阪万博から歴代すべての国内万博に関わってきた業界最大手なんです。

結論から言うと、この会社は「展示会社」でも「内装会社」でもない。空間を通じて人を集め、感動させる仕掛けを丸ごと請け負う会社である。

業界の基礎

就活生

総合ディスプレイ業って初めて聞きました。何を基準に会社を見比べればいいんですか?

編集部

カギは「どれだけ幅広い市場を横断しているか」です。乃村工藝社は商業施設から博覧会・文化施設まで一社で手がける、数少ない総合型なんですよ。

総合ディスプレイ業は、店舗・博覧会・博物館・ホテルなど「人が集まる空間」を企画・デザイン・施工する業界である。

業界の市場規模は推計約1.4兆円とされ、上位5社の合計シェアは約18%にとどまる(傾向・伝聞情報)。多数の中小事業者がひしめく中、乃村工藝社は売上高で頭一つ抜けた最大手だ。

業界2位の丹青社(売上高約918億円)に対し、乃村工藝社は約1,627億円(2026年2月期)と約1.8倍の規模を持つ。

主要プレイヤーを並べると、各社の得意分野の違いが見えてくる。

プレイヤータイプ特色
乃村工藝社業界最大手・総合型商業施設から博覧会・文化施設まで幅広い市場を横断
丹青社業界2位・文化施設に強み博物館・美術館分野で乃村工藝社と拮抗する実績
スペース商業施設特化型増収率が高く商業施設に強み
博展展示会・イベント特化東証グロース上場の中堅
トータルメディア開発研究所博物館・科学館専業TOPPANグループ系の独立企業

乃村工藝社は、この中で唯一「商業施設から国家プロジェクトの博覧会まで」を併せ持つ総合力を持つ。

事業内容

乃村工藝社の事業内容: 商業施設・専門店、博覧会・イベント、文化・公共施設、ホスピタリティ・余暇施設

ビジネスモデル

商業施設・博覧会・文化施設・ホテルなど「集客空間」を対象に、調査・企画・コンサルティングからデザイン・設計、制作・施工、さらに運営管理までを自社で一気通貫して手がける空間創造企業。財務上は単一の「ディスプレイ事業」セグメントだが、公式には市場分野を複数に区分し横断展開する。

  • 商業施設・専門店

    受注構成比26.7%と最大の市場分野。百貨店・量販店(3.0%)や複合商業施設(11.0%)も含め、店舗づくりのノウハウを幅広く蓄積する。

    専門店・テナント区画複合商業施設百貨店・量販店
  • 博覧会・イベント

    受注構成比14.0%。1970年大阪万博から歴代すべての国内万博に関与し、2025年大阪・関西万博でもグループで40件超のプロジェクトに携わった。

    大阪・関西万博2025ガンダムパビリオンパナソニックグループパビリオン「ノモの国」
  • 文化・公共施設

    博物館・美術館市場(5.7%)を中心に、設計だけでなく指定管理者として科学館・博物館の長期運営まで受託する。

    長崎歴史文化博物館多摩六都科学館mirocco
  • ホスピタリティ・余暇施設

    余暇施設市場は13.5%。社内デザイナー集団「A.N.D.」がホテル・レストラン等の高級空間デザインに特化して展開する。

    星野リゾート「1955 東京ベイ」麻布台ヒルズ低層部BLUE NOTE PLACE

乃村工藝社の事業は財務上「ディスプレイ事業」という単一セグメントだが、実態は市場分野で細かく分かれる。

受注構成比を見ると、専門店(テナント区画)が26.7%と最大で、次いで博覧会・イベントが14.0%、余暇施設13.5%、複合商業施設11.0%と続く。

この構成が示すのは、特定分野に依存しない分散型のポートフォリオである。博覧会・イベントは万博のような大型案件で単年の振れ幅が大きい一方、専門店や複合商業施設は継続的に案件が発生し、事業全体の波を抑える役割を果たす。

さらに近年は、「企画・デザイン・施工」で完結せず、運営・活性化まで一貫して関わる循環型モデルへの転換を進めている(強みの③を参照)。

この会社の強み

乃村工藝社の強み: 万博資料2万点を所蔵する資料室、研究組織「未来創造研究所」、「作って終わり」にしない運営受託、ホスピタリティ専門集団A.N.D.、ブランディングまで内製するIVD
  1. 万博資料2万点を所蔵する資料室

    1851年ロンドン万博以来の国内外資料を約2万点所蔵する「博覧会資料室」を保有し、2023年には一般公開ギャラリー「EXPO GALLERY」を開設。1970年大阪万博から2025年大阪・関西万博まで歴代すべての国内万博に関与してきた実績を裏付ける。

  2. 研究組織「未来創造研究所」

    2022年に社内R&D組織として組織化し、2025年に活動拠点「Creative Lab.」を新設。未来洞察やサステナブルデザインなど6テーマで研究し、国内6社と共同開発した国産木材新建材をラボに1,300枚実装した。

  3. 「作って終わり」にしない運営受託

    上越科学館・多摩六都科学館・長崎歴史文化博物館などを指定管理者として継続運営し、2025年7月には静岡県掛川市に初の自社運営施設「mirocco」を開業。コンセプト策定から設計・施工・運営までを自社で一貫して担う。

  4. ホスピタリティ専門集団A.N.D.

    2006年設立の社内デザイナー集団「A.N.D.」がホテル・レストラン等の高級空間デザインに特化し、麻布台ヒルズ低層部商業エリアやBLUE NOTE PLACEなどを手がける。

  5. ブランディングまで内製するIVD

    2017年設立のビジュアルデザイン専門チーム「IVD」がロゴ・VI構築まで一貫して手がけ、2027年に創業100周年を迎える紀伊國屋書店のブランド刷新(2026年発表)にクリエイティブパートナーとして参画した。

5つの強みは個別の投資に見えて、実は「作って終わりにしない」という一つの姿勢でつながっている。

博覧会資料室が示す歴代万博への皆勤は、単なる過去の実績ではなく、次の国家的プロジェクトを受注し続けるための知的資産として機能する。未来創造研究所は、その資産を未来に向けて再投資する装置であり、施設運営受託事業は、施工後も「作った空間の価値をどう持続させるか」に踏み込む挑戦だ。

A.N.D.やIVDのような専門ブランドの内製は、総合力の一方で「ホスピタリティ」「ブランディング」という個別分野を深く掘り下げる仕組みでもある。総合力と専門性の両立こそが、業界2位以下との規模差を生む本当の理由と言える。

業績の推移(売上高)

1,109億2023/2期1,341億2024/2期1,503億2025/2期1,627億2026/2期1,680億(予想)2027/2期
決算期は2月末(3月〜翌2月が1事業年度)。2023年2月期を底に3期連続の増収増益で、営業利益率も2.8%から7.9%まで改善した。2025年大阪・関西万博の関連需要も追い風になった。

決算期は2月末(3月〜翌2月が1事業年度)。

決算期売上高営業利益営業利益率
2023年2月期1,109億円31億円2.8%
2024年2月期1,341億円52億円3.9%
2025年2月期1,503億円89億円5.9%
2026年2月期1,627億円128億円7.9%

3期連続の増収増益に加え、営業利益率は2.8%から7.9%まで急改善している。コロナ後の展示・商業空間投資の回復に加え、2025年大阪・関西万博関連の大型案件が追い風になった。

競合の中での立ち位置

乃村工藝社 のポジショニングマップ
総合ディスプレイ業界マップ(2軸で見る)

同じディスプレイ業でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプ乃村工藝社との違い
乃村工藝社総合型・業界最大手商業施設から博覧会・文化施設まで幅広い市場を横断
丹青社文化施設特化型博物館・美術館分野で乃村と拮抗、規模は乃村の約6割
スペース商業施設特化型増収率が高いが商業施設中心で領域は狭い
博展展示会・イベント特化東証グロース上場、規模は乃村の約1/7
コンベンションリンケージMICE運営特化施工よりG7/G20クラスの国際会議運営が主戦場

規模と総合力で見れば乃村工藝社が圧倒的だが、「文化施設だけを極めたい」なら丹青社という選び方も成立する。専門特化か総合力かが、志望先を分けるポイントだ。

今後の展望

乃村工藝社の数値目標(2028年度)

ビジョン

中期経営計画2026-2028「空間創造のあらゆるシーンを担う乃村工藝社グループ―ディスプレイ業の枠を超え、オンリーワンの企業集団へ―」

2026〜2028年度の中期経営計画で、企画・デザイン・施工にとどまらず運営・活性化まで一貫して関わる循環型モデルへの転換を掲げる。海外戦略・人財投資・サステナビリティを基盤戦略に据える。数値目標は複数の媒体で報じられているが、本記事執筆時点では公式資料原本での一次確認が完了していないため要確認として扱う。

数値目標

売上高(2028年度)1,900億円以上(要確認)
営業利益率(2028年度)8.5%以上(要確認)
ROE(2028年度)16.5%以上(要確認)

注力施策

  • 海外展開の加速

    中国(北京2004年設立・上海/成都/深圳)、シンガポール(2009年)に続き、2025年にマレーシア子会社を設立。アジアでの現地法人ネットワークを広げる。

  • 大阪・関西万博2025への総力投入

    TEAM EXPO 2025の共創パートナーとしてグループで40件超のプロジェクト・25以上のパビリオンに関与。ガンダムパビリオンの等身大像施工やパナソニックグループパビリオン「ノモの国」など話題案件を手がけた。

  • 未来創造研究所による事業の川上展開

    2022年に組織化し、2025年に活動拠点「Creative Lab.」を新設。未来洞察やサステナブルデザインなど6テーマで研究し、国産木材新建材の共同開発など「作って終わりにしない」空間づくりを模索する。

  • 施設運営受託事業(Facility Management Business)の拡大

    科学館・博物館の指定管理受託にとどまらず、2025年7月には初の自社運営施設「mirocco」を開業。企画から運営まで一気通貫で担うモデルへ踏み出した。

ロードマップ

  1. 1892

    香川県高松で乃村泰資が芝居の大道具業として創業

  2. 1942

    「日本軍事工藝株式会社」として法人設立

  3. 1945

    「乃村工藝社」に社名変更

  4. 1970

    大阪万博で日本館など16館の展示制作を担当

  5. 1991

    東京証券取引所第二部に株式上場

  6. 2005

    東証第一部に指定替え

  7. 2022/4

    東証プライム市場へ移行

  8. 2025

    大阪・関西万博で40件超のプロジェクトに関与、初の自社運営施設「mirocco」開業

乃村工藝社の将来性を読む軸は、中期経営計画2026-2028が掲げる「ディスプレイ業の枠を超え、オンリーワンの企業集団へ」という言葉に集約される。

これは単なるスローガンではない。海外拠点の拡大(2025年マレーシア子会社設立)や施設運営受託事業の展開など、「作って終わり」から一歩踏み出す動きがすでに具体化している。

2028年度の数値目標は複数媒体で報じられているものの、公式資料原本での一次確認は本記事執筆時点で完了していない(要確認)。方向性としては、海外と施設運営という二つの伸びしろに、既存の総合力をどう掛け合わせるかが焦点になる。

こんな人にピッタリ

乃村工藝社が合う人・合わない可能性がある人の早見表

商業施設からホテル、博覧会、文化施設まで幅広い「集客空間」に関わりながら、作って終わりにしない長期的な空間づくりに情熱を持てる人。

  • 万博・国家的プロジェクトなど社会的インパクトの大きい空間づくりに携わりたい

    歴代すべての国内万博に関与してきた乃村工藝社の実績・ノウハウが活きる

  • 商業施設からホテル、文化施設、博覧会まで幅広い領域を横断的に経験したい

    8市場を手がける業界最大手の乃村工藝社は経験の幅が広い

  • デザインだけでなく施工・運営まで一気通貫で関わりたい

    企画からデザイン・施工・運営管理まで自社で担う一気通貫モデルが向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 特定分野(例えば博物館だけ、商業施設だけ)に的を絞って深く極めたい

    幅広い市場を手がける乃村工藝社より、文化施設に強い丹青社など専業色の強い会社の方が合う場合があります。

  • 施工現場の負荷が少ない環境で腰を据えて働きたい

    大型案件・納期のあるプロジェクト型のため、部署や案件フェーズによっては業務負荷が高くなる可能性があります。

  • 新卒からすぐに独立した裁量で意思決定をしたい

    プロジェクト単位でチームを組んで動く文化のため、フェーズによっては若手のうちの裁量に物足りなさを感じる可能性があります。

求める人物像

  • 「ノムラマインド」への共感と実行

    パーパス「空間創造によって人々に歓びと感動を届ける」を体現する行動指針「ノムラマインド」に共感し、実行に移せる人。

  • 好奇心を原動力にした主体性

    「面白そう」「ワクワクする」を原動力に、失敗を恐れず自ら考え行動できる人。

  • 多様な関係者を巻き込む協働力

    個性を大切にしながら、デザイナー・営業・制作管理など異なる専門性を持つ人と協働できる人。

  • 顧客・来場者視点での発想力

    空間がクライアントや来場者にとってどんな価値を持つべきかを、顧客視点で発想できる人。

入社後のキャリアパス

  1. 配属後(1〜3年目)

    営業・プランニング・デザイン・制作管理の職種別に配属され、プロジェクトチームの一員として現場実務を通じて専門性の基礎を築きます。

  2. 中堅(4〜10年目)

    プロジェクトの主担当を任され、クライアント折衝や複数の専門職をまとめるディレクション業務を経験します。デザイン職はA.N.D.やIVDなど専門ブランドで専門性を深める道もあります。

  3. 管理職以降

    一般職から主任・課長・部長という段階を経て、プロジェクト統括やプロデューサーとしてより大きな案件・海外案件を率いる立場に進みます(クチコミ・媒体推計、公式の詳細な制度説明は限定的なため要確認)。

新卒は営業職・プランニング職・デザイン職・制作管理職の4区分で採用され、配属後はプロジェクトチームの一員として現場実務から専門性を積む。

中堅以降はプロジェクトの主担当やディレクションを任され、デザイン職はA.N.D.やIVDのような専門ブランドで領域を深める道も開ける。管理職以降は一般職から主任・課長・部長という段階を経て、より大きな案件・海外案件を率いる立場に進む(クチコミ・媒体推計、公式の詳細な制度説明は限定的なため要確認)。

年収・待遇

乃村工藝社は有価証券報告書で平均年間給与を開示している(一次)。初任給は公式採用ページに金額の明記が無いため、複数の転職メディアが伝える数値を参考掲載する(媒体推計・要確認)。出典を分けて整理する(2026年8月時点)。

初任給

大学卒(媒体推計・2026年4月時点)月額250,500円
修士了(媒体推計・2026年4月時点)月額252,500円

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・単体・2026年2月期)約953万円(平均年齢40.9歳・平均勤続10.3年)
転職会議クチコミ(体験談)約532万円(回答者487名・平均年齢30.3歳)

年次・役職別の目安

営業職(OpenWorkクチコミ・体験談)約625万円が目安
デザイナー職(OpenWorkクチコミ・体験談)約654万円が目安
管理部門(OpenWorkクチコミ・体験談)約547万円が目安

待遇の特徴

  • 賞与は年2回(6月・12月)、フレックスタイム制あり(公式募集要項)
  • 通勤手当・在宅勤務手当・超過勤務手当のほか、社宅制度・企業年金など福利厚生がある(公式募集要項)
  • 月平均残業はOpenWorkクチコミで約36.5〜37.2時間、転職会議では約44時間と出所により差がある(体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議・就活会議等の社員クチコミ) 業界最大手として大規模プロジェクトに携われるスケール感や、個性が尊重される創造的な社風を評価する声が多い一方、人手不足に伴う残業・休日出勤の負担や、現場によるマネジメントの差を課題に挙げる声も見られます(いずれも傾向)。

月平均残業(OpenWorkクチコミ)約36.5〜37.2時間
有給消化率(OpenWorkクチコミ)約53.5〜55.3%
総合満足度(OpenWork)3.52/5.0(79,816社中上位3%)

評価する声

  • 業界最大手として万博・大規模商業施設など話題のプロジェクトに携われる
  • 個性が尊重され、服装自由など創造的な人材が多い自由な職場環境
  • 若手のうちから大規模プロジェクトを任される機会がある

気になる声

  • 人手不足により残業・休日出勤が発生しやすい傾向がある
  • 現場・プロジェクトによってマネジメントの質に差があるという声がある
  • ワークライフバランスの満足度は他項目に比べ相対的に低いという声がある

就活生

正直、乃村工藝社って激務のイメージがあるんですが、実際どうなんですか…?

編集部

数字で見ると、月平均残業はOpenWorkクチコミで約36.5〜37.2時間、転職会議では約44時間と出所により差があります。有給消化率は5割前後で、業界大手として大型案件を扱う分、部署・繁忙期による負荷差があるという声が多いですね。

一方で、個性が尊重され服装自由など創造的な社風、若手のうちから大規模プロジェクトに関われる点は評価が高い。「大規模案件のスケール」と「現場の負荷」は表裏一体と捉えておくとよい。

沿革

乃村工藝社の起源は1892年、香川県高松で乃村泰資が興した芝居の大道具業にさかのぼる。

1942年に「日本軍事工藝株式会社」として法人化され、1945年に現在の「乃村工藝社」へ改称した。戦後は百貨店の内装・催事から博覧会業務へと事業を広げ、1970年の大阪万博で日本館など16館の展示制作を担当したことが、その後の成長を決定づける転機になった。

以来、沖縄海洋博(1975年)、つくば科学博(1985年)、愛知万博(2005年)、そして2025年の大阪・関西万博まで、歴代すべての国内万博に関与してきた。この一貫した実績こそが、業界最大手としての地位を支える土台である。

採用・選考

乃村工藝社の選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページ・マイページで確認)
募集職種・コース新卒は営業職・プランニング職・デザイン職・制作管理職の4区分。応募条件は入社時点で30歳以下・社会人経験3年以下(全職種共通)。
勤務地本社(東京都港区台場)・大阪ほか、国内10拠点・海外9拠点(中国・シンガポール・香港・ミラノ・ニューヨーク等)
選考難易度・特徴業界最大手としてデザイン系志望者を中心に人気が高い。倍率の具体数値は非公開。デザイン職は作品審査・ポートフォリオでの選考が特徴で、即日設計プレゼンや役員クラスへの作品プレゼンが課される年もある(過去傾向)。学歴フィルターの公式な明言は無い。

採用人数の推移

2023年59名
2024年57名
2025年78名

選考フロー

  1. エントリー・ES提出
  2. Webテスト(SPI)
  3. グループディスカッション(職種による)
  4. 一次面接
  5. 二次面接
  6. 最終面接(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • なぜ乃村工藝社か(丹青社ではなく)

    面接官が見ているポイント

    業界最大手だが丹青社と事業内容がほぼ同じ乃村工藝社を、企業研究の深さと具体的な差別化理由をもって選べているか

  • どんな空間に携わりたいか

    面接官が見ているポイント

    「空間が好き」で終わらず、複合商業施設か文化施設かなど携わりたい空間の種類まで具体的に言語化できる解像度があるか

  • 総合ディスプレイ業界を志望する理由

    面接官が見ているポイント

    建築・内装・イベントプロデュースなど隣接業界との違いを理解した上で、業界を選ぶ自分の軸を持てているか

  • 学生時代の取り組みが職種でどう活きるか

    面接官が見ているポイント

    プランニング職などES固有設問(400字以内)で、学生時代の経験を職務内容へ論理的に接続できているか

  • 応募職種を選んだ理由

    面接官が見ているポイント

    デザイン・企画・営業など複数職種を抱える会社で、自分の適性を志望職種に具体的に接続して説明できているか

  • 当社を知ったきっかけは

    面接官が見ているポイント

    インターン志望者にも問われるES設問。単なる合説でなく、乃村工藝社の実績や空間に触れた原体験まで語れているか

  • 一番好きな空間とその理由

    面接官が見ているポイント

    空間を消費者目線でなく作り手の視点で観察し、自分の言葉で魅力を語れる感性と表現力があるか

  • ポートフォリオで好む設計サイズ感は

    面接官が見ているポイント

    デザイン職の作品面接で問われる質問。ポートフォリオの意図とスケール感を自分の言葉で説明できる設計思考があるか

  • 即日設計課題、利益をどう捉えるか

    面接官が見ているポイント

    独自選考の即日設計プレゼンで問われる観点。デザイン性と事業としての利益意識を両立して考えられるビジネス感覚があるか

  • 歴史的建築が好きだが商業空間は平気か

    面接官が見ているポイント

    個人の美意識と、商業ベースで空間をつくる乃村工藝社の実務との折り合いをつけられる柔軟性があるか

  • 未来創造研究所の研究テーマで興味あるものは

    面接官が見ているポイント

    2022年組織化の社内研究機関・未来創造研究所を把握した上で、自分の関心領域を空間ビジネスに接続できているか

  • 大学の学びを白紙にして働けるか

    面接官が見ているポイント

    専門性を持つ学生に対し、乃村工藝社の実務スタイルを素直に吸収できる柔軟性と謙虚さがあるか

  • 作品をその場でプレゼンして

    面接官が見ているポイント

    デザイン・ディレクター職の作品面接で実施される質問。初対面の役員クラスに短時間で作品の意図を伝えるプレゼン力があるか

  • 乃村工藝社の強みは何だと思うか

    面接官が見ているポイント

    表面的な企業研究でなく、丹青社など競合との比較を踏まえて自社の強みを客観的に語れているか

  • 自分の性格的な弱点は何か

    面接官が見ているポイント

    ディレクター職などで問われる自己認識の深さ。弱点を仕事上のリスクとして捉え、対処法まで語れているか

  • アルバイトでどんなことを意識しているか

    面接官が見ているポイント

    日常の行動から、対人折衝や気配りなど空間づくりの仕事に必要な資質がにじみ出ているか

  • 海外で働くことに抵抗はないか

    面接官が見ているポイント

    海外在住経験者への深掘り質問。海外生活で得た学びを実務でどう活かすかまで具体的に語れているか

  • 当社で成し遂げたいことは何か

    面接官が見ているポイント

    深掘りで問われる質問。大阪・関西万博2025で40件超のプロジェクトを手がけた実績など、自社の仕事を具体的に語れているか

  • どんなキャリアプランを考えているか

    面接官が見ているポイント

    ディレクター職など複数の専門職を抱える会社で、中長期のキャリア像を職種特性に即して描けているか

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    逆質問の内容から、選考段階に応じた深さと入社意欲の高さが伝わるか

インターンシップ

夏(7〜9月)・冬(10〜1月)の年2回体制。デザイン職向けポートフォリオ講座、プランナー職の仕事紹介・座談会、テーマ空間デザイン提案のグループワークなどがある。選考直結・優遇の有無は公式に明記が無く、クチコミでは早期選考案内につながるとの声もあるが要確認。最新の時期・形式は公式マイページで確認。

公式採用ページを見る →

選考はES提出後、Webテスト(SPI)、グループディスカッション(職種による)、複数回の面接を経て内々定に至る。デザイン職ではポートフォリオでの作品審査や即日設計プレゼンが課される年もあり、他職種とは選考の重心が異なる。

  • デザイン職志望はポートフォリオの「意図とスケール感」を自分の言葉で説明できるようにしておく
  • 「なぜ乃村工藝社か(丹青社ではなく)」は定番質問。規模・幅広い市場を横断する総合力など具体的な差別化理由を用意する
  • 締切・選考フローの詳細は年度で変わるため、公式マイページ(nomurakougei.co.jp/recruit)で必ず最新を確認する

編集部

総合職一括ではなく職種別採用が特徴の乃村工藝社。「デザインだけ」「営業だけ」で終わらせない視点を選考でも聞かれやすいので、自分の職種が他職種とどう噛み合うかまで考えておくと強い。

よくある質問

乃村工藝社の年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書による平均年間給与は約953万円(2026年2月期・単体・平均年齢40.9歳)です。社員クチコミ(転職会議)では約532万円(回答者487名・平均年齢30.3歳・体験談)とされ、差は回答者の年齢構成の違いが主因です。初任給は複数の転職メディアの推計で大学卒25.05万円・修士了25.25万円(2026年4月時点)とされていますが、公式ページに金額の明記は無く要確認です。

乃村工藝社の就職難易度・採用倍率は?

業界最大手としてデザイン系志望者を中心に人気が高く、倍率の具体数値は非公開です。デザイン職は作品審査・ポートフォリオ選考が特徴で、即日設計プレゼンや役員クラスへの作品プレゼンが課される年もあります(過去傾向)。

乃村工藝社は激務ですか?評判は?

OpenWorkクチコミでは月平均残業約36.5〜37.2時間・有給消化率約53.5〜55.3%とされ、業界大手として大規模案件を扱う分、部署・繁忙期による負荷差があるという声があります(体験談)。個性が尊重される自由な社風は評価が高い一方、人手不足による残業を課題に挙げる声もあります。

乃村工藝社の採用大学・学歴フィルターは?

明確な学歴フィルターの公式言及はありません。応募条件は「入社時点で30歳以下・社会人経験3年以下」で、幅広い大学からの応募を受け付けています。

乃村工藝社のインターンは選考に有利ですか?

夏(7〜9月)・冬(10〜1月)の年2回体制で、デザイン職向けポートフォリオ講座やテーマ空間デザイン提案のグループワークなどがあります。選考優遇の有無は公式に明記が無く、クチコミでは早期選考案内につながるとの声もありますが要確認です。

基本情報

上場区分上場(東京証券取引所プライム市場・証券コード9716)
グループ独立系(特定の親会社なし)。連結子会社はノムラアークス・ノムラメディアス・シーズ・スリー・六耀社(出版)等、海外に乃村工藝建築装飾(北京)・NOMURA Design & Engineering Singapore/Malaysia。筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)とされる(二次情報ベース、要確認)
創業・設立1892年3月に香川県高松で乃村泰資が芝居の大道具業として創業/1942年12月に「日本軍事工藝株式会社」として法人設立、1945年12月に「乃村工藝社」へ改称
本社東京都港区台場2-3-4
代表者奥本清孝(代表取締役社長執行役員)
資本金64億9,700万円
従業員数単体1,587名(有価証券報告書・2026年2月期時点)
売上高連結1,627億円(2026年2月期・前期比+8.3%)
事業領域商業施設・博覧会・文化施設・ホテル等の空間の企画・デザイン・施工・運営(単一セグメント「ディスプレイ事業」)

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-02