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【2026最新】楽天グループの就活企業分析|事業・強み・選考対策

楽天グループの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

まとめ

楽天市場のECを起点に、フィンテック(カード・銀行・証券)とモバイルを「楽天経済圏」で束ねた多角化インターネット企業。1つのIDと楽天ポイントで70超のサービスを横断させ、国内会員は1億人を超える。2025年12月期は売上収益2兆4,966億円で29期連続最高、長年モバイル投資で赤字だった連結営業損益はIFRSベースで2期連続黒字に転換した。

基本情報

上場区分東証プライム(証券コード4755)
グループ楽天市場・楽天カード・楽天銀行(上場子会社5838)・楽天証券・楽天モバイル・Rakuten Symphony等。連結子会社多数
創業・設立1997年2月設立(創業者・三木谷浩史)
本社東京都世田谷区玉川(楽天クリムゾンハウス・二子玉川)
代表者三木谷浩史(代表取締役会長兼社長)
資本金約4,595億円(2025年12月末)
従業員数連結29,419名・単体9,989名(2025年12月末)
売上高連結売上収益2兆4,966億円(2025年12月期・IFRS)
事業領域インターネットサービス/フィンテック/モバイル

業界の基礎

インターネット企業の戦い方は、大きく2つに分かれる。

一つの強いサービスを深く磨く「単一特化型」と、複数のサービスを束ねて顧客を囲い込む「経済圏型」だ。

楽天は後者の代表格で、**EC・金融・モバイルを「楽天経済圏」で連結する多角化**を最も広く進めている。

1つのIDと楽天ポイントで70超のサービスを横断させ、国内会員は1億人を超える。

主要なネット・経済圏プレイヤーを並べると、楽天の位置が見えてくる。

  • 経済圏・多角化型: 楽天(EC+金融+モバイル)、LINEヤフー(PayPay経済圏)、NTTドコモ(dポイント経済圏)
  • EC・コマース特化型: アマゾン日本、メルカリ、ZOZO

楽天は「EC・金融・モバイルを最も広く統合した経済圏」という独自の立ち位置にある。

事業内容

楽天グループの事業内容: インターネットサービス、フィンテック、モバイル

ビジネスモデル

楽天市場のECを起点に、フィンテックとモバイルを「楽天経済圏」で連結する多角化モデル。共通の楽天IDと楽天ポイントで70超のサービスを横断させ、会員をサービス間で回遊させることで顧客生涯価値とデータを最大化する。

  • インターネットサービス

    楽天市場・楽天トラベルなどのEC・サービス群で、売上の柱(Non-GAAP営業利益889億円)。国内EC流通総額は6兆円超で、Amazon日本と並ぶ国内コマースの双璧。

    楽天市場楽天トラベル楽天ブックスRakuten Kobo
  • フィンテック

    楽天カード・楽天銀行・楽天証券・保険・決済。Non-GAAP営業利益1,999億円とグループ最大の利益源。経済圏の決済・金融データを握る収益エンジン。

    楽天カード楽天銀行楽天証券楽天ペイ
  • モバイル

    楽天モバイルと通信プラットフォームのRakuten Symphony。長年の巨額投資で赤字が続いたが、契約1,001万回線到達でEBITDAが初の通期黒字化。経済圏の「入口」を担う。

    楽天モバイルRakuten Symphonyプラチナバンド

楽天のビジネスモデルは「楽天経済圏」という言葉に集約される。

楽天市場で買い物をすると楽天ポイントが貯まり、そのポイントを楽天カード・楽天モバイル・楽天証券でも使える。

こうして**1つのIDで70超のサービスを回遊させる**ことで、顧客一人あたりの生涯価値とデータを最大化する。

事業は3つのセグメントに分かれる(2025年12月期)。

  1. インターネットサービス(売上1兆3,697億円): 楽天市場などのEC。国内EC流通総額は6兆円超で黒字の柱。
  2. フィンテック(9,759億円): 楽天カード・銀行・証券。Non-GAAP営業利益1,999億円とグループ最大の利益源。
  3. モバイル(4,828億円): 楽天モバイルとRakuten Symphony。長年の赤字事業だが、EBITDAが初の通期黒字化を達成した。

経済圏の「入口」としてのモバイル

モバイルは長年、巨額赤字の元凶だった。

だが楽天にとってモバイルは単なる通信事業ではなく、**経済圏の「入口」**だ。携帯回線で顧客接点を握れば、その人が楽天カードや楽天市場を使う確率が高まる。

赤字を覚悟で回線網に投資してきたのは、この経済圏全体への波及効果を狙ったものである。

この会社の強み

楽天グループの強み: 73.9%が複数使う経済圏の粘着力、取扱高26兆円の決済ハブ、銀行を頂点に金融を一社へ統合、通信インフラを世界へ外販する野望、GPT-4o超えの自社日本語LLM
  1. 73.9%が複数使う経済圏の粘着力

    1億超のIDと70超のサービスを束ねるSPU(スーパーポイントアッププログラム)で、複数サービスを併用するクロスユース率は73.9%。乗り換えコストの高い会員基盤が顧客あたりの生涯価値を押し上げる

  2. 取扱高26兆円の決済ハブ

    楽天カードは2025年度のショッピング取扱高26.5兆円で自社発行ベース国内No.1、発行枚数は約3,387万枚。経済圏の決済データを握るハブで、フィンテック最大の利益源となっている

  3. 銀行を頂点に金融を一社へ統合

    2026年5月に最終合意し、上場子会社・楽天銀行を頂点に楽天カード・楽天証券HDを統合(2026年10月予定)。資金の内製化などで中期的に年間850億円以上のシナジーを見込む大型再編を進める

  4. 通信インフラを世界へ外販する野望

    子会社Rakuten Symphonyが、楽天モバイルで実証した完全仮想化Open RANを通信事業者へ外販。2025年に世界74社の顧客へ展開し初の通期黒字化を達成。AT&Tやベトナムの通信会社などと契約する

  5. GPT-4o超えの自社日本語LLM

    経産省GENIACの一環で約7,000億パラメータの国内最大級LLM「Rakuten AI 3.0」を内製開発。日本語ベンチでGPT-4oを上回り、1億IDの自社データを活かして経済圏に最適化したAIを構築する

「楽天経済圏」という表向きの言葉の一層下に、楽天の本当の強みがある。

① 73.9%が複数使う経済圏の粘着力

楽天の経済圏は「囲い込みの強さ」が桁違いだ。

1億超のIDと70超のサービスを束ねる**SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、複数サービスを併用するクロスユース率は73.9%**に達する。

一度楽天カードと楽天市場を使い始めると、ポイントの魅力で楽天モバイル・楽天証券へと自然に広がる。乗り換えコストの高い会員基盤が、顧客の生涯価値を押し上げている。

② 取扱高26兆円の決済ハブ

経済圏の中心にあるのが楽天カードだ。

2025年度のショッピング取扱高は**26.5兆円**で、自社発行ベースで国内No.1。発行枚数は約3,387万枚に達する。

経済圏で発生する決済データを握るハブであり、フィンテック最大の利益源になっている。「楽天はカード会社」と言っても過言ではないほど、カードが収益を支えている。

③ 銀行を頂点に金融を一社へ統合

2026年5月、楽天は金融事業の大型再編に最終合意した。

上場子会社の楽天銀行を頂点に、楽天カード・楽天証券HDを統合する(2026年10月予定)。

資金の内製化などで中期的に年間850億円以上のシナジーを見込む。バラバラだったフィンテックを一つの総合金融企業にまとめ、収益力を高める狙いだ。

④ 通信インフラを世界へ外販する野望

楽天モバイルへの投資は、思わぬ副産物を生んだ。

子会社Rakuten Symphonyが、楽天モバイルで実証した完全仮想化ネットワーク(Open RAN)を世界の通信事業者へ外販している。

2025年には世界74社の顧客へ展開し、初の通期黒字化を達成。AT&Tやベトナムの通信会社などと契約する。自社の通信投資を、グローバルなBtoB事業へ転換しつつある。

⑤ GPT-4o超えの自社日本語LLM

AI開発でも楽天は独自路線をとる。

経産省GENIACの一環で、約7,000億パラメータの国内最大級の大規模言語モデル「Rakuten AI 3.0」を内製開発した。

日本語のベンチマークでGPT-4oを上回り、Apache 2.0で無償公開した。1億IDの自社データを活かして経済圏に最適化したAIを構築できるのが、楽天ならではの強みだ。

業績の推移(売上収益)

1.93兆2022/12期2.07兆2023/12期2.28兆2024/12期2.50兆2025/12期
連結売上収益(IFRS・12月期)。29期連続で過去最高を更新。モバイル先行投資で2022〜2023年は大幅な営業赤字だったが、2024年に5年ぶりに営業黒字へ転換し2025年も2期連続のIFRS営業黒字。なお最終損益は減損等で赤字が継続している(赤字幅は縮小傾向)。

業績は29期連続増収という記録を持つが、利益は「段階」を分けて読む必要がある(IFRS・連結)。

決算期売上収益IFRS営業損益当期損益
2022年12月期1兆9,279億円△3,638億円△3,729億円
2023年12月期2兆713億円△2,129億円△3,395億円
2024年12月期2兆2,792億円+530億円△1,624億円
2025年12月期2兆4,966億円+144億円△1,779億円

2022〜2023年の巨額の営業赤字は、**モバイルへの先行投資**が主因だった。

そして2024年、IFRS営業損益は5年ぶりに黒字へ転換し、2025年も2期連続の黒字を維持している。

ただし最終損益(当期損益)はまだ赤字だ。これは持分法投資の減損などが影響しているもので、本業の営業段階では黒字という点を区別して読みたい。

モバイル事業も、契約1,001万回線への到達でEBITDAが初の通期黒字化を達成した。

「営業段階の黒字化は進んだが、最終黒字化と財務改善が次の課題」というのが、楽天の業績を正確に捉える視点である。

競合の中での立ち位置

楽天グループ のポジショニングマップ
EC・ネット経済圏マップ(2軸で見る)

同じネット業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社規模感タイプ楽天との違い
楽天グループ売上2兆4,966億円EC+金融+モバイルの経済圏3領域を最も広く統合。1億ID・カード取扱高26兆円
LINEヤフー売上1兆9,174億円PayPay経済圏メディア+コマース+決済。モバイル自前回線は持たない
NTTドコモ営業収益6兆円規模dポイント経済圏通信を起点に金融・決済へ。EC比重は小さい
PayPay決済取扱高12.5兆円決済特化コード決済シェア約7割。経済圏化の途上
アマゾン日本売上約4.1兆円EC特化直販+物流が武器。金融色は薄い
メルカリ売上1,874億円C2Cフリマ特化フリマに特化+メルペイで金融に一歩

楽天の位置は「経済圏・多角化の最右翼」だ。

EC・金融・モバイルを自前で全部持つのは、国内では楽天だけ。LINEヤフー(決済はPayPay)やドコモ(ECは小さい)と比べても、3領域すべてを大きく抱える点が際立つ。

その代わり、モバイルへの巨額投資が長年の重荷になった。「全部やる」がゆえの苦しさと強さの両方を抱えるのが楽天である。

今後の展望

楽天グループの数値目標(2025/12末1,001万)

ビジョン

3事業の黒字化と財務改善でグループの収益力回復へ

明確な数値中期計画は非開示。国内ECとフィンテックの2本柱が安定的に利益を生み、モバイルは2025年12月期に通期EBITDA黒字化を達成して先行投資フェーズを脱しつつある。残る課題はモバイルの利益ベース黒字化と、巨額社債の財務改善。2026年は「ネットワーク強化の年」と位置づける。

数値目標

モバイル契約数(2025/12末1,001万)1,000万回線を達成済み
モバイルEBITDA(2025/12期(+288億円))通期黒字化を達成
連結営業損益(2025/12期(+144億円))2期連続IFRS黒字
フィンテック統合シナジー(中期(再編後))年間850億円以上

注力施策

  • モバイルのネットワーク強化

    2026年に2,000億円強の設備投資(前年比約3倍)で都市部・地下鉄の5G化を加速。プラチナバンド(700MHz帯)を活かし、つながりやすさを改善して契約純増を狙う。

  • フィンテックの一体運営

    2026年5月に最終合意した再編で、楽天銀行を頂点に楽天カード・楽天証券HDを統合。資金の内製化や顧客基盤の共有でグループ金融の収益力を高める。

  • 通信プラットフォームの外販

    Rakuten SymphonyがOpen RANを世界の通信事業者へ外販し、2025年に初の通期黒字化。楽天モバイルで実証した技術をグローバルな収益源へ育てる。

  • 経済圏に最適化したAI

    自社開発の大規模言語モデル「Rakuten AI」を活用し、1億IDのデータと組み合わせてEC・広告・サービスの高度化を進める。

ロードマップ

  1. 2020

    携帯キャリア事業(楽天モバイル)に本格参入

  2. 2022

    モバイル先行投資で営業損益△3

  3. 2023/4

    楽天銀行が東証プライムに上場(証券コード5838)

  4. 2024/6

    プラチナバンド(700MHz帯)で商用サービス開始

  5. 2024/12期

    IFRS連結営業損益が5年ぶりに黒字転換(+530億円)

  6. 2025/12期

    モバイル契約1

  7. 2026/10

    フィンテック再編(楽天銀行を中核に統合)の効力発生予定

経営理念とカルチャー

  • 企業理念: 「イノベーションを通じて、人々と社会を勇気づける」
  • 行動指針: 楽天主義(GET THINGS DONE・スピード・常に改善常に前進)
  • 象徴的な文化: 英語公用語化(Englishnization)

創業者・三木谷浩史氏の強いリーダーシップのもと、スピードと成果主義、グローバル志向が文化の核にある。2010年に宣言した英語公用語化は、いまや110ヶ国超の社員が働く多国籍企業の象徴だ。

クチコミでも20代の成長環境やグローバル経験への評価が高い。

最近の主要トピック(面接ネタ)

  • 2026年5月: フィンテック再編に最終合意(楽天銀行を中核に金融を統合)。
  • 2025年12月期決算: モバイルEBITDA初の通期黒字化・営業利益2期連続黒字。
  • 2026年3月: 自社LLM「Rakuten AI 3.0」を公開。
  • 継続中: Rakuten SymphonyによるOpen RANの世界外販。

こんな人にピッタリ

楽天グループが合う人・合わない可能性がある人の早見表

1億人規模の巨大経済圏で、EC・金融・モバイルを横断する事業づくりとデータ活用に挑みたい人。

  • EC・金融・モバイルを横断する巨大経済圏で事業企画やデータ活用をしたい

    1億ID・70超サービスを持つ楽天が合う

  • 英語公用語・多国籍環境でグローバルに働きたい

    110ヶ国超の社員を抱える楽天の環境が活きる

  • 変革・新規事業の挑戦と不確実性を楽しめる

    モバイル投資から黒字化へ転換期の楽天で挑戦できる

  • 1億人規模の巨大経済圏でEC・金融・モバイルを横断する事業づくりやデータ活用がしたい人
  • 英語公用語・110ヶ国超の多国籍環境でグローバルに働きたい人
  • 変革・新規事業の挑戦と不確実性を楽しめる

一方で、一つの専門領域を狭く深く極めたい人や、安定した黒字事業で腰を据えて働きたい人、英語にあまり関わらず国内中心で働きたい人には、専門特化型や業績の安定した国内志向の企業の方が合う場合がある。

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 一つの専門領域を狭く深く極めたい

    事業が多岐にわたる楽天より、専門特化型の企業の方が合う場合があります。

  • 安定した黒字事業で腰を据えて働きたい

    モバイル投資から黒字化したばかりの楽天より、業績が安定した企業の方が合う場合があります。

  • 英語にあまり関わらず国内中心で働きたい

    社内公用語が英語(TOEIC800点要件)の楽天より、国内志向の企業の方が合う場合があります。

求める人物像

  • GET THINGS DONE(信念不抜)

    楽天主義のブランドコンセプトの一つ。何があっても目的達成のためにあらゆる手段を尽くし、簡単にあきらめずやり遂げる姿勢を求める。

  • スピードへのこだわり

    成功のコンセプト「スピード!!スピード!!スピード!!」。迅速な意思決定と徹底した実行を重んじる文化に適応できる人。

  • 常に改善・常に前進

    「仮説→実行→検証→仕組化」のサイクルを高速で回し、改善し続ける向上心。プロフェッショナルとして自律的に事業を進める意識を重視する。

  • グローバル・多様性への適応力

    英語公用語化を象徴とする110ヶ国超の多国籍環境。語学力と異文化協働力で、ダイバーシティをグループの強みに変えられる人。

入社後のキャリアパス

  1. 初期配属

    ビジネス総合コースは全部門・職種への配属可能性があり、配属はマッチング型です。コース別採用(FinTech・デザイン・マーケ)は初期配属を確約し、エンジニアは職種単位で配属されます。

  2. 英語公用語環境への適応

    2010年に英語公用語化を宣言し、会議・文書・メール等を英語化しています。全社員平均TOEICは開始時の526点から約830点まで上昇しました。グローバル環境での協働が日常業務の前提です。

  3. グループ間異動・キャリア形成

    EC・フィンテック・モバイル・コンテンツなど多数の事業を持ち、全国・海外への配置転換の可能性が募集要項に明記されています。グループ横断のキャリア機会が広いのが特徴です。

楽天のキャリアは「グローバル+グループ横断」が特徴だ。

ビジネス総合コースは全部門への配属可能性があり、コース別採用(FinTech・デザイン・マーケ)は初期配属を確約する。

最大の特徴は英語公用語環境だ。2010年の宣言以降、会議も文書も英語化され、全社員の平均TOEICは開始時の526点から約830点まで上がった。

EC・フィンテック・モバイル・コンテンツと多数の事業を持つため、グループ横断のキャリア機会が広い。全国・海外への配置転換の可能性も募集要項に明記されている。

評価は成果主義の色が濃く、年収は若手から比較的高水準(ビジネス職の初任給は月35万円)。ただし結果が出ないと上がりにくいという声もある(クチコミ・傾向)。

年収・待遇

有価証券報告書の平均年収は単体の値だが、楽天は外国籍社員(110ヶ国超)が多く平均年齢が35歳前後と若いため、同業大手より若年構成である点に注意。クチコミ値と出所を分けて整理する(2026年6月時点)。

初任給

ビジネス職・大学院卒(公式)月給360,000円(40時間相当の固定残業代含む)
ビジネス職・大学卒(公式)月給350,000円(40時間相当の固定残業代含む)
エンジニア職(公式)月額370,000円〜(専門知識・実力に応じ決定)

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2024年12月期・単体)約820万円(平均年齢35.3歳・平均勤続5.8年)
OpenWorkクチコミ(体験談)約668万円(回答者の平均年齢31歳と若く、有報より低め)

年次・役職別の目安

職種別の目安(クチコミ・体験談)ITエンジニア828万円/企画・管理688万円/営業596万円

待遇の特徴

  • 公式の平均年収は2020年745万円→2024年820万円と上昇傾向(有報)
  • エンジニア職はビジネス職より初任給・平均年収とも高い傾向(公式募集要項・クチコミ)
  • 有報820万円とクチコミ668万円の差は、クチコミ回答者が平均31歳と若手中心であることが主因(傾向)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・就活会議等の社員クチコミ) OpenWork総合評価は3.93(上位1%)。スピード・成果主義・グローバル(英語公用語)が文化の核で、20代の成長環境・風通しの良さが高評価です。一方で待遇面の満足度や長期育成は相対的に低めで、評価は職種・事業部によってばらつく傾向があります。

月平均残業(クチコミ)約25時間(職種で0〜70時間と幅大)
有給消化率(クチコミ)約72%
女性管理職比率(公式)33.5%

評価する声

  • 20代の成長スピードが速く、優秀層が多くスピード感ある環境という声
  • 英語公用語・110ヶ国超の多国籍環境で語学力とグローバル経験が積めるという声
  • フレックス制など働き方の改善が進み、風通し・相互尊重が高めという声

気になる声

  • 成果主義のため結果が出ないと年収が上がりにくく、待遇面の満足度が相対的に低めという声
  • 長期育成や評価の適正感に課題を指摘する声
  • 事業部・職種で労働環境の差が大きく、注力事業では繁忙度が高い部署もあるという声

評判は「成長環境とグローバル」への高評価が軸だ。

OpenWork総合評価は3.93(上位1%)で、20代の成長環境(4.3)・社員の相互尊重・風通しの良さが高い。

スピード感のある即断即決の経営と、110ヶ国超の多国籍環境で語学力・グローバル経験を積める点が魅力として挙がる。

働き方は月平均残業約25時間・有給消化率約72%(いずれもクチコミ・体験談)だが、職種・事業部による差が非常に大きい(残業0〜70時間の幅)のが特徴だ。

一方で、成果主義ゆえに結果が出ないと年収が上がりにくく、待遇面の満足度や長期育成が相対的に低めという声もある(いずれもクチコミ・傾向)。

なお年収は公式(平均35.3歳で820万円)とクチコミ(平均31歳で668万円)で、回答者の年齢構成の違いから差が出る点に注意したい。

沿革

楽天は1997年、三木谷浩史が興した「エム・ディー・エム」という小さな会社から始まった。

同年に開設した「楽天市場」は、わずか13店舗のオンラインショッピングモールだった。出店者に寄り添う運営で急成長し、日本のEC市場を切り開いた。

その後、事業を次々と広げていく。

  • 2000年代: 楽天カード・楽天証券・楽天銀行などフィンテックへ進出し、経済圏の原型を作る。
  • 2010年: 英語公用語化を宣言し、グローバル企業へ舵を切る。
  • 2020年: 携帯キャリア事業(楽天モバイル)に本格参入。巨額投資の時代へ。

モバイル参入は数年にわたる巨額赤字を生んだが、2024年にIFRS営業損益が黒字転換し、2025年にモバイルのEBITDAも黒字化した。

就活で押さえておきたい点を整理しておく。

  • 楽天グループ: 上場している持株・事業会社(4755)。本記事の対象。
  • 楽天銀行: 楽天が約49%出資する上場子会社(5838)。
  • 2026年のフィンテック再編: 楽天銀行を中核に金融事業を統合する計画が最終合意済み(2026年10月予定)。

「楽天市場」という一つのモールから、EC・金融・モバイルを束ねる経済圏へ――その拡大の歴史が楽天そのものである。

採用・選考

楽天グループの選考フロー
締切27卒の本選考は受付中だが公式に締切日の明示なし(要確認)。次サイクルのインターン締切は確認できる範囲で公式掲載あり。最新は公式採用サイトで確認。
募集職種・コースビジネス職(ビジネス総合・FinTech・デザイン・マーケティングの各コース)とエンジニア職(ソフトウェア・インフラ・データサイエンス・AI/ML・セキュリティ等)。
勤務地本社は東京・二子玉川(楽天クリムゾンハウス)。全国および海外への配置転換の可能性あり。
選考難易度・特徴ネット業界トップクラスの人気企業。倍率は就活メディアの推計で250倍以上とされる(非公式・参考値)。ビジネス職は入社前にTOEIC800点以上が必須で、グローバル人材を重視する。採用大学は上位大学中心だが幅広く、学歴フィルターは弱いとの指摘がある(就活メディア・傾向)。

採用人数の推移

2024年約343名(近年は抑制傾向)
近年(合算)約300〜800名(春・秋入社)

選考フロー

  1. マイページ登録・応募フォーム提出
  2. Webテスト・履修データ提出(エンジニアはコーディングテスト)
  3. オンライン面接(複数回)
  4. 内定

ES・自己分析でよく問われること

  • 志望動機・入社後にやりたいこと(過去傾向)
  • 学生時代に力を入れたこと・困難の乗り越え方(過去傾向)
  • TOEICスコアの提出(入社前800点必須のため)

面接で聞かれた質問例

  • 志望動機(結論ファースト・簡潔さが重視される傾向)
  • ガクチカと、その中での役割・困難への向き合い方
  • グローバル・英語環境への適応意欲

インターンシップ

ビジネス職のSummer/Winter Internship(選考直結)やエンジニア職の「夏の陣」「Rakuten TECH Camp」等がある。インターン参加者は本選考で一部選考ステップが免除される(公式・過去傾向)。

公式採用ページを見る →

採用はビジネス職・エンジニア職のコース別で、ネット業界でも屈指の人気企業だ。特徴はグローバル要件の高さで、ビジネス職は入社前にTOEIC800点以上が必須である。

選考はES+Webテスト→複数回のオンライン面接が基本フローだ(過去傾向・最新は要確認)。

対策の要点は3つある。

  • 「なぜ楽天か」を経済圏で語る。EC・金融・モバイルを横断する楽天ならではの事業構造を理解し、自分がどこで何をしたいかを具体的に語れると強い。
  • グローバル適性を示す。英語公用語の会社のため、語学力や異文化環境への適応意欲が重視される。
  • 結論ファーストで簡潔に。スピードを重んじる文化を反映し、面接でも簡潔で論理的な受け答えが好まれる傾向がある。

締切・選考フローの最新は公式採用サイト(corp.rakuten.co.jp/careers)で要確認。インターン参加が本選考の一部免除につながるため、早めの動き出しが有利だ。

よくある質問

楽天の年収・初任給は?「低い」と言われるのはなぜ?

有価証券報告書の平均年収は約820万円(2024年12月期・単体・平均年齢35.3歳)です。社員クチコミ平均は約668万円ですが、これは回答者の平均年齢が31歳と若いことが主因で、職種ではエンジニアが高めです(体験談)。初任給はビジネス職で月給35万円(大卒)、エンジニアは月37万円〜と高水準です。成果主義で結果が出ないと上がりにくいという声が「低い」という検索につながる傾向があります。

楽天の就職難易度・倍率は?TOEICは必要?

ネット業界トップクラスの人気で、倍率は就活メディアの推計で250倍以上とされます(非公式・参考値)。ビジネス職は入社前にTOEIC800点以上が必須で、グローバル人材を重視します。選考はES・Webテストの後、複数回のオンライン面接があります。

楽天に学歴フィルターはある?採用大学は?

採用大学は上位大学が中心ですが幅広く、学歴フィルターは弱いとの指摘があります(就活メディア・傾向)。ビジネス職・エンジニア職のコース別採用で、TOEIC800点要件など語学・グローバル適性が重視されます。

楽天は激務?評判は?

社員クチコミの月平均残業は約25時間ですが、職種・事業部によって0〜70時間と幅が非常に大きいのが特徴です。OpenWork総合評価は3.93(上位1%)と高く、20代の成長環境や風通しが評価される一方、注力事業では繁忙度が高い部署もあります(いずれも体験談)。

楽天の英語公用語化は実際どうなの?

2010年に英語公用語化を宣言し、会議・文書・メールを英語化しています。全社員の平均TOEICは開始時526点から約830点まで上昇しました。110ヶ国超の社員が在籍する多国籍環境で、語学力とグローバル経験を積める一方、適応が前提となる点は理解しておく必要があります。

最終更新: 2026-06-13