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仙台放送の強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

仙台放送の企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

配信SaaS・他局との連携・放送外事業。この3つ、実は1本の線でつながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

地方局って正直、「キー局より一段落ちる」ってイメージがあって、志望していいのか迷います…。

編集部

実はそのイメージ、仙台放送には半分しか当てはまりません。フジテレビの持株会社が系列局を子会社化した「全国で唯一」の事例という異色の資本関係を持っているんです。3分読めば、その理由が分かりますよ。

結論から言うと、この会社の正体は「宮城県域のフジ系列局」でありながら、放送以外の事業にも本気で投資する放送局の枠を超えた地方メディア企業である。

業界の基礎

宮城県の民放テレビは、在京キー局の系列で色分けされた在仙4局体制だ。

  • 東北放送(TBC):TBS系(JNN)。県内最古の民放でラジオも兼営
  • 宮城テレビ放送(MMT):日本テレビ系(NNN)。在仙4局で売上高トップ
  • 東日本放送(KHB):テレビ朝日系(ANN)
  • 仙台放送:フジテレビ系(FNN/FNS)

各局とも放送エリアは宮城県域に限られ、全国ネットのキー局と比べると規模は一段小さい。従業員数も仙台放送119名・東北放送153名・宮城テレビ放送103名と、いずれも100名前後の少数精鋭だ。

その中で仙台放送を特徴づけるのは、フジ・メディア・ホールディングスが出資比率72.4%を握る連結子会社という資本関係にある。次章で見ていく。

事業内容

仙台放送の事業内容: 放送事業(報道・情報・スポーツ)、放送外事業(イベント・通販)、放送外事業(配信・地域連携)、報道インフラ

ビジネスモデル

FNN/FNS系列局として宮城県域の地上波テレビ放送を行い、広告収入(タイム・スポットCM)を主収益源とする。近年は自社開発の配信基盤の外部提供や、地域連携・DX実証事業など、放送外の収益源づくりにも力を入れる。

  • 放送事業(報道・情報・スポーツ)

    「仙台放送 Live News イット!」など自社制作の報道・情報番組を中核に、宮城県内のニュース・スポーツを届ける。

    Live News イット!あらあらかしこスポルたん!RISE
  • 放送外事業(イベント・通販)

    「みやぎ元気まつり」を2014年から主催し、大相撲仙台場所の誘致にも関与。自社通販サイト「仙台放送Webショッピング」も運営する。

    みやぎ元気まつり仙台放送Webショッピング
  • 放送外事業(配信・地域連携)

    認証型動画配信基盤「Zero Stream」を2023年から事業者向けに外部提供。ビジネスクリエーション部が医療検索サイト「ドクターサーチみやぎ」や東北大学との共同実証事業を運営する。

    Zero StreamドクターサーチみやぎBTOC
  • 報道インフラ

    東北放送と共同運航する最新型報道ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を保有し、東北6県の災害・事件・事故取材の即応力を確保する。

    H145//BK117 D-3

仙台放送の収益は、FNN/FNS系列局としての広告収入(タイム・スポットCM)が中核だが、それだけにとどまらない。ビジネスクリエーション部という専門部署が、2008年開設の医療検索サイト「ドクターサーチみやぎ」や、東北大学と組んだ運転技能アプリ「BTOC」、緑内障早期発見アプリ「メテオブラスターVR」など、放送外の社会課題解決事業を継続運営している。

さらに2023年には、自社開発の動画配信基盤「Zero Stream」を事業者向けにSaaSとして外部提供を始めた。放送局が培った配信ノウハウを他社に売るという発想は、地方局としては珍しい。

この会社の強み

仙台放送の強み: 放送外事業の専属部隊、配信基盤を外部にSaaS提供、クラウド制作でスタッフ1人配信、ライバル局と組む報道インフラ投資、「全国唯一」の資本関係が生む安定
  1. 放送外事業の専属部隊

    ビジネスクリエーション部が2008年開設の医療検索サイト「ドクターサーチみやぎ」(仙台市医師会・宮城県歯科医師会支援)や、東北大学と共同開発した運転技能アプリ「BTOC」、緑内障早期発見アプリ「メテオブラスターVR」を継続運営する、社会課題解決の実働部門を持つ。

  2. 配信基盤を外部にSaaS提供

    自社開発の認証型動画配信プラットフォーム「Zero Stream」を2023年1月から事業者向けに外部提供開始。セミナー配信や社内共有、有料ライブ配信など、放送局のノウハウをSaaS化して収益源にしている。

  3. クラウド制作でスタッフ1人配信

    パナソニック コネクトのクラウド制作サービス「KAIROS」を2022年8月に導入。仙台七夕花火祭(3拠点・約1時間・16,000発)のライブ配信を専属スタッフ1名で運用し、設置30分・撤収15分に短縮した。

  4. ライバル局と組む報道インフラ投資

    東北放送と共同で最新型報道ヘリ「H145//BK117 D-3」を川崎重工に発注(同社の報道用途受注として5機目)。2025年10月に共同運航を開始し、東北6県の災害・事件取材の即応力を単独負担なしで確保した。

  5. 「全国唯一」の資本関係が生む安定

    2016年12月、在京キー局を子会社に置く認定放送持株会社(フジ・メディアHD)による系列局子会社化として全国で唯一の事例となり、出資比率72.4%の連結子会社として経営基盤の安定を得ている。

就活生

仙台放送の強みって、結局「地元で知名度がある」ってことですよね…?

編集部

そこが見落としがちなポイント。実は放送収入が伸び悩む前提で、配信SaaS・報道インフラ共同化・放送外事業の3方向に先回りして投資しているのが本当の強みなんです。ここを語れる就活生は差がつきます。

5つの強みは個別の取り組みに見えて、実は「単独で全部を抱えず、外部と組みながら放送外に投資する」という一つの姿勢でつながっている。

配信基盤の外部提供(②Zero Stream)とクラウド制作による省人化(③KAIROS)は、放送収入だけに頼らない収益源とコスト構造への布石だ。ライバル局である東北放送と組んだ報道ヘリの共同運航(④)は、単独では負担が重いインフラ投資を分け合う発想であり、ビジネスクリエーション部が続ける医療・DX実証(①)は、放送の枠を超えて地域に価値を提供する事業だ。これらを支えるのが、フジ・メディアHD傘下という「全国唯一」の資本構造(⑤)が持つ経営の安定性である。

業績の推移(売上高)

69.2億2023/3期71.8億2024/3期69.8億2025/3期65.8億2026/3期
未上場のため有価証券報告書は非公開。自社サイトの決算公告(当期純利益・純資産等)と地元紙報道を突き合わせた参考値。2024年3月期は2009年3月期以来の最終赤字、2025年3月期は黒字転換、2026年3月期は経常段階では黒字を確保したものの投資有価証券関連の損失増加等で最終赤字に転じた。

未上場のため有価証券報告書は非公開。自社サイトの決算公告(当期純利益・純資産等)と地元紙報道を突き合わせた参考値を整理する。

決算期売上高経常利益当期純利益
2023年3月期69.2億円2.6億円2.0億円
2024年3月期71.8億円▲0.4億円▲0.5億円
2025年3月期69.8億円2.4億円1.9億円
2026年3月期65.8億円0.6億円▲0.7億円

2024年3月期は2009年3月期以来の最終赤字に転落し、翌2025年3月期には黒字転換した。ただし2026年3月期は経常段階では黒字を確保しながら、投資有価証券関連の損失増加等により最終赤字に転じている。単年の黒字・赤字だけでなく、経常利益と当期純利益のズレにも注目したい。

数値は自社決算公告・地元紙報道に基づく参考値。フジ・メディアHDの有価証券報告書における仙台放送単体の詳細な財務数値は非開示。

競合の中での立ち位置

仙台放送 のポジショニングマップ
在仙4局マップ(系列色×放送外事業の広さで見る)

在仙4局でも、系列色と事業の広がり方は局ごとに異なる。

系列仙台放送との違い
仙台放送フジ系(FNN/FNS)配信SaaS・報道ヘリ共同運航・放送外事業への展開が広い
東北放送(TBC)TBS系(JNN)県内最古の民放。ラジオを兼営し報道色が強い
宮城テレビ放送(MMT)日テレ系(NNN)在仙4局で売上高トップ(約74.7億円・2025年3月期)
東日本放送(KHB)テレ朝系(ANN)在仙4局で売上規模は最小

考え方として、報道の看板は各局とも一定の水準を持つが、放送外事業への広がりでは仙台放送が独自色を出している——というのが実態に近い。

座標は視聴率シェア等の定量データでなく、各局の事業内容・系列一般カラーから編集部が推定した傾向であることに留意されたい。

今後の展望

ビジョン

放送に閉じない収益源づくり

未上場のため数値目標を伴う独自の中期経営計画は非公開。親会社フジ・メディアHDも2024年に「中期グループビジョン」の数値目標を撤回し「改革アクションプラン」へ切り替えている。仙台放送が明確に打ち出しているのは、配信基盤の外部提供・他局との共同投資・地域連携事業という「放送収入だけに頼らない」方向性である。

注力施策

  • 配信基盤の外部提供「Zero Stream」

    2023年1月、自社開発の認証型動画配信プラットフォームを事業者向けに外部提供開始。放送局のノウハウをSaaS化し、放送外の収益源に育てる。

  • 報道インフラの共同投資

    東北放送と共同で発注した報道ヘリ「H145//BK117 D-3」の共同運航を2025年10月に開始。単独では負担が重いインフラ投資をライバル局と分け合う。

  • 放送外・地域連携事業の拡大

    ビジネスクリエーション部が「ドクターサーチみやぎ」「BTOC」等の地域連携・DX実証事業を継続運営し、放送外の社会課題解決領域に投資する。

  • 経営体制の刷新

    2026年6月、フジテレビジョン常務執行役員だった友岡新氏が新社長に就任。親会社との連携を軸にした経営体制の刷新が進む。

ロードマップ

  1. 1961/10

    株式会社仙台放送 設立(資本金2億円)

  2. 1962/10

    開局。当初は日本テレビ・フジテレビのクロスネット局としてスタート

  3. 1970/10

    宮城テレビ放送の開局に伴いNNNを離脱、フジテレビ系列(FNN/FNS)に一本化

  4. 2004

    現社屋(青葉区上杉)へ移転完了

  5. 2005/12

    地上デジタル放送 本放送開始

  6. 2016/12

    フジ・メディアHDが出資比率72.3%へ引き上げ連結子会社化(全国唯一の系列局子会社化事例)

  7. 2023/1

    動画配信プラットフォーム「Zero Stream」提供開始

  8. 2023/12

    東北放送と共同運航する報道ヘリを発注

  9. 2025/10

    報道ヘリの共同運航が実働開始

  10. 2026/6

    友岡新氏が代表取締役社長に就任

仙台放送は未上場のため、数値目標を伴う独自の中期経営計画は非公開だ。親会社フジ・メディアHDも2024年に「中期グループビジョン」の数値目標を撤回し、「改革アクションプラン」へ切り替えている。

その中で仙台放送が明確に打ち出しているのが、放送に閉じない収益源づくりである。配信基盤「Zero Stream」の外部提供、東北放送と共同運航する報道ヘリ、ビジネスクリエーション部による地域連携事業——いずれも「一局だけで全部を抱えない」という発想で、テレビ広告収入の逆風に備える動きだ。2026年6月には、フジテレビジョン出身の友岡新氏が新社長に就任しており、親会社との連携を軸にした経営体制の刷新も進む局面にある。

こんな人にピッタリ

仙台放送が合う人・合わない可能性がある人の早見表

宮城・東北という地域に根差しながら、放送に閉じない事業(配信SaaS・イベント・地域連携)にも幅広く関わりたい人。

  • 地元・宮城県に根差した仕事をしたい

    県域局として地域と直接向き合える仙台放送が合う

  • 放送だけでなく通販・イベント・配信SaaS等の新規事業にも携わりたい

    ビジネスクリエーション部やZero Streamなど放送外事業を広げる仙台放送の環境が活きる

  • 少人数で意思決定の近い環境や、幅広い業務を経験したい

    従業員119名の仙台放送は現場との距離が近く、一人が複数の役割を担う機会が多い

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 全国区の大型番組制作や高い専門特化を求める

    分業が細分化された在京キー局の方が合う場合があります。

  • 給与・待遇の高水準さを最優先したい

    地方局は一般に在京キー局より初任給・待遇の水準が抑えめとされ、待遇を最優先する場合は他社の方が合う可能性があります。

  • 硬派な報道・ジャーナリズムを主軸に極めたい

    系列色として報道寄りとされる他局(JNN系・ANN系等)の方がカラーに近い可能性があります。

求める人物像

  • 地域社会への当事者意識

    先輩社員メッセージでは「迅速で正確な情報を届け、信頼される報道機関として県民の暮らしを支えたい」という理念が語られており、宮城県民の生活に直結する情報を届ける責任感を重視する。

  • 正確さとスピードの両立

    生放送・速報対応が日常の報道現場では、事前準備の徹底(「準備が8割」という先輩社員の言葉)と、限られた時間で原稿を仕上げるスピード感の両立が求められる。

  • 臨機応変な対応力

    取材現場は想定外の連続。先輩社員インタビューでも「臨機応変さ」が繰り返し語られており、マニュアル通りにいかない現場で判断できる柔軟性が重視される。

  • 何役もこなす当事者としての行動力

    少人数体制ゆえ、記者が取材・原稿執筆・VTR制作までを一人で担う実例が確認できる。役割の垣根を越えて自ら動く姿勢が歓迎される。

入社後のキャリアパス

  1. 配属

    総合職(一般)は報道・制作・スポーツ・編成・事業・営業・業務推進等、総合職(技術)は映像制作・放送・システム等へ配属される。ジョブローテーションの周期など公式の詳細な明記はない。

  2. 現場での専門形成

    先輩社員インタビューでは、スポーツニュース担当者が原稿執筆・取材・VTR制作を一人で担う実例が確認できる。少人数体制ゆえ、役割を横断しながら専門性を積む働き方が中心とみられる。

  3. 放送外事業への展開

    ビジネスクリエーション部のような放送外事業の専門部署もあり、報道・制作以外のキャリアパス(地域連携・DX新規事業等)に関わる機会もある。

総合職(一般)は報道・制作・スポーツ・編成・事業・営業・業務推進等、総合職(技術)は映像制作・放送・システム等に配属される。公式にジョブローテーションの周期の明記はないが、先輩社員インタビューでは、スポーツニュース担当者が取材・原稿執筆・VTR制作までを一人で担う実例が確認できる。

少人数(従業員119名)の組織ゆえに、入社後早い段階から担当業務の全工程に関わる機会が多いとみられる。

年収・待遇

平均年収は公式非公開。初任給は2027年度公式募集要項の実績値、年収レンジは社員クチコミ(体験談)から。クチコミサイト間で数値の乖離が大きいため、幅を持たせて記載する(2026年8月時点)。

初任給

大学卒(公式・2027年度)月額257,000円
大学院卒(公式・2027年度)月額265,000円

平均年収(出典別)

公式非公開

年次・役職別の目安

社員クチコミ(体験談・出所により幅大)20代で年収990万円という報告例もあるが極端値の可能性があり、断定的な水準としては扱えない

待遇の特徴

  • 諸手当は通勤費・住宅手当・家族手当・食事手当・携帯手当・時間外勤務手当・技術資格手当・都市手当(東京支社・関西支社勤務)など(公式募集要項)
  • 有価証券報告書は非公開のため、平均年収の公式値は確認できない

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議等の社員クチコミ(数値はサイト間で乖離が大きく、体験談として幅を持たせて記載)) 免許事業ゆえの経営基盤の安定性や、家賃・食事・携帯手当等の福利厚生の手厚さを評価する声がある一方、報道・制作部門を中心に残業が多い傾向や、評価が上司の主観に左右されやすいといった声も共存する。クチコミサイトによって残業時間・有給消化率の数値が大きく異なる点には注意したい。

月平均残業(OpenWorkクチコミ)約40.2時間(回答者少数・時点にばらつきあり)
月平均残業(転職会議クチコミ)約57時間(全21件)
有給消化率(OpenWorkクチコミ)約95.7%
有給消化率(転職会議クチコミ)約28%

評価する声

  • 免許事業ゆえの参入障壁の高さから安定性・特別感を評価する声
  • 家賃補助・食事手当・携帯手当・時間外手当等の諸手当が充実しているという声
  • 有給は最大40日付与・半日取得も可能で、産休育休からの復帰事例も複数あるという声

気になる声

  • 報道・制作部門を中心に残業が多く、休日出勤や緊急召集もあるという傾向
  • 評価が上司の主観に依存しやすく、賞与に影響するという声
  • 女性管理職・女性役員の少なさを指摘する声

就活生

仙台放送って実際、激務なんでしょうか…?残業とか有給とか心配です。

編集部

正直にお答えすると、クチコミサイトによって数字の振れ幅がかなり大きいんです。OpenWorkでは残業約40.2時間・有給消化率約95.7%ですが、転職会議では残業約57時間・有給消化率約28%。同じ会社でもここまで違うのは、回答者の部署や時点が異なるためとみられます。

仙台放送って実際、働きやすいの?

免許事業ゆえの経営基盤の安定性や、家賃補助・食事手当・携帯手当などの諸手当の手厚さを評価する声がある一方、報道・制作部門を中心に残業が多い傾向や、評価が上司の主観に左右されやすいという声もあります。

産休育休からの復帰事例が複数あるという声もあり、長く安定して働きたい人には好相性、ワークライフバランスを最優先したい人は部署による差が大きい点に注意したい。

沿革

仙台放送は1961年10月4日に設立され、翌1962年10月1日に開局した。宮城県内では東北放送に次いで2番目の民放局で、開局当初は日本テレビ・フジテレビのクロスネット局として出発している。

1970年に宮城テレビ放送が開局したことに伴いNNN(日本テレビ系列)を離脱し、フジテレビ系列(FNN/FNS)に一本化した。以降、フジ系列の宮城県域局として放送を続けている。

転機は2016年12月だ。フジ・メディア・ホールディングスが産経新聞社・フジランドの保有株式を取得し、出資比率を33.3%から72.3%へ引き上げて連結子会社化した。これは在京キー局を持つ認定放送持株会社が系列局を子会社化した、全国で唯一の事例とされている。

2026年6月30日には、フジテレビジョン常務執行役員だった友岡新氏が新社長に就任し、経営体制が刷新されている。

採用・選考

仙台放送の選考フロー
締切要確認(2027年度はエントリー受付終了済み〔2026年1月23日〜3月6日〕。28卒以降のスケジュールは公式サイトで最新確認)
募集職種・コース総合職(一般:報道・制作・スポーツ・編成・事業・営業・業務推進等)と総合職(技術:映像制作・放送・システム等)の2区分。2027年度採用ではアナウンサー職(総合職アナウンス)の募集はなし(過去年度は実施実績あり)。
勤務地宮城(仙台本社)・東京・大阪
選考難易度・特徴具体的な倍率は非公開。採用予定人数は「若干名」で、マイナビ集計の実績では2021〜2025年で年間3〜5名程度と少数。就活会議のクチコミ集計では入社難易度3.2点(5点満点)。2027年度はアナウンサー職の募集自体がなく、実施年度でも狭き門とされる。

採用人数の推移

2021年約3名
2022年約4名
2023年約5名
2024年約4名
2025年約3名

選考フロー

  1. エントリー・エントリーシート提出
  2. 筆記試験・適性検査(過去傾向)
  3. 一次選考
  4. 二次選考
  5. 最終選考(合格で内々定)

選考で聞かれること

  • なぜ仙台放送か(他局でなく)

    面接官が見ているポイント

    宮城県内には東北放送・宮城テレビ放送・東日本放送など民放4局がひしめく激戦区。局ごとの強み・社風の違いまで比較した上での必然性を語れるかを見ている

  • なぜ宮城・東北で働きたいか

    面接官が見ているポイント

    地方局は地元出身者や県内大学生を採用する傾向が強く、志望者と地域との具体的な接点・当事者意識があるかを見ている

  • なぜテレビ局か(新聞・ラジオでなく)

    面接官が見ているポイント

    メディア選択の軸が一貫しているか、映像というメディアでしか実現できないことを言語化できているかを見ている

  • 志望する職種を選んだ理由

    面接官が見ているポイント

    アナウンサー・記者・ディレクター・営業など職種ごとの仕事内容の違いを理解した上で選んでいるかを見ている

  • 「話すこと」「伝えること」への考え

    面接官が見ているポイント

    アナウンス職向けの実際のES設問。伝える仕事の社会的責任をどこまで自分の言葉で捉えられているかを見ている

  • 自己PRを自由形式で表現すると

    面接官が見ているポイント

    制約のない自由記述形式で出題される実際のES設問。フォーマットに頼らず自分を印象付けられる自己プロデュース力を見ている

  • 地元密着メディアとして何を届けたいか

    面接官が見ているポイント

    実際の内定者志望動機にある「地元社会に直接影響を与える仕事」という発想を自分の言葉でどこまで具体化できるかを見ている

  • この原稿を読んでください

    面接官が見ているポイント

    アナウンサー・記者志望向けの実技試験。声や滑舌だけでなく、緊張下での対応力や表現の引き出しの多さを見ている

  • 取材で大事にしたいことは

    面接官が見ているポイント

    記者志望向け。現場で情報を引き出す力や取材対象への配慮など、取材者としての倫理観・姿勢を見ている

  • 作りたい番組の企画を1つ

    面接官が見ているポイント

    ディレクター志望向け。地域の視聴者が求めているものを捉えた企画力と具体性を見ている

  • フジ系列局であることをどう見るか

    面接官が見ているポイント

    フジ・メディア・ホールディングス傘下の連結子会社という立場を理解した上で、キー局との違いや地方局ならではの強みを語れるかを見ている

  • 何でも屋になる覚悟はあるか

    面接官が見ているポイント

    少人数の地方局は一人が複数業務を兼任する場面が多い。役割の垣根を越えて動く柔軟性があるかを見ている

  • 集団討論で意識したことは

    面接官が見ているポイント

    少人数採用ゆえグループ選考での立ち回りを重視する傾向。周囲と協調しつつ埋没しない存在感を見ている

  • 挫折した経験とその乗り越え方

    面接官が見ているポイント

    想定外のトラブルが日常の報道現場で、失敗からどう立て直すかという回復力を見ている

  • リーダーとして動いた経験

    面接官が見ているポイント

    チームで番組・企画を動かす仕事が多いため、周囲を巻き込みながら物事を前に進めた実績があるかを見ている

  • 締切やプレッシャーへの対処法

    面接官が見ているポイント

    生放送・速報対応など時間的制約が厳しい報道現場に耐えうるストレス耐性を見ている

  • 地域の人とどう関わってきたか

    面接官が見ているポイント

    地方局で一般的に問われる傾向。地域の人々と接した経験の量と質から、地元に根差した取材・番組作りへの適性を見ている

  • 入社後に挑戦したい仕事は

    面接官が見ているポイント

    職種を横断してでも実現したいことを具体的に描けているか、入社後のキャリアイメージの解像度を見ている

  • 東北の未来にどう貢献したいか

    面接官が見ているポイント

    震災報道や地域活性化など、地方局が担う社会的役割を自分ごととして語れるかを見ている

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    逆質問。志望度の高さや入社後の解像度を測る最終確認。表面的でない質問ができるかを見ている

インターンシップ

技術・制作コース(9月・1月)、アナウンスコース(10月)、報道・スポーツ/ビジネス/番組収録見学コース(11月)といった1日型の職種別コースを実施。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく要確認。インターンシップ2028のプレエントリーは2026年5月1日開始(公式)。

公式採用ページを見る →

仙台放送は「総合職(一般)」「総合職(技術)」の2区分で採用し、2027年度はアナウンサー職の募集がない年だった(過去年度は実施実績あり)。採用予定人数は「若干名」で、マイナビ集計の実績では年間3〜5名程度と少数だ。

  • 系列(フジテレビ系)であることと、宮城県域局であることの両面から「なぜ仙台放送か」を自分の言葉で用意しておく
  • 少人数体制ゆえ「何でも屋になる覚悟」が問われやすい。役割の垣根を越えて動く柔軟性を具体的に語れるようにする
  • インターンは技術・制作(9月・1月)、アナウンス(10月)、報道・スポーツ/ビジネス(11月)と職種別に分かれる。志望職種に合わせて参加時期を確認する

編集部

仙台放送だけに絞って対策するのは危険!選考と並行して、持ち駒を増やす仕込みもやっておこう。就活サービス17個をカテゴリ別に比較したまとめを置いておくね。

よくある質問

仙台放送の初任給・年収はどのくらいですか?

初任給は公式で大学卒257,000円・大学院卒265,000円(2027年度募集要項)です。平均年収は非公開ですが、社員クチコミ(OpenWork・転職会議等)は残業時間や有給消化率の数値がサイトにより大きく異なり、体験談ベースの年収情報も幅があるため断定はできません。

仙台放送の採用倍率・就職難易度は?

具体的な倍率は非公開ですが、採用予定人数は「若干名」で、近年の採用実績は年間3〜5名程度(マイナビ集計)と少数です。就活会議のクチコミでは入社難易度3.2点(5点満点)とされ、狭き門とみられます。

仙台放送は激務ですか?評判はどうですか?

クチコミサイトによって数値が大きく異なり、月平均残業はOpenWorkで約40.2時間、転職会議では約57時間、有給消化率もOpenWorkの約95.7%に対し転職会議は約28%と幅があります。報道・制作部門を中心に残業が多いという傾向は複数のクチコミで共通して挙げられています。

仙台放送のインターンは選考に有利ですか?

技術・制作コース(9月・1月)、アナウンスコース(10月)、報道・スポーツ/ビジネスコース(11月)など職種別の1日型コースがあります。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、最新情報は公式採用ページで確認してください。

仙台放送とフジテレビの関係は?系列局ですか?

仙台放送はFNN/FNS(フジネットワーク)に加盟する宮城県域のフジテレビ系列局です。2016年12月にフジ・メディア・ホールディングスが出資比率を72.3%へ引き上げ連結子会社化しており(その後の開示では72.4%前後で推移)、在京キー局を持つ認定放送持株会社による系列局子会社化としては全国で唯一の事例とされています。

基本情報

上場区分非上場
グループフジ・メディア・ホールディングス(証券コード4676)が出資比率72.3〜72.4%(時点により開示にゆれあり)で保有する連結子会社。FNN/FNS(フジネットワーク)加盟。関連会社に仙台放送エンタープライズ(番組制作・広告代理店機能)等
創業・設立1961年10月4日設立/1962年10月1日開局(宮城県内2番目の民放局)
本社宮城県仙台市青葉区上杉五丁目8番33号
代表者友岡新(代表取締役社長/2026年6月30日就任・前フジテレビジョン常務執行役員)
資本金2億円
従業員数119名(2026年4月1日時点)
売上高単体約65.8億円(2026年3月期・報道ベースの参考値。有価証券報告書は非公開)
事業領域放送法に基づくテレビジョン放送事業(FNN/FNS系列)。放送外に動画配信・イベント・通販・地域連携事業等

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-12