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東海テレビの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

東海テレビの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約22

編集部

報道への投資・自己検証・放送外越境。この3つ、実は1本の線でつながっています。本文で順に見ていきましょう。

就活生

在京キー局じゃないテレビ局って、正直「知名度も規模も一段落ちる」ってイメージなんですが…。

編集部

実はそのイメージ、東海テレビには半分しか当てはまりません。劇場公開の映画まで作る報道機関という顔を持っていて、地方局の枠を超えた投資をしているんです。3分読めば、その理由が分かりますよ。

結論から言うと、この会社の正体は「フジ系列の中京広域圏ローカル局」でありながら、報道に本気で投資し続ける異色の地方局である。

業界の基礎

中京圏(愛知・岐阜・三重)の民放テレビは、系列ごとに色分けされた在名広域5局体制だ。

  • CBCテレビ:TBS系(JNN)
  • 東海テレビ:フジテレビ系(FNN/FNS)
  • 中京テレビ:日本テレビ系(NNN)
  • 名古屋テレビ(メ〜テレ):テレビ朝日系(ANN)
  • テレビ愛知:テレビ東京系(TXN)

在京キー局の番組を流す「系列局」という側面は共通するが、各局の資本・特色は大きく異なる。東海テレビは中日新聞グループの持分法適用関連会社という色彩が強く、CBCテレビも中日新聞と資本的つながりを持つとされる一方、メ〜テレは独立系(トヨタ自動車が筆頭株主)だ。

視聴率の順位は年度によって変動し、直近はメ〜テレが世帯視聴率で「4冠」を達成したと公式発表がある一方、東海テレビ単独の直近順位を示す一次データは非公開のため断定はできない。その代わりに東海テレビが一貫して評価されてきたのが報道・ドキュメンタリーの制作力である。次章で見ていく。

事業内容

東海テレビの事業内容: 放送事業(報道・情報・スポーツ)、放送事業(ドラマ・エンタメ)、放送外事業(通販・EC・イベント)、放送外事業(配信・新規事業)

ビジネスモデル

フジネットワーク(FNN/FNS)加盟局として中京広域圏の地上波テレビ放送を行い、広告収入(タイム・スポットCM)を主収益源とする。これに加え、通販・EC・イベント・不動産・教育など放送外事業をグループ会社で積み上げる複合収益モデル。

  • 放送事業(報道・情報・スポーツ)

    夕方の生放送ニュース「ニュースONE」や生活情報番組を制作する報道・編成部門が中核。劇場公開ドキュメンタリー映画シリーズなど調査報道への投資も厚い。

    ニュースONEスイッチ!東海テレビドキュメンタリー劇場中日ドラゴンズ戦中継
  • 放送事業(ドラマ・エンタメ)

    全国ネットのドラマ枠を自社制作。52年間続いた「昼ドラ」枠の後継として「土ドラ」枠を継続制作し、吉本興業とのパイプでバラエティも企画する。

    土ドラぐっさん家
  • 放送外事業(通販・EC・イベント)

    グループ会社の東海テレビ事業が1975年開始の通販「いちばん本舗」と2024年開設のECサイト「東桜デパート」を運営。イベント企画・旅行業・愛知芸術文化センター運営受託も手がける。

    いちばん本舗東桜デパート愛知芸術文化センター
  • 放送外事業(配信・新規事業)

    在名民放4局共同の動画配信サービス「Locipo」や、企業向け新規事業創出支援「Edge」など、放送で培った映像制作力を異なる収益源に転用する。

    LocipoEdge

東海テレビの収益は、フジネットワーク(FNN/FNS)加盟局としての広告収入(タイム・スポットCM)が中核だが、それだけの会社ではない。グループ会社「東海テレビ事業株式会社」が通販・EC・イベント・旅行業まで手がけ、放送外事業を積み上げてきた。

収益の柱である広告事業は、地上波広告市場全体が伸び悩む構造の中にある。電通の調査では2025年の総広告費に占めるインターネット広告費の構成比が初めて過半数を超えており、東海テレビも例外なくこの逆風の下にある。2025年3月期はスポット収入の回復(前年比+7%)と不動産賃貸収入の増加で増収を確保したが、収益構造の多角化は経営上の重要課題であり続ける。

この会社の強み

東海テレビの強み: 半世紀続く調査報道への執念、自局批判も辞さない報道姿勢、テレビ局発の企業向け新規事業支援、競合4局が手を組んだ配信基盤、50年続く放送外の通販事業
  1. 半世紀続く調査報道への執念

    名張毒ぶどう酒事件を46年間・ドキュメンタリー8作品にわたり追い続け、2025年1月公開『いもうとの時間』まで継続。劇場公開ドキュメンタリー映画シリーズ「東海テレビドキュメンタリー劇場」(全16作)でギャラクシー賞・民放連賞グランプリ・文化庁芸術祭優秀/大賞・放送文化基金賞最優秀、第66回菊池寛賞を受賞した。

  2. 自局批判も辞さない報道姿勢

    自社の報道現場を内部から批判的に取材したドキュメンタリー番組『さよならテレビ』を開局60周年記念で2018年に放送し、東海テレビドキュメンタリー劇場第12弾として2020年1月に劇場公開。地方局としては異例の自己検証型ジャーナリズムを実践する。

  3. テレビ局発の企業向け新規事業支援

    2025年3月開講の「東海テレビプレミアムビジネス講座Edge」はテレビ局として全国初とされる新規事業創出プラットフォーム。映像制作・ストーリーテリングのアセットを企業支援に転用し、トヨタコネクティッド・敷島製パン・NTTデータ等が参加企業として名を連ねる。

  4. 競合4局が手を組んだ配信基盤

    中京テレビ・CBCテレビ・テレビ愛知と共同で2020年3月に動画配信サービス「Locipo」を開始。ローカル局同士が競合関係を超えて共同運営する国内初の試みで、災害時の緊急ライブ配信機能も備える。

  5. 50年続く放送外の通販事業

    1975年開始の通販事業「いちばん本舗」(テレビ・ラジオ・WEBショッピング)を運営し、2024年4月には新業態のお取り寄せECサイト「東桜デパート」を開設。放送外収益の裾野を広げ続けている。

就活生

東海テレビの強みって、結局「地元で人気のローカル局」ってことですよね…?

編集部

そこが最大の見落とし。実は採算度外視で劇場公開のドキュメンタリー映画を作り続け、自局の不祥事さえ映画化する、報道機関として異例の投資姿勢が本当の強みなんです。ここを語れる就活生は一気に差がつきます。

4つの強みは個別の実績に見えて、実は「地方局という枠を自ら壊し続ける」という一つの姿勢でつながっている。

名張毒ぶどう酒事件を46年間・8作品にわたり追い続けた執念(①)と、自局の報道現場を批判的に取材した『さよならテレビ』を自ら製作した自己検証の姿勢(②)は、どちらも「地方局の枠に収まらない報道投資」という共通項を持つ。この報道で培った映像制作・ストーリーテリングの力を、企業の新規事業創出支援というまったく異なる領域に転用したのが「Edge」(③)であり、競合4局と手を組んだ配信基盤「Locipo」(④)も、単独では太刀打ちできないネット動画時代への危機感から生まれた越境の一つだ。

業績の推移(売上高)

280.6億(参考値)2023/3期281.4億(参考値)2025/3期
未上場のため有価証券報告書は非公開。決算公告・地元経済紙報道をもとにした単体売上高の参考値。2024年3月期は外資系企業の広告抑制等でスポット収入が減り名古屋民放5局中3局が減益となった年(東海テレビの具体的数値は非開示)。2025年3月期はスポット収入回復(前年比+7%)・不動産賃貸収入増で5局中4局が増益となり「3年ぶりの最終増益」となった。

東海テレビは未上場で有価証券報告書を開示していないため、公式の詳細な業績開示は限られる。決算公告・地元経済紙報道をもとにした参考値を整理する。

決算期売上高(単体・参考値)備考
2023年3月期約280.6億円経常利益 約14.6億円(報道ベース)
2024年3月期非開示名古屋民放5局中3局が減益となった年の一角(外資系広告の抑制でスポット収入減)
2025年3月期約281億円前年比+3%。スポット収入回復(同+7%)・不動産賃貸収入増で5局中4局が増益

2025年3月期は「3年ぶりの最終増益」と地元経済紙が報じており、直近はテレビ広告市場の逆風下でも持ち直しの局面にあるとみられる。

未上場のため中期経営計画の数値目標も非公開。数値は報道ベースの参考値であり、最新・詳細は公式発表で要確認。

競合の中での立ち位置

東海テレビ のポジショニングマップ
在名5局マップ(報道・ドキュメンタリー志向×独自発信力で見る)

同じ在名局でも、系列色と制作力のバランスは局ごとに異なる。

系列東海テレビとの違い
東海テレビフジ系(FNN/FNS)報道・ドキュメンタリーへの投資が突出。中日新聞グループ色が強い
メ〜テレテレ朝系(ANN)独立系(トヨタ自動車が筆頭株主)。近年は視聴率で3冠・4冠を達成
CBCテレビTBS系(JNN)中日ドラゴンズ関連コンテンツに強み。中日新聞との資本的つながりを持つとされる
テレビ愛知テレ東系(TXN)県域局で規模は5局中最小。経済報道に特色
中京テレビ日テレ系(NNN)全国ネット番組の制作に積極的とされる

考え方として、報道・ドキュメンタリーの評価では東海テレビが頭一つ抜けているが、視聴率の総合力では年度によって他局が優勢な時期もある。「量」でなく「」で評価される局という理解が実態に近い。

視聴率の局別順位・自社制作比率などの一部データは古い調査値や単年度の断片情報にとどまり、最新の一次データでは確認できていない。数値の断定は避け、傾向として理解したい。

今後の展望

ビジョン

信頼され、愛されるテレビ局であり続ける

未上場のため中期経営計画の数値目標は非公開。代表取締役社長・林泰敬氏は「時代の変化は新しい挑戦のチャンス」と位置づけ、放送事業に限らない挑戦を会社のDNAとして掲げる。強みは「人」と「コンテンツ」とし、部署・世代を超えた社員間の連携を重視する。

注力施策

  • 配信事業の強化(Locipo)

    2020年3月、在名民放4局(東海テレビ・中京テレビ・CBCテレビ・テレビ愛知)共同の動画配信サービス「Locipo」を開始。各局の番組コンテンツを1つのプラットフォームに集約し、テレビ離れが進む視聴者との接点を確保する。

  • 放送外事業・新規事業創出(Edge)

    2025年3月、テレビ局として全国初とされる企業向けビジネス講座「東海テレビプレミアムビジネス講座Edge」を開講。6か月の実践プログラムで企業の新規事業創出を支援し、映像制作・編集・ストーリーテリングのアセットを放送外の収益機会に転用する。

  • 不動産事業の拡大

    自社保有不動産の賃料改定などで放送外収入(不動産賃貸事業)を伸ばす動きが直近決算で確認できる。

  • 地域貢献・文化事業

    社会福祉法人「東海テレビ福祉文化事業団」、財団法人「東海テレビ国際基金」を設立・運営し地域貢献活動を継続。愛知芸術文化センターの運営受託等、文化・芸術・スポーツ分野の橋渡し役も担う。

ロードマップ

  1. 1958

    設立(2月1日)・開局(12月25日、中京圏で2番目の民放テレビ局)

  2. 1959

    フジテレビをキー局に基幹ネットワーク締結

  3. 1969

    フジネットワーク(FNS)加盟

  4. 2003

    新社屋竣工・地上デジタル放送開始

  5. 2011

    情報番組で不適切テロップを放送(「セシウムさん」問題)。番組打ち切り・再生委員会設置

  6. 2016

    52年続いた「昼ドラ」枠が終了

  7. 2020/3

    在名民放4局共同の動画配信サービス「Locipo」開始

  8. 2025/3

    企業向けビジネス講座「Edge」開講

  9. 2025/12

    外部調査委員会の報告を受け当時の代表取締役会長が辞任

  10. 2026/8

    全社員・スタッフ対象のハラスメント等に関する外部調査結果を公表、再発防止策を実施

東海テレビの将来性を読む軸は、地上波広告収入への依存度をどこまで下げられるかだ。

インターネット広告費が国内総広告費の過半数を占める時代に入り、地方局の広告収入は構造的な逆風にさらされ続けている。この中で東海テレビが取った戦略は、映像制作力という自社アセットを異なる収益源に転用することだ。在名4局共同の配信基盤「Locipo」は視聴者接点を守る防衛策であり、企業向けビジネス講座「Edge」は放送外市場への攻めの一手にあたる。

数値目標は非公開だが、報道への投資と放送外事業の多角化という2本の軸で、地方局としての存在意義を再定義しようとしている局面にある。

こんな人にピッタリ

東海テレビが合う人・合わない可能性がある人の早見表

報道・ドキュメンタリーで社会の事実を追い続けることに情熱を持て、地方局ならではの幅広い職種を経験しながら中京圏に根差した発信を仕事にしたい人。

  • 報道・ドキュメンタリーで社会の事実に切り込みたい

    ギャラクシー賞常連で菊池寛賞受賞のドキュメンタリー劇場を持つ東海テレビが合う

  • 系列内でバラエティなど企画力も発揮したい

    吉本興業とのパイプを持ち自社企画のバラエティも手がける東海テレビの幅が活きる

  • 放送以外の新規事業にも越境して関わりたい

    企業向けビジネス講座「Edge」など放送外事業への挑戦を進める東海テレビの姿勢が向く

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 全国的な高視聴率ドラマ制作を主軸にしたい

    看板だった昼ドラは2016年に52年の歴史を終えており、全国的なドラマヒットを狙うなら在京キー局の方が合う場合があります。

  • 視聴率規模で在名トップの安定感を求める

    近年は他局が視聴率で優勢な時期もあり、規模の安定を最優先する場合は別局の方が合う可能性があります。

  • 地元資本から独立した経営環境を求める

    中日新聞グループの持分法適用関連会社という位置づけのため、独立系経営を求める場合は別局の方が合う可能性があります。

求める人物像

  • 伝えることへの誠実さ

    「地域でイチバン愛され、信頼されるテレビ局を目指す」を掲げ、伝えることへの誠実さと真実を追い続ける使命感を持つ人を求める。

  • 想いをまっすぐに貫く個性

    多彩な個性が集まり、それぞれが自分の想いや目指す未来を自分の言葉でまっすぐに語れる人材を歓迎する。

  • 失敗から学ぶ挑戦意欲

    失敗を許容し創意工夫が生まれる風土のもと、好奇心旺盛に挑戦し続けられる人が向く。

  • 現場で事実を追い続ける熱意

    報道部門を中心に、現場に足を運び事実を追求し続ける熱意を重視する。

入社後のキャリアパス

  1. 配属後

    総合職(一般)は報道・制作・営業・編成・宣伝・デジタルビジネス・事業等、技術職は放送・報道・制作技術等に配属される。アナウンサー職は別枠採用で、ニュース・情報・バラエティ番組等での出演を通じて経験を積む。

  2. 現場での専門形成

    配属先の現場で経験を積みながら専門性を深めていく。公式にジョブローテーションの周期や具体的な異動フローの明記はなく、部署・職種による違いが大きいとみられる。

  3. 中堅以降

    【クチコミ由来】評価は上長の主観に左右されやすいとの声がある一方、長期勤続すれば年功序列で給与・肩書きが上昇する仕組みで、40代のプロデューサー・APクラスで年収900万円という体験談もある。

総合職(一般)は報道・制作・営業・編成・宣伝・デジタルビジネス・事業等、技術職は放送・報道・制作技術等へ配属される。アナウンサー職は別枠採用で、ニュース・情報・バラエティ番組等への出演を通じて経験を積む。

公式にジョブローテーションの周期や異動フローの詳細な明記はなく、配属先の現場で専門性を深めていく色が強いとみられる。

年収・待遇

平均年収は公式非公開。初任給のみ公式サイトに実績記載がある。年収額はエン カイシャの評判・OpenWork等のクチコミサイトに投稿された個人の体験談ベースであり、本文では断定的な数値として扱わない(2026年8月時点)。

初任給

初任給(公式・2026年実績)月額275,000円(学歴別内訳の記載なし)

平均年収(出典別)

公式非公開

年次・役職別の目安

営業外勤・在籍3〜5年(体験談)約750万円(エン カイシャの評判)
記者・在籍3〜5年(体験談)約900万円(エン カイシャの評判)
営業・番組制作・在籍6〜10年(体験談)約1,100万円(エン カイシャの評判)

待遇の特徴

  • 昇給は年1回、賞与は年4回(公式募集要項)
  • OpenWorkクチコミでは月平均残業61.3時間・有給消化率47.0%(回答者ベース、体験談)
  • 基本給は低めだが残業できる部署では高収入になるとの声がある一方、年功序列の色が強いとの指摘も複数ある(体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・転職会議・ライトハウス(旧エン カイシャの評判)等の社員クチコミ) 生放送・突発対応の多い放送業特有の事情を背景に、残業時間はサイトにより月39〜61時間とやや長め、有給消化率は47〜54%程度という声が複数一致する。一方で「番組を最初から最後まで手掛けられるやりがい」「免許事業ゆえの経営基盤の安定」を評価する声もあり、年功序列の色が強い文化への評価は分かれている。

月平均残業(OpenWork)61.3時間(転職会議では39.3時間との回答もあり幅がある)
有給消化率(OpenWork)47.0%(転職会議では53.6%)
女性管理職比率(OpenWork開示情報)8.8%(女性労働者比率26%)

評価する声

  • 派遣・若手でも担当業務を最初から最後まで携われ、番組という形になるためやりがいを感じやすい
  • 免許事業のため経営が安定しており、地元有力企業として外部との仕事がしやすい
  • 長期勤続すれば年功序列で給与・肩書きが上昇し、40代でプロデューサー・APクラスまで昇進すれば年収900万円台という声もある

気になる声

  • 生放送対応など放送業特有の不規則勤務もあり、残業時間はサイトにより月39〜61時間と幅があるが総じて軽くはない
  • 有給消化率は47〜54%程度で、長期休暇は取りにくいとの声がある
  • 年功序列が徹底しており、風通しの良さや人事評価の適正感をやや低めに評価する声がある

就活生

テレビ局って激務のイメージが強いんですが、東海テレビも当てはまりますか…?

編集部

正直にお伝えすると、クチコミでの残業時間はサイトによって月39〜61時間と幅があり、軽くはありません。生放送・突発対応が多い放送業特有の事情が背景にあります。有給消化率も47〜54%程度とされ、長期休暇は取りにくいという声が複数あります。

東海テレビって実際、働きやすいの?

クチコミでは「番組を最初から最後まで手掛けられるやりがい」「免許事業ゆえの経営基盤の安定」を評価する声がある一方、「年功序列が徹底している」「風通しの良さや人事評価の適正感がやや低め」という指摘もあります。

なお同社は2025〜2026年にかけて外部調査を実施し、役員向けコンプライアンス研修や内部通報窓口の拡充など職場環境の改善に取り組んでいる(詳しくは沿革を参照)。組織としての改善途上にあるという理解で選考に臨みたい。

沿革

東海テレビ放送は1958年2月1日に設立され、同年12月25日に開局した。中京圏では中部日本放送(現CBCテレビ)に次いで2番目に開局した民放テレビ局である。

1959年にフジテレビをキー局とする基幹ネットワークを締結し、以来一貫してフジネットワーク(FNN/FNS)系列の中京広域圏(愛知・岐阜・三重)局として放送を続けている。株主には東海ラジオ放送(筆頭株主)・中日新聞社・名古屋鉄道・愛知県・フジ・メディア・ホールディングス等が名を連ね、中日新聞グループの一員という色彩が強い。

この歴史の中で、就活生が押さえておくべき二つの出来事がある。

採用・選考

締切要確認(2026年8月時点、公式サイトでは選考スケジュール「未定・決まり次第案内」。最新はマイページで確認)
募集職種・コース総合職(一般:報道・制作・スポーツ・編成・営業・事業・デジタルビジネス・総務等)/総合職(技術:放送・報道・制作技術等)/アナウンサー職(別枠選考)
勤務地本社(愛知県名古屋市東区)ほか、東京・大阪・岐阜・三重・豊橋の各支社、海外は北京支局
選考難易度・特徴具体的な倍率・応募者数は非公開。在名キー局(フジテレビ系列)としてメディア業界内の知名度・人気は高く、総合職・アナウンサー職ともに応募が集まる高倍率な選考とみられる。総合職は一括採用のため、面接では「なぜキー局でなく地方局か」など地方局を選ぶ理由が問われる傾向がある。

選考で聞かれること

  • なぜテレビ局か、なぜ東海テレビか

    面接官が見ているポイント

    数あるメディアの中でテレビ、その中でも東海テレビを選ぶ必然性を、企業研究に基づき語れているか

  • なぜキー局でなく地方局なのか

    面接官が見ているポイント

    実際の一次面接で問われた質問。企画先行のキー局と、出演者の内面を深く描く地方局との違いを理解し言語化できているか

  • 東海テレビで実現したいことは

    面接官が見ているポイント

    制作・報道・営業など職種別の具体的な仕事内容と結びつけて志望を語れる、入社後の解像度の高さがあるか

  • 好きな番組とその理由は

    面接官が見ているポイント

    一視聴者目線でなく、企画意図や制作側の工夫まで読み解ける制作者視点を持っているか

  • 志望理由とやりたい仕事は

    面接官が見ているポイント

    実際のES設問(250字以内)。字数制限の中で志望理由と職種理解を両立させて伝える構成力があるか

  • 2040年の東海テレビはどんな姿か

    面接官が見ているポイント

    実際のES設問(250字以内)。放送業界の変化を見据えた将来像を、自分の役割込みで具体的に描けるか

  • 自分を漢字一文字で表すと

    面接官が見ているポイント

    実際のES設問。短い制約の中で自己理解を的確に言語化し、印象に残る切り口を出せるか

  • アナウンサーとしてやりたいことは

    面接官が見ているポイント

    アナウンサー職特有の実際の質問。話す技術だけでなく「何を伝えたいか」という当事者意識を持っているか

  • YouTube配信で興味を引く工夫は

    面接官が見ているポイント

    実際に聞かれた質問。テレビ画面の外に広がる動画プラットフォームでの伝え方を、具体策まで考えられているか

  • 新しいスポーツ中継の方法は

    面接官が見ているポイント

    実際に聞かれた質問。技術トレンドを踏まえ、放送の未来を構想する発想力があるか

  • 夕方ニュースの5分特集を企画するなら

    面接官が見ているポイント

    インターンで課される定番課題。視聴者の興味を引く切り口を端的に組み立てる企画力があるか

  • 街づくりのGD課題にどう挑むか

    面接官が見ているポイント

    実際に出たGD課題(駅前の土地活用など)のような抽象的なテーマで、多角的な視点から結論を導けるか

  • アナウンサーコンテストを受けた理由

    面接官が見ているポイント

    新卒選考と別枠で実施される独自のアナウンサー選考ルート。他局や他媒体でなく東海テレビを選ぶ一貫性があるか

  • 配属されたい部署はどこか

    面接官が見ているポイント

    総合職は制作・報道・営業・事業・技術など複数部門に配属される。特定職種への固執でなく会社全体への適応力があるか

  • 自分の強みは何か

    面接官が見ているポイント

    実際に聞かれた質問。バラエティから報道まで幅広い仕事を担う会社ゆえ、複数分野で力を発揮できる「マルチタレント力」があるか

  • 留学や海外経験はあるか

    面接官が見ているポイント

    実際に聞かれた質問。地域密着の姿勢と同時に、異文化経験を仕事にどう還元できるかの視野の広さ

  • 困難を乗り越えた経験は

    面接官が見ているポイント

    変化の速い放送の現場で、壁に直面しても粘り強く動き続けられる人物か

  • チームで成果を出した経験は

    面接官が見ているポイント

    報道現場は団体戦という社風の中、周囲を巻き込みチームで成果を出す協働力があるか

  • 将来描いているキャリア像は

    面接官が見ているポイント

    記者・ディレクター・アナウンサーなど複数の職種がある中で、長期的にどう成長し会社に貢献したいかのビジョンがあるか

  • 最後に質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    逆質問の中身でどれだけ深く企業研究し、入社意欲を持っているかを見極める締めの一問

インターンシップ

報道・制作・営業・技術のコース別に仕事体験セミナーを実施(8月中心・技術職コースは12月にも追加開催、アナウンスコースは別枠)。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、応募多数の場合は抽選・選考あり。最新の日程・応募方法は公式サイトで確認。

公式採用ページを見る →

東海テレビは総合職(一般・技術)とアナウンサー職の別枠選考で採用する。公式に選考ステップ・採用人数の詳細な開示は少なく、エントリー後にマイページで個別案内される方式が基本だ。

  • 「なぜキー局でなく地方局か」は実際に問われた質問。企画先行のキー局と、出演者の内面を深く描く地方局の違いを自分の言葉で用意しておく
  • 好きな番組を「一視聴者」でなく「作り手」の視点で語れるようにしておく(企画意図・工夫まで踏み込む)
  • ES設問は250字程度の短文が多い(志望理由・2040年の東海テレビ像等)。字数制限内で職種理解と自分の経験を結びつける練習をしておく

よくある質問

東海テレビの年収・初任給はどのくらいですか?

公式の平均年収は非公開ですが、初任給は月額275,000円(2026年実績・公式)です。社員クチコミ(エン カイシャの評判等)では職種・在籍年数により約750万〜1,100万円という体験談があり、年功序列で長期勤続するほど上がる傾向がうかがえます(体験談ベース)。

東海テレビの採用倍率・選考難易度は?

具体的な倍率は非公開ですが、在名キー局としての知名度・人気は高く、総合職・アナウンサー職ともに応募が集まる高倍率な選考とみられます。総合職は一括採用のため、面接では「なぜキー局でなく地方局か」など地方局を選ぶ理由が問われる傾向があります。

東海テレビは激務ですか?評判は?

クチコミでは月平均残業が39〜61時間程度(サイトにより差)、有給消化率は47〜54%程度とされ、生放送・突発対応の多い放送業特有の事情が背景にあります(体験談)。「番組を最初から最後まで手掛けられるやりがい」を評価する声がある一方、年功序列の色が強いという指摘もあります。

東海テレビのインターンは選考に有利ですか?

報道・制作・営業・技術など職種別のコース体験が実施されています。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、応募多数の場合は抽選・選考が行われることもあります。最新の日程・応募方法は公式採用ページで確認してください。

東海テレビの「セシウムさん」問題とは何ですか?

2011年8月、情報番組の生放送中に不適切なテロップが誤って放送された事案です。会社は番組を打ち切り、社長会見・処分・再生委員会の設置など再発防止に取り組み、以降「8月4日」を放送倫理を考える日と定めています。

基本情報

上場区分非上場
グループ中日新聞グループの一員。東海ラジオ放送の持分法適用関連会社(東海ラジオ放送が議決権49.75%を保有・2021年3月末時点)。フジネットワーク(FNN/FNS)加盟
創業・設立1958年2月1日設立/同年12月25日開局(中京圏で2番目の民放テレビ局)
本社愛知県名古屋市東区東桜一丁目14番27号(東海放送会館)
代表者林泰敬(代表取締役社長)
資本金10億円
従業員数323名(2026年2月時点)
売上高単体約281億円(2025年3月期・前年比+3%、報道ベースの参考値。有価証券報告書は非公開)
事業領域中京広域圏(愛知・岐阜・三重)のテレビジョン放送事業、放送外事業(通販・EC・イベント・不動産・教育等)

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-08-06