受検案内のメールを開いても、SPIなのか玉手箱なのか、それとも別のテストなのか、パッと見て分からない。名前だけ聞いたことがあるテストの対策を、どこから始めればいいか迷う。そんな状態でこの記事にたどり着いたのかもしれません。
適性検査には複数の種類があり、企業によって使うテストが違います。この記事では、主要な適性検査の特徴と見分け方、志望企業がどのテストを使うか調べる方法、そして対策の優先順位を解説します。
主要な適性検査の種類と特徴

SPI・玉手箱・GAB・CABの違い
新卒採用でよく使われる適性検査には、いくつかの種類があります。
| 検査名 | 提供元 | 主な傾向 |
|---|---|---|
| SPI | リクルートマネジメントソリューションズ | 業界を問わず、最も広く使われている |
| 玉手箱 | 日本SHL | 金融・商社系の企業で使われる傾向 |
| GAB | 日本SHL | 総合商社・金融機関で使われる傾向 |
| CAB | 日本SHL | IT・システムエンジニア職で使われる傾向 |
| TG-WEB | ヒューマネージ | 難易度が高いとされ、外資系企業などで使われる傾向 |
この業界傾向は、複数の就活メディアが独自に集約した経験則であり、公式な統計データではありません。特にTG-WEBは、他の検査に比べてメディアごとの記述にばらつきが大きく、断定的な業界紐付けは避けたほうが安全です。あくまで「よく言われる傾向」として参考にしてください。
SPIとは
リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査で、新卒採用で最も広く使われています。言語・非言語・性格の3領域で構成され、業界を問わず幅広い企業が導入しています。
玉手箱とは
日本SHLが提供する適性検査で、SPIに次いで導入企業が多いとされます。計数・言語・パーソナリティで構成され、金融・商社系の企業で使われる傾向があるという指摘が複数の就活メディアで見られます。
GABとは
玉手箱と同じ日本SHLが提供する検査で、総合商社や金融機関で使われる傾向があるとされます。言語・計数・パーソナリティで構成され、玉手箱とは出題形式が異なります。
CABとは
こちらも日本SHL提供で、IT・システムエンジニア職の採用で使われる傾向が強いとされます。四則逆算・法則性・命令表など、論理的思考力を測る問題が中心です。
TG-WEBとは
ヒューマネージが提供する適性検査で、難易度が高いことで知られています。従来型と新型で出題傾向が異なり、外資系企業や一部のコンサルティングファームで使われるという情報がありますが、就活メディア間でも記述にばらつきがあり、特定の業界に断定的に紐づけるのは避けたほうが安全です。
SPIには複数の受験方式がある
SPIは、テストセンター・Webテスティング・ペーパーテスティングなど、複数の受験方式があります。同じSPIでも、方式によって出題範囲や電卓の使用可否が変わるため、案内をよく確認してください。
受検案内のURLで見分ける方法

ドメイン名で判別する
受検案内メールに記載されたURLのドメイン名を確認すると、どの適性検査かをある程度判別できます。複数の就活メディアで一致して報告されている情報として、次のようなパターンがあります。
- SPI:
arorua.net - 玉手箱・GAB・CAB:
e-exams.jp系のドメイン - TG-WEB:
c-personal.com/e-gitest.com系のドメイン
ただしこれはSPI・玉手箱・TG-WEBの提供元企業が公式に発表している情報ではありません。リクルートマネジメントソリューションズ、日本SHL、ヒューマネージの各公式サイトを確認しましたが、URLのドメイン名についての案内は見当たりませんでした。就活メディア各社が独自に集約・共有している観察情報だという前提で参考にしてください。ベンダー側のシステム変更で、将来的にパターンが変わる可能性もあります。
玉手箱とGAB・CABは、URLだけでは区別できない
玉手箱・GAB・CABは同じURL系統を使っているため、URLだけでは玉手箱なのかCABなのか判別できません。受検画面に表示される科目名で見分けてください。
- 玉手箱: 計数・言語・パーソナリティ
- CAB: 四則逆算・法則性・命令表
科目名が表示された時点で、対策すべき内容も変わります。
編集部
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志望企業がどのテストを使うか、自分で調べる方法

業界傾向だけで判断するより、志望企業を個社ごとに確認するほうが確実です。
選考体験談サイトで確認する
就活会議・ONE CAREER・みん就といった選考体験談サイトでは、企業ごとの選考フローと合わせて、使用された適性検査の種類が投稿されていることがあります。企業名で検索し、直近の受験報告を複数確認してください。方法自体は、グループディスカッションがない企業の探し方で紹介した調べ方と同じです。
業界傾向と組み合わせて絞り込む
個別の情報が見つからない場合でも、志望企業の業界(金融・商社・IT等)から使われやすい検査の見当をつけられます。業界傾向はあくまで目安ですが、対策の優先順位を決める材料にはなります。
どちらから対策すべきか迷ったときの優先順位

志望企業が分かっているなら、そちらを優先する
志望企業が使うテストの見当がついているなら、迷わずそちらを優先してください。
分からない場合は、SPIから始める
志望企業がまだ絞り切れていない場合は、SPIが最も多くの企業で使われている検査のため、SPIから対策を始めるのが効率的です。
知恵袋の相談でも、「SPIと玉手箱、どちらを先に極めるべきか」という質問に対して、「玉手箱の非言語は基礎的な計算が中心なので、計算に慣れていない人はまず玉手箱で基礎を固めてからSPIに進むと効率的」という回答が支持されていました。計算に苦手意識が強いなら、玉手箱から入るという選択肢もあります。
最終的にはどちらも対策することになるケースが多いため、早めに志望業界の傾向を調べて、計画を立てておくことが遠回りを防ぎます。
落ちてしまった場合は

対策をしていても、結果が思うようにいかないことはあります。手応えと結果がずれる理由や、性格検査で気をつけることについては、就活のWebテストで落ちる|原因と対策のコツで詳しく解説しています。
適性検査の結果は、選考通過のためだけのものではありません。OfferBoxの「AnalyzeU+」は、累計100万人の診断結果に基づくと公式に紹介されている自己分析ツールで、251の設問から価値観や強みを28項目にわたって数値化します。キミスカの「TPI適性検査」も、80問の回答から価値観や強み、適職のヒントを知ることができます。
これらは企業の選考通過を目的としたテストではなく、自分に合う企業・仕事を知るための診断という位置づけです。選考対策としての適性検査と、自己理解のための適性診断は目的が異なるため、両方を使い分けると企業選びの材料が増えます。
志望軸を保ったまま企業の選択肢を広げる意味でも、様々な業界の企業研究を進めておくことは無駄になりません。
| 企業 | 特徴 |
|---|---|
| ベイン・アンド・カンパニー | 戦略コンサルティングの最上位ファーム。少数精鋭で経営課題の核心に切り込む |
| 第一生命保険 | 国内生保大手。海外展開や資産運用事業にも積極的に投資 |
| 日立コンサルティング | 日立グループのコンサルティング部門。製造業出身の実行力に強み |
| 富士通 | 国内ITベンダー最大手級。官公庁・金融システムから最新のAI・量子技術まで手がける |
| デロイト トーマツ コンサルティング | Big4系コンサルティングファーム。総合系の幅広い業界・機能をカバー |
よくある質問

受検案内が来ましたが、どの適性検査か分かりません。どう確認すればいいですか?
受検案内メールに記載されたURLのドメイン名で見分ける方法が、複数の就活メディアで共通して紹介されています。SPIは「arorua.net」、玉手箱・GAB・CABは「e-exams.jp」系、TG-WEBは「c-personal.com」「e-gitest.com」系が使われる傾向があります。ただしこれは各社が独自に集約した情報で、提供元企業の公式発表ではありません。玉手箱とGAB・CABは同じURL系統のため、URLだけでは区別できず、受検画面に表示される科目名(計数・言語・パーソナリティなら玉手箱、四則逆算・法則性・命令表ならCAB)で判別する必要があります。
SPIと玉手箱、どちらから対策すればいいですか?
志望企業がどちらを使うか分かっていれば、そちらを優先してください。分からない場合は、SPIが最も多くの企業で使われている検査のため、SPIから始めるのが効率的です。知恵袋の相談では「玉手箱の非言語は基礎的な計算が中心なので、計算に慣れていない人はまず玉手箱で基礎を固めてからSPIに進むと効率的」という回答も支持されていました。最終的にはどちらも対策が必要になることが多いため、志望業界の傾向を早めに調べておくと計画が立てやすくなります。
適性検査の結果は、自分に合う企業を選ぶのにも使えますか?
使えます。ただしSPI・玉手箱などの適性検査は企業の選考通過を目的としたテストであるのに対し、OfferBoxの「AnalyzeU+」やキミスカの「TPI適性検査」は、自分の価値観や強みを知るための自己分析ツールという位置づけです。選考対策としての適性検査と、自己理解のための適性診断は目的が異なるため、両方を使い分けると企業選びの材料が増えます。
まとめ

適性検査は種類が多く、どれが来るか分からない不安につながりやすいものです。受検案内のURLと画面上の科目名で、ある程度は見分けられます。志望企業が分かっているなら個別に調べ、分からないならSPIから対策を始めるのが効率的です。
選考対策としての適性検査と、自己理解のための適性診断は別のものです。両方をうまく使い分けながら、準備を進めてください。
よくある質問
- 受検案内が来ましたが、どの適性検査か分かりません。どう確認すればいいですか?
- 受検案内メールに記載されたURLのドメイン名で見分ける方法が、複数の就活メディアで共通して紹介されています。SPIは「arorua.net」、玉手箱・GAB・CABは「e-exams.jp」系、TG-WEBは「c-personal.com」「e-gitest.com」系が使われる傾向があります。ただしこれは各社が独自に集約した情報で、提供元企業の公式発表ではありません。玉手箱とGAB・CABは同じURL系統のため、URLだけでは区別できず、受検画面に表示される科目名(計数・言語・パーソナリティなら玉手箱、四則逆算・法則性・命令表ならCAB)で判別する必要があります。
- SPIと玉手箱、どちらから対策すればいいですか?
- 志望企業がどちらを使うか分かっていれば、そちらを優先してください。分からない場合は、SPIが最も多くの企業で使われている検査のため、SPIから始めるのが効率的です。知恵袋の相談では「玉手箱の非言語は基礎的な計算が中心なので、計算に慣れていない人はまず玉手箱で基礎を固めてからSPIに進むと効率的」という回答も支持されていました。最終的にはどちらも対策が必要になることが多いため、志望業界の傾向を早めに調べておくと計画が立てやすくなります。
- 適性検査の結果は、自分に合う企業を選ぶのにも使えますか?
- 使えます。ただしSPI・玉手箱などの適性検査は企業の選考通過を目的としたテストであるのに対し、OfferBoxの「AnalyzeU+」やキミスカの「TPI適性検査」は、自分の価値観や強みを知るための自己分析ツールという位置づけです。選考対策としての適性検査と、自己理解のための適性診断は目的が異なるため、両方を使い分けると企業選びの材料が増えます。