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日立コンサルティングの強み・弱み・将来性を分析【2026年就活】|企業研究・選考対策

日立コンサルティングの企業分析サムネイル

企業分析・就活ガイド

読了目安 約21

編集部

AI倫理・製造業の現場診断・自社実践。この3つ、実は「机上で終わらせない」という一本の線でつながっています。本文で見ていきましょう。

就活生

コンサル業界を調べてると日立コンサルティングも出てくるんですが、日立製作所と何が違うのかよく分かりません…。

編集部

実は日立コンサルティングは日立製作所とは別の非上場子会社。「戦略は考えるが実装はしない」という独特な役割分担を持つ会社なんです。3分読めば、同業他社との違いまで語れるようになりますよ。

結論から言うと、日立コンサルティングの正体は「実装をあえて手放した」上流特化のコンサルファームである。

業界の基礎

就活生

コンサル業界って会社が多すぎて、どこで差がつくのか分かりません…。

編集部

ポイントは「戦略から実装までを自社で完結するか、上流だけに特化するか」という軸。ここを押さえると各社の立ち位置が一気に整理できますよ。

コンサルティング業界は、経営戦略の立案から業務改革、システム構築(実装)までを扱う。

大手は「戦略〜実装まで一気通貫」で自社完結する会社が多い一方、上流のコンサルティングに特化し、実装は他社・グループ会社に委ねる会社もある。

その中で日立コンサルティングは、日立製作所100%出資の非上場子会社として、上流のコンサルティングに特化し、システム構築(実装)は親会社・日立製作所や日立グループ企業に引き継ぐという独特な役割分担を持つ。

代表的なプレイヤーを並べると、日立コンサルティングの立ち位置が見えてくる。

  • 戦略〜実装まで一気通貫: アクセンチュア、デロイト トーマツ コンサルティング、アビームコンサルティング
  • 上流特化・実装は連携: 日立コンサルティング、三菱UFJリサーチ&コンサルティング

事業内容

日立コンサルティングの事業内容: マネジメントコンサルティング、業務コンサルティング、ITコンサルティング、日立グループ連携(実装・実践)

ビジネスモデル

戦略〜業務改革の上流コンサルティングに特化し、システム構築(実装)は日立製作所・日立グループ企業に引き継ぐ「グループ連携型」のモデル。日立自身の経営改革や日立グループの新サービス企画立案・事業展開支援で得た経験を、外部クライアントへのコンサルティングに転用する「自社実践型」でもある。

  • マネジメントコンサルティング

    経営計画・事業戦略・新事業構想〜立ち上げ支援など、企業の経営課題に上流から向き合う。

    経営戦略コンサルティング新事業構想支援ESG経営支援サービス
  • 業務コンサルティング

    業務改革・働き方改革・バリューチェーン改革を担う。製造業向けには工場現場まで踏み込む専用オファリングを持つ。

    スマートファクトリーレベルサービスMES導入4Weekアセスメントサービス工場カーボンニュートラル達成支援サービス
  • ITコンサルティング

    IT構想・IT戦略・デジタル技術活用を支援。生成AI活用の一歩先にあるELSI(AI倫理・プライバシー)まで専門領域に持つ。

    IT戦略策定信頼できるAIエージェント活用コンサルティングELSIコンサルティング
  • 日立グループ連携(実装・実践)

    システム構築(実装)は日立製作所・日立グループ企業に引き継ぐ体制。日立自身の経営改革やグループの新事業立案・展開支援で得た経験を外部クライアントへのコンサルティングに転用する。

    日立製作所新入社員研修へのDEIゲーム提供日立グループの実践知の転用

日立コンサルティングの事業構造で押さえるべきは、日立グループ自身を実験台にしてから外部に提案する循環構造だ。

公式サイトも「日立の経営改革や、日立グループが取り組む新サービスの企画立案、事業展開の支援なども行っている。こうした活動を通じてビジネスの最前線で得た独自の経験を、お客さまへのコンサルティングに活用できることも強みの一つ」と明言する。対象業界は製造・流通・金融・保険・官公庁・運輸・電気・ガス・水・建設と幅広いが(具体的なサービス名は上の事業カードを参照)、根底にあるのは「日立グループというラボで実践してから外に出す」という考え方である。

この会社の強み

日立コンサルティングの強み: AI倫理・ガバナンス専門のELSIコンサル、工場現場に踏み込む製造業向け専用オファリング、自社を実験台にする組織・人事コンサル、アジャイル型のESG経営支援
  1. AI倫理・ガバナンス専門のELSIコンサル

    「Ethical, Legal and Social Issues」の略であるELSI(倫理的・法的・社会的課題)に特化した専用コンサルティングメニュー(法制度対応・新技術のリスク対応・ガバナンス構築・ソーシャルエンゲージメントデザイン)を確立し、2025年12月には「信頼できるAIエージェント活用コンサルティング」を発表した。

  2. 工場現場に踏み込む製造業向け専用オファリング

    「スマートファクトリーレベルサービス」「MES導入4Weekアセスメントサービス」「工場カーボンニュートラル達成支援サービス」など個別に名前の付いたサービスを多数保有し、工場現場の導入プロセスまで踏み込む。

  3. 自社を実験台にする組織・人事コンサル

    独自開発の「DEIゲーム」(判例・実トラブル事例ベース、1,000通り超のカード組み合わせ)を日立製作所の新入社員研修(約400名規模)に提供。同性パートナーを配偶者と同等に扱う人事規則改定も実施し「PRIDE指標2025」でゴールド認定を取得した。

  4. アジャイル型のESG経営支援

    2023年2月開始。戦略・目標策定からデータ収集・可視化・モニタリングまでを短周期の仮説検証で進めるアジャイル方式を採用し、複雑化する開示基準対応のスピードを差別化ポイントにする。

就活生

日立コンサルティングの強みって、正直「日立グループの看板」くらいしかイメージが湧きません…。

編集部

そこが落とし穴。実はAI倫理・工場の現場診断・自社の人事制度改革という、一見バラバラな領域に本気で投資しているんです。ここを語れる就活生は一気に差がつきます。

4つの強みは個別の施策に見えて、実は「机上の提言で終わらせない」という一本の線でつながっている。

生成AIの倫理・法・社会課題に踏み込むELSIコンサルティング(①)は、単なる流行への便乗ではなく法制度対応からガバナンス構築まで4つのメニューを確立した本気度の証拠だ。製造業向けには「4週間」という具体的な期間を切ったアセスメントサービス(②)で工場の現場まで入り込み、社内向けには独自開発の「DEIゲーム」を日立製作所の新入社員研修に提供する(③)など、自社を実験台にしてから外に出す姿勢が一貫している。ESG支援をあえて「アジャイル」で立ち上げる(④)のも、同じ「絵に描いて終わらせない」思想の延長線上にある。

業績の推移(売上高)

101.83億2021/3期111.38億2022/3期117.90億2023/3期125.89億2024/3期144.18億2025/3期
非上場のため有価証券報告書は無いが、資本金24億円が会社法上の大会社基準(5億円以上)を超えるため決算公告(官報)で法定開示されている。5期連続の増収増益で、2025年3月期は売上高144.18億円(前期比+14.5%)・純利益22.99億円(前期比+45.4%)と大幅増益。

非上場だが会社法上の決算公告義務があるため、業績は官報経由で確認できる(単体・日本基準)。

決算期売上高営業利益当期純利益
2021年3月期101.83億円16.07億円10.98億円
2022年3月期111.38億円18.17億円12.02億円
2023年3月期117.90億円17.54億円12.00億円
2024年3月期125.89億円23.70億円15.81億円
2025年3月期144.18億円31.49億円22.99億円

5期連続の増収増益で、直近の2025年3月期は売上高+14.5%・純利益+45.4%と大幅増益。生成AI・DX需要の拡大が追い風になったとみられる。

競合の中での立ち位置

日立コンサルティング のポジショニングマップ
コンサルティング業界マップ(業界特化⇔業界横断/実装まで自社⇔上流コンサル特化)

同じコンサルティング業界でも、各社の戦い方は大きく異なる。

会社タイプ日立コンサルティングとの違い
日立コンサルティング上流特化・実装はグループ連携/日立製作所100%子会社戦略〜業務改革に特化、システム構築は日立製作所・グループ企業に引き継ぐ
アクセンチュア業界横断・一気通貫戦略から実装まで自社完結度が最も高い世界最大級
デロイト トーマツ コンサルティングBIG4系・業界横断監査法人母体でFAS等も含め幅広くカバー
三菱UFJリサーチ&コンサルティングMUFG系・上流特化同じ上流特化型だがメガバンク系列で政策研究も併走
日本総合研究所SMBC系・実装機能ありシンクタンク+SI機能を自社で持つ実装寄り
アビームコンサルティング業界横断・実装まで自社NEC子会社でSAP/ERP実装まで一気通貫

規模や実装力では総合系に見劣りするが、「日立グループというラボで実践してから提案する」上流特化型という点で独自の立ち位置を持つ。同じ上流特化でもMURCがメガバンク系で政策研究を併走するのに対し、日立コンサルティングは製造業・社会インフラのドメイン知見が核になる違いがある。

今後の展望

ビジョン

「ビジネスエコシステムの創出」/領域を超えた協創による社会イノベーションの実現

日立コンサルティングは非上場で、単独の数値目標付き中期経営計画は公表していない。公式サイトが一貫して掲げるのは「エネルギー・水・交通などのインフラだけでなく、行政の仕組み、製造・流通・金融などのサービスも社会イノベーション事業と捉え、多様なパートナーとともにビジネスエコシステムをつくり出す」という考え方。長期の定量目標は非公開。

注力施策

  • ELSI(AI倫理)コンサルティングの立ち上げ

    生成AI・AIエージェント活用における倫理的・法的・社会的課題に対応する専用サービスを展開。2025年12月に「信頼できるAIエージェント活用コンサルティング」を発表した。

  • 製造業DXの深耕

    スマートファクトリーレベルサービスやMES導入4Weekアセスメントサービス、工場カーボンニュートラル達成支援サービスなど、工場現場に踏み込む専用オファリングを拡充する。

  • アジャイル型ESG経営支援

    2023年2月開始。戦略立案からデータ収集・可視化・モニタリングまでを短周期の仮説検証で進める体制で、複雑化する開示基準対応をスピード重視で支援する。

  • 日立グループの新経営計画との連携

    親会社・日立製作所グループは2025〜2027年度の新中期経営計画「Inspire 2027」でLumada事業の深化や戦略的社会イノベーション事業への投資を掲げる。日立コンサルティング単独の数値目標は非公開だが、グループのコンサルティング機能としてこの方向性と連動する立ち位置にある。

ロードマップ

  1. 1990/2

    日立製作所内に「ビジネスシステム開発センタ」設立(コンサル部門の起源)

  2. 2002/7

    日立製作所の子会社としてコンサルティング会社設立(エクスペリオ・ソリューションズ・ジャパン→2003年エクサージュ)

  3. 2006/4

    「株式会社日立コンサルティング」へ社名変更(現社名)

  4. 2006/10

    日立製作所のビジネスソリューション事業部を統合し規模拡大

  5. 2012/5

    本社を千代田区麹町へ移転

  6. 2021/4

    名古屋オフィス開設

  7. 2023/4

    伊藤洋三氏が代表取締役社長に就任

  8. 2025/12

    「信頼できるAIエージェント活用コンサルティング」発表(ELSI領域の専門サービス化)

日立コンサルティングの将来性を読む軸は、「ビジネスエコシステムの創出」という自社の掲げる姿にある。単独の中期経営計画・数値目標は非公開だが、公式サイトは「エネルギー・水・交通などのインフラだけでなく、行政の仕組み、製造・流通・金融などの事業会社が提供するサービスも社会イノベーション事業と捉える」という考え方を一貫して示している。

親会社・日立製作所グループは2025〜2027年度の新中期経営計画「Inspire 2027」でLumada事業の深化や戦略的社会イノベーション事業への投資を掲げているが、これはグループ全体の計画であり日立コンサルティング単独の数値目標ではない点は区別しておきたい。とはいえ、2025年12月のELSIコンサルティング立ち上げのように、グループの方向性と歩調を合わせた投資は続いている。

こんな人にピッタリ

日立コンサルティングが合う人・合わない可能性がある人の早見表

戦略の提言で終わらせず、日立グループとの連携で現場の実装・定着まで見据えたコンサルティングに関わりたい人。

  • 戦略の提言だけでなく実装・現場定着まで見据えたい

    実装は日立製作所・グループ企業と連携する日立コンサルティングの体制が合う

  • 製造業・ものづくり・工場DXの現場に強く関わりたい

    工場現場に踏み込む専用オファリングを持つ日立コンサルティングが向く

  • 少数精鋭で顧客に密着した伴走型コンサルを志向したい

    従業員677名の中堅規模で、長期育成の文化を持つ日立コンサルティングが活きる

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 世界最大規模やグローバル案件のスケールを最初から求める

    日立コンサルティングは従業員677名・国内中心のため、アクセンチュアやデロイト等の外資系大手の方が合う場合があります。

  • 特定の資本系列に縛られず幅広い業界を独立系で渡り歩きたい

    日立製作所グループという資本色が強いため、ベイカレント等の独立系コンサルの方が合う場合があります。

  • システム開発・実装まで自社内で完結してやり切りたい

    日立コンサルティングは実装をグループ会社に引き継ぐ体制のため、野村総合研究所やアビームコンサルティングなど自社実装型の方が合う場合があります。

求める人物像

  • パートナーを巻き込む推進力

    公式の求める人物像は「さまざまなパートナーとともに新しい価値を提供するイノベーター」。コンサルティングチーム・クライアント・パートナー企業などステークホルダーを巻き込み、ともにゴールへ向かう推進力を最も重視する。

  • 社会課題への当事者意識

    「私たちの仕事は社会課題の解決に大きく関わる」として、社会課題に対して当事者意識を持ち、自ら解決する姿勢を求める。

  • 既成概念に縛られない挑戦心

    「既存の枠組みにとらわれることなく、柔軟な発想とチャレンジ精神をもって社会的価値の創造に挑む」を役員メッセージで掲げ、年齢・経験・タイトルを問わない挑戦を後押しする。

  • 仲間の成長を支える気風

    「互いを尊重し、仲間の成長を支援する気風」「変革への強いコミットメント」を重視し、長期育成の文化を志向する。

入社後のキャリアパス

  1. アナリスト(プロジェクトメンバー)

    上司の指示・レビューのもと、与えられた作業を期限内に完了させる基礎固めの段階。自己作業完結力と学習能力が求められます。

  2. コンサルタント〜シニアコンサルタント(サブチームリーダー〜チームリーダー)

    担当領域を主体的に完了させ、チームメンバーをリードする段階へ。自己管理能力・チーム管理能力・クライアント対応力が問われます。

  3. マネージャー〜シニアマネージャー(プロジェクトマネージャー)

    自ら設定した目標のもとプロジェクトのゴールをコミットし、長期的なアカウント関係構築や新規案件獲得も担います。

  4. ディレクター以上(アカウントマネージャー)

    自身で営業チャネルを開拓し新規案件を獲得、10〜20名規模の部を統括します。トップセールスと組織運営能力が求められます。

日立コンサルティングはアナリストからマネージングディレクターまでの8段階のキャリアラダーを持つ。若手期はプロジェクトメンバーとして基礎スキルを磨き、マネージャー以降は自ら営業チャネルを開拓し新規案件を獲得する「アカウントマネージャー」へと役割が転換していく(詳細は上のカードを参照)。

年収・待遇

日立コンサルティングは非上場のため有価証券報告書等による公式の平均年収開示は確認できなかった。ここでは初年度想定年収の公式値と、社員クチコミ(体験談)ベースの数値を出典を分けて整理する(2026年7月時点)。

初任給

新卒初年度想定年収(公式)600万円〜(年俸・賞与寸志・福利厚生手当支給実績からの想定額)

平均年収(出典別)

公式開示非上場のため有価証券報告書等による公式の平均年収開示なし
OpenWorkクチコミ(体験談)約941万円(回答者87名・平均年齢33歳)

年次・役職別の目安

年収レンジ(クチコミ)420万〜2,400万円と幅がある(媒体推計・体験談)

待遇の特徴

  • 賞与は年1回(6月)。入社初年度は寸志、翌年以降は業績・パフォーマンスに応じて支給(公式)
  • フレックス勤務制(1日7.75時間・所定労働時間8:50〜17:35)、年間休日120日以上、慶弔休暇等の休日休暇制度あり(公式)
  • クチコミの年収レンジは420万〜2,400万円と幅があり、役職・年次による差が大きい(OpenWork・体験談)

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork等の社員クチコミ) 成果主義で裁量が大きく、無駄な残業をしにくい環境や、クライアントが東証プライム上場企業・グローバル企業・官公庁中心という働きがいを評価する声がある一方、縦割り組織の色や、親会社経由の受注比率の高さによる事業の独立性への制約を課題に挙げる声も共存する。

月平均残業(クチコミ)約40.2〜40.9時間
有給消化率(クチコミ)50.2%
総合評価(OpenWork)約3.99〜4.01(回答者219〜220人)

評価する声

  • 成果主義で実力が正当に評価されるという声
  • リモートワークが定着し、案件によっては残業がほぼないという声
  • クライアントは東証プライム上場企業・グローバル企業・官公庁が中心で、働きがいを感じやすいという声

気になる声

  • 非常に縦割りで、部門横断のプロジェクトが少ないという指摘
  • 受注の多くが親会社・日立製作所経由とされ、事業の独立性・積極性に限界があるという声
  • 社員の相互尊重スコアが他項目より低めという傾向

日立コンサルティングって実際、働きやすいの?

クチコミでは「成果主義で実力が正当に評価される」「無駄な残業をしにくい」といった声が多いです(社員クチコミ・傾向)。

就活生

日立グループの子会社って、正直どこまで独立した会社なんですか…?

編集部

クチコミでは受注の多くが親会社・日立製作所経由とされ、事業の独立性には制約があるとの声もあります。「非常に縦割り」という組織面の指摘も見られます。日立グループの信頼と安定を求める人には好相性、独立系コンサルとしての自由度を求める人は面接で実態を確認するのがおすすめです。

沿革

日立コンサルティングのルーツは1990年、日立製作所内に設立された「ビジネスシステム開発センタ」にさかのぼる。2002年7月に日立製作所の子会社として「株式会社エクスペリオ・ソリューションズ・ジャパン」が設立され、2003年に「エクサージュ」へ、2006年4月に現社名「株式会社日立コンサルティング」へと社名を変えた。

同じ2006年10月には、日立製作所のビジネスソリューション事業部を統合し規模を拡大している。就活で混同されやすいのが親会社の「日立製作所」だが、両社は別法人で、日立コンサルティングは非上場の完全子会社、日立製作所は東証プライム上場の総合電機メーカーという違いがある。

採用・選考

日立コンサルティングの選考フロー
締切要確認(最新は公式採用ページで確認)
募集職種・コースコンサルタント(新卒一括採用・全学部全学科対象)。配属は入社3ヶ月後の仮配属を経て、6ヶ月後に本配属が決定する。
勤務地東京本社(千代田区麹町)/名古屋オフィス(採用区分による)。プロジェクトにより出張・駐在あり
選考難易度・特徴就活メディアでは新卒の難易度を「普通〜高い」、出身校は早慶以上が中心でMARCHは少数とする傾向報告がある(非公式・母数非公開)。中途向けには「転職難易度C」との推計もある(非公式)。倍率の公式開示はない。

選考フロー

  1. エントリー(マイページ登録)
  2. 書類提出(エントリーシート)
  3. 適性検査
  4. 個別面接(2〜3回、現場コンサルタントが担当)
  5. 内定

選考で聞かれること

  • なぜコンサル業界を選んだのか

    面接官が見ているポイント

    事業会社ではなく課題解決を生業とするコンサルを選ぶ必然性を、実体験から語れているか

  • 総合コンサルの中でなぜ日立コンサルティングか

    面接官が見ているポイント

    戦略系・外資系・他の総合コンサルとの違いを理解した上で、志望理由に一貫性を持たせられているか

  • 日立グループの一員である魅力は

    面接官が見ているポイント

    親会社・日立製作所の技術力や大規模メーカー支援実績というアセットを、自分の志望動機に具体的に結びつけられているか

  • 入社後どの領域で働きたいか

    面接官が見ているポイント

    幅広い対象業界を理解した上で、志望領域と自身の強みを具体的に接続できているか

  • 夏インターンには参加したか

    面接官が見ているポイント

    インターン経由が本選考の主要ルートとされる同社で、参加有無と得た気づきの深さを見ている

  • コンサル業界への関心理由(ES)

    面接官が見ているポイント

    ES設問。抽象的な憧れでなく、課題解決への高い志向性を実体験から裏付けられているか

  • 日立コンサルティングで何をしたいか(ES)

    面接官が見ているポイント

    ES設問。入社後のキャリアイメージを同社の事業内容と整合させ、具体的に描けているか

  • 旅館の売上が激減、原因と解決策は

    面接官が見ているポイント

    ケース面接の定番出題。論理的思考力に加え、現場での実行可能性まで踏み込んで提案できているか

  • ある業界の市場規模を推定せよ

    面接官が見ているポイント

    フェルミ推定。他ファームより難易度は控えめとされるが、前提設定から結論までの筋道を説明できているか

  • 交通渋滞を解決するには(GD)

    面接官が見ているポイント

    グループディスカッション課題。他者の意見を巻き取りながらチームとして結論を出す協調力があるか

  • 回答に対してさらに突っ込まれたら

    面接官が見ているポイント

    現場のコンサルタントが面接官を務め深掘りが多いのが特徴。一貫した論理とこの企業で働き続ける覚悟を保てるか

  • 学生時代に困難を乗り越えた経験は

    面接官が見ているポイント

    実績の大小より、困難への向き合い方と学習能力を見ている

  • 長所と短所を教えてください

    面接官が見ているポイント

    自己認識の的確さと、短所を仕事上どう補うかまで具体的に語れているか

  • 学業におけるチームでの経験は

    面接官が見ているポイント

    研究・ゼミ等の場での役割発揮を通じ、組織の中での協働姿勢を見ている

  • 参考にしていたリーダーはいるか

    面接官が見ているポイント

    理想とする関わり方を自分の言葉で語れるか、将来のマネジメント適性を見ている

  • 周りから何と言われるか

    面接官が見ているポイント

    他者評価と自己認識のズレの有無を通じ、客観性と素直さを見ている

  • コンサルタントとは何をする仕事だと思うか

    面接官が見ているポイント

    現場のコンサルタントが面接官を務めることが多く、職業理解の解像度の低さは見抜かれやすい。仕事内容を自分の言葉で説明できるか

  • どんなコンサルタントになりたいか

    面接官が見ているポイント

    長期育成の文化を持つ同社で、腰を据えて働き続ける将来像を具体的に描けているか

  • 10年後のキャリアプランは

    面接官が見ているポイント

    短期の成果だけでなく、長期でのキャリア構築への志向性を見ている

  • 最後に何か質問はありますか

    面接官が見ているポイント

    逆質問。企業研究の深さと入社意欲を、質問の切り口から見ている

インターンシップ

時期・形式は年度により変動し、詳細は公式マイページで都度告知される。就活メディアには冬季1日型プログラムがあるとの情報もあるが非公式。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく要確認。

公式採用ページを見る →

日立コンサルティングは「コンサルタント」の単一職種で新卒を採用し、全学部全学科が対象。選考はエントリーシート・適性検査を経て、現場のコンサルタントが面接官を務める複数回の個別面接に進む。面接では回答への深掘り(つっこみ)が多いとされ、一貫した論理と入社への覚悟が問われやすい。

  • 「なぜ日立コンサルティングか」を、実装を担わない上流特化の立ち位置を理解した上で語れるようにしておく
  • ケース面接・フェルミ推定は他ファームより難易度は控えめとされるが、前提設定から結論までの筋道を説明できるようにしておく
  • 「日立コンサルティングの課題・弱点」も問われやすいので、批判ではなく当事者として考えた答えを用意する

よくある質問

日立コンサルティングの年収・初任給はどのくらいですか?

有価証券報告書等による公式の平均年収開示はありませんが、新卒初年度の想定年収は600万円〜(年俸・賞与寸志・福利厚生手当込み・公式)です。社員クチコミでは平均年収約941万円(回答者87名・平均年齢33歳・体験談)という数値もあります。

日立コンサルティングの選考難易度・採用倍率は?

就活メディアでは新卒の難易度を「普通〜高い」、出身校は早慶以上が中心でMARCHは少数とする傾向報告があります(非公式)。倍率の公式開示はありません。

日立コンサルティングと日立製作所の違いは?

日立コンサルティングは日立製作所が100%出資する非上場の完全子会社で、上流のコンサルティングに特化し、システム構築(実装)は日立製作所・グループ企業に引き継ぎます。日立製作所本体(東証プライム上場・総合電機)とは別法人・別採用です。

日立コンサルティングは激務ですか?

社員クチコミでは月平均残業約40〜41時間、有給消化率は約50.2%とされます(体験談)。成果主義で裁量が大きく無駄な残業をしにくいという声がある一方、案件・部署による差もあるようです。

日立コンサルティングのインターンは選考に有利ですか?

インターンの時期・形式は年度により変動し、詳細は公式マイページで都度告知されます。選考直結・優遇の有無は公式に明記がなく、就活メディアの情報は体験談ベースのため要確認です。

基本情報

上場区分非上場(日立製作所100%出資の完全子会社)
グループ株式会社日立製作所の完全子会社(100%出資)。日立製作所とは別法人・別採用
創業・設立1990年2月に日立製作所内「ビジネスシステム開発センタ」として起源/2002年7月に子会社として設立(エクスペリオ・ソリューションズ・ジャパン→2003年エクサージュ)/2006年4月に現社名「日立コンサルティング」へ
本社東京都千代田区麹町二丁目4番地1 麹町大通りビル(11F)。名古屋オフィスもあり(2021年4月開設)
代表者伊藤洋三(代表取締役 取締役社長・2023年4月就任)
資本金24億円
従業員数677名(2026年4月時点)
売上高144.18億円(2025年3月期・決算公告ベース・単体)
事業領域マネジメントコンサルティング/業務コンサルティング/ITコンサルティングの3領域。対象業界は製造・流通・金融・保険・官公庁・運輸・電気・ガス・水・建設など

同業他社と並べて見ると、その会社ならではの強みや立ち位置が浮かび上がります。志望理由づくりの比較材料にどうぞ。

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最終更新: 2026-07-28