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【2026最新】野村総合研究所の就活企業分析|事業・強み・選考対策

野村総合研究所の企業分析サムネイル

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まとめ

日本初の民間総合シンクタンクを源流に持つ、コンサルティングとITソリューションを両輪で提供するNRI。証券バックオフィス「THE STAR」が国内個人証券口座の約5割を握るなど、共同利用型システムの寡占で営業利益率17.6%(2025年3月期)という高収益を誇る。2026年3月期は海外事業の減損で会計上の営業利益が一時急減したが、本業の実力を示す事業利益は1,566億円と過去最高。

基本情報

上場区分東証プライム(証券コード4307)
グループ独立上場企業(野村HDの持分法適用関連会社)。NRIセキュアテクノロジーズ・NRIデジタル等を傘下に持つ
創業・設立1965年に日本初の民間総合シンクタンクを設立/1966年の野村電子計算センターと1988年に合併し現NRIが発足
本社東京都千代田区大手町(大手町フィナンシャルシティ)
代表者柳澤花芽(代表取締役社長・2024年就任。NRI初の女性社長)/此本臣吾(代表取締役会長)
資本金約256億円
従業員数単体7,645名・連結16,679名(2025年3月時点)
売上高連結7,648億円(2025年3月期・IFRS)
事業領域コンサルティング/金融ITソリューション/産業ITソリューション/IT基盤サービス

業界の基礎

一口に「IT業界」と言っても、各社の立ち位置は大きく異なる。

システムを作る「SIer」、戦略を描く「コンサル」、その中間にもさまざまなプレイヤーがいる。

NRIが特異なのは、**コンサルとシステム実装の両方を高い水準で持つ**点だ。

しかも親会社に依存するユーザー系SIerと違い、外販主体の独立企業として営業利益率17.6%という高収益を上げている。

主要プレイヤーを資本系列と上流志向で並べると、NRIの位置が見えてくる。

  • コンサル特化: アクセンチュア(グローバル)、ベイカレント(純コンサル)
  • ユーザー系SIer: SCSK(住友商事系)、CTC(伊藤忠系)
  • シンクタンク系: 野村総合研究所、三菱総研

NRIは「シンクタンク発で、コンサルからシステム実装まで自社完結する独立系」という独自の立ち位置にある。

事業内容

野村総合研究所の事業内容: 金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス、コンサルティング

ビジネスモデル

リサーチ(シンクタンク)→コンサルティング(ナビゲーション)→システム構築・運用(ソリューション)までを一気通貫で提供する「ナビゲーション×ソリューション」モデル。特に証券・資産運用などの金融機関向け共同利用型システムで圧倒的な地位を持つ。

  • 金融ITソリューション

    売上の約半分を占める最大の柱。証券・銀行・保険・資産運用向けの共同利用型システムが中核で、THE STAR(証券バックオフィス)などが安定したストック収益を生む。

    THE START-STAR/TXI-STAR/COREBESTWAY/JJ
  • 産業ITソリューション

    流通・製造・サービス業など産業界向けのシステム構築・コンサル。DX需要を取り込む一方、2026年3月期は海外事業の減損が集中した。

    業種別ソリューションDX支援
  • IT基盤サービス

    データセンター・クラウド・セキュリティなどIT基盤の運用。クラウド需要を背景に二桁増収と利益率改善が続く安定成長領域。

    データセンター運用クラウド基盤NRIセキュア領域
  • コンサルティング

    経営・事業・システムコンサル。日本初の民間シンクタンク「未来創発」を源流に持ち、売上規模は最小ながら営業利益率28%超と高採算・高成長。

    経営コンサルシステムコンサル未来創発リサーチ

NRIのビジネスモデルは「ナビゲーション×ソリューション」と表現される。

リサーチ(シンクタンク)で社会や産業を分析し、コンサルティング(ナビゲーション)で戦略を描き、システム構築・運用(ソリューション)で実装する。

この**上流から下流までの一気通貫**が、他のSIerやコンサルにない強みだ。

事業は4つのセグメントに分かれる。

  1. 金融ITソリューション(売上の約半分): 証券・銀行・保険・資産運用向けのシステム。最大かつ中核の事業。
  2. 産業ITソリューション(約3割): 流通・製造・サービス業向けのシステムとDX支援。
  3. IT基盤サービス(約2割): データセンター・クラウド・セキュリティの運用。安定成長。
  4. コンサルティング(約1割): 売上規模は最小だが、営業利益率28%超と最も高採算。

共同利用型システムという収益の柱

金融ITの強さの核は「共同利用型システム」にある。

複数の証券会社や銀行が一つのシステムを共同で使うモデルで、開発・運用コストを分け合える。NRIにとっては安定したストック収益になり、顧客にとっては乗り換えが難しい。この仕組みが高収益と参入障壁を同時に生んでいる。

この会社の強み

野村総合研究所の強み: 共同利用型システムの寡占ストック収益、コンサル28%という異常な利益率、国内最大級の独立系セキュリティ子会社、ベンダー中立のAI共創モデル、3年で800億円のAI集中投資
  1. 共同利用型システムの寡占ストック収益

    証券バックオフィス「THE STAR」は70社超に導入され、国内個人証券口座の約5割を管理。1974年から続く共同利用型(ASP)モデルで、ITソリューション売上の多くが解約されにくいストック収益という参入障壁を持つ

  2. コンサル28%という異常な利益率

    コンサルティング事業は2025年3月期に売上654億円・営業利益184億円で営業利益率28.1%。高付加価値案件の増加で売上+19%を上回る利益+32%を達成し、上流を押さえる強さを示す

  3. 国内最大級の独立系セキュリティ子会社

    NRIセキュアテクノロジーズ(連結815名)は特権ID管理「Access Check」が10年連続シェア1位、サイバーセキュリティの6分野でもシェア1位。SIの付帯でなく専業として独立した競争力を持つ

  4. ベンダー中立のAI共創モデル

    生成AI支援をAzure・AWS・Google Cloud・Anthropicの4基盤に横展開。国内初のAWS生成AIコンピテンシー取得や国内初のAnthropic認定リセラーとして、特定クラウドに縛られない一気通貫を提供する

  5. 3年で800億円のAI集中投資

    中期経営計画2028でAI関連投資を過去実績181億円から3か年合計800億円へ拡大。2029年3月期に売上9,500億円・営業利益2,000億円・営業利益率約21%を目指す成長戦略を掲げる

「コンサル+SIの両輪」「高利益率」という表向きの説明の一層下に、NRIの本当の強みがある。

① 共同利用型システムの寡占ストック収益

NRIの高収益の正体は、新規受注ではなく共同利用型システムの寡占だ。

証券バックオフィス「THE STAR」は70社超に導入され、**国内個人証券口座の約5割**を管理する。1974年から続くこの共同利用型(ASP)モデルは、解約されにくい保守・進化契約の積み上げで、ITソリューション売上の多くを占めるストック収益を生む。

投信の基準価額を算出する「T-STAR/TX」も国内シェア1位だ。金融インフラのミッションクリティカル領域を握る、模倣困難な堀である。

② コンサル28%という異常な利益率

コンサルティング事業の利益率は驚異的だ。

2025年3月期は売上654億円に対し営業利益184億円、営業利益率28.1%

高付加価値案件の増加で、売上+19%を上回る利益+32%を達成した。上流のコンサルを押さえることで、その先のシステム実装まで自然に取り込める構造が利益率を支えている。

③ 国内最大級の独立系セキュリティ子会社

意外に知られていないのが、サイバーセキュリティの強さだ。

子会社のNRIセキュアテクノロジーズ(連結815名)は、特権ID管理「Access Check」が10年連続シェア1位、サイバーセキュリティの6分野でもシェア1位を持つ。

SIの付帯サービスではなく、専業子会社として独立した競争力を持つのが特徴である。

④ ベンダー中立のAI共創モデル

生成AIの活用でもNRIは独自路線をとる。

生成AI支援をAzure・AWS・Google Cloud・Anthropicの4基盤に横展開し、特定のクラウドにロックインしない「AI共創モデル」を提供する。

国内初のAWS生成AIコンピテンシー取得、国内初のAnthropic認定リセラーとして、ベンダー中立で「コンサル→実装→運用」を一気通貫で支援できる。

⑤ 3年で800億円のAI集中投資

成長への投資も大きい。

中期経営計画2028で、AI関連投資を過去実績181億円から**3か年合計800億円**へ拡大する。

「IT×業務改革」から「AI×企業変革(AX)」へと事業の軸足を移し、2029年3月期に売上9,500億円・営業利益2,000億円・営業利益率約21%を目指す。

業績の推移(売上収益)

6,921億2023/3期7,366億2024/3期7,648億2025/3期8,147億2026/3期
連結売上収益(IFRS・3月期)。売上は5期連続増収。2026年3月期は豪州・北米事業ののれん等減損969億円を計上し会計上の営業利益が一時急減したが、減損を除く「事業利益」は1,566億円と過去最高。実力は事業利益で読むのが妥当で、2027年3月期は営業利益1,750億円へ回復予想。

業績は増収が続いているが、2026年3月期は会計上の利益に注意が必要だ。

決算期売上収益営業利益営業利益率
2024年3月期7,366億円1,204億円16.3%
2025年3月期7,648億円1,349億円17.6%
2026年3月期8,147億円583億円7.2%
2027年3月期(予想)8,500億円1,750億円20.6%

2026年3月期の営業利益が583億円へ急減したのは、豪州・北米事業の**のれん等減損969億円**という一過性要因による。

NRIは減損を除いた「事業利益」を本業の実力指標として開示しており、2026年3月期の事業利益は1,566億円と過去最高だった。

つまり「会計上は減益だが、本業は最高益」という構図で、2027年3月期は営業利益が約3倍の1,750億円へ回復する見込みだ。

海外DXは買収で拡大してきたが、海外事業が減損の主因となった点は、グローバル展開のリスクとして押さえておきたい。

国内の金融IT・コンサルという高収益の本業が揺らいだわけではなく、減損は海外事業に限定された一過性のものである。

競合の中での立ち位置

野村総合研究所 のポジショニングマップ
SIer・ITコンサル業界マップ(2軸で見る)

同じIT業界でも、各社の戦い方は資本系列と上流志向で大きく異なる。

会社直近売上営業利益率タイプNRIとの違い
野村総合研究所7,648億円17.6%シンクタンク発・コンサル+SI金融ITに圧倒的に強く、独立系で高収益
アクセンチュア約10兆円14.7%グローバル・コンサル+実装規模と最先端技術で世界最大級。独立系
ベイカレント1,483億円約34%純コンサル特化実装を持たず上流特化。利益率は最高
SCSK5,960億円11.1%ユーザー系SI住友商事系。SI・サービス中心
CTC7,282億円9.3%ユーザー系SI伊藤忠系。SI・製品販売中心
三菱総研1,215億円6.6%シンクタンク発官公庁向けが厚いが売上の6割がSI

NRIの位置は「コンサル上流寄り×独立系」だ。

ユーザー系のSCSK・CTC(利益率10%前後)より明確に高収益で、純コンサルのベイカレント(34%)より低いが事業規模ははるかに大きい。

「金融ITインフラに圧倒的に厚く、コンサルからSIまで自社完結する独立系」という、他社が真似しにくい独自ポジションにいる。

今後の展望

野村総合研究所の数値目標(2028年度)

ビジョン

NRIグループ中期経営計画2028/Vision2030

2026年4月策定の中期経営計画2028(2026-2028年度)で、2030年のグループ像「経営とテクノロジーの融合で時代を先駆け、デジタル社会資本で世界を変革する存在」を目指す。スローガンは従来のIT×業務改革から「AI×企業変革(AX)」の時代へ。AI関連投資を3年で800億円に拡大し、ROE目標を25%へ引き上げる。

数値目標

売上収益(2028年度)9,500億円
営業利益(2028年度)2,000億円
ROE(2026年度〜)25%水準を維持
AI関連売上(2028年度)3,000億円超

注力施策

  • AIによるビジネス変革(AX)

    顧客のAIネイティブ変革をリードする最重点施策。Anthropicとの協業など、ベンダー中立の生成AI活用で「コンサル→実装→運用」を一気通貫で提供する。

  • デジタルセキュリティの拡充

    NRIセキュアを軸にGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)コンサルを強化。セキュリティ高度人材を約1,200名から2,000名へ拡充する。

  • 社会共創サービスの拡大

    シンクタンクの政策提言力を活かし、社会インフラ型のサービスを拡大。デジタル社会資本で社会課題の解決に貢献する。

  • AI駆動による自社の生産革新

    独自のAI駆動開発モデルを展開してNRI自身の生産性を高め、高利益率をさらに引き上げる。

ロードマップ

  1. 2016

    豪州ASG Groupを約274億円で完全子会社化。海外DX事業の起点

  2. 2021

    米Core BTSを約522億円で子会社化し北米DXを強化

  3. 2022

    株式を1対2に分割(個人投資家層の拡大)

  4. 2025/3期

    売上7

  5. 2026/3期

    豪州・北米で減損969億円を計上。事業利益は過去最高1

  6. 2028年度

    中計2028: 売上9,500億円・営業利益2,000億円・AI関連売上3,000億円超

経営理念とカルチャー

  • コーポレートメッセージ: 「未来創発」(社会のパラダイムシフトを洞察し、新しい価値を創造する)
  • 目指す姿: 経営とテクノロジーの融合で、デジタル社会資本で世界を変革する存在
  • スローガンの転換: 「IT×業務改革」から「AI×企業変革(AX)」へ

日本初の民間シンクタンクを源流に持ち、社会を俯瞰する知的資産と、それを実装する技術力を併せ持つ点がカルチャーの根にある。

クチコミでは、地頭の良い優秀層が集まる実力主義の環境という評価が一貫している。

最近の主要トピック(面接ネタ)

  • 2026年4月: 中期経営計画2028を策定(売上9,500億円・ROE25%・AI関連売上3,000億円超)。
  • 2026年3月期決算: 海外減損969億円で会計上は減益も、事業利益は過去最高1,566億円。
  • 2026年2月: Anthropic認定リセラーとして生成AI事業を拡大。
  • 2024年4月: 柳澤花芽氏がNRI初の女性社長に就任。

こんな人にピッタリ

野村総合研究所が合う人・合わない可能性がある人の早見表

上流のコンサルから大規模システムの実装・運用まで、一社で一気通貫に社会インフラを動かしたい人。

  • 上流のコンサルからシステム実装・運用まで一社で関わりたい

    ナビゲーション×ソリューションを両輪で持つNRIが合う

  • 証券・資産運用など金融インフラのシステムに携わりたい

    THE STARなど共同利用型システムに強いNRIが活きる

  • シンクタンクのブランドと高収益な事業基盤の両方を重視したい

    営業利益率17.6%・未来創発のNRIが向く

  • 上流のコンサルからシステム実装・運用まで一社で一気通貫に関わりたい人
  • 証券・資産運用など金融インフラのミッションクリティカルなシステムに携わりたい人
  • シンクタンクのブランドと高収益な事業基盤の両方を重視する人

一方で、実装を持たない純粋な戦略コンサルで短期に高単価を追いたい人や、グローバル規模で最先端技術の実装を世界で経験したい人には、コンサル特化のファームや外資系グローバルファームの方が合う場合がある。

逆に合わない可能性がある人

志望度を上げる前に、入社後のギャップになりやすい観点も確認しておきたいポイントです。

  • 実装を持たない純粋な戦略コンサルで短期に高単価を追いたい

    SIも手がけるNRIより、コンサル特化のファームの方が合う場合があります。

  • グローバル規模で最先端テクノロジーの実装を世界中で経験したい

    国内の金融ITが主軸のNRIより、外資系のグローバルファームの方が合う場合があります。

  • 配属によらず一定のワークライフバランスを最優先にしたい

    部署・案件により繁忙度に差が出る傾向があり、配属次第で負荷が高まる可能性があります。

求める人物像

  • 未来創発の志を共有できる

    コーポレートメッセージ「未来創発」を共有し、社会を見据えて新しい価値を創造することに貢献したいという志を持つ人。NRIの根幹をなす価値観。

  • 顧客の真のパートナーになれる

    戦略を提案するだけのコンサルや指示通りに作るエンジニアではなく、顧客企業の本当のパートナーとして変革を支え、新しい価値を創出できる人。

  • 挑戦・好奇心・変化への興味

    激動の時代でも変化を楽しみ、好奇心を持って新たな事柄に取り組める人。「挑戦し続ける強い意志」「変化する社会への興味」「深く探求する好奇心」の3つを重視する。

  • 志向と専門性のベストマッチング

    採用ではRealistic Job Preview(RJP)で情報を透明開示し、「志向や価値観の合致」と「専門知識の吸収力・コミュニケーション能力」の2視点でマッチングを確認する。

入社後のキャリアパス

  1. 配属(入社時)

    「キャリアフィールド」(経営コンサル/アプリエンジニア/テクニカルエンジニア等の専門分野)を軸に配属されます。採用時に希望キャリアフィールドを選択する仕組みです。

  2. 若手〜専門性の確立

    OJTを基本に、計画的なジョブアサインと幅広い経験のためのジョブローテーションで育成。各分野で高度専門人材を社内認定する仕組み(7資格・18区分)があり、スキル開発プログラムで専門研修を提供します。

  3. 資格取得・キャリア形成

    情報処理技術者試験・証券アナリスト試験などは会社負担で対策講座を提供し、約100の公的資格で受験料を支援します。「キャリアフィールド(専門領域)」×「キャリアステージ(役割段階)」の2軸でキャリアを形成します。

NRIのキャリアは「キャリアフィールド」という専門分野の選択から始まる。

経営コンサル・アプリケーションエンジニア・テクニカルエンジニアなどの分野を軸に配属され、採用時に希望を選ぶ。

若手はOJTを基本に、計画的なジョブアサインとローテーションで育つ。各分野で高度専門人材を**社内認定する制度(7資格・18区分)**があり、専門性を段階的に高められる。

資格取得支援も手厚く、情報処理技術者試験や証券アナリスト試験は会社負担で対策講座を提供し、約100の公的資格で受験料を支援する。

キャリアは「キャリアフィールド(専門領域)」×「キャリアステージ(役割段階)」の2軸で形成される。年収は若手から高水準で、30歳前後で1,000万円超に届くという声もある(クチコミ・体験談)。

年収・待遇

有価証券報告書の平均年収は株式会社野村総合研究所(単体)の値。クチコミ平均は回答者の平均年齢が若いため公式より低く出る点に注意。出所を分けて整理する(2026年6月時点)。

初任給

修士了・総合職(公式)月給364,500円(住宅手当6万円含む)
大学卒・総合職(公式)月給336,500円(住宅手当6万円含む)
大学卒・エリア総合職(公式)月給316,500円(住宅手当4万円含む)

平均年収(出典別)

公式(有価証券報告書・2025年3月期・単体)約1,322万円(平均年齢39.9歳)。日本トップクラスの水準
OpenWorkクチコミ(体験談)約1,020万円(回答985名・平均年齢32歳。若年回答が多く公式より低め)

年次・役職別の目安

クチコミ年収レンジ(体験談)30歳前後で1,000万円超に到達するという声も(OpenWork)

待遇の特徴

  • 昇給年1回・賞与年2回。住宅手当は初任給に含まれる形で支給される(公式募集要項)
  • 独身寮・各種社会保険・保養所など福利厚生が整う(公式募集要項)
  • 公式の平均年収は2022年3月期1,232万円→2025年3月期1,322万円と上昇傾向

社員のリアルな評判

公式情報だけでは見えにくい、現役・元社員の声から見た実態です(OpenWork・就活会議等の社員クチコミ) 平均年収1,300万円超の高給企業として知られ、OpenWork総合評価は4.45(上位1%)と極めて高い水準です。地頭の良い優秀層が集まる実力主義カルチャーで20代の成長環境が突出する一方、配属・職種により繁忙度のばらつきが大きいのが一貫した傾向です。

月平均残業(公式・全社平均)6.5時間(2024年度)
月平均残業(クチコミ・体験談)約45.5時間(部署差が大きい)
自己都合離職率(公式)3.3%(2024年度)

評価する声

  • 給与水準が高く待遇面の満足度が高い(30歳前後で1,000万円超という声)
  • 地頭の良い優秀な人材が多く、20代の成長環境が高評価という声
  • 性別による評価バイアスが少なく、男女問わずフェアに評価されるという声

気になる声

  • 配属・職種によって繁忙度のばらつきが大きく、激務になる部署もあるという声
  • サービス残業や評価制度の分かりにくさを指摘する声
  • 部署によっては年功的な風土が残り、5年目以降の成長速度を課題に挙げる声

評判は「高給・優秀な環境」への高評価が際立つ。

OpenWork総合評価は4.45(上位1%)で、20代の成長環境(4.6)や待遇面の満足度(4.4)が突出する。

地頭の良い優秀層が集まる実力主義のカルチャーで、性別による評価バイアスが少なくフェアという声も多い。

一方で注意したいのが働き方の二面性だ。

公式の月平均残業は6.5時間・自己都合離職率3.3%(2024年度の全社平均)と「ホワイト」指標を示すが、クチコミでは月45.5時間という体験談もあり、配属・職種によって繁忙度の差が大きい

サービス残業や評価制度の分かりにくさ、部署によっては年功的な風土を課題に挙げる声もある(いずれもクチコミ・傾向)。

なお年収は公式(平均39.9歳で1,322万円)とクチコミ(平均32歳で1,020万円)で、回答者の年齢構成の違いから差が出る点に注意したい。

沿革

NRIのルーツは、性格の異なる2つの会社にある。

1965年、日本で初めての本格的な民間総合シンクタンク「野村総合研究所」(旧NRI)が設立された。

翌1966年には、コンピュータによる計算受託を担う野村電子計算センター(後の野村コンピュータシステム)が設立された。

この**「考える会社」と「作る会社」が1988年に合併**し、現在のNRIが発足した。コンサルとITソリューションの両輪というビジネスモデルは、この出自そのものに由来する。

就活で混同しやすい関係を整理しておく。

  • 野村ホールディングス・野村證券: NRIの筆頭株主は野村HDだが、NRIは持分法適用関連会社で連結子会社ではない。証券業とは業態がまったく異なる別企業。
  • NRIセキュアテクノロジーズ・NRIデジタル: NRIの子会社。

「シンクタンクとSIerの結婚」という稀有な成り立ちが、コンサルからシステムまでを一気通貫する今のNRIをつくった。

採用・選考

野村総合研究所の選考フロー
締切27卒の本選考は職種別にエントリー受付(経営コンサルは2月中旬、その他職種は3月上旬締切の年度実績)。年表記のない公式記載のため、最新の確定日は要確認(公式採用サイトで確認)。
募集職種・コース総合職(経営コンサルタント/アプリケーションエンジニア/テクニカルエンジニア/セキュリティスペシャリスト/経理スペシャリスト等のキャリアフィールド制)と、エリア総合職(札幌・福岡のシステムエンジニア)。
勤務地総合職は国内事業所・海外拠点。エリア総合職は札幌(NRI札幌開発センター)または福岡(NRI福岡開発センター)から選択。
選考難易度・特徴東大・京大・早慶など難関大が中心の超人気・高難易度企業。倍率は就活メディアの推計で数十〜100倍とされる(非公式・参考値)。2025年度の採用大学は早稲田・慶應・東大・京大などが上位で、地方国立やMARCHからの実績もある(就活メディア・傾向)。

採用人数の推移

2022年約399名
2023年約466名
2024年約504名
2025年約503名

選考フロー

  1. 新規登録・エントリー(ES提出+適性検査)
  2. 書類選考(ES+適性検査結果で審査)
  3. 面接(書類内容の深掘り・マッチング確認・複数回)
  4. 内定

ES・自己分析でよく問われること

  • 学生時代に打ち込んだこと(動機の深掘り)
  • 強み・弱み
  • 志望動機/なぜその職種でなければならないか(技術職は学業内容も)

面接で聞かれた質問例

  • 3分間の自己紹介とガクチカの動機・プロセス(成果より考え方を重視)
  • なぜその職種か(企業理解の深さを問う)
  • コンサル職はフェルミ推定・ケース問題、技術職は学業内容・論理性

インターンシップ

経営戦略コンサルティング・ITソリューション・DX/セキュリティエキスパートなどのコースがある。早期選考案内やメンター付き選考などの優遇があるが、参加だけでなくインターン中の評価が条件で、選考は難関として知られる(過去傾向・最新は要確認)。

公式採用ページを見る →

採用はキャリアフィールド(職種)別で、東大・京大・早慶など難関大が集まる超人気企業だ。インターン経由が実質的な本選考ルートになっている点が特徴的である。

選考はES+適性検査→書類選考→複数回の面接が基本フローだ(過去傾向・最新は要確認)。

対策の要点は3つある。

  • 「なぜその職種か」を深く語る。NRIは職種別採用のため、経営コンサル・アプリエンジニア・テクニカルエンジニアのどれを志望し、なぜそれでなければならないかを企業理解とともに語れることが重視される。
  • ガクチカは成果より「考え方」。面接では結果よりも、課題への向き合い方・動機・プロセスを深掘りされる傾向がある。
  • コンサル職はケース・フェルミ推定に備える。論理的思考力を問う設問が出るため、構造化して考える練習をしておく。

締切・選考フローの最新は公式採用サイト(working.nri.co.jp)で要確認。難関で知られるインターンは早期選考につながるため、参加価値が高い。

よくある質問

野村総合研究所(NRI)の年収・初任給は?

有価証券報告書の平均年収は約1,322万円(2025年3月期・単体・平均年齢39.9歳)で日本トップクラスです。社員クチコミ平均は約1,020万円(回答者の平均年齢32歳と若いため公式より低め・体験談)です。初任給は大学卒の総合職で月給336,500円(住宅手当6万円含む・公式)と高水準です。

NRIの就職難易度・採用大学は?

東大・京大・早慶など難関大が中心の超人気・高難易度企業です。倍率は就活メディアの推計で数十〜100倍とされます(非公式・参考値)。2025年度の採用大学は早稲田・慶應・東大・京大などが上位ですが、地方国立やMARCHからの採用実績もあります(就活メディア・傾向)。

NRIは激務?評判は?

公式の月平均残業は6.5時間・自己都合離職率3.3%(2024年度の全社平均)ですが、社員クチコミでは月45.5時間という体験談もあり、配属・職種による繁忙度の差が大きいのが特徴です。OpenWork総合評価は4.45(上位1%)と高く、20代の成長環境や待遇への評価が高い一方、サービス残業を指摘する声もあります(体験談)。

NRIと野村證券・野村ホールディングスの関係は?

NRIは東証プライムに独立して上場するIT・コンサル企業で、野村ホールディングスは筆頭株主ですが持分法適用関連会社であり連結子会社ではありません。証券業の野村證券とは業態がまったく異なる別企業です。

NRIのインターンは選考に有利?

経営戦略コンサルティングやITソリューションなどのコースがあり、早期選考案内やメンター付き選考などの優遇があります。ただし参加するだけでなくインターン中の評価が条件で、選考自体が難関として知られます。本選考の実質的なルートになっているため参加価値は高いです(過去傾向・最新は要確認)。

最終更新: 2026-06-13